以前からこのブログで何度かお話ししているのですが、うちの太極拳の一丁目1番地はスクワットです。これがきちんとできないと動きが安定しません。これがちゃんとできるようになると、套路のさまざまな動きが楽にできるようになります。個人レッスンを行った時の写真を参考にしながら、どんなことに注意をしなければいけないかを紹介してみようと思います。まずは1枚目の写真を見てください。スクワットで重要なことは、三つあります。一つ目は膝と爪先が一直線になっていること、この点ではこの方のスクワットは悪くありません。次に、頭の中心、股関節、くるぶしが一直線になっていることです。これが一直線になっていると体の中で最も重たい部分である頭の重さが重力に逆らわないで、まっすぐに足の裏に落ちていきます。そのために余分な筋肉を使う必要もなく、軸がしっかりするので、足を動かした時に、上半身のバランスを取り直す必要もなくなります。写真では、股関節とくるぶしの位置関係は悪くないのですが、頭が少し前に行っています。その原因は、骨盤が前傾していることです。骨盤が前傾してるために脊椎から上が中心より前に動いてしまい、頭が前に行ってしまっ