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  • 「片思い」(ダスマン:長編叙事詩)より

    ウルムチで起こった火災で犠牲になったウイグルの方たちへの追悼、並びにジェノサイドの苦難の中にあるウイグル人全てに祈りを込めて捧げます。 タヒル・ハムット・イズギル氏のダスマン(長編叙事詩)の「片思い」第1連の前半部分に作曲しました。お聞きください。第1連はまだ後半へと続き、詩は全部で10連まであります。詩集のページで言うと167ページから223ページまで全部で56ページもあります。その冒頭の部分です。 私は既にこの詩の中から三つの部分を選び一連の作品(三部作と名付けています)を作曲しています。それも参照していただけると嬉しく思います。今回は詩集を開いてスッと目に入ってきた言葉を紡いで作曲した小…

  • 「無限」に寄せる覚え書き(誕生日に寄せて)

    タヒル・ハムット・イズギル氏の詩「無限」についての覚え書きです。 モンゴル(内モンゴル)では近年中国によるモンゴル語の禁止政策(言語的弾圧、文化的ホロコースト)が展開されて混乱している。ウイグルでは(ウイグルでも)かつて同じような言語弾圧が展開され今日に至っている。 教育施設と名を打った実際は強制労働と強制収容のための施設に収容され24時間の監視体制と拷問、強姦、中国語の強要と中国政府礼賛や不妊手術の強制等で収容されている人の人数は100万人はとっくに越えている。 一説によると300万人という説もある。300万人に及ぶという説は単に強制収容所だけではなく、地方に強制移動して労働に従事させられ、…

  • 同罪(Tahil Hamut Izgil)

    昨日は広島の日、今日は「平和を築くまで」をアップしました。じつは、だいぶ前から新しいウイグル詩、タヒル・ハムット・イズギル氏の「同罪」という比較的短い詩の作曲に取り組んでいる。 前々回「私はもう知っている」をアップしたのと同時期には既に作曲に着手していたので、ずいぶんと期間が経っている。 最初の部分はきちんと清書してスタンバイしているので、なるべく近いうちにアップしようと考えている。 こんな詩だ。 「同罪」 1 胡桃の木の下で 牝の鵲(かささぎ)が 毛繕いをする 銅が錆びてゆくのを感じながら 私は芝の上を歩き 流浪のあだを 見つけようとしている 2 私たちは若く健やかである 約束を守り 寄せて…

  • 広島の日に寄せて

    Memory of Hiroshima 「広島の日に寄せて」という一文を載せましたので、歌をお聞きください。私のブログのもうひとつのページに載せました。 ↓ https://historyninjin.hatenablog.com/entry/2022/08/07/095649

  • 朝の哀歌(前曲)

    朝の哀歌(前曲) on Vimeo 「朝の哀歌」(作曲者が歌っている歌詞) 己自身の二つの命の間に立っていた 己自身の二つの命の間に立っていた 時は始まっていない 終わってもいない 私は恐らくその間の 曖昧な境界にいた 時が私を通り過ぎて行くのを感じている 時が私を通り過ぎて行くのを感じている 私を抱きしめて 突いて キスして 撫でて 引っ掻いて 暫し私に留まってから 離れ難そうに涙ぐみながら通り過ぎて行った 離れ難そうに涙ぐみながら通り過ぎて行った 離れ難そうに涙ぐみながら通り過ぎて行った 次から次へ 果てしなく 巧みな魔法使いである彼 朝を目覚めさせる星を創り 太陽を細かく刻んで空に 散り…

  • 秋(砂漠を歩き果てた川)

    タヒル・ハムット・イズギル氏の詩「秋」 (作曲者による副題「砂漠を歩き果てた川」) 秋(砂漠を歩き果てた川) on Vimeo 砂漠を歩き果てた川が 海が広がって近くまで来てくれることを その場に座して待つことにして 水を広げて小さな流れに分けた しかし水は遠くに残された雪山を そこに降る雪と氷を想っていた 水は家に帰りたくなり 戻るつもりでいた それで滝が現れた 波の毛が逆立った 水を渡る人と水で溺れ死ぬ人が 相半ばした 幾ばくかの土地が魚に変わった 水底に残された石には 想念の葦が生えた 岸にあるポプラの木の顔は悲しみで黄ばんだ 挙句の果てに 耐えられなくなった川が 中の水に言った お前は…

  • 私はもう知っている

    作曲が完了しましたとお知らせしてから大分時間があいてしまいました。この間、実はウクライナ紛争の真相を探っており、気が気でない心情の世界をどういうわけか、ずうっとかかえておりました。 まだ余談は許されませんが、漸く和平の道へという声が世界のあちこちから上がり始め、私もやっと気になっていたウイグル詩の音楽作品の録音に取りかかろうと思えるようになりました。 数日前、一曲のオリジナル曲を仕上げました。「星の光に思うこと」です。 https://historyninjin.hatenablog.com/entry/2022/06/15/043901 前後して、この「私はもう知っている」を見直しながら楽譜…

  • ウイグルの子守唄

    ウイグルの子守唄の録音風景です。 https://youtu.be/mYkc1yZBMy0

  • 汚れちまった悲しみに

    制作途中の作品が少したまっていますが、旧知の友人の手紙を見て思うところがあり、友人のふるさと山口が生んだ詩人、中原中也の詩にメロディーを付け後半は創作しました。お聞きください。 中原中也の詩には以前「6月の雨」に作曲していますので、そちらも是非お聞きくだされば嬉しく思います。 https://ninjinmusic.hatenablog.com/entry/2021/08/01/034624 汚れちまった悲しみに on Vimeo 中原中也の詩「汚れちまった悲しみに」 汚れちまった悲しみに今日も小雪の降りかかる 汚れちまった悲しみに今日も風さえ吹きすぎる 汚れちまった悲しみはたとえば狐の革裘(…

  • 秋(耐えられなくなった川)

    タヒル・ハムット・イズギル氏の詩「秋」 (作曲者による副題「耐えられなくなった川」) 砂漠を歩き果てた川が 海が広がって近くまで来てくれることを その場に座して待つことにして 水を広げて小さな流れに分けた しかし水は遠くに残された雪山を そこに残る雪と氷を想っていた 水は家に帰りたくなり 戻るつもりでいた それで滝が現れた 波の毛が逆立った 水を渡る人と水で溺れ死ぬ人が 相半ばした 幾ばくかの土地が魚に変わった 水底に残された石には 想念の葦が生えた 岸にあるポプラの木の顔は悲しみで黄ばんだ 挙句の果てに 耐えられなくなった川が 中の水に言った お前はなんでこんなにも自分勝手なのか 私が凍えて…

  • 私はもう知っている(3)

    タヒル・ハムット・イズギル氏が作られた詩「私はもう知っている」(全部で6連からなる詩)、先ほど作曲が完了しました。また折を見て録音し、アップします。(^_^) 「私はもう知っている」 1 疲れはてた朝に 夢で見た炎と化する都市 空想がまたもや私の痩せこけた顔から滴り落ちた 笑いを誘う神話と伝説が目から吹き飛んだ 偽りに慣れた手で 赤い唇を抓(か)んだ 魅惑的な瞳を遮って 泣いた 私はもう知っている 神はおそらく心の中で塩になった 天井に見た 一人の娘の懐から目覚めている霧を 2 私はもう知っている 遠く 流離(さすら)い人の君がいる 遥か昔の美しい一人の女 ウルムチの長い冬 夜を私と共にしたい…

  • 私はもう知っている(2)

    「痛み」の録音を公開することができました。如何ですか? https://ninjinmusic.hatenablog.com/entry/2022/02/10/065222 少し歌いきれていない部分もありますが全体的にわりとバランスが取れた歌い方ができたかなと思っています。 第三連の歌詞で「毎朝」を「毎日」と歌ってしまいました。夢中で作曲していて、詩そのものを走り書きのように書き写したときはちゃんと「毎朝」だったのですが、作曲して楽譜を、同じように走り書きしている時に「毎日」としてしまい、それを清書するときに「毎日」と書き写して、原文を確認しないまま何度も練習して録音したためです。ブログにアッ…

