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さわやか易 https://blog.goo.ne.jp/kanouyuukougoo

易は難しい、易は解らないと挫折した方に、「さわやか易・講座」で解ったと言ってもらえれば幸いです。(猶興)

さわやか易
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2024/06/17

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  • ドラマで振り返る序卦伝・下経三十四卦(その2)

    一方、怪我も回復し、会社に復帰していた亨は、文化部に所属し、忙しい毎日を送っていた。仕事が拡張し、飽和状態になっていた。「沢天夬」である。上層部と相談の上、一部の事業を独立させることになり、「スポーツ・サロン」を立ち上げ、亨は責任者になった。「天風姤」女優のA子さんがコマーシャルに起用され、話題になった。「沢地萃」予想以上に人が集まる新しい社交の場として定着する。芸能人や財界人などが会員になる。「地風升」次第に会員も増え、事業としても順調に進展する。亨は役員に昇格し、主な都市に支店を設けるようになった。裕福な会員が多かったため、秘かに会員を狙ってスポーツ賭博の勧誘をする者が出てきた。「沢水困」徐々にスポーツ賭博が浸透し始め、困った問題になった。スポーツ賭博は違法行為である。責任者の亨は日々対策に悩むことに...ドラマで振り返る序卦伝・下経三十四卦(その2)

  • ドラマで振り返る序卦伝・下経三十四卦

    序卦伝・上経と同様に下経の三十四卦もドラマで振り返ってみよう。下経の方が少し長く、複雑でもあるので、3回に分けてドラマにしてみようと思う。今回の主人公は夫婦となる亨(とおる)と利子の男女である。「沢山咸」は男女恋愛の卦。イギリスに留学中の利子は日本の大学とのラグビーの親善試合に来ていた亨と出会う。亨の一目惚れだった。2年後に、二人は結婚する。「雷風恒」の結婚生活は順調で、2人の子供にも恵まれる。商社に務める亨は30歳の時、単身でアフリカのザンビアへ長期出張をする。滞在は1年に及んだが、期待以上の成果を納める。亨にとっては異国での生活が、「天山遯」であり、「雷天大壮」新たな気力と自信に満ちて帰国する。それからの亨は会社からの期待にも応え、スピード出世、「火地晋」一躍注目される社員になった。ところが、ある日搭...ドラマで振り返る序卦伝・下経三十四卦

  • 序卦伝(32)水火既済と火水未済

    「物に過ぐる有る者は必ず済(な)る、故に之を受くるに既済を以てす。」既済とは既に成る。なそうとすることが成就することである。人よりも少し過ぎた才能や能力を発揮して取り組んだ仕事が完成したのである。誠にめでたい卦と言える。相撲取りであれば、横綱になった。サラリーマンなら社長になった。それ以上、上はないトップに上り詰めたとも言える。卦の形は、上に水、下に火。うまく調和している。この卦は、陽爻は奇数の位置、陰爻は偶数の位置にあり、全てが正しい位置にある。会社で言えば、全ての社員が適材適所に配置されている完璧な人事とも言える。家庭であれば、父、母、兄弟姉妹、それぞれの役割を見事に受け持ちバランスが取れ、理想的な家庭を表す。「物は極(きわ)まる可からざるなり、故に之を受くるに未済を以てして終(お)ふ。」未済は未完成...序卦伝(32)水火既済と火水未済

  • 序卦伝(31)風沢中孚と雷山小過

    「節して而して之を信ず、故に之を受くるに中孚(ちゅうふ)を以てす。」中孚とは誠心誠意という意味である。波乱万丈の人生を送った者が、最後に悟ったことは、誠実に生きることが一番であるということだった。大成功も経験し、大失敗も経験して、ようやくにしてたどり着いた結論である。誠実に生きるならば、人も信頼を寄せてくれる。それ以上の生き方はない。卦の形は、真ん中が陰爻であり、上下の外側が陽爻になっている。そこで、鳥が一心に卵を温めている姿とも見る。両手を合わせている形とも見る。いづれにしても、心一つを信じ、心のままに生きることである。「其(その)信有る者は必ず之を行ふ、故に之を受くるに小過を以てす。」誠実な生き方をする者は、人からも信頼される。商売をする者であれば、大儲けはしなくとも、ほどほどには儲けることが出来る。...序卦伝(31)風沢中孚と雷山小過

