【建築特徴】タリアセン|フランク・ロイド・ライト
タリアセンは、建築家フランク・ロイド・ライトの「自邸兼設計事務所」として1911年から建設が開始された建築物である。自宅・設計事務所の他に、このタリアセンにはもう一つ「建築塾」としての機能も備わっており、ライトの弟子たちが共同生活を営みながら、建築の実践と教育を行う場にもなっていた。そんなライトがエッセンスが詰まったこのタリアセンは、アメリカ内の2か所に存在している。一つは、アメリカ合衆国中西部最北の地・ウィスコンシン州に建つ「タリアセン・イースト(1911年~)」。※単にタリアセンともいう。もう一つは、アメリカ合衆国南西部のアリゾナ州に建つ「タリアセン・ウェスト(1938年~)」である。ライトとその弟子たちは毎年2回、隊を組んでウィスコンシン州とアリゾナ州を行き来していたという。
2024/02/24 21:39