  • 痛み(全曲)

    タヒル・ハムット・イズギル氏の詩「痛み」の全曲を録音しましたのでこちらにアップします。冒頭に全曲を掲載し、各連ごとにその連だけの録音も差し挟むようにしました。どうぞお聞きください。痛み(全曲) on Vimeo ウイグルシャマンコシャック詩「アザイム」より 「痛み」(私の懐は君と共に) 痛み(第一連) on Vimeo (一) 夜に服を着たまま寝てしまった者 小道に危険な灰を撒き散らしていく者 素足で砂に詩を書く者 赤から黄を分けた者 顔を洗わずに朝餉(あさげ)を摂る者 逢魔が時にアッラーを愛することから 解放されなかった者 死は君たちの傍らをすり抜けていった 見たのか かつて 私は句読点のな…

  • 私はもう知っている

    「痛み」の録音がまだですが、次の作品の作曲に取りかかっています。 「痛み」のほうは毎日自分が録音した第一連を何度も聞き、少し手直ししたり修正したり詩の解釈を変えたりなどして、どのように歌うか頭の中でシミュレーションしています。二連、三連はガラリと曲想が変わり、ギターでこちらも毎日少しずつ自分で演奏して口ずさみ、自分で言うのもなんですが、だいぶ慣れてきました。(^_^) お楽しみに。(^^ゞ 次の作品は「私はもう知っている」という詩への作曲です。2008年5月にタヒル・ハムット・イズギル氏がウルムチで作られた詩です。全部で6連からなる詩です。現在第三連の初めの部分まで作曲しました。急がずに詩の背…

  • 痛み

    ウイグルシャマンコシャック詩「アザイム」より 「痛み」(私の懐は君と共に) 先ほど「痛み」の全編の作曲が終わりました。時間を見て録音してアップします。(^_^) 2022/1/31 一連のみの作品(詩は三連まであります) 痛み01-03(第1連) on Vimeo (一) 夜に服を着たまま寝てしまった者 小道に危険な灰を撒き散らしていく者 素足で砂に詩を書く者 赤から黄を分けた者 顔を洗わずに朝餉(あさげ)を摂る者 逢魔が時にアッラーを愛することから 解放されなかった者 死は君たちの傍らをすり抜けていった 見たのか かつて 私は句読点のない場所で生きていた 紙にある黄ばんだシミを唾で拭いたまま…

  • 痛み01-03(第1連)

    タヒル・ハムット・イズギル氏の詩「痛み」の第1連の作曲が完了しましたので、ここにアップしておきます。新たに最初から録音し直しました。 第一連(01-03) 痛み01-03(第1連) on Vimeo 夜に服を着たまま寝てしまった者 小道に危険な灰を撒き散らしていく者 素足で砂に詩を書く者 赤から黄を分けた者 顔を洗わずに朝餉(あさげ)を摂る者 逢魔が時にアッラーを愛することから 解放されなかった者 死は君たちの傍らをすり抜けていった 見たのか かつて 私は句読点のない場所で生きていた 紙にある黄ばんだシミを唾で拭いたまま その古い紙 そして死ぬ間際の黒いインクの愛おしい香りの 何という柔らかさ…

  • 痛み01-02

    タヒル・ハムット・イズギル氏の詩「痛み」の01から02までの部分への作品です。(^_^) 今日はここまで作曲して録音しました。急がずまた続きを思いつき作曲ができたらアップします。(^^ゞ 痛み01-02 on Vimeo 第一連の冒頭~中間部分01-02 夜に服を着たまま寝てしまった者 小道に危険な灰を撒き散らしていく者 素足で砂に詩を書く者 赤から黄を分けた者 顔を洗わずに朝餉(あさげ)を摂る者 逢魔が時にアッラーを愛することから解放されなかった者 死は君たちの傍らをすり(通り)抜けていった 見たのか かつて 私は句読点のない場所で生きていた 紙にある黄ばんだシミを唾で拭いたまま その古い紙…

  • 痛み「私の懐は君と共に」

    ウイグルシャマンコシャック詩「アザイム」より 「痛み」(私の懐は君と共に) 痛み01 on Vimeo 第一連の冒頭部分 夜に服を着たまま寝てしまった者 小道に危険な灰を撒き散らしていく者 素足で砂に詩を書く者 赤から黄を分けた者 顔を洗わずに朝餉(あさげ)を摂る者 逢魔が時にアッラーを愛することから解放されなかった者 死は君たちの傍らをすり抜けていった 2009年1月 ウルムチ 原詩:タヒル・ハムット・イズギル 日本語編訳:むかいだいす、河合眞 (詩集「聖なる儀式」より) 作曲:historyninjin 2022/1/28 詩の全文

  • 午睡

    むかいだいすさんTwitterリンク https://mobile.twitter.com/muqeddes100/status/1480141217837219843?t=k7SD9jQ39jL1VslKvZSJOA&s=19 午睡 on Vimeo 「午睡」 陽光で乾いてしまわない 雨で溶けてしまわない 寒さで固まってしまわない 風で飛び散ってしまわない 大きくなって道を外してしまわない 運命の定めより早く死んでしまわない 綺麗な子がやってきた 2016年3月 ウルムチ 原詩:タヒル・ハムット・イズギル 日本語編訳:むかいだいす、河合眞 (詩集「聖なる儀式」より) 作曲:historyni…

  • ダスマン(長編叙事詩)「片思い」三部作

    ◆オープニング「私が一歳半の時」 https://ninjinmusic.hatenablog.com/entry/2022/01/01/191558 ◆君への思い「私は待ち侘びていた」 https://ninjinmusic.hatenablog.com/entry/2022/01/26/021801 ◆エンディング「私はすでに死んだもの」 https://ninjinmusic.hatenablog.com/entry/2022/01/26/030103

  • 私はすでに死んだもの (「片思い」終章)

    私はすでに死んだもの on Vimeo ダスマン(長編叙事詩)「片思い」 終章エンディング楽曲 「私はすでに死んだ者」 (作曲者が歌っている歌詞) 君は私を細い一本の 糸として知るがよい 一束の朦朧とした 光として知るがよい 口から洩れ出す一瞬の 子音として知るがよい 君は私を細い一本の 糸として知るがよい 一束の朦朧とした 光として知るがよい 口から洩れ出す一瞬の 子音として知るがよい 相手がいない片思いの 者として知るがよい 私はすでに死んだもの 再び戻ることはない あてどなく彷徨う旅路を 終わらせると知るがよい 私はすでに死んだもの 再び戻ることはない 耐え難い惨めな思いを 持ち去ると知…

  • 私は待ち侘びていた

    私は待ち侘びていた on Vimeo 「私は待ち侘びていた」 (作曲者が歌っている歌詞) 凍てつく長い冬の夜に 私は待ち侘びていた 気を失った木の枝先で 垂れ下がった氷柱の中で 君が一人出てくるのを 凍てつく長い冬の夜に 私は待ち侘びていた 毒を持つ棘の先端で 狂おしい吹雪の背中で 君が一人出てくるのを 凍てつく長い冬の夜に 私は待ち侘びていた 憂鬱な雪の華の鋭い鋒先で 迷える老いた烏の翼の先で 君が一人出てくるのを 君が一人出てくるのを 凍てつく長い冬の夜に 私は待ち侘びていた 凍てつく長い冬の夜に 私は待ち侘びていた 原詩:タヒル・ハムット・イズギル 日本語編訳:むかいだいす、河合眞 (詩…