  • 序卦伝(30)風水渙と水沢節

    「説(よろこ)びて而して後に之を散らす、故に之を受くるに渙を以てす。渙とは離るるなり。」大いに喜ぶ時は、何もかも忘れる。過去に嫌なことがあったとしても、すっかり忘れ、気を晴らすことが出来る。「渙とは離るるなり。」大いに散ずること、飛び散ることでもある。散財するということもあるだろう。時にはケチケチせず、思い切って、散財したいものである。良いことでもあるが、気を散らして大事なことを失うことにも繋がる。そうなっては、困ったことである。思い切って、散財したのは良いが、後で頭を抱えるほど後悔することもあるだろう。ギャンブルでそれこそ、人生を棒に振る人もいるだろう。「物は以て離るるに終る可からず、故に之を受くるに節を以てす。」気が緩んで、散財し過ぎた人、うっかり失言してしまった人、守るべき規則を破ってしまった人、飲...序卦伝(30)風水渙と水沢節

  • 序卦伝(29)巽為風と兌為沢

    序卦伝は六十四卦の配列を説いているものだが、下経は実に現実的なドラマのような配列になっている。特に「雷火豊」、「火山旅」、「巽為風」あたりは、実に面白いし、頭が下がる。「旅にして容(い)るる所無し、故に之を受くるに巽(そん)を以てす。巽とは入るなり。」国を追われ、家を追われて、放浪の旅に出た者は、どこか自分を受け入れてくれる場所を求めて歩く。以前のように、威張っていられる立場ではない。そこで、放浪の旅人は、身を低くして、ヘリ下った態度で頭を下げている。そうすると、同情を寄せてくれる人もいて、どうにか受け入れて貰えた。卦の形は、巽(風)が上下に重なったもので、巽(風)の性質がそのまま発揮されている。巽(風)は従順、素直、ヘリ下るである。「郷に入っては郷に従え」が最も出来るのは、巽(風)である。風は、ちょっと...序卦伝(29)巽為風と兌為沢

  • 序卦伝(28)雷火豊と火山旅

    「其の帰(き)する所を得る者は必ず大なり。故に之を受くるに豊を以てす。豊とは大なるなり。」落ち着く所に落ち着くのが、「雷沢帰妹」であった。人は落ち着く所に落ち着くと、運が向いて来る。実力が発揮できる。そうすると、段々と盛んになり、大きく羽ばたくことになる。豊かにして大きい卦が「雷火豊」である。卦の形は、上が活動の雷、下が燃え上がる火である。大変景気よく盛大な様を表している。確かに「豊」は盛大である。しかし、活動と燃える火では、長くは続かないだろうという心配も起きて来る。物は燃えれば、やがて燃え尽きるものだからである。人生も盛大な時代がいつまでも続くものではない。「大を窮(きわ)むる物は必ず其の居る所を失ふ、故に之を受くるに旅を以てす。」盛んなる者は、必ず衰える。豊かさの頂点にいる者は、やがてその場所を追わ...序卦伝(28)雷火豊と火山旅

  • 序卦伝(27)風山漸と雷沢帰妹

    「物は以て止(とど)まるに終る可からず、故に之を受くるに漸を以てす。漸とは進むなり。」進んだり止まったりしながらも進んでいくのが私たちの世界である。漸は進むではあるが、漸次に進む。つまり、ゆっくりと前に進むことである。卦の形は、山の上に木があることであるが、山の上は気が育つには条件が良くはない。だから、ゆっくりと着実に大きくなるのである。又、この卦は、男女関係にも例えられている。上は長女、下は少男であるが、男が結婚を申し込む時に、順序を踏んで、ゆっくりと着実に進むことを表している。両親との顔合わせ、結納、親族への挨拶、などと男女が結婚するには様々な手続きがある。焦ることなく、着実にそれらの手続きをして、結婚に至ることを意味している。易ではスピードよりも、「漸」であることが尊ばれている。「進めば必ず帰(き)...序卦伝(27)風山漸と雷沢帰妹

