【第45代】 聖武天皇 -災害と疫病に悩まされた人生、突然の出家で男性天皇初の譲位-
今回は、東大寺の大仏の造立を始めたことで有名な聖武天皇について深堀りしていこうと思う。聖武天皇は仏教の信仰が深く、仏教に帰依することで護国を考えていた。その背景には、天然痘の流行や、大地震などの影響があったといわれている。聖武天皇について、深く知りたいと思った方はぜひ読んで欲しい。 聖武天皇の即位時、実権を握っていたのは長屋王 生:七〇一年、没:七五六年在位年:七二四年~七四九年父は文武天皇(第42代天皇)、母は藤原宮子(藤原不比等の娘)である。724年2月、聖武天皇24歳のとき、元正天皇から譲位され即位した。即位当時、政治の実権は長屋王が握っていた。同月、母である藤原宮子に大夫人の称号を与え
2021/06/27 20:15