  • ホータンの石

    Twitterにむかいだいすさんが投稿されたウイグルの詩に作曲しました。どこまで詩の世界に近づけたか分かりませんが載せておきます。 ホータンの石 on Vimeo 強制収容所につれていかれ17年の刑を言い渡されたウイグルの詩人Gulnisa Imin Gulxan氏の詩へのメロディー 【作曲者が歌っている歌詞】 兄は痺れた疲れたその手で ひたすら希望を掘る 兄は痺れた疲れたその手で ひたすら命を掘る 家にいる待ちくたびれた 女子供たちの期待をひたすら掘る 掌に握られたホータンの石が 掌で静かに彼を見つめている 掌に握られたホータンの石が 恥じらいながら静かに彼を見つめている 兄の痺れた疲れたそ…

  • 私は待ちわびていた

    タヒル・ハムット・イズギル氏のダスマン(長編叙事詩)「片思い」の中から詩の一部を抜粋し、曲をつけました。 先ほどできたばかり。下書きです。真夜中に自然に目が覚めたときは、大抵YouTubeで国際情勢や歴史関連のニュースなどを見ているのですが、ふとした瞬間に心のなかにメロディーがわき上がってきて、聞き流して忘れてしまうことも多いのですが、メモして眺めて言葉を探すこともあります。 詩は次の部分です。 厳冬の長い夜に 気を失った木の枝先で待ち侘びて 垂れた氷柱の中で待ち侘びて 毒を持つ棘の先端で待ち侘びて 狂おしい吹雪の背中で待ち侘びて 憂鬱な雪の華の鋭い鋒先(ほこさき)で待ち侘びて 迷った老いた烏…

  • 片思い、終章

    タヒル・ハムット・イズギル氏の長大な詩「片思い」の最後の部分を短い歌にしました。 そのうち録音しようと思います。どんな風に作曲しているのか、ほんの少しだけ足跡をご紹介しますね。(^_^) といっても下書きの楽譜をお見せすることぐらいしかできませんが。(^^ゞ これです。 メロディーが先に出てきました。何について作曲しようとは初め考えていませんでした。哀切なメロディーだなということは感じていました。微細な音使いを何度もやり直したり訂正したりしました。最終的には楽譜の外れに小さく書いた小節が最終案になる予定です。(^_^) そうこうしているうちに、このメロディーに合う詩は何だろうとごそごそ本をめく…

  • 「無限」part2

    前掲の「無限」をアレンジしてpart2を作りました。お聞きください。タヒル氏は「それでも私は鎖に繋がれた犬のように安心している」とうたっているが、果たして本当に安心しているのだろうか、ある面真実かも知れないが、他方私の目には逆説的な表現のように映る。 無限part2 on Vimeo 「無限」part2 私は言葉から意味を探し求め 言葉を失った悪夢から目覚める 弟子はとっくに死んでしまっている ジンが既に消えてしまっている 私は羊の糞 カザフ人の羊飼いの 手の中の糞かもしれず 自分が他人の運命を 決められると感じる 私は丸の中の曲線 私は老木の若い年輪の中 私は夕焼けの光の輪の中 私は指紋の中…

  • 浮遊するものに関する随想

    夜の歌 on Vimeo タヒル・ハムット・イズギル氏の詩のなかに出てくる「浮遊するもの」について少し書いておきます。 下記の二つの詩のなかに「浮遊するもの」が登場する。一つは「埃」であり、もう一つは「幼い娘たち」である。 ◆浮遊する「埃」(夏は一つの陰謀) https://ninjinmusic.hatenablog.com/entry/2021/09/12/204956 ◆浮遊する「幼い娘たち」(夜の歌) https://ninjinmusic.hatenablog.com/entry/2022/01/10/235404 どちらも所在は空中にある。空中にあるということから想像を逞しくすると…

  • 夜の歌

    夜の歌 on Vimeo 「夜の歌」 私は私たちの中で一番の間抜け 闇の由来など気にも留めない (闇の由来など気にも留めない) 気温が上がった時に 金魚が閉じ込められた氷の塊を思い出す (氷の塊を) 私たちを動かすスープが 私も動かし続ける 家で天塩を(に)かけて育てた飛べる子羊を 悦に入りながら締めている時に 幼い娘たちが頭の上を浮遊し見つめている 焦げた山の麓に 容易く咲くメロンの黄色の花が 夜の歌声が止んだ時には独りになってしまう 口から火を吹く白い雀が 黄色いなつめの上で物思いに更けながら仰向けに横たわる 私たちにはこのような決まりがある (私たちにはこのような決まりがある) 誰かの寿…

  • 「都市の夜」

    都市とは近代都市として存在するウルムチのことでしょう。ウルムチのことを様々な表現で言い表しているが最後に、自分の敵は己れ自身であると結んでおり、興味深く読むことができます。 [都市の夜 on Vimeo 「都市の夜」 空港から 駅から バス停から 流れ出る無数の人が 狂ったように都市に飛んで行く 地面に勢いよく撒かれた汚水のように吸い取られる けれど 私は歩いてその夜の近くに行く 輝きながら私の目の前を過ぎて行く 頑固な通りと怒りっぽいバス 腰を屈めたビル群 睨みつける街灯 乱れた道 侘しい塵 美しい牢屋と剥き出しのセメントの柱 私は来た いつも来るように まるで誰もが離れていなかったかのよう…

  • 「無限」

    言葉で表すことのできるものは無限であるがゆえに、私はウイグル語で詩を書き記す・・・ 無限 on Vimeo 「無限」 私は言葉から意味を探し求め 言葉を失った悪夢から目覚め 早口で喋ることに慣れ 背中に羽が生え出ることを恐れ 雀のケバブが好きな娘たちを ホータンの夜のバザールで見かけて 空が大きなドームであることを信じる 私は一人の割礼されたムスリム タリム盆地を女の子宮に例える この例えを疑っては苦しむ 国を出ることなく四十五歳になろうとしている一人の民 国境という言葉を死という言葉のように思い 可笑しい状態で元気になる 古代から取り残された一人のシャーマンかもしれない 弟子はとっくに死んで…

  • 「身体」

    よくわかりませんが、推測するとするならば、中共の共産主義洗脳過程で、唯物弁証法を強要された集会の悲惨で非生産的な状況を詩に綴ったものでないかと思います。最後は「石」にならなければ耐えられない世界なのでしょう。 身体 on Vimeo 「身体」 亡命した水と 流離(さすら)いの集会 徹底したぶつかり合い 見知らぬ抱き合い 氷のように寄り添い 果てしなく踏み躙(にじ)られることに 静かに転がることに 静かに丸くなることに そして 結果なく忘れられることに しまいに 沙は石と化した 1998年3月 カシュガル 原詩:タヒル・ハムット・イズギル 日本語編訳:むかいだいす、河合眞 (詩集「聖なる儀式」よ…

  • 「崩壊過程」

    タヒル・ハムット・イズギル氏の詩「崩壊過程」へのメロディーです。ウルムチでタヒル氏がおそらく教職に就いておられた時代のことをしたためたものと思われます。中共による思想的統制と弾圧の中での葛藤が描かれているのではないかと考えられます。 音楽動画にはシュールレアリズムの広島県出身の靉光(あいみつ又はあいこう、本名石村日郎)の1938年の作「眼のある風景」を選びました。 崩壊過程 on Vimeo 「崩壊過程」 1 一つの目がもう一つの目に話しかけていた その真ん中を(私は)通った 言葉は私にぶつかってこなかった 私も彼らに触れていない 二つの目が互いを見られれば良いのに 2 学生たちが私の口に入っ…

  • アッラーへの呼びかけ

    アッラーに呼びかけた詩を集めてみました 私は愛する方の中にいる on Vimeo ◆「アッラーが巡り合わせた故に」 https://ninjinmusic.hatenablog.com/entry/2021/05/29/122913 ◆「千夜一夜」 https://ninjinmusic.hatenablog.com/entry/2021/10/18/070504 ◆「川辺にて」 https://ninjinmusic.hatenablog.com/entry/2022/01/08/225454 ◆「光の中の祖国」 https://ninjinmusic.hatenablog.com/entr…

