ブログの引っ越しが済みました。新しいブログは「はてなブログ」です。タイトルは元に戻り「daddy-kのいきあたりばったり」で引き続きお付き合いいただける方は上記をクリック、またはこのURLまでお願いします。https://daddy-k.hatenablog.com/思えばAOLブログからスタートし、teacup、gooと旅して来たなぁ今度こそ続きますように。私のネタが尽きるまで…引っ越しました
1950年代生まれのジジィが、札幌を拠点に北海道の野歩き、山歩きや、積丹半島で のダイビングこと、そして古いポップスの話などをボツボツ書いています。
普段は歌謡曲を聞かない私が言うのもピント外れ?とは思いますが、古い洋物ポップスの中には、なんとなく、歌謡曲をイメージさせる曲もありました。リックとランスの「さいはての慕情」(1962年)は、日本だけのヒットのようですが、短調の寂しげなハーモニカのイントロからしてセンチメンタル歌謡曲。克美しげるほかのカバー盤がヒットしたのも納得。というか良くこれがアメリカで発売されていたな?と。R&Bの世界では、ジ・エキサイターズの「テル・ヒム」(1963年)も、短調の歌謡ポップス的で良かったし、サビで長調に転調するとこも好きでした。両方とも短調のメロディが、歌謡曲ぽっく感じさせてくれるのでしょう。Doo-Wopグループのヴァーノン・グリーンとザ・ファントムズの「スィート・ブリーズ」となると、短調のメロディにハナから泣きの...演歌みたいなR&B
歳と共に唱歌や抒情歌が好きになりましたが、子供の頃は意味も分からず、ただ平仮名を追って皆で斉唱していたので、意味を取り違えて覚えていたものもありました。雪はウサギの足跡を目印に通り道に罠をかけ、捕まえ肉鍋にしました。さほど美味しいとは思わなかったったけれど、うさぎ美味し?(故郷)と歌われるし…とか、朧月夜に浮かぶのは山の葉?(朧月夜)、浜辺に行くのは明日か?(浜辺の歌)など、いま思うと"こっぱずかしぃ"(北海道弁)今頃になり、ようやく言葉と情景が一致する様になりました。が、きっとあの頃も、先生が授業の中できちんと説明してくれていたのだと思います。だけど、劣等生の私はまるで先生の話を聞いていなかったからなぁ…あの頃の歌詞はみな格調が高く、米国のラブ・ソングだった「モリ―・ダーリン」も、♪ものみな憩える静寂の...唱歌を聞きつつ春を待つ
先月NHKで「伝説のコンサートテレサ・テン」が放映されました。1985年12月の映像だそうで、当時は和モノに興味は無かったのだけど、多少幅が広がって来た今ならと、気なく録画しておいたのですが、思っていたよりずっと良かったので保存決定。特に気に入ったのが「夜来香」と「何日君再来」。1930-40年代と古い中国の曲で、日本でもその頃から親しまれているそうです。でもさすがは本場の歌姫テレサ・テンさん。私はおおたか静流さんが日本語の詩を書き、歌っているのも好きですが、聞き比べると意外とテレサ・テンさんとおおたか静流さんの声質が近い気がします。むろんメリスマの廻し方など歌い方は違うのですが、高域の艶やかな部分が似ているようで。おおたかさんの「夜来香」はアルバム「リピート・パフォーマンス」で、また「何日君再来」は「リ...もう一つの「みんな夢の中」
北海道博物館の企画展示で、楽器や口琴類などが展示されていると知り行って来ました。楽器と言うより、音を出すものを集めた感もあり、小鳥や動物をおびき寄せる笛などが多く展示されていましたが、そちらは20日に見所解説のトークがあるそうで、その時また来るとして、初めて見た楽器が月琴(下左)。幕末から明治にかけ愛された楽器だそうで、丸い胴に二本の複弦を弾片というピックで弾いたらしいですが、おそらく複弦の片方は共鳴弦なのか?、まさかマンドリンのようにユニゾンで弾くとは思えないし、ちょっと興味が湧いた楽器でした。隣にあったのが古いスチール・ギター。製造したのはテスコ(TEISCO)で懐かしいですね。今は無い会社ですが、高校生の頃はとっても手が届かなかったエレキ・ギターのブランドで、スチール・ギターも作っていたそう。という...北海道博物館見る・知る・考える
ボブ・ディランの「時代は変わる名もなき者」と言う伝記映画がある、と言う事で久し振りに映画館へ。あっと、今は複数の映画を同時上映するから、シネマ・コンプレックスと言うのですね、昭和のジジィはエイガカンとしか思い浮かばなくて。小さめの客席で夫々の興味に合せ選べるのは良いです。多様化したニーズに応えている。誰もが知っていた昭和のヒット曲に対し、今のヒット曲はターゲットが明確に分かれている、それに似てるなと何の脈絡も無くそんな思いがよぎりましたが。ニューヨークに出て来た若者、ロバート・アレン・ジマーマンが、ボブ・ディランとして歌い始め、新進気鋭のフォークのプリンスとしてその才能を開花させてゆく。その姿を見つめる"女王”ジョーン・バエズの熱いまなざし。※後に改名しボブ・ディランが本名になったそうです。そして常に前に...最初は名もなき若者だった
