JAZZを聞きに東京へ9
ビルの階段をのぼり、社の扉を開け、受付に行くと、女子社員(編集者?)の方が、怪訝な顔で出てきてくれた。ジャージパンツにマウンテンパーカーを羽織った30代の男。どこをどう見ても、会社の雰囲気ではない。急に気後れしつつも「関西から自転車できました。吉祥寺に行きたいので、道を教えてくださいませんか」と告げると、「お待ちください」と言い、彼女は奥に引っ込んだ。しばらくして、ツイードのジャケットを着た中年の男性が出てきた。スッと名刺を出され拝見すると、「ギョエッ!編集長さんやん!」。ビビリまくりながら「あの三ジャズ喫茶に行きたいんです」というような話(このあたり何を言ったかはっきり覚えていない)をすると、A4の紙に、説明しながら地図を書いてくれた。JAZZを聞きに東京へ9
2017/08/28 18:54