日本書紀の謎(3)継体新王朝
王統は絶えてはいなかった!先のブログ「継体即位前夜」では「河内王朝」十一代目の第25代武烈天皇で、ついに仁徳系の後嗣は一人もいなくなってしまいました。記紀は両書とも「元より男女なくして継嗣絶ゆべし(継体即位前紀)」と皇統断絶の危機を訴えます。ところがそのすぐあとに、大連大伴金村が「足仲彦天皇(仲哀)の五世の孫倭彦王が丹波国におられるので、試しに兵を遣わし御輿を守らせてお迎えしよう」と提案し、迎えを差し向けます。ところが当の倭彦王はその兵を見て恐怖におののき山の中に遁
2021/03/31 21:38