ベースのイントロが印象的なヒット曲と言うと、私が思い浮かぶのは2曲位しか無いのですが、一つはベン・E・キングの「スタンド・バイ・ミー」で、これはアメリカで20世紀に最もTVやラジオから流れた曲の第4位でした。※1999年のBMI(ブロードキャスト・ミュージック)調べによる。もう一曲がザ・テンプテーションズの「マイ・ガール」で、前者のベースはロイド・トロットマンが、後者はジェームス・ジェマーソンが弾き、ベース・プレーヤーとしてはジェームスの方が有名なはずです。両名共ジャズからスタートし、スタジオ・ミュージシャンになったそう。ロイドは名前しか知らないのですが、ジェームスはモータウンが誇るファンク・ブラザーズで知られ、数多くのレコーディングに参加し、世界中のベース弾きの尊敬を集めている人です。モータウンを代表す...テンプテーションズ/マイ・ガール
自ら作詞・作曲し歌うと言う、シンガー・ソングライターの先駆けでもある浜口庫之助さんは、数々のヒット曲を生んだ人として有名で、私も好きですが、有名バンドで曲を書いている中にもファンが多いと聞いて納得。個人的に一番好きな曲は、島倉千代子さんの「愛のさざなみ」です。でも詩は「なかにし礼」が書いているので、ハマクラさんの作詞作曲となれば、高田恭子の「みんな夢の中」が好きです。それが発売されたのが1969年の今日3月1日だったそうです。ジャケットを見てあれ?マイク真木のバンド、ザ・マイクスにいたあの娘だと。ビージーズのカバー「星空のマサチューセッツ」は、高田恭子のコーラスの絡みも生き、出来は悪くなかったと思うけれどヒット的には残念だったはず。B面は村井邦彦の書いた「夢の牧場」。sus4(サスフォー)を使ったコーラス...高田恭子/みんな夢の中
「ブログリーダー」を活用して、daddy-kさんをフォローしませんか?
ブログの引っ越しが済みました。新しいブログは「はてなブログ」です。タイトルは元に戻り「daddy-kのいきあたりばったり」で引き続きお付き合いいただける方は上記をクリック、またはこのURLまでお願いします。https://daddy-k.hatenablog.com/思えばAOLブログからスタートし、teacup、gooと旅して来たなぁ今度こそ続きますように。私のネタが尽きるまで…引っ越しました
前日の寒地研に続き中島公園の桜を見て来ました。こちらの公園にはソメイヨシノなどもありますが、目につくのはヤマザクラ。北海道で咲くの寒冷地性の桜で「エゾヤマザクラ」として、本州の物とは区別されているようです。正式には「オオヤマザクラ」と言うそうですが、一般的なヤマザクラよりも花の色が濃く、「ベニヤマザクラ」とも呼ばれるそうですが、その色と、待ちに待った春と言う事で、道民に愛されています。旧teacupのブログの時に、ヤマザクラに付いてこんな事を書いていました。昔”ヤマザクラの君”という言葉がありました。何となくロマンチックな響きはまるで清少納言みたいですが、誉め言葉では無く悪口なのです。イメージする人物をあげると、赤塚不二夫のおそ松くんに出てくるシェー!の「イヤミ氏」や、山上たつひこの喜劇新思想体系に出てく...中島公園のヤマザクラ
三月はまだ寒いけど四月になると暖かになる、これを三寒四温と言う…等という与太郎は私だけですが、無事春が巡り来てようやく桜の便り。沖縄の1月緋寒桜から始まる桜前線の終着は5月根室の千島。道東の帯広でも開花したそうで、桜前線ゴール間近のはずが昨日は生憎の雪だったそう。桜に舞う雪とは風情ある気もしますが、道東の方々にとっては迷惑な話だったで事でしょう。酒の「雪中梅」はあっても「雪中桜」は聞いた事が無いですし。昨年は5月6日の開花宣言で満開は11日だったそうですが、今年はどうでしょう?今年も昨年に倣い、5日から11日の間で、「日本一の遅咲き桜×映えるサイロのライトアップ」が予定されているそうですが、一度見てみたいですね。順調な天気が続きますように。札幌の寒地研(寒地土木研究所)にもチシマザクラが植わっていますが、...チシマザクラが咲きました
緑が嬉しい季節、山菜取りを楽しむ人も多いでしょう。野山が友達だった私も大好き。雪の残る沢で摘んだサワワサビ(正式な名称はいまだ不明)から始まり、フキ、セリ、コゴミ、ミツバ、王者の行者ニンニク、タランボ…思えば、小さい頃から食い物には執着していました。毎年この時期は故郷に帰り、慣れ親しんだ山で山菜取りをしてきたのですが、老眼が進んだこの頃、片道三時間以上のドライブはキツくなり、最近はご無沙汰ですが、来年は久し振りに行ってみたいものです。せめて目で楽しんでこようと、道立衛生研究所が開催する山菜展に行って来ました。ここには昨年も来て色々学んだはずが、一つ学ぶと二つ抜け落ちるなぁと愚痴りながら…右は食べた事の無いアズキナ(ユキザサ)。左上段はお馴染みの山菜ですが、セイヨウワサビ(ホースラディッシュ)は明治の外来種...大地の恵み山菜展