  • 序卦伝(26)震為雷と艮為山

    「器を主(つかさど)る者は長子に若(し)くは莫(な)し、故に之を受くるに震を以てす。震とは動くなり。」王位の象徴である鼎を受け継ぐものは王の長男である皇太子であるべきである。長男は易では震(雷)であるので、ここに震(雷)が来る。震(雷)の性質は動く、活動である。革命の後は、年老いた王ではなく、新しい天下は若く新しい王が活動を始めるのに相応しい。活動に次ぐ活動で、新時代を築いてもらいたい。「物は以て動くに終る可からず、之に止(とど)まる、故に之を受くるに艮を以てす。艮とは止まるなり。」活動に次ぐ活動も、あるところで止まることが肝心である。そこで、活動の震(雷)のあとに、艮(山)がある。艮(山)の性質は止まるである。「動かざること山の如し」である。「大学」の三綱領の三つ目に「至善に止まる」がある。これは、単に...序卦伝(26)震為雷と艮為山

  • 序卦伝(25)沢火革と火風鼎

    「水風井」は内面にじっとエネルギーを蓄えていることでもある。蓄えられたエネルギーはやがて動き出すだろう。「井道は革(あらた)めざる可からず、故に之を受くるに革を以てす。」井戸というものは、何もしないと土が崩れたり、塵がたまったりするものである。そこで、時々大掃除をする必要がある。オーバーホールである。老朽化した井戸は思い切って、井戸替えをしなくてはいけない。人間の心もそうである。ストレスや悩みを抱えていると、次第に清新さがなくなる。そこで、人は悩みを忘れ、清新さを取り戻すために、気分転換が必要となる。国家や社会にとっても、長い間、同じ体制、同じ制度の中にあると、制度は腐敗し貧富の差が生じて来る。フランス革命は何故起こったのか?王様に権力が集中し、貴族と僧侶たちが民衆の上に君臨し続けた結果、民衆は食べること...序卦伝(25)沢火革と火風鼎

  • 序卦伝(24)沢水困と水風井

    人と人が集まることによって、人は成長する。しかし、成長するばかりではなく、困難な目にもあう。「升(のぼ)りて已まざれば、必ず困(くるし)む、故に之を受くるに困を以てす。」上を目指す者は、競争相手との戦いもあり、ストレスもある。順調な時ばかりではない。行き詰まることもあるだろう。困難を感じることが必ずある。卦の形は、沢の下に水があるということは、水が沢より下がってしまうことを表し、沢には水がなくなってしまうという象である。これでは、困窮してしまう。困の卦は、困窮したことを表している。「上に困(くるし)む者は、必ず下に反(かえ)る、故に之を受くるに井(せい)を以てす。」上を目指して行き詰まり、困窮した者は、必ず下に引っ返す。井戸には常に水がある。絶え間なく湧き出る無尽蔵の水がある。そこにしばらく身を置くことで...序卦伝(24)沢水困と水風井

  • 序卦伝(23)沢地萃と地風升

    「天風姤」は悪いこととは限らない。人と人が遇うというのが、「天風姤」であるから、当然素晴らしい出会いもあるはずだ。「物相遇うて、而して後に聚(あつ)まる、故に之を受くるに萃を以てす。萃とは聚まるなり。」人と人が遇う。それが、集まるに繋がる。卦の形は、地の上に沢がある。これは地上のオアシスである。水を求めてあらゆる動物たちが集まって来る。オアシスは動物たちにとっては、生きるために必要不可欠だろう。しかし、集まることによって、様々なドラマがあり、様々な問題もある。「聚まりて上(のぼ)る者は、之を升と謂ふ、故に之を受くるに升を以てす。」人と人が集まると、何かに向かって成長しようとする。成長を表す卦が「地風升」である。成長や進歩を表す卦には、他にも「火地晋」、「風山漸」がある。「火地晋」は快進撃をするが、その後に...序卦伝(23)沢地萃と地風升

  • 序卦伝(22)沢天夬と天風姤

    「風雷益」は儲かることである。今度は儲かり過ぎた場合はどうなるか。「益して已まざれば、必ず決す、故に之を受くるに夬(かい)を以てす。夬とは決するなり。」河の水がどんどん増してくれば、堤防が決壊する。同じように経済も膨張し豊かになり過ぎれば、決壊する。バブルの崩壊である。経済だけではなく、人の集団や団体でも同じで、人が増え過ぎると、内部崩壊が始まる。個人に於いても同じで、実力以上に大金持ちになれば、やがて崩壊する。外から壊される場合もあれば。自ら崩壊作用を起こすこともある。人は豊かさを求める。お金は誰でも欲しい。しかし、本人の持てる範囲というものがある。欲の力で範囲を超えた財を得ても、それは険悪であり、醜悪である。それに気がつかない人もいる。そこには貧しい以上の虚しさがある。「決すれば必ず遇(あ)ふ所有り、...序卦伝(22)沢天夬と天風姤

