聖書の読み方 1コリント1章
第一コリント1章。パウロはまず、他の手紙の場合と同様に、キリスト・イエスの使徒とされたことで始めている。 「手紙」の解釈原理のルールとして、手紙を読むときは集中力と忍耐力が不可欠になる。なぜなら、手紙の本文にはたいてい、論理的で緻密な議論が含まれているからだ。しかも、神学的に重要な言葉が多く見られる。1節に少なくても1語くらいはあるのではないだろうか。 物語は、もっとリラックスして読めると思う。しかし、手紙は違う。第一コリント1章4~8節は、原語のギリシア語としては一つの文で、感謝とその理由(コリント教会に与えられた神の恵み)が述べられている。しかも、すべての節(1~9節)に「キリスト」への言…
2022/03/31 07:09