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鬱セレブ
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2007/04/10

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  • 仏の道うとからぬ

    人類の進歩とは文明の創造であり、文明の創造とは利便性の追求であり、利便性の追求とは時間の短縮であるならば、人類の進歩による人類に残された時間の短縮を必然と捉える。「環境」に対して人類は「内」にいるのか「外」にいるのか。限りなく無責任に環境の

  • 心に忘れず

    忙しく働く。しかし、「忙しさの質」が低い。質の低い忙しさに振り回される己に腹が立つ。忙しさの質は己の質か。忙しさの質の向上が、己の質の向上か。質の低い忙しさに質の低い労働。質が低い故に助けを求めるのも躊躇う。

  • 後の世の事

    「過去の自分」の「未来の自分」が「現在の自分」。「未来の自分」の「過去の自分」が「現在の自分」。「過去の自分」を信頼出来ず、「未来の自分」に顔向け出来ない「現在の自分」。「過去の自分」を恨み、「未来の自分」に土下座する「現在の自分」。「全て

  • あらまほしかるべきわざなれ

    「ある日、ある結婚式でのスピーチ」○○さん、△△さん、ご結婚おめでとうございます。ただいまご紹介に預かりました□□と申します。私と○○さんとは、小学校時代からの幼馴染であり、私が小学校四年生の時に転校してきてからですから、十数年の付き合いに

  • 女にたやすからず思われんこそ

    人生において一つの物事に本気で取り組んだことが無い。物事に全身全霊で100%の力を注ぎ込んだことが無い。100%の力を注ぎ込む労力と対価を比較して割に合わないと判断する。70〜80%の力しか出さず、余力を残す。その中での最良な結果を得ようと

  • ひたすらたはれたる方にはあらで

    散々煽られ、自分で自分を制御出来ない状況にまで祭り上げられる。当初は環境の変化に戸惑うも、いずれそれが当たり前となる。賛否両論あれど、甘い汁を吸おうと集まる輩の賛辞に酔いしれ、批判は僻みにしか聞こえない。自分の立っている場所が如何に危うい場

  • さるは、独り寝がちに

    日本の「スキンケア市場」は、世界的にみても大きな市場である。中でも「ホワイトニング用化粧品」は、日本市場の売上げが、その他の国の合計の売上げを上回る。単純に考えれば、白色人種よりも有色人種の方がホワイトニングに関心があるのは納得できる。更に

  • 心の暇なく

    大人になってから、小学校に行ってみると思い描いていたイメージよりも小さくて、驚くことがある。「身体的な成長」を実感する瞬間だ。同じように小・中学生時代に衝撃を受けた映画や小説等を見直しても何も感じないことがある。「精神的な成長」を実感する瞬

  • 世の謗りをつゝむに

    「望まずとも手に入る孤独」を好む。孤独を好む振りをする。その癖、時折、寂しさに耐えかねて、若しくは自分の機嫌の良し悪しで猫なで声で近寄ってくる。まさに野良猫と同等。外見に可愛げがなければ、それ以下。 孤独を気取る前に鏡を見ろ。それでも孤独を

  • 親の諫め

    「今、幸せか幸せではないか」が簡単にわかる方法がある。「一万円貰ったら何をするか」と考えたとき、使い道が多ければ多いほど、満ち足りている。「一億円貰ったら何をするか」と考えたとき、使い道が多ければ多いほど、満ち足りていない。

  • 所定めずまどひ歩き

    人間を20年以上やっていても感情をコントロールすることは難しい。相変わらず些細なことで一喜一憂する。感情の起伏を表に出さない術ばかり向上し、逆に事態を悪化させている。希望を抱かなければ、落胆することもないと知りながら、つまらない希望を抱く。

  • ものぐるほしけれ

    朝のラッシュ時に、アルバイトの駅員が、得意気にアナウンスや指差し確認している姿を見ると無性にイライラする。こういう人間の本能的な差別意識が、いじめ問題に起因するのだろうか。

  • 一の人の

    人間が生きていく上で、「馬鹿になるスイッチ」を入れられるか、入れられないかは非常に重要だ。仕事においても、私生活においても馬鹿にならなければならない場面は多い。時として馬鹿になることが、人生において如何に有益であるかは、年齢を重ねるごとに痛

  • 御有様はさらなり

    「スキルアップ」という言葉が叫ばれてから随分経つ。女性を中心に依然としてその意識は高い。頻繁に資格取得支援ビジネスのテレビCMが流れているのを見てもそれは良くわかる。しかし、裏を返せば資格取得支援ビジネスが、儲かる商売であり、我々の意識を煽

