森崎緩「総務課の幡上君のお弁当、ひとくちもらえますか?」
本屋に行って、何か面白い小説はないかな?と思って見つけた本。厚さもちょうどいいし、表紙のイラストも楽しそうな印象を受けたので読んでみることに。 主人公、幡上君が会社の同期の清水さんとお弁当を一緒に食べる仲になってから、最後は結婚するまでの恋愛物語。恋愛モノってあまり自分の趣味ではないけど、今回はとても読みやすくてほのぼのできた。 幡上君の実家は函館で小料理屋を営んでいる。そのせいか、小さい頃から料理が好きで特異な幡上君。大学進学のため札幌で一人暮らしを始める。そしてそのまま会社に就職し、総務課に配属された。 料理好きの幡上君は、毎日お弁当を持参。同期と外のレストランにランチに行くこともなく、一人で社員食堂で食べていたら、清水さんに声をかけられた。 清水さんも一人暮らし。自分でお弁当を作ってくるが、幡上君のレベルにはほど遠いらしい。そこから二人の交流が始まるが..
2023/04/09 22:00