「うちの子が結婚しないので 」垣谷美雨
垣谷美雨 著、「うちの子が結婚しないので 」を読んだ。 以前見た映画「老後の資金がありません」を見て、なかなか好印象で、その話を奥さんにしたら、原作を垣谷美雨さんが書いていて、他にも彼女の作品を持っている、というので読んでみることにした。 メイントピックは「親婚活」。子供の写真や経歴を記載した身上書を親たちが持ち寄り、子供に代わってお見合いをする、というもの。 主人公は50代半ばの福田千賀子。大学時代の同級生の旦那と、29歳になる娘の友美と3人で暮らしている。千恵子は派遣でプログラミングの仕事をしていて共稼ぎ世帯。夫婦で娘の将来を考えたときに、やはり娘には結婚をしてほしい、と思い、親婚活を始めた。 最初の親婚活では、40代や50代の息子を持つ親が多く、また医者の息子だったりして家庭の経済的な格差を見せつけられたりした。親の面倒を見てほしい、という男性がいたり..
2024/10/06 19:06