日本人は桜が好きですよね?江戸の昔から。落語にも花見で酒を売ろうと出かけた二人、共同で仕入れた酒をお互いに飲んでしまい、酒は完売したはずなのに(?)手元には残らなかったという「花見酒」とか、「花見の仇討」に「長屋の花見」などが出て来ます。札幌市内の開花宣言はまだですが、街中には既に咲いている桜もあり、なら円山公園はどうだろう?と、昨日様子を見て来ました。坂下グラウンドの周りが早いようで、咲き掛けのものも一~二輪ありましたが、あともう二日ほど欲しいという状況でしょうか?でも春が来たようでワクワク。そして大好きなカツラの木もハート形の葉を出しました。これも嬉しい。山の中腹にはまだ緑になる前の紅いカツラも残っていて、山裾を染めてくれありがとう。キバナノアマナも咲き出しています。私は食べた事が無いのですが、これは...春の蕾を探して(2)円山公園
昨日は市民ギャラリーまで散歩。美術ではなくロビー・コンサートを聞きにですが。オルガンのファニー・クソーさんはキタラの25代目の専属オルガニスト。2月のキタラのウィンター・コンサートは、彼女の編曲によるラヴェル等でさしたる印象は無かったのですが、ポジティフ・オルガンとヴァイオリンとのデュオには興味をそそられて。この日のプログラムですが、テーマが「音楽のオデュッセイア」だそう。オデュッセイアとは、ギリシャの英雄ユリシーズがトロイ戦争の後、10年もの歳月をかけ、困難に立ち向かい故郷を目指すと言う壮大なストーリーだそうです。デュオでコレッリのヴァイオリン・ソナタでスタート。ああ、いい感じじゃないですか。ポジティフ・オルガンとヴァイオリンの音量バランスがピッタリだし、多目的展示室のはずですが天井が高く、まるでシュー...市民ギャラリー/スプリング・コンサート
お酒飲む人花なら蕾今日も咲け咲け明日も咲けと言う都々逸があると、以前も書いたと思いますが、そろそろ酒…もとい、咲けの季節かな?と蕾探しに中島公園へ。ヤマザクラかな?だいぶ蕾が膨らみ、順調に行けば予想通り来週には花が見られそう。キタコブシはそろそろ開花しそうだし、ハウチワカエデもソメイヨシノも、シダレ柳も良い感じになっています。エゾアカガエルはこの枝にジャンプするのかな?日本庭園のカタクリも咲き出しましたが、ここのオープンは25日予定と言う事で、残念ながら垣の外からしか見られなかったので、移動して豊平公園の野草園に。ここでもまずは桜の蕾をチェック。啓翁桜ですが、ほぼ他の桜と同時期に開花かな?そして野草園ではカタクリが咲いていました。お久しぶりです。一年のご無沙汰でした。太陽に笑顔のヒマワリもいいけれど、私は...春の蕾を探して
仕事以外で人と知り合うきっかけは、今は大概SNSでしょうけれど、PCも携帯も無い時代は手紙を使った文通が主でした。そこで交流が続いている人がペン・フレンド。私の中では「文通」も「ペン・フレンド」も、とうに死語になってしましたが。私も高校生の頃、同級生の紹介で文通をした事がありました。顔も知らぬ女性とのやり取りは、最初はドキドキしましたが、元来が筆不精でしたから、10回もやり取りしたかな?長続きせずそのままフェード・アウトでしたが。あの頃は雑誌に文通希望欄みたいなのがあり、○○の好きな人文通しませんか?等と載っていて、当然住所も氏名も明記されていました。それで個人情報が悪用された、という話は聞いた事が無かったように思います。良い時代だったというべきでしょうけれど。こうした文通を通じて気が合い、そこから恋愛感...ケティ・レスター/ラヴ・レター
20年以上も昔仕事終りの夕暮れの公園、どこからかコーデッツの「ロリポップ」が聞こえ、見ると若いお嬢さん達がまだ珍しかったアカペラで練習をしていました。そこはエコーが響く場所では無かったけれど、ケニー・ヴァンスの「ルッキング・フォー・アン・エコー」が連想されて、今もこうしたスタイルの音楽に興味を持ってくれる人がいるんだ!と、嬉しくなった事を思い出します。ハイ・スクール時代、僕とぺーニーとアイラ、二人のイタリア人の男の子とオール・ディズを歌い、ムーン・グロウズやハープ・トーンズに、ザ・デルスなどを練習したものだった。地下鉄やロビー、講堂、玄関の壁など、エコーが返る場所を求めて。明日のを成功を夢みて、ストリートで練習に励む若者達の姿は、元J&ジ・アメリカンズのケニー・ヴァンス(右)の姿だったのかも。そしてこのア...ケニー・ヴァンス/エコーを求めて
今年の札幌の積雪は昨日時点でまだ15cmあり、平年は昨日2日が積雪ゼロになる日だそうですが、今年は今週末になりそうかな?ともあれ4月に入ったので春探へと。豊平川を渡る風は心地よく…とは言いませんが、河縁のネコヤナギが春を告げています。ネコヤナギを見ると「Pussywillows,Cat-Tails」と言う曲が浮かび、昨年のブログでケニー・ランキンの歌が好きと書きましたが、クロディーヌ・ロンジェの歌も大好きで、その儚げなウィスパーリングヴォイスが、川風に揺れるネコヤナギにも似て好きなのです。豊平公園の野草園を訪れると、公園内は雪が残っていますが、野草園は木のお陰で積雪が少なく、半分くらいは土が顔を出し、福寿草も前回より花が増えています。嬉しい。園芸植物ではスノードロップが早くも花を。チューリップはいまお目覚...早春を捜して野草園へ
