老春・盛衰記

性の絆について

愛においては躰と精神は一体であることは前にも述べたとおりです。が、躰の絆の不可解なところは、男女の愛に理解不能な深さと豊かさをもたらすということです。性をとおして自分が変わる、性をとおしていままで自分が知らなかった自分を発見し、開拓してゆける可能性がある、といことなのですね。性の絆について

2024/07/30 11:42

躰に刻まれて記憶

肉体の記憶というものがある。記憶と言えば時間的には過去に属する。よくいわれるように、男は相手の過去にこだわるといいます。性的に成熟した女性に対しては特にそういう思いが強くなる。そうした女性の過去にこだわり、怯えたり、嫉妬したり、自尊心を傷つけられたりします。が、男性が思うほど、女性は過去にこだわっていなくて、むしろ、今が大事と考えます。今が充実していれば過去はもう過ぎ去ったものと忘れています。男に比べて過去の記憶に未練はないのです。躰に刻まれて記憶

2024/07/27 12:19

肉体が先か精神が先か？

肉体が先か、精神が先か、という問題がありますが、成熟した大人であれば、愛が深まれば、肉体の愛も深まり、その結果、精神的な愛も深まる、と理解するでしょう。肉体の絆が強ければ、なにか二人の間で問題が生じても比較的容易に障害を乗り越えられる、ということは経験知で知っているでしょう。それを妥協とみるか、肉体の不思議さとみるかは人それぞれでしょうけれどもね。肉体が先か精神が先か？

2024/07/26 09:07

間違ったクンニの愛撫法

クリトリスや大陰唇、小陰唇などの膣の外側の性感帯をこすったり、ゆすったりすることによる刺激は、女性には特別の快感となります。指でおこなう愛撫のほかに、クンニの場合も同様です。が、この時、気をつけていただきたいのは、舌を固く尖らせて、クンニするのはNGです。舌先を動かしてはいけないのです。多くの男性が舌を尖らせて、舌の先端でクリトリスを攻めますが、それは決して女性にとっては快感となりません。むしろ、痛みを感じることになります。間違ったクンニの愛撫法

2024/07/24 11:37

愛撫の基本

ひとくちに、女性に対する愛撫といいますが、それは男性にとってのひとりよがりでは成り立ちません。愛撫のスピードひとつとってみても、最初はゆっくりと、そして、徐々に速くしていって、相手の女性の最も反応のいいスピードを見つけるのが基本です。最初は指マンで、やがてクンニと至るのですが、クンニは指ほどにスピード調節は簡単ではありません。疲れてきた舌を一定の速度でその硬さを保つとか、結構、簡単ではありません。これもコミュニケーションのひとつであり、相手のことを充分に思う、ことが重要なのです。愛撫の基本

2024/07/22 10:29

オーガムス状態

女性が、躰全体を痙攣させて、全身をヒクヒクと震わせながら抱きついてきて、その後、何度も絶頂を繰り返す。痙攣とオーガズムの連続、こんな状態を経験した女性は意外と多くないと思います。この快感を得るにはどうすればいいのか。例えば、クリトリスを攻めた後に膣の入り口や膣口を愛撫すると、女性自身が驚くほどに膣口の感度が上がります。これをクリトリスの愛撫のあとにすれば感度は絶頂になります。オーガムス状態

2024/07/19 19:30

エクスタシーにこだわる男心

エクスタシーに達するということは、それは女性にとって相手の男性に全面的にこころを開き、全ての虚飾や仮面を脱ぎ捨て、自分が文字通り無防備になることなんですね。男性にとって、それは自分に全てをさらけ出してくれる、ということを意味します。その時はじめて男は、相手が自分のものになったと実感できるのです。ですから、男は、相手の女性がいかにエクスタシーを得るかに執着するのです。エクスタシーにこだわる男心

2024/07/17 11:35

愛液について

女性であるわたし自身、よくわからない部分なんですが、S行為のさなか、膣の入り口から、色は透明でネバネバしていて、糸を引いたものが分泌されます。これをバルトリン腺液というのだそうですが、快感を覚えるとこれがまず出るようです。さらに、快感が深まり、極度に興奮すると、膣内の奥壁から、粘りのある白い液体が溢れ出てきます。これを俗にいう本気汁というそうですが、オーガムズに達した状態といえます。が、これを実感する女性はかならずしも多くなさそうです。なぜ、こんな液がでるかといえば、挿入を容易にするため、とちゃんとした理由があるのです。愛液について

