アナウンスもなくご無沙汰してしまい、大変申し訳ありませんでした🙇♀️昨年末にぱったりと倒れてしまい、ようやく退院が叶いました。Amebaブログにも久方ぶりの…
信義(シンイ)のドラマと小説の世界を題材にした二次小説です。最終回のその後のウンスとヨンを妄想して綴っています。シンイの世界を愛するあなたと、想いを共有できたら嬉しいです♡
「急ぐなら一緒に乗った方が早いわ」私は嫌がるムジンさんを説き伏せ、馬車に引き入れた。典医寺で殴り掛かってきた時や、チェ家の門前で怒鳴っていた時の威勢の良さは無…
「ウンス様、支度はお済みですか?」閨室の外からファジャさんの声がして、私はぼんやりと見つめていた櫛から顔を上げた。「テマン様がお見えになりました」「今行きます…
隅にぽつりと明かりが灯された室内は程良い薄暗さで、俺は奥の壁を背にして結跏趺坐(けっかふざ)を組んだ。ヒョンウが扉の外に腰を下ろす気配を確かめて、静かに目を閉…
夜半を過ぎた頃。俺はチュンソクに警護を引き継ぎ、王様の寝所を後にした。あれほど騒々しかった宴もとうに果て、今では屋敷全体が糸を張り詰めたかのような沈黙(しじま…
茶を淹れ終わったドチ内官が寝所から退室するのを見届けて、俺は王様の対席に腰を下ろした。「予想以上に広大な屋敷であったな。其方達には苦労をかける」宿泊先を変更し…
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大司憲(テサホン)の胸倉を掴みながら、俺は腰元の仕込み刀に手を掛けた。「喋らせる方法など、幾らでもある」その時ーー。「大護軍チェ・ヨン。その手を放すのだ」芯の…
ご無沙汰してしまって、本当に申し訳ありません。凄く久しぶりにAmebaにログインしました。不在の間にコメントを書き込んでくださった方々に、不義理を心よりお詫び…
通りを駆ける最中(さなか)、ふと奇妙な視線を感じた気がして、俺は周囲を見回した。「何かありましたか、大護軍」馬脚を早めて近付いて来たのは、迂達赤副隊長のチョモ…
ソアさんの体調が思わしくない。人質として怪我を負わされた上、連日の馬車移動とくれば無理からぬ事だけれど。命に別状がないとはいえ、心理的にも物理的にも大きなスト…
「これはこれは。夜分遅くに何用か」案内された部屋に足を踏み入れた途端、室内に充満していた酒と白粉の匂いが鼻を突く。そこには華美な衣装や色味の強い化粧で盛装した…
「テマナ…此処がどこだか分からない訳じゃないだろう?」秘密組織である手裏房の隠れ家に、部外者を容易く引き入れられては困るのだと、私は肩で息をしている馴染みの青…
「駄目だ。どこにも隙がない」「どうする?姐さん。あれじゃあ、屋敷に近寄る事すら出来ないよ」ジホとシウルは途方に暮れた様子で、店先の椅子に腰を下ろした。町中に配…
皆様いかがお過ごしでしょうか。yme-meyです。更新が滞りがちでしたが、そろそろ本腰を入れてお話を展開させて行こうかと思っております。それに先立ちまして、避…
「止まれ、其処な小僧!」典医寺から走り出たおいらを呼び止めたのは、自然と聞いている方の背筋が伸びるような、芯の通った声だった。(急いで手裏房に知らせなきゃいけ…
ソアさんの額に滲む汗を拭い終わると、私は両手で自分の頭を抱え、ぐしゃぐしゃに掻き回した。「何が、知らぬ事とはいえ、よ。絶対確信犯じゃない!だって…」だってあの…
手当が終わると、私達はすぐにお屋敷の裏手に連れていかれ、そのまま馬車に押し込まれた。走り出してから随分と時間が経過したようだ。早朝にチェ家のお屋敷を出たはずが…
「キム・ウォンス様!キム・ウォンス様っ!リュ・ソアです、ここをお開け下さい!」切迫した声音と共に、入り口の扉を激しく叩く音がする。(ソアさん?なぜここに…)キ…
大司憲(テサホン)の胸倉を掴みながら、俺は腰元の仕込み刀に手を掛けた。「喋らせる方法など、幾らでもある」その時ーー。「大護軍チェ・ヨン。その手を放すのだ」芯の…
ご無沙汰してしまって、本当に申し訳ありません。凄く久しぶりにAmebaにログインしました。不在の間にコメントを書き込んでくださった方々に、不義理を心よりお詫び…