普段は歌謡曲を聞かない私が言うのもピント外れ?とは思いますが、古い洋物ポップスの中には、なんとなく、歌謡曲をイメージさせる曲もありました。リックとランスの「さいはての慕情」(1962年)は、日本だけのヒットのようですが、短調の寂しげなハーモニカのイントロからしてセンチメンタル歌謡曲。克美しげるほかのカバー盤がヒットしたのも納得。というか良くこれがアメリカで発売されていたな?と。R&Bの世界では、ジ・エキサイターズの「テル・ヒム」(1963年)も、短調の歌謡ポップス的で良かったし、サビで長調に転調するとこも好きでした。両方とも短調のメロディが、歌謡曲ぽっく感じさせてくれるのでしょう。Doo-Wopグループのヴァーノン・グリーンとザ・ファントムズの「スィート・ブリーズ」となると、短調のメロディにハナから泣きの...演歌みたいなR&B
歳と共に唱歌や抒情歌が好きになりましたが、子供の頃は意味も分からず、ただ平仮名を追って皆で斉唱していたので、意味を取り違えて覚えていたものもありました。雪はウサギの足跡を目印に通り道に罠をかけ、捕まえ肉鍋にしました。さほど美味しいとは思わなかったったけれど、うさぎ美味し?(故郷)と歌われるし…とか、朧月夜に浮かぶのは山の葉?(朧月夜)、浜辺に行くのは明日か?(浜辺の歌)など、いま思うと"こっぱずかしぃ"(北海道弁)今頃になり、ようやく言葉と情景が一致する様になりました。が、きっとあの頃も、先生が授業の中できちんと説明してくれていたのだと思います。だけど、劣等生の私はまるで先生の話を聞いていなかったからなぁ…あの頃の歌詞はみな格調が高く、米国のラブ・ソングだった「モリ―・ダーリン」も、♪ものみな憩える静寂の...唱歌を聞きつつ春を待つ
先月NHKで「伝説のコンサートテレサ・テン」が放映されました。1985年12月の映像だそうで、当時は和モノに興味は無かったのだけど、多少幅が広がって来た今ならと、気なく録画しておいたのですが、思っていたよりずっと良かったので保存決定。特に気に入ったのが「夜来香」と「何日君再来」。1930-40年代と古い中国の曲で、日本でもその頃から親しまれているそうです。でもさすがは本場の歌姫テレサ・テンさん。私はおおたか静流さんが日本語の詩を書き、歌っているのも好きですが、聞き比べると意外とテレサ・テンさんとおおたか静流さんの声質が近い気がします。むろんメリスマの廻し方など歌い方は違うのですが、高域の艶やかな部分が似ているようで。おおたかさんの「夜来香」はアルバム「リピート・パフォーマンス」で、また「何日君再来」は「リ...もう一つの「みんな夢の中」
北海道博物館の企画展示で、楽器や口琴類などが展示されていると知り行って来ました。楽器と言うより、音を出すものを集めた感もあり、小鳥や動物をおびき寄せる笛などが多く展示されていましたが、そちらは20日に見所解説のトークがあるそうで、その時また来るとして、初めて見た楽器が月琴(下左)。幕末から明治にかけ愛された楽器だそうで、丸い胴に二本の複弦を弾片というピックで弾いたらしいですが、おそらく複弦の片方は共鳴弦なのか?、まさかマンドリンのようにユニゾンで弾くとは思えないし、ちょっと興味が湧いた楽器でした。隣にあったのが古いスチール・ギター。製造したのはテスコ(TEISCO)で懐かしいですね。今は無い会社ですが、高校生の頃はとっても手が届かなかったエレキ・ギターのブランドで、スチール・ギターも作っていたそう。という...北海道博物館見る・知る・考える
ボブ・ディランの「時代は変わる名もなき者」と言う伝記映画がある、と言う事で久し振りに映画館へ。あっと、今は複数の映画を同時上映するから、シネマ・コンプレックスと言うのですね、昭和のジジィはエイガカンとしか思い浮かばなくて。小さめの客席で夫々の興味に合せ選べるのは良いです。多様化したニーズに応えている。誰もが知っていた昭和のヒット曲に対し、今のヒット曲はターゲットが明確に分かれている、それに似てるなと何の脈絡も無くそんな思いがよぎりましたが。ニューヨークに出て来た若者、ロバート・アレン・ジマーマンが、ボブ・ディランとして歌い始め、新進気鋭のフォークのプリンスとしてその才能を開花させてゆく。その姿を見つめる"女王”ジョーン・バエズの熱いまなざし。※後に改名しボブ・ディランが本名になったそうです。そして常に前に...最初は名もなき若者だった
ベースのイントロが印象的なヒット曲と言うと、私が思い浮かぶのは2曲位しか無いのですが、一つはベン・E・キングの「スタンド・バイ・ミー」で、これはアメリカで20世紀に最もTVやラジオから流れた曲の第4位でした。※1999年のBMI(ブロードキャスト・ミュージック)調べによる。もう一曲がザ・テンプテーションズの「マイ・ガール」で、前者のベースはロイド・トロットマンが、後者はジェームス・ジェマーソンが弾き、ベース・プレーヤーとしてはジェームスの方が有名なはずです。両名共ジャズからスタートし、スタジオ・ミュージシャンになったそう。ロイドは名前しか知らないのですが、ジェームスはモータウンが誇るファンク・ブラザーズで知られ、数多くのレコーディングに参加し、世界中のベース弾きの尊敬を集めている人です。モータウンを代表す...テンプテーションズ/マイ・ガール
