時空の旅に出る㉝
砂場から離れ、公園の中央付近まで来てふと思った。まだ公園に来てから30分も経っていない。このまま戻ったら、由美子が変に思うかもしれない。それに、尚人も俯いたままじっと私の手を握っている。こんな状態で家に帰すわけにはいかない…。私が立ち止まって、どうしたものかと考えあぐねていると、「ミカ、鉄棒!」そう言って尚人が走り出した。行ってみると、鉄棒がズラリと横に広がっており、端から段々と高くなっている。尚人...
2025/07/02 23:00
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