  • 序卦伝(21)山沢損と風雷益

    「雷水解ようやく難問が解決した。安心して、そこに気の緩みが生じてしまった。「緩(ゆるや)かなれば必ず失ふ所有り、故に之を受くるに損を以てす。」心が緩やかになる時は、とかく油断してしまうものである。油断すれば、必ず間違い、失敗をしてしまう。大事なものを失うこともある。そこで、「雷水解」の次に「山沢損」が置いてある。損は失うことである。気を付けねばならない。しかし、この「山沢損」は単に損をするという意味だけではなく、損得を忘れて、何かに奉仕するという意味もある。卦の形は、上の山は少男、下の沢は少女であり、少女が少男に尽くしている象である。人に限らず、何かその人にとって重要なものに尽くすこと、奉仕することである。「損して已(や)まざれば、必ず益す、故に之を受くるに益を以てす。」「損して得取れ」損をすると、これは...序卦伝(21)山沢損と風雷益

  • 序卦伝(20)水山蹇(けん)と雷水解

    「火沢睽」はそむくことで、いがみ合う、互いに反発している状態であった。なるべく早く仲直りした方が良いが、このままこじれてしまうと厄介なことになる。「乖(そむ)けば必ず難あり、故に之を受くるに蹇を以てす。蹇とは難なり。」いつまでも和合しないでいると、話はこじれ行き詰ってしまう。問題の卦、坎(水)の登場となる。水は困難、険難、悩みの種である。卦の形は、困難を前に少男が身動き出来ずにいる象である。蹇の字は、寒いの下に足と書く。これは足なえ、不自由な足のことである。充分に前に進めないことでもある。六十四卦の中に、4大難卦と言われるのが、「水雷屯」、「坎為水」、「沢水困」そして「水山蹇」である。いづれも困難を表しているが、全てに共通するのは坎(水)の卦があることである。困難にも色々あるだろうが、この蹇の最も厄介なと...序卦伝(20)水山蹇(けん)と雷水解

  • 序卦伝(19)風火家人と火沢睽

    「地火明夷」は傷つき破れることである。順調に快進撃を続けていた頃は、家庭のことは振り向いてもいられなかっただろう。しかし、傷つき挫折すると、とにかく家に帰ってくる。「外に傷(やぶ)るる者は、必ず其(その)家に反(かえ)る、故に之を受くるに家人を以てす。」家には家族がいる。家族はいつでも味方である。傷つき挫折した時に、最も心配し慰めてくれるのは家族である。しばらくは家族の中にいて、傷を直すのである。卦の形は、上の風は長女であり面倒見がよく、下の火は中女で長女に従っている。争いはなく、安定している。家族のにも上下があり、礼節も必要、「風火家人」は理想的な配置になっている。「家道窮すれば必ず乖(そむ)く、故に之を受くるに睽を以てす。睽とは乖くなり。」家族の中もいつも安泰とは限らない。父子、兄弟、夫婦などの間に、...序卦伝(19)風火家人と火沢睽

  • 序卦伝(18)火地晋と地火明夷

    「物は以て壮(さかん)なるに終る可からず、故に之を受くるに晋を以てす。晋とは進むなり。」「雷天大壮」は気力満々である。その気力満々で職場に戻って来た。太陽がぐんぐんと天を目指す如く、快進撃が始まる。昇天旭日である。サラリーマンならスピード出世。何をやっても上手くいく。そんな絶好調である。昨日まで不振であったことが信じられない。卦の形は、火は太陽を表すので、太陽が地上に昇る様を表している。歴史上で最もこの卦を実現した英雄はアレクサンドル(アレキサンダー大王)だろう。20歳からわずか10年で、当時世界に君臨していたアケメネス朝ペルシャを破り、エジプトを征服し、オリエントの覇者になった。「進めば必ず傷(やぶ)るる所有り、故に之を受くるに明夷を以てす。夷(い)とは傷(やぶ)るるなり。」快進撃はいつまでも続くものじ...序卦伝(18)火地晋と地火明夷

