作品No.1438

作品No.1438

■六十路一年は過ぎ去り一念は続く十年はひとむかし執念のひとふかし少しずつでいい客観後退でも主観でいい一歩ずつでいい沈みいく日輪明日の日の出 信じながら欠けゆく月影そんな日常の境界線上で饒舌な多弁でなく寡黙な沈黙でいいまだ 書き込まれぬ原稿用紙がいい作品No.