  • 川辺にて

    川辺にて on Vimeo ◆川辺にて◆(原題:「川」) 静かで清涼な水面に一片の黄色と一瞬の熱風を見た重みは私の肩にのしかかった 静けさは昨日から来た重みは水に似る ああ アッラーよ独り いかに耐えらるか 緑の川岸にいても心は全く空っぽ 原詩 タヒル・ハムット・イズキル(詩集「聖なる儀式」ムカイダイス+河合眞編訳より)作曲 2020/6/4 historyninjin 詩の一部に手を加えました・・・3行目「重みは」→「その重みは」8行目「川岸に」→「川辺に」このことから題名を「川辺にて」としました。

  • 「光の中の祖国」(=続「私の居場所」)

    牢獄のような環境の中にあるウイグルの親子 光の中の祖国 on Vimeo 「光の中の祖国」 アッラーよいつまでなのですか 私を忘れているのですか とこしえにこの痛みは続き悲しみを抱き続ける アッラーよいつまでなのですか 私を忘れているのですか とこしえにこの痛みは続き悲しみを抱き続ける いつ私は行ってあなたの顔を見ることができるのか 光の中に祖国はいつ立ち現れてくるのだろう アッラーよいつまでなのですか 私を忘れているのですか とこしえにこの痛みは続き悲しみを抱き続ける とこしえにこの痛みは続き悲しみを抱き続ける 悲しみを抱き続ける 作詞・作曲 historyninjin 2022/1/8 「…

  • もう一つの「私の居場所」への随想

    私の居場所 on Vimeo ◆プロローグ 前に書いた「私の居場所」への随想の延長上に、もう一つの「私の居場所」への随想をここに置いておこうと思います。 前に書いた随想の末尾に私は「いつ、私は行ってあなた(神)の顔を見ることができるのだろうか」と書きました。 書かざるをえなくてそこに書きおきました。 本当は書くつもりはなかったのですが、もう一人の私が私の中から現れて書いてくれと言った気がしたのです。最初ほんの少し躊躇しましたが、押し出されるように書いておくべきだと思い、書きました。 この言葉の原典(根拠)は旧約聖書にあります。旧約聖書の詩篇第13篇。そこにはこうあります。 主よ、いつまでなので…

  • 「私の居場所」への随想

    私の居場所 on Vimeo タヒル・ハムット・イズギル氏の詩「私の居場所」という詩を歌い続ける内に私の中に去来した様々な思いを自由に集めて一言一言に対してその意味を探って思ったことを随想の形にしました。 「私の居場所」 ◆ここは 町の斜め東の名前が多くの人々の記憶に張り付いた眠くなる場所 ・・・町の名はウルムチ決して「眠く」なるような場所ではないが、敢えて眠いという言葉を用いて、その反対の無念さを表そうとしているように、私には聞こえる。 ◆私は誓える世の中でこのような場所があることを魚は知らないここはまた角のある風の巣窟 ・・・私たちが対峙している世界と無縁な世界があると仮定してみよう、そう…

  • 私が一歳半の時

    私が一歳半の時 on Vimeo「私が一歳半の時」 原詩:タヒル・ハムット・イズギル (2015/12/31ウルムチ) 日本語編訳:むかいだいす、河合眞 作曲:historyninjin 2022/1/1 原詩は詩集「聖なる儀式」より長編叙事詩(ダスマン)の「片思い」よりの抜粋。片思いの第3連からその一部を抜粋してその内容より「私が一歳半の時」と表題をつけ、その詩に作曲したもの。 ◆詩「私が一歳半の時」 私が生まれて間もない頃 父と三人の兄が戦で死んでいった 母は「私たちは空から滴り 大地から芽生えた」と言っていた 私はこの言葉を理解できなかったにしろ この言葉を信じていた そして(この)出来…

  • 受難とジェノサイド

    DÖNÜŞÜM YOK ( YANARIM YOK ) يانارىم يوق _ ئەڭ يېڭى سۈرەتلىك ناخشا - YouTube ◆「戻る道はどこにもない」◆ no road back home https://ninjinmusic.hatenablog.com/entry/2021/07/16/232749 ◆「願い」◆ https://ninjinmusic.hatenablog.com/entry/2021/07/26/043059 ◆「気にしないとは言わない」◆ https://ninjinmusic.hatenablog.com/entry/2021/08/0…

  • ウイグル人における己れ自身(真の自我)

    命の舞 on Vimeo 【若葉が萎れる日】 https://ninjinmusic.hatenablog.com/entry/2021/06/26/092356 【命の舞】 https://ninjinmusic.hatenablog.com/entry/2021/07/11/063036 【エフサーネ(伝説)】 https://ninjinmusic.hatenablog.com/entry/2021/07/11/185247 【光】 https://ninjinmusic.hatenablog.com/entry/2021/09/12/115751 【君の言葉が私のように血を流しているの…

  • ウイグル人と祈り

    千夜一夜 on Vimeo 「ウイグル人物語」(1)【私は闇の夜の、悲しい一つの物語・・・】 https://ninjinmusic.hatenablog.com/entry/2021/06/05/224758 「ウイグル人物語」(2)【私は真夜中に落ちた人の目には見えない言葉にしても伝わらないもの】 https://ninjinmusic.hatenablog.com/entry/2021/09/11/190617 「永遠」【タクラマカン砂漠の一粒の砂よ異国の雨に溶けるなよ】 https://ninjinmusic.hatenablog.com/entry/2021/10/20/072449…

  • 追憶の記(タヒル・ハムット・イズギル氏の詩に寄せて)

    夏は一つの陰謀(全曲) on Vimeo 1994年7月北京にて作詩 「夏は一つの陰謀」 https://ninjinmusic.hatenablog.com/entry/2021/09/12/204956 14歳の時カシュガルのジャーミーで見た情景が出てきます 1995年7月北京-ウルムチにて作詩 「高車の伝説」(伝説) https://ninjinmusic.hatenablog.com/entry/2021/09/19/005035 君の周りに無数の名もなき天体があらわれる・・・ 1998年3月カシュガルにて作詩 「カシュガル帰還」 https://ninjinmusic.hatenab…

  • 恋の歌

    炎の花 on Vimeo 君の瞳に雪はふる https://ninjinmusic.hatenablog.com/entry/2021/05/29/032822 愛は嘘から始まる https://ninjinmusic.hatenablog.com/entry/2021/05/29/212413 500年の恋 https://ninjinmusic.hatenablog.com/entry/2021/06/09/062656 逢うために来た https://ninjinmusic.hatenablog.com/entry/2021/08/01/032902 恋人Shahnabatへ https…

  • 死と愛をテーマにした詩の贈り物「悲しみの中で」

    死の悲しみの中で愛を綴った詩を集めました。お聞きください。2021/12/18 sat. 夜の霧 on Vimeo ●「アッラーが巡り会わせたゆえに」 https://ninjinmusic.hatenablog.com/entry/2021/05/29/122913 ●「わたしの祖国」 https://ninjinmusic.hatenablog.com/entry/2021/08/16/093648 ●「夜の霧」 https://ninjinmusic.hatenablog.com/entry/2021/05/31/002010 ●「止まらぬ涙」 https://ninjinmusic.h…

  • タヒル・ハムット・イズギル氏のウルムチに纏わる詩(特集版)

    ウルムチ on Vimeo 1993年6月ウルムチで作詩 ●「聖なる儀式」 https://ninjinmusic.hatenablog.com/entry/2021/05/30/092717 2007年3月作詩 ●「ウルムチ」 https://ninjinmusic.hatenablog.com/entry/2021/10/10/234259 上記の詩からの創作 ●「ウルムチ」 https://ninjinmusic.hatenablog.com/entry/2021/09/16/071052 2015年4月ウルムチで作詩 ●「私の居場所」 https://ninjinmusic.haten…