2024/07/13 22:24

愛はつきることなく

愛はひとひらの雪のように儚いものなのだろう。が、愛がそういう宿命にあるとしても、人はまた新たな気持ちで、ひとひらの雪と知りながら、へこたれることなく、また新しい愛を求めてゆく。別れはまた、新しい自分に出会うスタートでもあるのだ。愛はつきることなく

2024/07/11 21:04

S行為の効果

専門家の見解でも、セックスは脳の血流を高める、心肺機能をたかめる、記憶力を高める→認知機能をたかめる、若さを保つ、といわれます。また、お互いに親密な社会関係をつくることになる、と。日頃から、興味あることを我慢しない。性的なことをどんどんやる（ホルモンが増える）。楽天主義を貫く→笑顔をつくる、無邪気になること。ホルモンには女性ホルモンと男性ホルモンとがありますが、加齢とともにそのどちらもが減少してゆく。生活態度として、もてることを意識する、そうしていないと、だらしなくなる。諦めの生活はしょせん、損得勘定で生きるということになる。S行為は遊びである。工夫をして楽しむべきである、と。S行為の効果

2024/07/10 10:26

コミュニケーションの大切さ

お互いのコミュニケーションを深めることで、S行為の集中度を高め、強いては、オーガムスに至る結果をもたらすといわれている。したがって、S行為にいたるまでの間、二人の関係を深める必要がある。コミュニケーションの大切さ

2024/07/09 11:29

正常位について

正常位が普及したのはつい最近のことで、遠く江戸時代には、正常位というのは、一部、色街であったことで、一般には普及していなかった。当時は、仰向けになり、足を広げる姿勢は、大胆すぎて、女性にとってははしたなく、恥ずかしい姿勢と思われていた。横向きになって行うのが習わしだった。習慣とは不思議なもので、正常位は今では、ごく当たり前の姿勢と思われている。この体位に近いのがゴリラだそうだ。この体位は、愛撫のバリエーションがとれるのが利点とされ、上半身への愛撫、あちこちへのキス、乳房への愛撫などが簡単であるのも利点とされている。正常位について

2024/07/08 11:06

男の処女願望について

最近の女性には結婚するまで処女でなければならない、という考えが減ってきているらしい。一方、男の側の処女願望は依然として生きている。この願望はどこからきているかというと、「男は相手の女性に対して最初の男になりたがっている」ためだから、というのがその理由である。この点、女性の側に童貞願望がない、のとは対照的だ。男の側の処女願望は、いまだ汚されていない相手にみずからの色を染め付けたいという独占欲が潜んでいるのである。が、この願望はあくまで男の側からの支配欲のようなもので、女性の側からすれば押し付けかも知れないのである。時代は変化しているのだ。男の処女願望について

2024/07/04 09:56

愛を育むということは

女のわたしから氷柱は少しずつ溶けてゆく。それはすぐにはわからないが、しばらく時間をおくと全体が小さくなっていることに気づく。愛もそのように1日1日ではわからないが、長い目で見ていると萎えているのかも知れない。だからそれなりの努力を必要とする。外国では夫婦の間でも、毎日、ことあれば「愛しているよ」といい、時にハグし、キスをするという。それほどの努力が必要なのだ。倦怠という感情に支配されないよう、ゆめゆめ気をつけなければいけないと思う。とくに日本の殿方に言いたい。愛を育むということは

2024/07/03 10:45

後悔先に立たず

一瞬のタイミングを逃したために、あたら絶好のタイミングを逃してしまう、ということがある。何がそうさせたのか。その時の優柔不断のせいか、あるいは、体調がすぐれていなくて、そんな行動にでることが億劫だったためか、いずれにしてもチャンスを逃したことには違いない。しかも、時がたつにつれて、後悔の念が深くなる。後の祭りである。未練がつのるのもそんな時だ。誰にもこんな時があるものだ。後悔先に立たず

2024/07/02 12:34