自ら作詞・作曲し歌うと言う、シンガー・ソングライターの先駆けでもある浜口庫之助さんは、数々のヒット曲を生んだ人として有名で、私も好きですが、有名バンドで曲を書いている中にもファンが多いと聞いて納得。個人的に一番好きな曲は、島倉千代子さんの「愛のさざなみ」です。でも詩は「なかにし礼」が書いているので、ハマクラさんの作詞作曲となれば、高田恭子の「みんな夢の中」が好きです。それが発売されたのが1969年の今日3月1日だったそうです。ジャケットを見てあれ?マイク真木のバンド、ザ・マイクスにいたあの娘だと。ビージーズのカバー「星空のマサチューセッツ」は、高田恭子のコーラスの絡みも生き、出来は悪くなかったと思うけれどヒット的には残念だったはず。B面は村井邦彦の書いた「夢の牧場」。sus4(サスフォー)を使ったコーラス...高田恭子/みんな夢の中
この「恋のバイカル」というレコード、中古で安く見つけたのですが、ちょうど黒沢進さんのグループ・サウンズ(G.S)関連の本が人気となり、彼が言い出した"ひとりGS"と言う言葉にもノッかりまして。ジャケットには本名、誕生日はともかく、身長・体重の個人情報までしっかりと。そして3サイズまでも。それが本当の数字かはともかく、グラビア・アイドルでも無いのに…もっとも当時はそういう人達はいなかった?当時はこうした情報は普通だったのですね?これを見て思い出したのが古い社報。昭和の時代には各職場の花を紹介する記事があり、仕事ぶりや趣味、家族構成などが紹介され、最後に"こっそり教えちゃう"と言う所では何と、3サイズまで紹介されていたのです。アーカイブでかなり古い物まで見る事が出来ましたが、さすがに昭和40年代中頃にはこのコ...あの頃は普通だった?こと
むかしの話なので記憶は曖昧ですが、歌舞伎役者は家柄が全てだから、たとえ大根でも周りが引き立てくれて格好がつき、二代三代目と名人が出来上がるが、噺家は個人の力量が全てだから、名人が二代続いた試しがない…みたいな話を読んだ事があります。もっとも陰で大根と言われた役者が今の際に、自分の力量がわかるのに何代目と言われて生きるのは辛かったと言ったという話もあるし、落語では志ん生の息子の馬生、志ん朝が共に名人でしたし、今は馬生の孫の小駒(金原亭)がどう成長するかが楽しみですが。さて1965年2月20日付でビルボード№1となったのが、ゲイリー・ルイスとプレイ・ボーイズの「恋のダイヤモンド・リング」でした。ゲイリー・ルイスと聞いて、ああジェリー・ルイスの息子と思い出す人は、もうそう多くはないと思いますが、父親のジェリーは...恋のダイヤモンド・リング
たった1曲のスーパーヒットを残し、その後チャートで活躍する事なく消えていったワンヒット・ワンダー(一発屋)と言うと、その曲が印象的であるほど宴の後…的な淋しさが募ります。例をあげると失礼ですが、60年のマーク・ダイニングの「ティーン・エンジェル」とか。ジーン・チャンドラーが歌い、1962年の2月17日付で3週連続№1となった「恋のスーパー伯爵(DUKEofEARL)」も、特大ヒットがゆえにそれに近い印象ですが、彼は70年にも12位となる「グルーヴィー・シチュエーション」がヒットするので、一発屋は失礼ですが。彼はデューケイズというグループのリード・シンガーとして活躍し、その時この曲を吹き込んだものの、所属のレコード会社がこの曲を気に入らず、ならばと変名で別の会社で発売した所が大ヒットという話だそうで、最初の...ジーン・チャンドラー/恋のスーパー伯爵
アカシヤの花の下で、あの娘がそっと瞼を拭いたのは赤いハンカチ…と、ハンカチから石原裕次郎の「赤いハンカチ」が思い浮かぶのは昭和世代。日活映画のスターで、歌う銀幕スターとしてヒットも多く出しますが、彼の歌い方はチェット・ベイカーをお手本に※していたそうで、確かにその気張らない、粋な感じは良く似ている気はします。それはさておき、北大植物園の続きは樹木で、今見られる珍しい木の花がハンカチノキ。花を取り囲んだ大きな苞葉が、確かに白いハンカチーフに見えます。中国原産のこの木は一属一種だそうで、そう言われると孤高の木という感じがし何だか格好良く見えます。あらためて入口から時計回りに回ると、藤棚も開花しツツジとのコントラストが綺麗。高山植物のゾーンではヤマツツジ(右)が満開、子供の頃にお尻の蜜を吸って遊びましたが、左の...ハンカチノキとホウノキ
嬉しい花の時期が続きますが、北大植物園ではレブンアツモリソウが今見頃です。アツモリソウは道東・道北方面に咲く花で、私は図鑑でしか見た事が無いのですが、濃い朱色らしいです。その礼文島のクリーム色の固有変種がこちら。礼文島ではそのどちらもが見られ、更にシロバナアツモリソウというのも混在して咲いているそうで、行って見てみたいものです。体力が残っているうちに…経済力もですが。平敦盛からのアツモリソウとくれば、熊谷直実のクマガイソウと言う訳で(一ノ谷の合戦)、こちらは露地植えでわりと数が見られます。矢除けの母衣(ホロ)に見立てられる花はアツモリソウも同じですが、こちらはブサ可愛く(?)感じるのは私だけでしょうけど。他にも鉢植えで大事にされているのが左よりツルラン、サルメンエビネ、キリシマエビネ。北米のエンレイソウも...植物園のレブンアツモリソウ
