大分護国神社の警察墓地に「山室五郎」の墓
もう10年ほど前になるか、虚無僧で国東半島を旅し、大分の護国神社に向かった。大分護国神社の敷地内には、西南戦争で亡くなった軍人と警察隊の墓地がある。神社に墓地とは珍しい。上=軍人墓地下=警察隊墓地「軍人墓地」は、神社の駐車場わきで、すぐわかったが、「警察官隊墓地」は斜面の下の、木々が鬱蒼と茂っている中だった。104基の、高さ90cmほどの石塔が整然と並ぶ。お参りに来る人も無く、ひっそりと佇む小さな墓碑に、涙がどっとあふれ出た。正面に横一列、ひときわ大きな墓は「警部」クラス。一番左が、旧会津士「佐川官兵衛」の墓だった。佐川官兵衛は、会津戦争で活躍、「鬼官兵衛」とあだ名された。その武勇を買われて、西南戦争で「警察隊の一等大警部」に採用され、旧会津藩士300名を率いて参戦した。私の母方の曹祖父の兄「山室五郎」の...大分護国神社の警察墓地に「山室五郎」の墓
2022/11/29 20:37