  • 君の瞳に雪は降る(原詩へのメロディー)

    君の瞳に雪は降る(原詩へのメロディー) on Vimeo 「君の瞳に雪は降る」 原詩から創作した曲を作曲して掲載した曲を、今回は日本語訳された原詩そのままに作曲しました。 創作した曲は下記で聞くことができます。 https://ninjinmusic.hatenablog.com/entry/2021/05/29/032822 ◆雪は私の孤独に降る◆ (ウイグル語の原詩の日本語訳) どの言葉が私を不安にさせるのだろうか美しい君よどの夜を君の愛に与えよう咲き乱れる孤独が来たる夜に妬いている 瞳に君の瞳に 雪の花が降る私も降る月明かりの孤独な小鹿 小鳥月のように孤独な私居据わる孤独な夜の瞳に話に入…

  • CPAC JAPAN 2021「ウイグルの歴史」

    ウイグルの歴史 CPAC JAPAN 2021講演より 「もぎせか」さんの分かりやすいウイグルの歴史です ↓ ウイグル人の歴史/CPAC JAPAN 2021講演 - YouTube 以下、タヒル・ハムット・イズギル氏の「聖なる儀式」のリンクを貼っておきます。真のウイグル独立運動の根本精神が内包されている詩だと思います。お聞きください。 https://ninjinmusic.hatenablog.com/entry/2021/05/30/092717

  • 壁の外

    關於那一道墻的故事... 黃明志金門觀光主題曲【牆外】Ft. 小花 @鬼才做音樂 2021 Ghosician - YouTube 私は壁の外に立って君を待ち、 君の返事を期待している。 君の鼓動と呼吸が聞こえる。 大紀元 エポックタイムズ・ウェブサイト 2021/11/19より https://www.epochtimes.jp この新曲は、台湾の金門県政府から観光振興のためのオーダーメイド曲として作られたものです。「ガラスの心」と同様に、この曲のメロディはかなり旋律的で複雑ではなく、少し温かみと優しさがあります。しかし、最も重要なことは、「ガラスの心」と同様に、この曲もまた、歌詞やMVの中…

  • シェヘラザード

    シェヘラザード on Vimeo ◆シェヘラザード◆ ムカイダイスさんの投稿されたシェヘラザードの詩に曲をつけました。(*^-^*) 作曲・録音 2020/7/11 ◆ムカイダイスさんのお便り جاڭ بېرېنارۇ مارۇران رېجىسسۇر ئىشلىگەن "شەھرىزاد "دىگەن كىنۇنى كۈردۈم . ئەڭ ئاخىرقى كۆرۈنۈش بەك گۈزەل ئىكەن ! シェヘラザード シェヘラザードよ朝と晩の抱擁で生まれた千夜一夜の愛古の物語を私たちに運んだのはあなたの美しさか それとも言霊 شەھرىزاد شەھرىزاد ئەتىگەن ۋە ك…

  • 永遠(詩:むかいだいす)

    永遠(詩むかいだいす) on Vimeo ◆「永遠」(詩:むかいだいす)◆ 「永遠」 草花の中を飛ぶ蝶々まるで祖国を失った流離人の 心の白い旗のようにはためく 天国のような遥か彼方から 微かな声が私に届くタクラマカン砂漠の一粒の砂よ異国の雨に溶けるなよ私は微笑みながら考える暁なのか 逢魔が時なのかそして 悟るいいや 永遠の日没だ مەڭگۈلۈك چىمەنزاردا ئۇچۇپ يۈرگەن كېپىنەك گوياكى ۋەتەنسىز سەرسانلارنىڭ يۈرىكىدىكىبايراقلاردەك لەپىلدەيدۇجەننەتتەك يىراق بىر يەردىن قۇلى…

  • 千夜一夜

    千夜一夜 on Vimeo ◆「千夜一夜」◆ 千葉大学でウイグル語の教鞭をとられるむかいだいすさんの詩につけた曲です。作曲者が歌っている歌詞は原詩に少し手を加えてます。 千夜一夜 ムカイダイス 2020/9/18 千夜一夜の一つ静寂で聖なる金曜日闇の奥へ急ぐ夜のため息祈り 謎めいた鏡に映るガゼルの美しい瞳紅をさした唇水パイブから舞い上がるダマスカス薔薇の白い烟り恍惚たる香り 風の翼が頬に残すやわやわなキス色鮮やかな微笑みが隠す生きるための場所がサタンに与えられてしまった永遠の悲しみ アッラーよ死ぬための僅かな故郷を与えたまえ生んでくれた大地に帰したまえ祖先のそばで眠らせたまえ مىڭ بىر …

  • 私の居場所

    私の居場所 on Vimeo タヒル・ハムット・イズギル氏の詩「私の居場所」2015年4月ウルムチ 「私の居場所」 ここは 町の斜め東の名前が多くの人々の記憶に張り付いた眠くなる場所 私は誓える世の中でこのような場所があることを魚は知らないここはまた角のある風の巣窟 私はここで何の脅威も与えない私の名に父の名を加えないと石ほどの価値もない ここは二十六棟の建物がある庭 私の家は空にある私と妻と二人の娘が四つの風船のように浮いている ここでは近所の娘が犬の鳴き声を真似た声を思いに更けた壁は決して聞かない ここでは野次馬のような数えきれない窓が裸になった秘密の中に落ち着いて立っている 私が毎日開く…

  • 四十五歳

    四十五歳 on Vimeo 「四十五歳」 縁起の良い泉が山の裏に回り込んでいた干上がった川は己の川床で死んでいた私はガムをかぶりつきながら歩いていた太陽に至る土の道は禿げた森の傍らを通っていた一本の木の後ろにもう一本の木根っこで地面を掘りながら祈禱していた私の手ではなく忍耐する者の手私の手ではなく続く者の手 原詩:タヒル・ハムット・イズギル(2015/7 ウルムチ)日本語編訳:むかいだいす、河合眞 (詩集「聖なる儀式」より) 作曲:historyninjin (2021/10/10)

  • ごめんなさいね、お母さん

    ごめんなさいね、お母さん on Vimeo 「ごめんなさいね、お母さん」 脳性まひのやっちゃんが作った詩を編んで一曲の歌にしました。作曲したのはもうかれこれ14年ほど前のこと、録音も10年ほど前のものです。(^_^) 「ごめんなさいね、お母さん」 ごめんねおかさんとつぶやいてみる ぼくが生まれてきて ほそいうなじ しらがあたま ぼくが生まれてきて ごめんねおかさんとつぶやいてみる ぼくが生まれてきて ほそいうなじ しらがあたま ごめんなさいお母さん ありがとう ありがとう お母さん あなたがいるかぎり やさしさこそ大切で かなしみも美しい ありがとう ありがとう お母さん あなたがいるかぎり …

  • ウルムチ

    ウルムチ on Vimeo 「ウルムチ」 町は死せる氷の中古の凍てつく風が尊厳を吹き飛ばしていた水面に映った星影がずぶ濡れになった地面から蒸気が立ち昇っている場所で真昼の一時 私は啜り泣きを耳にした 町は繰り返される乱れた物語主人公になれない私幾年も前の太陽の光が煌めく夏の日愛への恐怖を抱いた病んだ娘が愛しているというウイグル語が分からぬまま町から立ち去った 町は疲れきっていた 私のように春と秋を拒んだ霧の中で遠のいていった 原詩:タヒル・ハムット・イズギル日本語編訳:むかいだいす、河合眞作曲:historyninjin (2021/10/10) ◆前掲の創作した「ウルムチ」は下記で聞くことが…