ニューオーリンズの歌姫として知られるアーマ・トーマスは、ソウル・ミュージックのファン以外には馴染みが無いかも知れませんが、私は「イッツ・レイニン」や「ブレイク・アウエイ」、「ルーラー・オブ・マイ・ハート」※など、好きな曲が結構あります。※オーティス・レディングにより「ペイン・イン・マイ・ハート」に改作されヒットしたのは有名ですが。今日5月16日は、彼女の最大のヒットとなった「ウィッシュ・サムワン・ウッド・ケア」が、ビルボードで17位となった日…1964年の事ですから今から60年も前の話ですが。彼女を知ったきっかけは、多分ソウル評論家の桜井ユタカさんからだった気がするのですが、ローリング・ストーンズがカバーした「タイム・イズ・オン・マイ・マインド」からだったかも知れません。これは彼女が「ウィッシュ・サムワン...歌姫アーマ・トーマス
先月黄色い花のカタクリを見た北海道立衛生研究所の薬用植物園、5月10日が一般公開なので、この時期の二週間の変化は大きいのでは?と思い再び行って来ました。早目に来たので時間までベンチで仰向けになり空を見上げます。良い季節になりました。まずは気になっていたクロユリ、おお愛らしく咲いています。うつむき加減の花が好き…ですが、鉢が低い地面に置かれているので少しうつむき過ぎですが。クロユリと言うと♪黒百合は恋の花~という歌を思い出します。黒百合は全国で見られるそうですが、この歌詞にはニシパ※にあげようか、黒百合は毒の花アイヌの神のタブーなどの歌詞があるので、私は高山~北海道の花と思っていました。※尊敬する男などの意味らしいです。また昔話で某グループ・サウンズが出した「黒百合の詩」という曲、これがアソシエイションズの...クロユリも咲きました
新緑が藻岩山をつつみ、いよいよ花の季節から緑の季節へ。だから今咲く桜もピンクから緑へ…とは強引ですが緑の桜を観て来ました。咲き始めだからなのか鮮やかな緑。初めて知ったギョイコウ(御衣黄)という桜、植物園で見たミドリザクラより濃い緑は江戸の中頃にサトザクラを品種改良したものだそうで、雅な名で見てみたいと思っていたら、札幌でも植わっていると聞いて行ってみたのが星観緑地。桜の開花宣言から数日おいて行ったのですが、この時は「まだですね、ソメイヨシノと八重桜の間位で見られると思います」と聞き、頃合いを見計らって次に行った日(5/2)もまだダメ。でもこの日は、前に来た時は無かった案内看板が設置されていたのでもう少しかな?と。ここまで来たら意地(?)と三度目のチャレンジ。来年にしようという発想が無いのですねぇトシになる...緑の桜が咲きました
10年近く前ですが、仕事で外回りをしていて出会った手稲区の軽川に架かる前田大橋。"大橋"と言っても小さな川の生活道路ですが、その水車を模した木の欄干や、木を使ったスカート部など、とても気に入りました。この手稲山から流れる軽川は今でこそ小川ですが、昔はもっと水量があって、あちこちで水車の廻る音がしていたのでは無いか?このデザインはその記憶をとどめるため?そう思い役所などに問い合わせるも経緯は不明のまま。私の探求心不足ではあるのですが。ただ、手稲の駅前に「水車」という美味しい餅菓子屋さんがあり、その店に「初代が軽川の水で水車を廻し精米を始めたのが始まり」とあり、そう外れてはいないと思うのですが。※当時アメブロに「水車大福と団子と」としてブログを書きましたのでご参考まで。仕事をやめ、こちらに来る事も無くしばらく...前田大橋が木の橋だった頃
冬季間お休みだった北大植物園、屋外部分がオープンしたので春を愛でて来ました。ふぅ北海道の春は忙しいなと嬉しい悲鳴ですが、この時期楽しみなのがここでしか見た事の無い黄色いミズバショウ。今年はまだ小さいです。あと一週間位で見頃かな?キクザキリュウキンカ(中)はいま見頃ですが、普通のリュウキンカはもう半分くらいは花が落ちていました。それを見ながらいつものように時計回りで高山植物園へ。アポイ岳も花のシーズンの始まりかな?と思いつつのヒダカイワザクラ、テシオコザクラにユウバリキンバイ、エゾノチチコグサ…鉢にプレートが付いているので助かりますが、さすがに高山植物の女王コマクサはプレートが無くともわかります。ただいま可憐な蕾が顔を出し始めたところです。本日はお日柄もよろしく…と、ゼンマイの茎の綿毛を集めているヒガラに出...北大植物園で春めぐり
黄色いカタクリは何度か見た事がありますが、これは北米原産の種類みたいで、日本には栽培種で入ってきているようです。ここ北海道立衛生研究所の薬用植物園には、結構な数が咲いているのは知りませんでした。普段は一般公開していない場所だから。この日は「春の山菜展」開催で一般開放され入場は無料。数年前にも一度来た事があり二回目になるのですが、前回に比べこちらの学ぶ姿勢が変わった(?)のでしょう、新しい発見があり、ゆっくり時間をかけ拝見させてもらいました。たまたま前日食べたシャクに興味を持ったのですが、よく似た植物でドクゼリがあり、これはトリカブト、ドクウツギと並ぶ日本三大毒草だそうで。それで今までシャクも採らなかったような…気もしてきましたが、見分け方を学んで来ました。確実なのはシャクの根元にはハカマ(写真右)があり、...黄色い花のカタクリ
