唯一無二、野鳥オタクによる中米コスタリカのネイチャーブログへようこそ!野鳥(掲載種600+α)、探鳥事情、蝶、野生蘭、文化、環境問題などに関する配信をしています。
花鳥風月(第38回)お願いだから、「蘭の聖域」を汚さないで!(後編)
前回の続きです。早朝は肌寒く、上着が必須です。蘭の紹介を続けます。ラテン名: Lepanthes chameleonミリ単位が普通サイズのレパンセス属としては大型で、花の大きさは3cmを超えます。ラテン名: Camaridium tigrinumラテン名: Camaridium paleatumカマリディウム属が2種開花していました。この属が豊富なエリアです。開花していませんでしたが、固有種のCamaridium adolphiの大きな株が、たくさん着生していました。蘭の観察、...
花鳥風月(第37回)お願いだから、「蘭の聖域」を汚さないで!(前編)
標高1,500m前後のエリアは、熱帯雲霧林と呼ばれています。「世界で最も美しい鳥」と形容される、カザリキヌバネドリ(ケツァール)が生息していることで有名です。そのため多くの観光客、地元民が訪問します。標高2,500m前後には、樫林が広がっています。標高3,000mを超えると木が矮小化し、パラモというエリアになります。ここで観察できる野鳥が数種いるため、一部の熱心なバーダーが訪問します。登山が好きな方も同様です。今回...
ハイガシラヒメシャクケイ 狩猟の対象なのに、個体数が増加しています!&我が家の猫画像
「今週の野鳥」、第17回です。2006年にデジスコ撮影しました。地味な鳥ですが、背景が綺麗にボケて、お気に入りの1枚です。デジスコって何?違法ハンティングの取り締まりが厳しくなったのか、個体数が増えています。図鑑の表記でも第1版ではfairly uncommonでしたが、第2版ではfairly commonになっています。森林の質を問わないタイプなので、今後も増加していくと思います。5月に撮影した画像です。妻と息子がモノポリーを始めよ...
アカスズメフクロウ 雀サイズのフクロウに、息子は魅了されたようです!
全長15cmほどしかありません。夜行性の印象が強いフクロウですが、アカスズメフクロウは早朝、夕方でも活動します。去年の年始に息子が撮影しました。息子にとって初見、初撮影でした。それまでは大型、中型のフクロウしか見ていなかったので、その小さな姿に感激したようです。「ソー、キュート!」と何度も繰り返していました。←息子は日本語が話せません。妻は米人で、家庭では英語です。同エリアに3羽いたので(声で確認)、全...
オウゴンサファイアハチドリ レックを形成する個性派です!&我が家の猫画像
「今週の野鳥」、第16回です。2005年に、デジスコ撮影しました。デジスコって何?レック(オスの集団求愛場)を形成し、お気に入りの枝で鳴き続けます。赤い嘴が目を引きますが、喉元の青、尾羽の金は黒く潰れて見えることが多いです。過去にアップしたオウゴンサファイアハチドリ(尾羽が金色に見える?)5月に撮影した画像です。私のクローゼットの中で、まったりしています。服以外に日々必要な小物が入っているので、常に開け...
ラテン名: Nidema boothiiこんな感じで、咲いていました。2枚目の画像のように、牧草地やプランテーションに残された低木、杭などに着生しています。私にとって、思い出深い蘭です。なぜなら初めて芳香で、その存在を知ることができたからです。車で移動中に、香水のような匂いがしました。すると、視界に数百の白い花が見えました。牧草地の低木に着生した、Nidema boothiiの群生でした(逆光で群生は撮影できず)。唇弁に赤の縦...
コスタリカルリカザリドリ、ソライロカザリドリ 息を呑むほどの美しさです!
コスタリカルリカザリドリ「今週の野鳥」、第16回です。2011年に、デジスコ撮影しました。デジスコって何?タイトル通り、とにかく美しい鳥です。ターコイズブルーに、紫という配色も凄いです。カザリドリの典型で、高い場所にいることがほとんどです。大きく鮮明に撮影するには、5,000mmくらいのレンズが欲しいところです。(゚∀゚)和名にコスタリカとありますが、固有種ではありません(パナマ西部にも生息)。ソライロカザリドリ20...
ニジイロシジミタテハ属、ラテン名: Ancyluris inca inca 英名: Inca Metalmark メスです。オスの裏翅は金属光沢があります。表翅は青、橙色の面積が小さく、メスの方が鮮やかに見えます。オスは飛んでいる姿しか見たことありません。この花は特にシジミタテハに好まれ、過去に同エリアで複数の美麗種を撮影しています。シジミタテハの仲間は葉裏に隠れていることが多く、観察が難しい種がほとんどです。過去にアップした...
ウロコジアリドリ 珍鳥なのに、息子の反応が冷静すぎました!&我が家の猫画像
ジアリドリは潜伏性が強く、「声は聞こえど、姿は見えず」の典型です。運が良ければ早朝や夕方に、ピョン、ピョン跳ねて茂みから出て来ます。薄暗い場所を好むので、撮影は困難です。比較的容易に観察できる種も存在するので、ウロコジアリドリは個体数が少ないのだと思います。事実、他国でも珍鳥扱いです。ある日、息子と散策中に撮影チャンスがありました。とは言うものの、光量の乏しい林床にいる、地味な被写体です。私のカメ...
「世界最強の猛禽」オウギワシが、5年ぶりにコスタリカで観察されました!
先月21日、オウギワシが国内で観察されました。世界のバーダーの憧れ、究極の珍鳥です。観察者は10名で、バーダーは2名、残りは普通の観光客だったとか!なんとも皮肉な・・・・。2017年以来の記録で、ニュースでも報道されたようです。国内での営巣記録はなくなり、数年に1度、隣国ニカラグア、パナマに生息するであろう個体が国境を越えて記録されます。今回はニカラグアとの国境沿いでした。観察されたエリアの北部には、ニカラ...
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