  • 復活

    復活 on Vimeo 「復活」 原詩:シャームル日本語訳:むかいだいすさん作曲:historyninjin (2021/9/30) ◆むかいだいすさんからのお便り(2021/8/25) 残暑は残るものの、涼しいと感じる瞬間がある日々ですね。 『現代イラン詩集』より、前田君江先生日本語訳のイラン現代詩を代表する、80年代イラン詩人初でノーベル文学賞に名をあげられた、シャームルの詩をウイグル語に訳してみました。 تىرىلىش شاملۇ (ئىران ) مەن پۈتۈن ئۆلۈمنىڭ يىغىندىسى سايرايدىغان ھەم جىمىيدىغان قۇشلارنىڭ ئۆلۈ…

  • 炎の花

    炎の花 on Vimeo 「炎の花」 ◆ムカイダイスさんからのお便り(2021/10/2) トルコに住む若手ウイグル人詩人 アリムジャン・メットカスィム・ゲムナキのウイグル語詩集『私は自身の闇の夜』がこの度イスタンブールで出版された。2017年から東トルキスタンにおいてウイグル語の本が一冊も出版されていない悲しい現実を前に、海外にいるウイグル人は自力でウイグル語の本を出版し、ウイグル語と文学を守るために限られた条件の中でベストを尽くして頑張っている。 本日は彼の名詩の一つである『چوغگۈل 炎の花』を皆様に。 ئۇيغۇر شېئىرىيەت ئاسمىنىدىكى تالانتلىق چو…

  • 涙(蒼い涙)

    涙(蒼い涙) on Vimeo 作曲:historyninjin 2020/5/24 ◆青い涙◆ Urumch my love! ムカイダイス 時は忍び足で過ぎていくふいに目に入った青が遥か遠くの年月に狂おしいほどに祖国の意味を与えるああ 私の青い涙 كۆز يېشىم مۇقەددەس نۇر ۋاقىت شىپىرلاپ يىراقلىشىدۇ تۇساتتىن كۆزۈمگە چېلىققان كۈك رەڭ بەكمۇ يىراقتىكى يىل ئاي كۈنلەرگە سەۋدايىلارچە ۋەتەن دىگەن مەنىنى بېرىدۇ ئاھ مېنىڭ كۆك رەڭل…

  • 崩壊

    崩壊 on Vimeo 民族浄化の悲劇に対する痛みから未来を見つめた詩 『暴虐の果てにあるのは暴虐だけ おまえは滅びる運命だ』 ◆むかいだいすさんの詩「崩壊」に曲をつけました 絵はドイツ在住のウイグル人画家Nijatさんの絵 ◆むかいだいすさんのお便り 崩壊 2020/9/24 ムカイダイス 暗闇の中で君を想う花 水小鳥が囀る野原緑の清らかさ書物の行間流浪の天使心が逃げ込む場 泪 傷憎しみ 絶望痛みと死私と同じ血が流れる者たちの叫び私は耐える術も知らぬままいくつもの姿を剥き出しの悲しみに耐えているのだ甘美で平穏な日常を奪う苦しみに耐えているのだ 恐ろしい姿のものよおまえは何者なのか何故この世に…

  • 夢(むかいだいす)

    夢 on Vimeo 「夢」(作曲者が歌っている歌詞) 雨風が親しげに揺らす私の髪に優しく頷くように揺れる私の髪に地面に消える定めに背いた一滴の水が生きている今宵 夢の扉を開けて夜に急ぐ神の目が届く 永遠に散らない花弁の上にこの一滴の水を託したい花弁の上に 雨風が親しげに揺らす私の髪に優しく頷くように揺れる私の髪に地面に消える定めに背いた一滴の水が生きている今宵 ◆「夢」むかいだいすさんの詩◆ むかいだいすさんから 2020/9/2مۇقەددەس نۇر ムカイダイス 雨風が親しげに揺らす私の髪に地面に消える定めに背いた一滴の水が生きている 今宵夢の扉を開けて夜にひそむ 神の目が届く永遠に散…

  • 永遠の小舟

    永遠の小舟 on Vimeo ◆永遠の小舟◆ 原詩:オスマン・アフメットジャン(ウイグル) 「永遠の小舟」(作曲者がうたっている歌詞) それは水でもなく空気でもない土でもなければ火でもない 殺す者と殺される者とのその間で昇る七色の虹の下を小舟が通る 昇る七色の虹の下を永遠の小舟がとおるよ 永遠の時間を抱きしめて小舟が静かに通りゆく それは水でもなく空気でもない土でもなければ火でもない ◆永遠の小舟◆(原詩) 水でもない空気でもない土でもない火でもない 殺す者と殺される者とのあいだで昇る七色の虹の下を永遠の小舟が通る 作曲:historyninjin 2020/2/16

  • 境界線

    境界線 on Vimeo ◆境界線◆ウイグルの詩人、タヒル・ハムット・イズギル氏の詩「境界線」の原詩を元に自由に編み直してメロディーをつけてみた。二人を別れさせるとか、二人を引き離すということに焦点を当てるならば、これは普通に言う恋人ではない何ものかを比喩したものであろう。大王とは、類推すれば横暴な権力を不当に行使する独裁者ということになるだろう。問題は、その人為的に定められた境界線は(石の壁とは、長く続く長城だろうか・・・)あるにはあるのだが、シルクロードの人々の声(シルクロードを介して繋がっている民族や国々の人々の連帯する力)によって、いつかは必ず払拭されて無くなってしまう・・・と想像して…

  • 距離

    距離 on Vimeo ◆距離◆ タヒル・ハムット・イズギル氏の距離という詩を編み直し、個人的な解釈を加えてメロディーを付け、歌にしました。 ●「距離」の歌詞(原詩からの編詩) 冷たい水と酒を飲みながら窓をあけて毒々しい話をする蝉の鳴き声 鳴きしぐれる中に私たちは歪められ 砕かれている 果てしなく遠い距離 鏡に吸い込まれ狂おしき想念に閉じ込められている果てしなく遠い距離 鏡に歪められ狂おしき情念に崩おれてゆく 冷たい水と酒を飲みながら窓をあけて毒々しい話をする蝉の鳴き声 鳴きしぐれる中に私たちは歪められ 砕かれている 作曲 2020/3/28 historyninjin歌詞の一部変更 2020…

  • 高車(こうしゃ)の伝説

    高車(こうしゃ)の伝説 on Vimeo ◆高車(こうしゃ)の伝説◆(「伝説」の編詩・作曲) 名もなき無数の星に囲まれて目を閉じ風が吹き込む場所に恋する高車の軌跡が砂に刻まれてやがては消えて谷にたどり着いた時 突然噴(ふき)出した歌と調べに滴り落つる涙が闇夜を切り分ける突然噴(ふき)出した歌と調べに滴り落つる涙が闇夜を切り分ける 名もなき無数の星に囲まれて目を閉じ風が吹き込む場所に恋する高車の軌跡が砂に刻まれてやがて消え去り君の歌となる君の歌となる 編詩・作曲 2020/3/25 historyninjin原詩 タヒル・ハムット・イズギル(ウイグル)(詩集「聖なる儀式」ムカイダイス+河合眞編訳…

  • 咲け

    咲け on Vimeo ◆アブドハリック・ウイグルの「咲け」◆ 原詩:アブドハリック・ウイグル (1901~1933)日本語訳詩:むかいだいすさん (2021/2/9投稿)編詩・作曲:historyninjin (2021/2/13録音) 「咲け」(作曲者が歌っている歌詞) 私の花が咲こうとしているあなたの髪を飾ろうとしているあなたを想う恋の炎が心身を包み込もうとしている 恋の痛みで心が血の塊になった臼で碾かれて粉になった粉になった お前を恐れて硬い石さえ固体でいられず砂になった 若き力を求めよ決して眠るな恋の道で足枷となるな恋のために命を捧げ 若き力を求めよ決して眠るな恋の道で足枷となるな恋…