札幌から少し距離がありますが、浦臼神社のカタクリを見たいと国道275をドライブ。おお、なるほど。神社の横にはカタクリとエゾエンゴサクが一面に広がり見事です。初めて来てみましたが良いですね。"里山の春の妖精”カタクリとエゾエンゴサクの共演。私の故郷に近い様似町の観音山も、海の青を望みながらカタクリを愛でられて素敵だけど、ここのエゾエンゴサクの青とカタクリのピンクも素敵、そしてスケールが大きい。ようやく今年は開花期に間に合った…と言いたいですが、少しピークは過ぎた感もあります。でもまだ充分楽しめ散歩する人達、三脚に"大砲"レンズをセットし構える人達、このお花畑にはリスが現れそれがお目当て。私もそこは楽しみにして来たのですが。いつも思うのですが、私はうつむき加減の花が好き。空に向け眩しい笑顔の花も素敵だけど、う...浦臼神社のカタクリ
星観緑地の後は近くの星置緑地へ。去年来た時はかなり遅い28日でしたが、今年ももうミズバショウは終り頃で、その代わりエゾノリュウキンカが満開になっていました。子供の頃ヤチブキと呼び、茹でて食べた貴重な春先の"青物"で、食感はなんとなく覚えているのですが、今は、たまに食べてみたいと思い出す程の味では…無いですね。エゾアカガエルの卵です。拡大してみるとオタマジャクシの格好になって来ています。子供の頃はカエルが一杯いましたが、近付くとピタッと鳴き声が止まるので、♪カエル、カエル、鳴かないとコッコ※とるぞ…と囃し、ボッコ※の先で卵塊を引っ張り上げて遊んだのは、北海道育ちの子供あるあるではないかと。※コッコは卵の事で子+コ、ボッコも棒+コで、北海道~東北の方言。そのオタマジャクシの捕食者(?)、エゾサンショウウオの卵...星置緑地の水辺
札幌の桜の開花、4/11時点で私の予想は20日としたのですが、それより速い18日でした。それから気温が下がって満開は遅れる?と思ったのですが、この日はお天気が良かったので、そろそろ見頃かな?と行って来ました。今回初めて知った星観緑地は札幌と小樽市銭函の境にあり、星置緑地とも割と近いかな?緑のウォーキングで併せて回るのにちょうど良い?と思いつつ車で移動ですが。この場所は銭函の海に近く、札幌市内より気温は低目。そのせいなのか?種類の違いなのかはわかりませんが、桜の木全体で見るとまだ蕾のものも多くありました。その中でひときわ濃厚なピンクの蕾も見かけました。種類は不明ですが、中の何本かがこの元気なピンクで開花が楽しみ。満開になった桜も、まだ蕾の桜も併せて見られるのは今時期のメリット。ほかの緑もグングン増え、見上げ...星観(ホシミ)緑地の桜を見に
私は話の最後に余計な一言を加える事が多い(らしい)のだが、本人はユーモアのつもりで言っているのが、往々にしてブラック・ユーモアになったり、失言になっているらしい。そのあたりが無自覚なのは困ったものです。この日は失言…そうだ、湿原を見に行こう!と、無自覚のまま(?)マクンベツ湿原へ。ここは石狩市を流れる石狩川に沿った湿原で、道内屈指のミズバショウ群生地ですが、この日はまださほど多く開いて無くて、見頃を迎えるのは来週あたりからでしょうか?それでも場所によっては白い苞が開いて綺麗でした。周りに生えているのはハンノキ。ここのミズバショウは湿地の特性?なのか、西岡水源地などの他の場所に比べ、せっかくの白い苞が泥や浮遊物(?)などで汚れている個体が多いのですが、その中では割と綺麗に開いていたものをピック・アップしてみ...マクンベツ湿原の水芭蕉
新聞の紹介で手稲区の「三樽別」地区を描く細谷きよ子さんと、水彩の塩見アイ子さんお二人の作品展とあり、三樽別って今もある細い川だよね?と思って行ってみることに。三樽別は今の手稲区富丘辺りを指す地名でしたが、細野さんの「1955三樽別の片隅で」は、そこで暮らしていた細野さんの5~8歳の思い出を絵にしたそうで、まさに私と同年代の方でした。私の住んでいた太平洋岸の田舎町とはかなり離れているのですが、絵の内容の大半が私の思い出とも重なります。都会と思っていた札幌と私の舎住んでいた田舎が、子供達は同じような生活をしていたんだと思うと嬉しくなって。こちら「モミの木」の絵の部分で、モミの木を担ぐお父さんと、ミズキをかついだ女の子。この頃からのクリスマス飾りはハイカラなお宅ですね、我が家はモミの木は覚えが無いのですが、歳の...サンタルベツ1955
いま時期の札幌の平年気温は10度くらいだそうですが、先日は6月下旬並みの22度にもなりびっくり。次の日は4度という18度の寒暖差は厳しかったのですが、なんとかこの日は平年並みに戻ると言うことで、公園で木の芽の膨らみを探してみました。最初に見たのは体育館横に植わったエゾヤマザクラ。かなり芽が膨らんできています。これからは15度前後のお天気になるでしょうから、この様子では20日位には開花が見られるのではないかな?と楽しみ。…予想が当たると嬉しいのですが、その時は一人秘かに乾杯かな?チシマザクラ(右下)はまだ少し硬いようですが、例年より蕾が多い気がして楽しみです。ほかの桜では遅咲きのヤエザクラ(上中)はまだ硬い感じで、シダレザクラはまだ近寄れなくてわからないのですが、全国標本木(?)のソメイヨシノ(左)はしっか...つぼみ探しに公園へ
