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3節 魂の苦難の遍歴―第一の苦難
ドミートリイへの尋問が始まりました。嫌疑はやはりフョードルを殺したというものでした。そしてまず、グリゴーリイは死んではおらず、その彼が、フョードルを殺したのはドミートリイだと証言したようです。そう言えば、彼は、あの出来事が起こったとき、ドミートリイの
2024/06/13 09:03
4節 魂の苦難の遍歴―第二の苦難
尋問が続きます。ドミートリイは「とにかく僕にだけ話をさせてくれませんか、瑣末なことで話の腰を折らないでください」と言って、サムソーノフのところへ金を借りに行った時のことから話し始めました。すると検事が、「なぜそんな急に入用になったんですか」と聞きます。
2024/06/14 08:31
⒉節 大騒ぎ
話の舞台はとつぜん「この郡の警察署長」の家になります。そこに検事補と郡会医、予審調査官の三人が来ていました。そこへペルホーチンが入った時には、そこにはすでにフョードルの殺人事件の一報が届いていました。フョードル家の隣の家のマリアがその知らせを持って、
2024/06/12 09:07
1節 官吏ペルホーチンの出世の糸口
さて、話は少し後返りして、ドミートリイが立ち去った後のペルホーチンの動きになります。彼はドミートリイの様子に不信を抱いて、まずフェーニャのところに事情を聞きに行き、そこであらましの話を聞くと、今度はホフラコワ夫人を訪ねました。夜の十一時で、ちょうどドミ
2024/06/11 08:44
8節 悪夢
どんちゃん騒ぎが始まりました。ドミートリイがここに送りつけるために準備した食べ物や飲み物(5節)が馬車で届き、「何やら滅茶苦茶な、常軌を逸した騒ぎ」です。ジプシーでしょうか「バイオリンやツィターをかかえたユダヤ人たちもやってきたし」、…「もう眠っていた
2024/06/10 08:25
7節 まぎれもない以前の男
部屋には、四十近い、肥った、鬘の男(これがグルーシェニカの「昔の将校」のようです)と、その「ボデイガード」らしい長身の男がいました。そして、カルガーノフとマクシーモフもいました。二人は二日前のゾシマとの会合の時にも、修道院にいましたが、今どうしてここに
2024/06/09 08:53
6節 みずから乗り込むぞ!
さて、ドミートリイはモークロエへ馬車をとばします。 彼は今、グルーシェニカの相手の将校に対しては、嫉妬も、また憎しみや敵意も感じていなかった、と作者は言います。しかし彼は、「やはり心は乱れ、苦しいほど騒いで」いました。「心にわだかまって苦しめる過去の
2024/06/08 09:01
5節 突然の決心
グルーシェニカの家に来たドミートリイは、召使いのフェーニャを相手に、興奮から激怒へ、そしてグルーシェニカが「将校」の所へ行ったと聞いて、急に「物静かな子供さながら」となり、そして「不屈の決意」を見せて「考え深げな微笑」となって、グルーシェニカの家から、
2024/06/07 08:58
4節 闇の中で
「下人」と違ってドミートリイの行き先はすぐに知れました。「わかりきったこと」でフョードルのところです。彼はグルーシェニカが彼のところに行ったのだと思って、…しかしどうしようというのでしょうか。 彼は家に着くと裏手の石塀を乗り越えて庭に入り込み、母屋で
2024/06/06 08:18
3節 金鉱
ドミートリイがグルーシェニカの家に「おどりこんできた」のは、アリョーシャがラキーチンに誘われて彼女のところに来る少し前(第三部第七編3節)でした。 ドミートリイは、「お金の計算」のためにサムソーノフの家に行きたいという彼女の求め(彼女は昔の将校からの
2024/06/05 08:35
2節 セッター
ドミートリイは大喜びでセッターのところに向かいました。しかし、さまざまにトラブルがあって、すでに夜になってやっとセッターに会えた時には、イライラとともに、心身ともにヘトヘトになってしまっていました。しかも会えたセッターは泥酔して目も覚まさず、ついに彼はそ
2024/06/04 08:55
1節 クジマ・サムソーノフ
物語は一日目の夕方、アリョーシャがカテリーナの家でカテリーナとグルーシェニカの対決を見ての帰り道(第一部第三編11節)からの続きです。あの時帰り道でアリョーシャはドミートリイに出会って、「自分の明日の計画」を、中身を知らないままに聞いたのでした。 さて
2024/06/03 08:54
4節 ガリラヤのカナ
迫真の場面を過ぎて、アリョーシャは修道院に帰り、ゾシマの棺の前に跪き、相変わらず続いているパイーシイ神父の福音書の朗読を聞きながら、うとうとしてしまいました。夢うつつの中で、神父の朗読する「ガリラヤのカナ」の婚礼の場面を聞いています。その物語の中にゾシ
2024/06/02 08:30
3節 一本の葱
ラキーチンはアリョーシャを連れてグルーシェニカの家に行きました。 彼女は、明らかに誰か大事な客を待っているような身なりで、しかしソファに寝そべっていましたが、また何かに苛立っているよう(それはドミートリイが来るのを恐れていたのでした)でもありました。
2024/06/01 08:50
2節 そんな一瞬
アリョーシャはゾシマが奇蹟を起こさなかったことを悲しんでいたのではなかった、と作者が語ります。彼は、ゾシマを非難する「不信心者」とは違って、ゾシマへの敬愛はまったく失ってはいませんでした。彼の悲しみは「至高の正義」が行われなかったことへの怒りだったのだ
2024/05/31 09:01
1節 腐臭
前節の終わりにあった「だれにとっても思いがけぬ事態」というのは、私が予想していたこととは違っていました。 亡くなったゾシマは棺に納められ、早速多くの人々(一般人も神父たちも)が弔問にやって来たのですが、彼らには「何やら異常な、前代未聞の《不謹慎》とさ
2024/05/30 09:18
(I)地獄と地獄の火について。神秘的な考察
地獄とは、地上で愛を抱かなかったために、「もはや愛することができないという苦しみ」を抱く場所である。地獄で愛に開眼する者もいるが、すでに愛を抱く機会を得られないことに苦しむだろう。しかしその苦しむことで「愛の面影」に触れることになり、その苦しみは軽減さ
2024/05/29 08:33
(F)主人と召使について。主人と召使は精神的に互いに兄弟となりうるか
ゾシマの「法話と説教」は続きます。 そういう民衆も今は堕落しており、その堕落は子供にまで及んでいる。しかしそこに必要なのは「ほんの一滴なりと注がれる愛情」である。そういう民衆も、自分の罪業を知っている。「それゆえ、わが国の民衆はまだ倦むことなく真理を
2024/05/28 09:06
(H)人は同胞の審判者たりうるか? 最後まで信ずること
「人は誰の審判者にもなりえぬことを、心に留めておくがよい」。なぜなら、当の審判者自身が「正しかったのであれば、目の前に立っている罪人も存在せずにすんだかもしれないからだ」。 さきほどの「すべては大洋のようなもの」だという考えの延長です。ひとりの罪人が
2024/05/28 08:58
(G)祈りと、愛と、他の世界との接触について
「主よ、今日御前に召されたすべての人を憐れみたまへ」と祈るがよい。人は「悲しみと憂いのうちにひとり淋しくこの世に別れてゆく」のであり、そんな時「地球の反対の端からお前の祈りが、…その人の安らぎをねがって主の御許にのぼってゆくにちがいない。恐れおののきな
2024/05/27 08:39
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