  • なるままに

    あるアンケートの結果によれば、サラリーマンの6割が天変地異を望んでいるらしい。全く信じられない話だ。4割はいったい何を考えているんだ。

  • 書きつくれば

    あるインタビューで、北野武は、「映画において愛を描くには、それと同量の暴力を描く必要がある」「50の暴力は50の愛となり、振れ幅は同量だ」と述べていた。確かに世の中のほとんどの事象が相対的に成り立っており、絶対的なものなどほとんど無い。幸福

  • 玉の巵の当なき心地ぞすべき

    「嫌い・不味い・つまらない」といった否定的な感情を口に出す場合、「肯定的な反対語の打消し」「好きではない・美味しくはない・楽しくはない」に変換すると意味は同じでも受け手の印象は比較的に良くなる。なぜなら、そうすることで、「どちらでもない曖昧

  • 末葉まで

    各テレビ局女子アナタイプ分け� テレビ朝日…文系・学級委員・控えめタイプ� フジテレビ…学校の人気者・上昇志向タイプ� 日本テレビ…田舎の美人・おじさんキラータイプ� TBS…お嬢様・大学デビュータイプ� NHK…キャリアウーマン・フェミニ

  • いとさうざうしく

    人には「義務と権利」がある。義務の対価が権利ではない。しかし、「果たすべき義務」と「許されるべき権利」を一つずつ相殺していくことが出来るとすれば、最後に何が残るか。最後に残る一つを義務と捉えるか、権利と捉えるか。義務と捉えるのは虚し過ぎる。

  • いでや

    「お前って、こういう人間だよな」と言い切る人がいる。他人を完全に理解できると思っている人がいる。他人の全てを理解することはできない。自分の全てを理解することすらできない。「人間は多面体」だ。相手によって、いくつかの面を見せながら接している。

  • 色好まざらん男は

    「弱さの肯定」は人生相談における常套手段だ。「無理しなくて良い」「頑張らなくて良い」「そのままで良い」「休めば良い」「逃げても良い」嘘を吐くな。良い訳が無い。「無理して、頑張れ」「そのままでは駄目だ」「休まず、逃げるな」

  • 万にいみじくとも

    「人生で最も幸福な出来事」を三つ挙げる。「人生で最も不幸な出来事」を三つ挙げる。不幸な出来事の方が挙げ易い。人生において幸福と不幸は、プラスマイナスゼロにならない。世の中の幸福と不幸が同量であっても、一人一人の幸福と不幸は同量ではない。ただ

  • よしとすとこそ侍れ

    「テレビで見かけたらすぐにチャンネルを変える 男性有名人ランキング 最新版」1位 林家正蔵 5年連続TOP!2位 亀田史郎3位 福沢朗4位 中西哲生5位 赤西仁(KAT-TUN)6位 丸山和也7位 松岡昌宏(TOKIO)8位 朝青龍9位

  • おろそかなるをもって

    物事を選択するとき、「減点法による消去法」を用いることが多い。悪い点の多い選択肢から切り捨てていき、残った最も悪い点の少ない選択肢を選ぶ。この方法を用いると確かに選択は容易になる。それと同時に「仕方なく選んだ」というスタンスが取れるため、選

  • おほやけの奉り物は

    「存在」は「他者の認識」により成立する。実際に存在しても他者が認めなければ存在せず、実際は存在しなくても他者が認めれば存在する。存在するには最低一人以上の他者の認識が必要となり、その他者も存在を認めてくれる他者が必要となる。つまり、三人以上

  • 書かせ給へるにも

    「すみません」を口癖にしてしまうことは、最も手っ取り早い危機回避法だ。学校や会社で使用すると、相手から下に見られるのでお勧めしないが、「知能と反比例して腕力が発達している人間」が多く生息しているような場に行かざるを得ない時、効果を発揮する。

  • 順徳院の、禁中の事ども

    「ありのままの自分」「素直な自分」「本当の自分」耳障りの良いそれらの自分は、「相手に気を使わない身勝手な自分」ということではないのか。「本当の自分」でいることで、周囲の人間に気を使わせるくらいなら、「偽りの自分」の方が良い。

  • とぞ、九条殿の遺誡にも侍る

    「ブランドエコバック」とやらが人気らしい。限定物ということもあって、客が暴徒化する事態にまで発展した。店側にとってこれ程、迷惑なことはない。店側のエコバックの販売目的は、「環境意識の喚起」と「ブランドイメージの向上」であり、極端な話、メディ

  • 美麗を求むる事なかれ

    天性の才能は数あれど、「人をイライラさせる才能」もその一つだろう。囲碁や将棋には「定石・定跡」といわれる一般的な指し手がある。同様に日常生活においても人の言動には定石が存在する。そして、多くの人は余程のことがない限りその定石に則って行動する

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