鳥の版画を見た次は、新聞記事でもう一つ興味を持った「ガラス絵」展を見てきました。こちらの撮影も「今回は宜しいですよ」との事でありがとうございます。美にも疎いので、ガラス絵ってステンドグラスみたいなもの?などと思って来てみると、キャンバスの代わりにガラスに描いた絵が並んでいて、描かれている作家さんも割といらっしゃるみたいです。特徴といえば、生地と違いガラスが絵具を吸わないため、色がくっきりと残り、それがとても鮮やかで綺麗なことでしょう。こちらは「雪渡り」という作品の一部ですが、そのクリアな感じが伝わりますでしょうか?次は、いま時期らしい「春はすぐそこに」という作品で、落葉樹はまだ葉が出る前ですが、丘の上はもう春めいた明るさ。手前には春を待つ狸の親子。作者は北海道出身だそうで、もしかしてエゾダヌキかな?可愛い...前田伸子ガラス絵展
札幌も昨日ようやく積雪ゼロになったそうで、特に早かった昨年とは10日遅れ、平年と比べても3日ほど遅れたそうですが。大通公園もすっかり春景色…と言いたいところですが、雪が寄せられていた場所は、まだご覧の通り。ま、それも春への通過点ですしね。さて普段はギャラリーなど縁が無いのですが、昨日は新聞で見た「北国からの鳥だより~野鳥をモチーフにした木版画の世界」に興味を惹かれ見て来ましたが、さすがにビジネス・ゾーンや商業ゾーンは、まったく雪が残っていませんでした。北海道で鳥の版画というと、ダイナミックなシマフクロウの版画で有名な、手島圭三郎氏が私でも浮びます。今回拝見したAccotoriさんはお名前も作品もはじめてですが、彼女も手島さんの指導を受けているお一人だそうで、いいなぁ絵心のある人は羨ましい。ウトウの狩りの様...Accotori北国からの鳥だより
クラッシクに疎い私にプロコフィエフの話など出来ないのだが、ロック・ヴァージョンなら多少は首を突っ込んでも…という訳で、ロックになった「ピーターと狼」のお話です。この曲ではピーターが弦楽四重奏、狼はホルン…などの楽器で表すそうですが、ここではそれがロックの楽器に置き換わっています。むろん演奏するのはロック・ミュージシャン。~最近はロック楽器にも強いオケ・メンバーもいるそうなので、その人達が演奏するのも面白そうですが~メインとなるギターは、我が国のギター・キッズに絶大な人気のあったゲイリー・ムーア。彼は10代の頃よりクラッシクにも興味を持ち、ヴァイオリンの楽譜をギターで弾いていたという逸話もありますからこの企画にはピッタリかも。ロック・コンボに多様な表現の幅を持ち込んだのがシンセサイザー。その演奏陣も豪華でマ...ロック版ピーターと狼
以前行った「オルガン・ウィンター・コンサート」で、チャイコフスキーの「くるみ割り人形」から「行進曲」が演奏されたとき、頭をよぎったのがエマーソン、レイク&パーマー(EL&P)のロック版「ナット・ロッカー」でした。この曲はキース・エマーソンのオリジナル・アレンジだろうと思っていて、彼の曲は他にも「展覧会の絵」などあり、彼がクラッシックもキッチリ学んだのではないか?という印象からですが、実はお手本となるアレンジがあったのだと後で知る事に。そのお手本となったのがB.バンブル&ザ・スティンガーズで、恥ずかしながら初めて聞いたグループですが、彼らがシングル曲を出していたのが60年代初頭だそうで、なら私はまだ小学生(!)なので知る由もなく、そもそも曲が日本で発売されていたのかも不明。…と、言い訳し気が済んだ所で彼らの...ロック版くるみ割り人形
3月下旬ともなるとさすがに日中はプラスの気温。まだ5~6度と低いけれど二日続けて良いお天気。なのでこの日はネコやなぎを見るため豊平川沿いを散策してきました。十九条橋から見ると散歩コースは除雪されていませんが、一部にはスノーシューの人達が歩いた道?がつき、川縁では白くて柔らかそうなふくらみが見えています。紫式部が「まゆにこもりたるはいとおかし」と表現したという、冬芽が開き"まゆ"からフワフワの毛が顔を出す…残念ながらもうそんな開き始めの頃は過ぎていました。三月も下旬ですからね。ネコやなぎは猫の尻尾からの連想なのでしょうけど、同じ連想をした国は多いみたいで、ドイツもフランスもそうみたいですし、英語ではお馴染みのニャンコのしっぽ=プシー・ウィロウ(PussyWillow)です。カナダを代表するシンガー&ソングラ...豊平川ネコやなぎ散歩
彼岸も過ぎて札幌もようやく雪から雨への季節へ。あちこちで雪割り・氷割りをやっていて、放っておいてもそのうち溶けるのは承知の上で、より早く春が訪れますようにと雪を割る気分は、半年を雪と過ごした人ならわかるはず。理科の時間に固体と液体を習った小学生、では氷が溶けると何になりますか?に「春になる」と答えたと言うのは雪国あるあるのジョークですが、そんな春を待つ気分とは関係なく、今日3月21日はアーリー・ソウル期から活躍したソロモン・バークの誕生日。まだR&Bもソウルも区別がつかなかった私が、ソウル・ミュージックと意識したのはサザン・ソウルからでした。巨人オーティスが飛行機事故で亡くなり、その後に発売された「ドック・オブ・ザ・ベイ」がヒットした辺りから彼のアルバムを集め出し、サザン・ソウルが好きになってそこから手を...ソロモン・バーク/ザ・プライス