算定基礎届とは?
1. 算定基礎届とは? 算定基礎届とは、社会保険料の算定根拠となる標準報酬月額を決定するための届出書のことを指します。具体的には、その年の9月以降の厚生年金保険・健康保険・介護保険の保険料の決定に用いられるものです。この届出用紙は、毎年6月中旬頃に日本年金機構から事業所宛てに送られてきます。 2. なぜ算定基礎届が必要なのか? 算定基礎届は、社会保険料の正確な算出に必要不可欠な書類です。事業主は、7月1日現在雇用している全被保険者の3カ月間(4月、5月、6月)の報酬月額を算定基礎届により届出し、それに基づき社会保険料が決定されます。つまり、被保険者となる労働者の実際の報酬と、保険料の計算に使用される標準報酬月額との間に大きな差が生じないように、適切な報酬額を届け出ることが求められるのです。 3. 算定基礎届の作成と提出 算定基礎届は、5月中旬までに社会保険に加入した被保険者の氏名・生年月日・従前の標準報酬月額が印字された形で届きます。それに加えて、事業主は労働者の実際の報酬を記入し、その3カ月間(4月、5月、6月)の報酬月額を記載します。 そして、その届出用紙を日本年金機構に提出します
2023/05/10 12:07