  • 序卦伝(17)天山遯と雷天大壮

    「雷風恒」は久しく変わらない安定である。しかし、安定はいつまでも続かない。「物は以て久しく其の所に居る可からず、故に之を受くるに遯を以てす。遯とは退くなり。」いつまでも同じ環境にいれば、「井の中の蛙」になり、マンネリ化することになる。そこで、思い切って環境を変える必要もある。「遯とは退くなり。」定年を迎えたサラリーマンが現役を退くことも遯ではあるが、若くても気分転換に新しい世界に身を置くことも遯である。下経の配列から考えて、まだ始まったばかりであるので、若者が新世界に身を置くことの方がぴったりだと思う。卦の形は、山(少男)が偉大な天の下にあり、じっと身構えているところである。天はあくまでも高く、広いので、小男はその偉大さに感激し、自分の小ささを思い知らされているところでもある。スランプに陥ったスポーツ選手...序卦伝(17)天山遯と雷天大壮

  • 序卦伝(16)沢山咸と雷風恒

    これより下経三十四卦に入る。上経と下経の内容の違いは、上経は自然や社会の変化を、下経は人間の変化だという説もあるが、そうとも言えない部分もあり、確かなことは解らない。恐らく六十四卦のままだと、余りにも長すぎるので、二つに分けたのではないだろうか。私は下経の方が人間ドラマとしては、より現実的で面白いと思っている。「天地有りて、然る後に萬物有り。萬物有りて、然る後に男女有り。男女有りて、然る後に夫婦有り。夫婦有りて、然る後に父子有り。父子有りて、然る後に君臣有り。君臣有りて、然る後に上下有り。上下有りて、然る後に礼儀、錯(お)く所有り。」少し回りくどい説明で、面白くないが、下経は「沢山咸」から始まる。父子、君臣、上下の礼の始まりは夫婦の道であり、男女相感じ、相愛する道を説くものである。卦の形は、沢は少女であり...序卦伝(16)沢山咸と雷風恒

  • ドラマで振り返る序卦伝上経三十卦

    特別な卦である「乾」と「坤」から始まる上経の配列は人間や企業の栄枯盛衰を表している。一連の配列をある事業を起こしたA君のドラマとして再現してみよう。A君が生れて来るときの母親の苦しみは「水雷屯」であった。未だ幼く蒙昧を表すA君を「山水蒙」両親は厳しく育ててくれた。生活は厳しく、育てるのに必要になるのが飲食で「水天需」両親は一生懸命育ててくれた。時には飲食を巡って争いが始まった。「天水訟」である。ここで、もう争いがあるというのが易の教えである。人間に限らず生き物はすべて争いをしながら生きるものだと知らされる。争いの為に家族は団結する。「地水師」である。そして親しいものが寄り添う「水地比」がくる。親しみ協力すれば、「風天小畜」少し蓄えが出来る。蓄えが出来ると「衣食足りて礼節を知る」で、「天沢履」となる。こうし...ドラマで振り返る序卦伝上経三十卦

  • 序卦伝(15)坎為水と離為火

    「沢風大過」は大いに過ぎるだった。過ぎることが続けば、必ず弊害が出てくるだろう。「物は以て過ぐるに終る可からず、故に之を受くるに坎(かん)を以てす。坎とは陥るなり。」過ぎるほど、何かに夢中になっていると、正常ではなくなる。坎(かん)とは、陥ることである。深い穴に落ちてしまうのである。一般的には良いことよりも悪いことのケースが多いだろう。酒、ギャンブル、薬物依存、様々な落とし穴がある。社会で言えば、日本経済もバブルが崩壊し、深刻なデフレスパイラルに落ち込んでしまった。しかも、たっぷりと長期間に渡って抜け出せないほどに。坎(水)は問題、艱難、悩みの種、陥るなどの意味がある。その坎(水)が上下に重なっているので、一難去ってまた一難という意味にもとれる。陥るは何かに溺れるでもある。以前、「笑点」で聴いたことがある...序卦伝(15)坎為水と離為火

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