森崎緩「小料理屋の幡上君のお弁当 皆さま召し上がれ」
森崎緩のお弁当シリーズの第3弾を読んだ。 ちなみに第一弾、第2弾はそれぞれ、 「総務課の幡上君のお弁当 ひとくちもらえますか?」 「総務課の渋澤君のお弁当 ひとくち召し上がれ」 だった。 今回は、第一弾の最後で結婚した主人公、幡上君と、同じ総務課で「メシ友」として一緒にお弁当を食べていた清水真琴が結婚したところから始まる。幡上君は函館の実家の小料理屋に入り、父親から色々と教わる日々。そして真琴さんは女将見習いとしてお店に出ることになった。 父親からランチタイムのお弁当作りを任されて、真琴さんと一緒になって新しいお弁当を考える日々。函館の旬の魚や野菜を使って、他のお弁当とは差別化を図りながら、新作のお弁当を考えていく。恵庭市(千歳の近く)出身の真琴さんのアイディアが、幡上君のお弁当作りに大いに役立った。 越冬野菜の肉巻き弁当は、近所の幼馴染の佐津紀さんの..
2023/10/08 18:58