地下水脈の把握は難しいけれど‥‥
リニア工事から考える 今から2年ほど前、青森県の嶽温泉や秋田県の秋の宮温泉郷などで、湯量の減少や温度の低下がみられ、温泉地の存続にかかわるショッキングな出来事として報じられました。同様な現象で頭を抱える温泉地は少なくありませんが、その多くがはっきりした原因が特定されていないようです。 温泉の湧出に関わる地下水脈(温泉脈)というのは非常にデリケートであり、地震や地下水の過剰な汲み上げ、新泉源の掘削など、さまざまな原因により容易に変化しうるということを、私たちはこれまでの数々の事例を通して理解してきています。 岐阜新聞5月15日付朝刊より 岐阜県瑞浪市において、リニアのトンネル工事の影響で地下水位…
2024/05/22 23:24