愛染隼人の女の詩集 夜化粧
夜化粧涙が溢れて哀しみ抱いた女が蝶のように彷徨いながら乱れ飛ぶ東京の隅のあゝ夜化粧…北風に吹かれその身震わせ恋をなくした海鳥何処へゆけば明日がある冬の岬沖のあゝ夜化粧…青いネオンに濃いめのお酒酔えぬお酒の迎え酒恋を追ったひとり愚痴春の朧の夢あゝ夜化粧…夕陽が沈んだ地平の海に暗い夜空に灯が散る花火みたいな花咲けば恋も一夜限りあゝ夜化粧…女が泣いた風もうわさの恋の不幸の女ですいつかは巡る恋なんて悪い巡り合せあゝ夜化粧…愛染隼人の女の詩集夜化粧
2025/04/30 16:25