ヒトって厄介な生き物なんですね
生産性がないとダメですか? 『生殖記』を読みました。 朝井リョウさんの著作を読んだのは、『何者』以来です。 不思議な感覚を味わえる読み物です。 なんて言ったって、語りがヒトに宿る生殖器目線なんですから。 語りが生殖器??? もうちょっと詳しく言うと、生殖器に宿る生殖本能です。 ???・・・ですよね。 この生殖本能が宿っているのがオスのヒト個体である尚成(しょうせい)です。 すぐに夏目漱石の『吾輩は猫である』を想起しました。 こちらは、猫目線でご主人様を語るわけだから、 考えてみれば、相当ヘンテコなお話ですよね。 一方、『生殖記』では語りが生殖本能ですから、 似ているけど、さらにその上を行ってる…
2025/02/25 17:27