ファナックで使用できる記憶媒体は「コンパクトフラッシュ(CFカード)」と「USBメモリ」の2種類です。 これらの記憶媒体を使ってFANUC装置と入出力を行うと、まれに以下のエラーが発生します。 CFカードの場合:「SR1964:カード認識不
【FANUC 0i MODEL-D】アナログ入力モジュールでデジタルデータを取得する手順
対象のモデル FANUC Series 0i-MODEL D ここでは、分散I/O分線盤I/Oモジュールを使用しているFANUCのPMCでアナログ入力を扱う方法について解説します。 アナログ信号を読み出す対象のセンサーは、キーエンスの流量セ
【レベル2-2】ダウントランスとスイッチで電磁接触器を操作する
レベル2−1で設置した電磁接触器をスイッチにて操作する回路を追加します。 電磁接触器単体では用をなさないため、コイルを操作する回路が必要です。 ここではコイルを操作するために、単相交流100Vを作り出すダウントランスの追加と操作用のスイッチ
【レベル2-1】電磁接触器を追加する|設計しながら学ぶ電気制御設計講座
ここでは、レベル1「汲み上げポンプを回す回路を作る」で完成した回路に電磁接触器を追加します。 電磁接触器は動力回路の開閉をおこなうリレーの役割を持つ機器です。 電動機のような大容量の機器を制御するうえで必ず登場するため、この章を通じて選定方
【レベル1-7】線番号を割り付ける|設計しながら学ぶ電気制御設計講座
ここでは線番号の割り付けをおこないます。 線番号とは、電線ごとに名称を割り振ることで接続先を可視化しメンテナンス性を向上させるものです。 名称の付け方に明確なルールはないものの、規則性をもたせると、線番号から回路の当たりをつけやすくなります
【レベル1-6】中継端子台を選定する|設計しながら学ぶ電気制御設計講座
ここでは、制御盤と汲み上げポンプの電線を中継するための中継端子台を選定します。 中継端子台の選定 端子台を選定するにあたって、考慮するべき条件は以下のとおりです。 端子台への通電電流85.6A電線の太さ(主回路)38sq電線の太さ(接地線)
【レベル1-5】電線管と電線を選定する|設計しながら学ぶ電気制御設計講座
ここでは、制御盤から汲み上げポンプの電動機までを接続する電線と電線管を選定します。 電線の選定 電線を電線管に通す場合、電流減少係数が大きくなります。 そのため、制御盤内と同じ電線太さでは許容電流が足りないかもしれません。 電線管に通す場合
【レベル1-4】接地(アース)線を選定する|設計しながら学ぶ電気制御設計講座
ここでは、接地線(アース)の選定をおこないます。 負荷のブレーカーの定格電流から接地線の太さを計算する 接地線の太さは、負荷のブレーカーの定格電流に0.052を乗じることで計算できます。 接地線の求め方 接地線の太さ[sq] = ブレーカー
【レベル1-3】汲み上げポンプ用電動機のブレーカーを選定する|設計しながら学ぶ電気制御設計講座
ここでは、メインブレーカー(ELB)を設置していきます。 ブレーカーの回路記号 ブレーカー(配線用遮断器)の回路記号は上記のとおり。 機器符号は『ELB』、補助情報に定格電流(AT)とフレームサイズ(AF)を記載します。 上記の場合、定格1
【レベル1-2】制御盤内主回路の電線を選定する|設計しながら学ぶ電気制御設計講座
ここでは、制御盤内の主回路における電線を選定します。 電線に流れる電流を確認する 回路ブロック①、②ともに流れる電流は85.6Aです。 そのため、①②ともに電線は同じとなります。 電線の敷設環境から減少係数をわりだす 電線を選定する前に、敷
【レベル1-1】汲み上げポンプ用電動機のサーマルリレーを選定する|設計しながら学ぶ電気制御設計講座
ここでは、汲み上げポンプ用の電動機保護としてサーマルリレーを設置します。 サーマルリレーは電動機を過負荷による焼損から守るための機器です。 汲み上げポンプのスペックをもとに、適切なサーマルリレーを選定していきましょう。 サーマルリレーの回路
【レベル1】汲み上げポンプを回す回路を作る概要|設計しながら学ぶ電気制御設計講座
設計しながら学ぶ電気制御設計講座のレベル1では、汲み上げポンプを回す回路を設計します。 レベル1のゴールは、電動機と電源情報から上記の回路を設計することです。 レベル1課題の概要 汲み上げポンプ用の電動機をブレーカーのON/OFFで操作する