  • ウルムチ

    ウルムチ on Vimeo 原詩に意訳を加え創作した楽曲です。(2020/6/3録音) ◆ウルムチ◆(作曲者が歌っている歌詞) 凍りつく風が吹く古(いにしえ)のその町濡れそぼった星影が地面から湧き立つ押さえつけられて捻じ伏せられても地面から湧き立つずぶ濡れた星と死せる太陽のよじれた風が吹く繰り返される乱れた物語すすり泣くわが町 凍りつく風が吹く古(いにしえ)のその町濡れそぼった星影が地面から湧き立つ押さえつけられて捻じ伏せられても地面から湧き立つずぶ濡れた星と死せる太陽のよじれた風が吹く繰り返される乱れた物語すすり泣くわが町繰り返される乱れた物語ウルムチよわが町 2020/6/2 編詩・作曲 …

  • 恋人Shahnabatへ

    恋人Shahnabatへ on Vimeo ◆恋人Shahnabatへ◆ 暁に悲しみから解き放たれた暗闇の中で蘇りの水を授けられた恋人の光り輝く暁に悲しみから解き放たれた暗闇の中で蘇りの水を授けられた恋人の光り輝くその美しさに我を忘れた 恵みの栄光の盃で酒が与えられた祝福された暁 めでたい一夜あの定めの夜にこの新たな約束が契られたこれから私は美を映す鏡に向かう恋人のまばゆいばかりの美が私に知らされる恋人のまばゆいばかりの美が私に知らされる 暁に悲しみから解き放たれた暗闇の中で蘇りの水を授けられた恋人の光り輝くその美しさに我を忘れた 詩:ハーフェズ(1326?~1390頃,イランの詩聖)日本語訳…

  • カシュガル帰還

    カシュガル帰還 on Vimeo ◆カシュガル帰還◆ タヒル・ハムット・イズギル氏の詩「カシュガル帰還」に作曲しました。聞いてください。 原詩:タヒル・ハムット・イズギル氏 日本語訳:むかいだいすさん ◆「カシュガル帰還」歌詞◆カシュガルの謎めいた見知らぬ姿を眺めカシュガルの謎めいた姿を私は眺め厳かな夜を恐れ 身が震えた嫁に行った娘 死んだ友 乾いた春目は大地から消えた一掴みの土だ テレビ タバコ 汚れた靴下 翻訳原稿青い橋と野菜市場は秘かに思い出される骨なしの生き物のように横になった飢えて 黒い顔で 心は空虚だ 遠くのウルムチ 誰かが氷の石を噛み砕く濡れた目と顔 前にはアッラー 後ろに罪砂糖…

  • 夏は一つの陰謀(全曲)

    夏は一つの陰謀(全曲) on Vimeo 原詩:タヒル・ハムット・イズギル 1994/7日本語訳:むかいだいす 2021/8/21作曲:historyninjin 2021/8/30録音 2021/9/12 「夏は一つの陰謀」(作曲者が歌っている歌詞) 私は汗まみれでアン・セックストンを読んでいる浮遊する埃が空気を追う都会の無数の鳥に変わりホームへ飛んでいる風は唾を飛ばしながらあちこちに黴菌を撒き散らし君は真に生きたことがない 白い嘴の鴉ではない赤い芝生でもない私は第六感を信じないそれは昨日の地下鉄で出遭った老婆が口走ったかのように人を欺く 二人に唯一共通するものは恐怖聴き慣れた鋼鉄のようなそ…

  • 私は愛する方の中にいる

    私は愛する方の中にいる on Vimeo ◆私は愛する方の中にいる◆ キリスト教徒ではないユダヤ教徒ではないヒンドゥー教徒ではないイスラーム教徒ではないスーフィーではない仏教徒ではない禅修行者ではないどの宗教にも属していないどの文化にも属してない 東から来たのではない西から来たのではない海から来たのではない大地から来たのではない自然界から来たのではない天界から来たのではないどんな要素からも構成されていない私は私は何者でもない この世のものでもないあの世のものでもないアダムとイブのような太古から来たのでもない独自の物語を生きるものでもない 私の居場所は定まらない私は跡を残すことはない私は身体では…

  • 光(むかいだいす)

    光 on Vimeo ◆むかいだいすさんの詩「光」に作曲しました◆ 「光」 (作曲者が歌っている歌詞) 私は瞳の中で光を凍らせる光を闇を除くための武器として備えた武器として人々の優しい眼差しが光を濡れらせ溶かしてしまうのを瞼を閉じて辛うじて防いだ 死と愛を知らない世界から自身の存在の自身の存在の半分を緑の葉で隠した涙と笑いを信じない空間からは影になって遠くへと逃げ出していった 鳥が窓のそばで鳴くと光が水面に映えると故郷の方を目をこらし見つめたそして乱れた思いを両手に乗せて自身の肩をきつく抱きしめた乱れた思いを両手に乗せて自身の肩をきつく抱きしめた 思ったよりも強い思ったよりも強い私がいた 鳥が…

  • ウイグル人物語(2)

    ウイグル人物語(2) on Vimeo ウイグル人物語(2)(作曲者が歌っている歌詞) 私は真夜中に落ちた人の目には見えない言葉にしても伝わらないもの 闇の荒野を一条の光を杖に 己の影と共に旅するもの旅する者 私は月の光湧き立つ泉で身を清めて夜空を真二つに割る流れ星の後を追う 終わりも始まりも終わりも始まりもない古からの古からの古からの古からの物語り 私は真夜中に落ちた人の目には見えない言葉にしても伝わらないもの 己の影と共に旅するもの旅する者私は月の光湧き立つ泉で身を清めて夜空を真二つに割る流れ星の後を追う 闇の荒野を一条の光を杖に 終わりも始まりも終わりも始まりもない 古からの古からの古か…

  • 夜(詩:むかいだいす)

    夜 on Vimeo ◆「夜」The Night ◆ 詩:むかいだいすさん 2021/2/4曲:historyninjin 2021/2/5 おお夜よ星々の灯ではじまった聖なる夜よ闇の蝋燭の炎で私を眠りに誘うな悲しみと希望の境に生きる人々のお前のような長くて暗い物語りを終わりにするために私は目覚めるべき私は目覚めるべき 私の魂と心は痛みに満ち声を上げて泣いて声を上げて泣いて声を上げて泣いているのだ おお夜よ過ぎ去りし時の足音のように私の耳元で私に囁くな死せる者の秘密と古(いにしえ)の歴史を 私は生きている私は今を生きている全ての悲しみから解き放たれたい私は生きている私は今を生きている全てを燃や…

  • 夏は一つの陰謀

    夏は一つの陰謀 on Vimeo 以下はむかいだいすさんのお便り タヒル・ハムット・イズギル氏の詩「夏は一つの陰謀」に作曲していますが、最初に心に閃いた部分だけをアップします。全曲は後日。 ●むかいだいすさんより(2021/8/21) ウイグルを代表する若手実力派トップ詩人Tahir Hamut Izgil (タヒル・ハムット・イズギル)の夏に相応しい名詩を一つ。 彼は、1969年カシュガルに生まれる。ウイグル若手詩人を代表するトップ詩人。2016年ウイグル詩人初でアメリカで詩の夕べ「夏は一つの陰謀」を開く。「新疆」芸術学院元教授。『西欧現代文学概論』などの著書と『間と他』などの詩集がある。 …

  • 陽光と幽かな影

    🎵陽光と幽かな影🎵 原詩:ムカイダイス・ヤヒヤ日本語訳:むかいだいす作曲:historyninjin (録音:2021/8/21) 陽光と幽かな影 on Vimeo ●むかいだいすさんからのお便り(2021/5/2) ئۇيغۇر شېئىرلىرى ياپۇنىيە ئاسمىنىدا پەرۋاز قىل ! ウイグルの詩よ、日本の風にのって羽ばたけ!今日は皆さまに東トルキスタンに暮らす天才詩人の一人で私の友人で私と同じ名前のムカイダイス・ヤヒヤの詩を一つ紹介させていただきます。 日本の皆様、どうかウイグルの詩と文学をを応援してください。 مەن شېئىرلىرىنى بەك ياخشى…

