レム・コールハース(OMA)とは?【代表作品6選を徹底解説】
レム・コールハースは、ロッテルダム・ニューヨーク・北京・香港の4つの大都市に事務所を構える世界的建築設計事務所「OMA」を統括する世界的建築家である。オランダ・ロッテルダムで生まれたレム・コールハース。ハイスクール卒業後すぐは、父親の影響もありジャーナリスト・脚本家としての道を歩んでいたが、24歳の時に建築家という仕事に興味を持ち、ロンドンの私立建築学校「AAスクール」に突如入学。その後、地元ロッテルダムに建築設計事務所「OMA」を設立し、建築家としての道を歩み始めた。1978年に出版した『錯乱のニューヨーク』では、マンハッタニズムという独自の建築論を展開し建築界に衝撃を与え、その後1995年に出版された『S,M,L,XL』でも、OMAの過去20年活動を時系列ではなくスケールに従って並べるという革新的なな体系手法を確立し、建築理論家としてその名を建築界に轟かせた。また、コールハースは独自の理論を実作でも展開しており、代表作である「中国中央電視台本部ビル」や「シアトル中央図書館」など、様式や固定概念にとらわれない前衛的な作品を数多く残している。
2024/01/15 16:49