講座の目的とゴール|汲み上げ装置を設計しながら学ぶ電気制御設計
本ページでは、汲み上げ装置を設計しながら電気制御設計を学べます。 講座の目的 本講座の課題を一通りこなし、シーケンス制御におけるハード設計の基礎を身につけてもらうことが目的です。 本サイトだけで完結できるよう、講座の途中で登場する制御機器は
スイッチング電源(AC-DC)の役割と選定方法|シーケンス制御ハード設計基礎
この章のまとめ スイッチング電源(AC→DC)とは交流電源を直流電源に変換する機器 ハード回路設計に必要なスイッチング電源の性能は以下のとおり 入力電圧(AC) 入力周波数(Hz) 突入電流(A typ.) 突入電流時間(msec) 出力電
保護中: 漏電遮断器と配線遮断器の違いと選定方法|シーケンス制御ハード設計基礎
漏電遮断器とは過電流に加えて漏電を検知して回路を遮断するブレーカー 漏電遮断器とは、過負荷や短絡による二次側の過電流から配線を守り、漏電による感電から人体を守る機器です。 漏電ブレーカーとも言います。 配線遮断器(ブレーカー)との大きな違い
サーキットプロテクタの役割とは?ブレーカーとの違いは用途|シーケンス制御ハード設計基礎
この章のまとめ サーキットプロテクタの役割は2次側負荷の保護 サーキットプロテクタとブレーカーの違いは定格電流と引きはずし電流の大きさ サーキットプロテクタの性能は以下の点で示される 極数(P) 定格電流(A) 定格遮断容量(kA) 電流の
乾式交流変圧器(ダウントランス)の役割と選定方法|シーケンス制御ハード設計基礎
この章のまとめ 交流変圧器(トランス)とは電圧を変換する機器 ダウントランス ⇒ 1次側入力電圧 > 2次側出力電圧 アップトランス ⇒ 1次側入力電圧 < 2次側出力電圧 トランスの性能は以下の5点で表される 相数(P) トラ
配線用遮断器(ブレーカー)の役割と選定方法|シーケンス制御ハード設計基礎
配線用遮断器(ブレーカー)とは二次側負荷の過電流から電線を保護する機器 配線用遮断器(ブレーカー)とは、過負荷や短絡による二次側の過電流から配線を保護するための機器です。 ノーヒューズブレーカーとも呼ばれ、ヒューズを使用していないため、スイ
設計で抑えるべきサーマルリレーの基礎と選定方法|シーケンス制御ハード設計基礎
サーマルリレーとは? サーマルリレーとは、電動機の過負荷や拘束電流を検出し、過電流による負荷の焼損を防止する機器です。 バイメタルという金属が過電流により発熱して湾曲変形することで、接点を強制的に開放する仕組み。 過電流にて接点が開放した状
電磁接触器と電磁開閉器の違いと選定方法|シーケンス制御ハード設計基礎
この章のまとめ 電磁接触器とは電動機などの出力が大きい機器を制御するリレー 電磁接触器と電磁開閉器の違いはサーマルリレーの有無 電磁開閉器は電動機の定格出力と主接点の開閉頻度でフレームサイズがきまる 接点制御用のコイル仕様を決める際は、制御
保護中: リレーの仕組みとシーケンス制御で登場するリレーの種類|シーケンス制御ハード設計基礎
リレーとは電気信号で回路のオン/オフを切り替える部品のこと 電気信号の入力状態で回路のオン/オフを切り替える部品のことを、リレーと呼びます。 日本語では『継電器』です。 簡単な言葉に言い換えると、電気信号でオン/オフを切り替えるスイッチのよ
保護中: 電動機の始動電流(突入電流)の基礎とブレーカー保護の考え方|シーケンス制御ハード設計基礎
電動機の始動電流(突入電流)とは始動時に流れる定格電流以上の電流のこと 電動機における始動電流(突入電流)とは、電気を投入した直後に発生する定格電流以上の大電流のことです。 電動機の場合、定格電流の5~7倍の電流が流れます。 始動電流に対し
保護中: 設計者が抑えるべきリレーシーケンス制御の基礎と使い所|シーケンス制御ハード設計基礎
リレーシーケンス制御とはリレーなどの物理接点を用いたシーケンス制御のこと リレーシーケンス制御とは、リレーやスイッチなど物理的な接点で構成されるシーケンス制御のことです。 上記のサンプル回路は、押しボタンPB1を押すとモーターが運転し、PB
