共通して認識すると価値が生まれる
お金は良く紙だといわれる。 お金は価値があると利用者がみんな認識しているから価値が生まれる。 また発行主である国は例えば有事の際にワクチンを1万円券1枚と交換するなどと言った対策をとって価値を保証するからその価値が保たれる。 お金は紙である。 ただそのバックグラウンドとして、価値を提供する価値の保障をしてくれるから国民はそれを安心して使うことができる。 国が例えば品物を生産できなくて国力が下がった場合、コーヒーを少ししか輸入できなかったら、コーヒーは1杯8000円とかする。 それが他の食料品全般に及んだら、出回る品物すべてが値上がりして、もはや国が保証するお金に価値がなくなってしまう。 そうしてインフレが起こる。 言ってしまえばそうした裏付けがあるからお金に価値があるといえる。 お金にはそうした力があるが、 そうしたお金の力だけではなく、実際にお金の元となる商品を作る力とか、お客さんを呼ぶ力、売る力、集める力、交渉力、などのお金を生み出す力があると、よりその人生の安定度は増すだろう。 確かにお金には力があるが、それもそのバックグラウンドの存在が大きい。 もとはといえば人類の共通認識による幻想で価値があるものとして認識されるから、お金や物には価値が生まれるが、それに加えてそれを保証する価値があればなおよく、もっと言えばそれらを自ら生み出す力があるとなお人生の信頼性が生まれる。 だから大切なのはお金ではなく、人間力であるといわれるのだ。 お金はそれにみんなが価値があると認識しているから価値があるのだ。 お金にその価値がなくなってもそれと同じだけの価値を生み出す能力を身に付けたいものだ。 価値と根拠とそれを作る力である。
2023/04/28 18:55