「丸出だめ夫」「これでいいのだぁ」
漫画家の「森田拳次」さん。だめロボット「ボロット」のギャグ漫画『丸出だめ夫』の作者。終戦の時6歳。満州奉天にいた。翌年、引き揚げ船に乗って帰国するまで大変な苦労をしている。しかし「あんまり辛いことがあると、どっかで切れちゃって。暗い漫画を描いていたらきりがない。明るい方向を向こう」と、笑いあり涙ありのギャグ漫画を描いた。同じ引揚げ体験者の「赤塚不二夫」も、帰郷してすぐ、妹が餓死した。その時、『かあちゃん、よかったね。かわいいときに死んで。これから先は苦労しないから』と言ったとか。「バカボンのパパ」の名セリフ「これでいいのだぁ」は、満州の言葉で「没法子(メーファーズ)」。満州育ちの人間は、何があっても受け入れて「しょうがねぇや」になっちゃうと。「赤塚不二夫」らと「中国引揚げ漫画家の会」を立ち上げ、南京の「南京大虐...「丸出だめ夫」「これでいいのだぁ」
2021/08/27 20:05