電線の規格AWG(アメリカンワイヤーゲージ)とSQ(スケア)の違いと対応表|シーケンス制御ハード設計基礎
この章のまとめ AWGはアメリカのUL規格に準じた電線の太さを示す尺度 SQは日本のJIS規格に準じた電線の太さを示す尺度 SQで必要な電線太さを割り出し、対応表からAWGに変換するとラク 圧着端子はSQ相当のAWGなら同じものが使える 図
電線の許容電流は太さと周囲温度と束ねた本数で決まる|シーケンス制御ハード設計基礎
この章のまとめ 電線の許容電流は、電線の種類、製造メーカーごとに違う 電線の許容電流を決めるのは『太さ』『周囲温度』『束ねる本数』の3条件 電線を選定する際は安全率125%を乗じる 回路保護にブレーカーを使う際は、ブレーカーのAT(アンペア
NPN出力(シンク)とPNP出力(ソース)の違いと特徴|シーケンス制御ハード設計基礎
シーケンス制御のハード設計に必要なトランジスタ出力NPNとPNPの基礎について解説します。
有効電力W(ワット)と皮相電力VA(ボルトアンペア)の違いと三相交流の計算方法|シーケンス制御ハード設計基礎
この章のまとめ 皮相電力VAは送電した電力の総和を指す。 設備容量は設備全体の皮相電力を指す。 有効電力Wは、皮相電力のうち仕事のために使われた電力を指す。 有効電力の割合は、力率[cosθ]で示される。 ヒーターや白熱電球の電流[A]は、
この章のポイント 周波数とは1秒間に電圧が上下した回数のこと 単位はHz(ヘルツ) 東日本は50Hz、西日本は60Hz 50Hzと60Hzで機器の定格電流が異なる 特定の周波数専用品を異なる電源周波数で使ってはいけない このページでは、シー
QJ71E71-100でModbus/TCP【通信プロトコル支援機能使用】
三菱電機製のイーサネットユニットQJ71E71-100を使って、Modbus/TCP通信を実現するための記事です。 パラメータ設定 ラダーの作り方 動作テスト まで一つひとつ細かく解説しているので、初めての人でも安心してチャレンジしてみてく
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ファナックで使用できる記憶媒体は「コンパクトフラッシュ(CFカード)」と「USBメモリ」の2種類です。 これらの記憶媒体を使ってFANUC装置と入出力を行うと、まれに以下のエラーが発生します。 CFカードの場合:「SR1964:カード認識不
TMRB(タイマ)は固定式のオンディレイタイマーです。 タイマーの設定時間はシーケンスプログラムと一緒にROMへ書き込まれます。 そのためシーケンスプログラムを変更しないと書き換えられません。 PMC保守画面の「タイマ」から設定時間を変更で
SUB3 TMR(タイマ)は可変式のオンディレイタイマーです。 タイマーの設定時間はCNCの保持メモリで保持するため、CNC画面から設定値を変更できます。 PMCラダー制御条件 TMRを使用するにあたって、必要となる入出力は以下のとおりです
三菱電機製のシリアルコミュニケーションユニット「QJ71C24N」は、シリアル通信を用いて対応機器と通信できるインテリジェントユニットのひとつ。 過去よく使用された通信方法ですが、現在はイーサネットを使用したフィールドネットワークに取って代
スターデルタ回路からインバータ回路へ置き換えるのは比較的簡単です。 しかし理屈を理解しないまま適当に置き換えてしまうと、事故や災害を引き起こす可能性もあります。 逆を言えば置き換えの手順さえ把握しておけば、初心者でも置き換えは可能です。 こ
ラダー編集ソフト『FANUC LADDER-Ⅲ』を使ってパソコンから編集する モニター内のラダー編集機能を使って直接編集する 大規模な回路変更をおこなう場合や、デバッグ作業の際はFANUC LADDER-Ⅲがあると便利です。 しかし導入コス
レベル3-2では、貯水タンクの水量が満水になったとき汲み上げポンプを停止する回路を追加します。 貯水タンクの容量を超えて水を供給しないよう、オーバーフローを防止するためのインターロックですね。 レベル3-1で追加した給水タンクの下限検出と同
レベル3-1では、給水タンクの水量が下限となったとき汲み上げポンプを停止させる回路を追加します。 汲み上げポンプのようなポンプ機器は、基本的に水なしでの空運転をしてはいけません。 よって給水タンク内の水量を逐次チェックしながら、汲み上げポン
