ついに明かされた「泰西王侯騎馬図」の謎
実践倫理宏正会の会誌『倫風』5月号のグラビアに「泰西王侯騎馬図」が載っていました。もうビックリ仰天です。この屏風絵は会津鶴ヶ城にあったもので、現在は東京のサントリー美術館と神戸市立博物館に別れて展示されているものです。美術史家で筑波大学教授の「守屋正彦」氏の解説には「キリシタン大名の蒲生氏郷が会津に伝えた」とあります。西洋風の絵であり、蒲生氏郷はキリシタン大名であったことから、短絡的にそのような説が出回っていましたが、現代では否定されています。蒲生氏郷は、戦国時代から安土桃山時代にかけての武将。初め近江日野城主、次に伊勢松阪城主、最後に陸奥黒川城主。黒川を「会津若松」、城を「鶴ヶ城」と命名する。高山右近と親しく、キリシタンとなる。洗礼名はレオン(またはレオ)。この屏風絵は、長崎にあったイエズス会の神学校セミナリ...ついに明かされた「泰西王侯騎馬図」の謎
2021/05/31 22:02