過ちを見て内に自ら訟むる者は顔回なり
過ちては則ち改むるに憚ること勿れ。間違いは是非とも改めるべきである。 当たり前のことで、極く簡単な道理だ。 しかし難しいといえばこれくらい難しいこともない。 改めるというのは、単に姿勢の上だけではない。同じ過ちを繰り返さないようになって、初めて改めたといえる。 そのためには内面的に真剣な努力を重ねる必要があり、これが大変に難しいのである。 過ちを見て内に自ら訟むる 二つの解釈 耳目聡明とは 人を知るは易し 己を知るは難し 顔回の偉さ 孔門中顔回のみ 子貢の顔回評 嘆きと戒めの言葉 顔回を偲ぶこころ 過ちを見て内に自ら訟むる 論語公冶長篇に曰く、 子曰く、やんぬるかな、吾れ未だ能く其の過ちを見て…
2023/05/17 15:43