設計しながら学ぶ電気制御設計講座のレベル2では、汲み上げポンプをスイッチを使って運転する回路を設計します。 レベル2のゴールは、FA設備の制御設計で求められる基礎的な回路設計について理解することです。 レベル2課題の概要 レベル1で設計した
レベル2-2で組み上げポンプをスイッチで操作する回路を追加しました。 AC100V電圧回路にスイッチを設置するのは、漏電による感電被害が大きくなります。 よってオペレーターが触れる操作系は、DC24V回路で設計するべきです。 ここでは操作系
FANUCの0i-MODEL Fではフィールドネットワークのひとつ「CC-Link」に対応しています。 CC-Linkを導入することで、PMCラダーにて周辺機器のI/O信号を制御および監視が可能です。 ここではCC-Link導入に必要な部品
対象のモデル FANUC Series 0i-MODEL D ここでは、分散I/O分線盤I/Oモジュールを使用しているFANUCのPMCでアナログ入力を扱う方法について解説します。 アナログ信号を読み出す対象のセンサーは、キーエンスの流量セ
レベル2−1で設置した電磁接触器をスイッチにて操作する回路を追加します。 電磁接触器単体では用をなさないため、コイルを操作する回路が必要です。 ここではコイルを操作するために、単相交流100Vを作り出すダウントランスの追加と操作用のスイッチ
ここでは、レベル1「汲み上げポンプを回す回路を作る」で完成した回路に電磁接触器を追加します。 電磁接触器は動力回路の開閉をおこなうリレーの役割を持つ機器です。 電動機のような大容量の機器を制御するうえで必ず登場するため、この章を通じて選定方
ここでは線番号の割り付けをおこないます。 線番号とは、電線ごとに名称を割り振ることで接続先を可視化しメンテナンス性を向上させるものです。 名称の付け方に明確なルールはないものの、規則性をもたせると、線番号から回路の当たりをつけやすくなります
ここでは、制御盤と汲み上げポンプの電線を中継するための中継端子台を選定します。 中継端子台の選定 端子台を選定するにあたって、考慮するべき条件は以下のとおりです。 端子台への通電電流85.6A電線の太さ(主回路)38sq電線の太さ(接地線)
ここでは、制御盤から汲み上げポンプの電動機までを接続する電線と電線管を選定します。 電線の選定 電線を電線管に通す場合、電流減少係数が大きくなります。 そのため、制御盤内と同じ電線太さでは許容電流が足りないかもしれません。 電線管に通す場合
ここでは、接地線(アース)の選定をおこないます。 負荷のブレーカーの定格電流から接地線の太さを計算する 接地線の太さは、負荷のブレーカーの定格電流に0.052を乗じることで計算できます。 接地線の求め方 接地線の太さ[sq] = ブレーカー
対象のモデル FANUC Series 0i-MODEL D ここでは、分散I/O分線盤I/Oモジュールを使用しているFANUCのPMCでアナログ入力を扱う方法について解説します。 アナログ信号を読み出す対象のセンサーは、キーエンスの流量セ
レベル2−1で設置した電磁接触器をスイッチにて操作する回路を追加します。 電磁接触器単体では用をなさないため、コイルを操作する回路が必要です。 ここではコイルを操作するために、単相交流100Vを作り出すダウントランスの追加と操作用のスイッチ
ここでは、レベル1「汲み上げポンプを回す回路を作る」で完成した回路に電磁接触器を追加します。 電磁接触器は動力回路の開閉をおこなうリレーの役割を持つ機器です。 電動機のような大容量の機器を制御するうえで必ず登場するため、この章を通じて選定方
ここでは線番号の割り付けをおこないます。 線番号とは、電線ごとに名称を割り振ることで接続先を可視化しメンテナンス性を向上させるものです。 名称の付け方に明確なルールはないものの、規則性をもたせると、線番号から回路の当たりをつけやすくなります
ここでは、制御盤と汲み上げポンプの電線を中継するための中継端子台を選定します。 中継端子台の選定 端子台を選定するにあたって、考慮するべき条件は以下のとおりです。 端子台への通電電流85.6A電線の太さ(主回路)38sq電線の太さ(接地線)