リニア建設 環境影響評価法の不備を正せ <東京新聞>
2023年11月23日<社説>リニア建設アセス法の不備を正せ(東京新聞・社説)リニア中央新幹線の静岡工区を巡り、国土交通省の有識者会議は近く、JR東海の環境保全策を評価し、工事が南アルプスの貴重な動植物に与える影響は最小化できるとする報告書をまとめる。懸案だった「水」に続き「生態系」でも着工に向けたハードルをクリアしつつあると言えるが、静岡県側は反発している。環境影響評価(アセスメント)法の見直し議論にも関連しよう。国は2011年にJRを営業・建設主体に指名し、環境アセス法の手続きを開始。沿線首長や環境相の意見提出を経て、国交相は14年10月に着工を認可した。認可後も、静岡県は大量のトンネル湧水を懸念し、JRと協議を続けた。膠着状況を打開しようと国交省が立ち上げた有識者会議は21年、JRの水対策にお墨付き...リニア建設環境影響評価法の不備を正せ<東京新聞>
2023/11/30 10:00