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ジュブナイル 時の空へ還る(6)
6,流星雨のインパクト森の輪郭が月明かりを浴びて妙に生き生きとしてくる。最初に声を上げたのは誰だったろうか。光の帯が空ではためくたびに、五人の身体は思い思…
2025/03/31 21:30
ジュブナイル時の空へ還る (5)
5、東の丘に夜は落ちて。影踏みをしたり、追いかけっこをしたり。ぼくらは見晴らしのいい草原を目指した。その間中飛び跳ねて踊っていたのは夏分一人だったが、五…
2025/03/30 20:00
ジュブナイル時の空へ還る (4)
フィールドを横切る遊星たち野球部がうさぎ跳びをしている脇で、サッカー部はボールを蹴っていた。一晩限りの流星倶楽部はその間を堂々と渡ってグラウンドを横切…
2025/03/29 23:15
ジュブナイル 時の空へ還る(3)
昼休みの図書室は静かに。「マリは行かないって本当?どうしていかないのさ。」テルが問い詰める。図書館には四人が集まっていた。テルにルウにカブ、それにマリの…
2025/03/28 18:33
ジュブナイル 時の空へ還る(2)
七月六日「今日の天気は全国的に晴れ。夜半から朝方にかけて、東の空に天体ショーを見ることが出来るでしょう。ガルーダ流星群は四年振りの流星群。ガルーダとしては…
2025/03/27 18:44
ジュブナイル 時の空へ還る(1)
輝 ーテル。主人公の一人。前向きで行動的に前に進もうとする。琉有 ールウ。秀才でテルのライバル。冷静に判断しようとする。r夏分斗ーカブト。小心者でお調子者…
2025/03/26 18:00
陽のヒカリの下へ
春を待つ花 赤子のように地面にしがみ付き水鳥のように足を動かす冬の花びらを見送り愛しさを胸に君を待つ煙る空のもとどの季節も変わることなく君を待つ胸深く差し込む…
2025/03/19 17:45
ごきげんよう冷たい春
北には青みがかった泥流の雲が渡って行く南には湖沼のように青空があったごく近くの枝に雀が降り立った私に気づかなかったのかそこに落ちた陽だまりに春を浴びたかったの…
2025/03/17 17:23
世界は観念の中に死んで
世界は観念の中に死んで肉体は時間の中に死んでいるそんな牢獄にぼくは住んで平和の幻想を夢見ている来ることのない明日と頭脳の描く来世を永遠の今日は打ち壊されもせず…
2025/03/13 13:07
死化粧を整えて
死化粧はまだ早い死化粧にはまだ早い もう少しこの世に留まってもう少しこの世に悪態をついてぼくには食べ物が必要だ魂に良く効く、とっておきのパンそれにミルクと…
2025/03/10 22:00
ゆっくりと超えて行け (僅かな答弁)
君は政治危機だとがいう 経済が行き詰まっているとも 戦争 心理操作 恐慌 不安 人々は闇の中を手さぐりで進んでいるのかもしれない しかし、本当のことだろうか…
2025/03/07 15:00
ハルの演算子
ハルは南天に陽炎を昇らせ太陽からの風は錆びれた情熱に火をつけるのに十分だった電線はぶるぶると青空に映え風の鳴らす旋律は雲の楽譜を一瞬ごとに書き換える空渡る鳥は…
2025/03/06 15:15
きらきらと美しいさようなら
きらきらと輝く光の矢で生まれたての町が輝き生まれたての人々が過ぎてゆく陽炎のように、追憶の行進のように生まれたての風が僕の耳に囁いてくる生まれてくることは さ…
2025/03/05 18:30
坂道の景色
出会いと別れの坂道は今日よりも遠く 昨日よりも近く蝉時雨が道に降り、僕を濡らした見上げる空が僕の目に落ちて歌いそこねた言葉の端々が坂を転がっていくのが見えた君…
2025/03/04 18:05
晴れた三月の窓
開いた窓から三月の風がきみの笑顔のような空色の光にぼくは夢の星をいくつも描いたきっと見えなかった夜の寝息に隠れて星の光が届くようにとそっと海の見える丘に上っ…
2025/03/03 18:00
幻想の自然
終っていく世界の片隅で目を瞑る続いて行く世界がこころにあるように現実が去っていく後ろ姿に痕跡を追うイルカを見る四方八方から押し寄せる存在の海に泳ぐ水夫を見る望…
2025/03/01 18:00
2025年3月 (1件〜100件)
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