  • わたしの祖国

    わたしの祖国(牢獄の壁に刻まれた詩) on Vimeo この曲は「悲しみの永遠の石」と同じテーマを歌っているように思われます。 https://ninjinmusic.hatenablog.com/entry/2021/08/14/120253 ◆牢獄の壁に刻まれた詩◆「わたしの祖国」(作曲者が歌っている歌詞) 1流離(さすら)い人が風に揺らぎ流離人が風に揺らぎ風に揺らいでさ迷っている あなたの生きる空間は地上から追放されわたしはあなたを探し求めて迷子になった流離い人わたしはあなたを探し求めて迷子になった流離い人 2琴かけ柳が風に揺らぎ琴かけ柳が風に揺らぎ風に揺らいですすり泣く あなたは琴かけ…

  • 「悲しみの永遠の石」に寄せて

    作曲者による「悲しみの永遠の石」への自由な感想です。お付き合い願えれば嬉しく思います。 この詩はまれに見るラブソングです。 ふさわしい形容詞が見つからないほどです。 作詩者はどのような人生航路(行路)を歩んでこられたのかわかりませんが、人間の実存の世界を凝視して詩をしたためてこられたのでしょう。 作者(作詩者=「私」)は悲しみだけが刻まれた永遠の石となって、あなたの名を呼び続ける・・・と心の内を披歴してその言葉を置いてまた詩の世界に帰って行ってしまったかのようです。 詩でしか語れない恋の思いの切なさに満身創痍となった詩人の絶望的な無念な思い(虚しさ)を受け止めてくれるのは、ただ「あなた」だけ。…

  • 悲しみの永遠の石

    ウイグル詩への音楽「悲しみの永遠の石」 原詩:エルカン・カディル日本語訳:ムカイダイス作曲:historyninjin(2021/8/12)録音:2021/8/14 悲しみの永遠の石 on Vimeo むかいだいすさんのお便り(2021/5/25) بۈگۈن تۈركىيە ئىستانبۇلدا ياشايدىغان تالانتلىق ياش شائىر ئەركان قادىر ( ئۇيغۇرچە ، ئەرەپچە ، تۈركچە تەڭ شېئىر يازىدۇ )نىڭ “ ھەسرەت مەڭگۈ تېشى "ناملىق شېئىرىنى ياپۇنچىغا تەرجىم…

  • 気にしないとは言わない

    ◆気にしないとは言わない◆ (詩:むかいだいすさん) 以下、むかいだいすさんの投稿です。ウイグル人のパスポートを巡る深刻な状況を知ってください。(詩は下の方にあります) 日本にいるウイグル人留学生で、在日中国大使館、領事館でのパスポートの更新や延期が理由なく断られ、ウイグルに帰国するように要求されるケースが増えているとの相談をウイグル人留学生から受けています。在日中国大使館や領事館は、日本にいる漢族の留学生のパスポート更新や延期に便宜を図るのと同様にウイグル人留学生に対応するべきです。ウイグル人留学生が日本で学業を続けることを妨げる権利はありません。学生にウイグルにいる家族の安否を匂わせ、帰国…

  • 夕べわたしの夢を見ましたか

    ゆうべ私の夢を見ましたか on Vimeo ◆私を夢で見たかしら◆(夜、あなたの夢に私が出たのだろうか) むかいだいすさんが投稿されたアビダ・アッバス・ネスリンさん(現在イスタンブールにお住まいとのこと)の詩の日本語訳の詩から歌詞を紡ぎ出しました。また、作曲の際、Joshua L. Freeman氏による英語訳も参考にしました。「言葉を失った対になったハンカチ」とは、アビダさんの二人の娘さんのことを意味しています。 その「言葉を失った対になったハンカチ」の部分ですが、英語訳の詩では日本語にすると「見捨てられた対になったハンカチ」となっていましたが、ムカイダイスさんが原文(ウイグル語)に忠実に訳…

  • 6月の雨

    6月の雨(詩中原中也) on Vimeo ◆「六月の雨」(詩:中原中也)◆ またひとしきり午前の雨が菖蒲(しょうぶ)のいろのみどりいろ眼(まなこ)うるめる 面長(おもなが)き女(ひと)たちあらわれて消えてゆく またひとしきり午前の雨が菖蒲(しょうぶ)のいろのみどりいろ眼(まなこ)うるめる 面長(おもなが)き女(ひと)たちあらわれて消えてゆく たちあらわれて消えゆけばうれいに沈みしとしとと畠(はたけ)の上に落ちているはてもしれず落ちている お太鼓(たいこ)叩(たた)いて笛吹いてあどけない子らが日曜日畳の上で遊びますお太鼓叩いて笛吹いて お太鼓(たいこ)叩(たた)いて笛吹いてあどけない子らが日曜日…

  • 遭うために来た

    遭うために来た on Vimeo 「メシュレップ(歌と踊りの宴)へのメロディー」 ◆逢うためにきた◆ 原詩:ババ・レヒム・メシュレップ(Baba Rehim Meshrep)1641~1711 スーフィー詩人:ウイグル 原詩の日本語訳:むかいだいすさん編詩&作曲:historyninjin 2020/12/9 録音2020/12/29 【歌詞】月の如く美しい君の顔を見るために月の如く美しい君の顔を見るために来た恋の炎でこの身を焦がすために私は来た君の美しい髪が私の煩悩を乱し君の美しい髪が私の煩悩を乱しその妙薬を君に問うためにその妙薬を君に問うために来た 潜水士になり 君の深海に潜り探し求めた一…

  • 生まれて来なかった魂たちに(来る人もいれば去る人もいる)

    「来る人もいれば去る人もいる」 ◆来ない人はいる◆ (「豪雪」の編詩・作曲) 来ない人はいる on Vimeo 降りしきって深く積もった雪が固まり踏みつけられてやがてゆっくりあばかれるように溶けだす この世に生まれてこなかった数えられない魂たちに雪は静かにウルムチの町に降りしく 来る人もいれば去る人もいる去らない人はいない来る人もいれば去る人もいる去らない人はいない 来る人もいれば去る人もいる来ない人はいる 来ない人はいる来ない人はいる 降りしきって深く積もった雪が固まり踏みつけられてやがてゆっくりあばかれるように溶けだす この世に生まれてこなかった数えられない魂たちに雪は静かにウルムチの町に…

  • 光から編まれた一輪の花

    光から編まれた一輪の花 on Vimeo 「光から編まれた一輪の花」 静かな思いで霞みがちな影に独りぼっちで坐っている静かな思いで霞みがちな影に独りぼっちで坐っている 昼の最後の光が空の顔から消えると濃さ増す黒い影と共に苦しみの穴に帰る 淋しい心から燃え上がる裸の炎を私の生きざまに変えていく 冴えない姿が心から出て宴を始める私は手に入らないものを探し続ける 探してないものを手に入れる 君は私に愛をくれる君が求めたものは愛だけではない失意と嘆きの内に私は終わる 君の野生的な心に私の想いは私の小さな心は瑞々しい恋に雅な思いが募り雅な花に包まれる 孤独の中に自身を見失う自身の世界を構築する慈悲深い光…

  • 願い

    「願い」 原詩:ムカイダイス 投稿2021/6/7 編詩・作曲:historyninjin 2021/7/25 願い(詩むかいだいす) on Vimeo 【歌詞】 「願い」 私は覚えている死んだのに目が開いたままに目が開いたままに逝ってしまった人々を語りきれず伝えきれぬ言葉が彼らの目に血となって固まっている ああ 死んだ体に生きている目よ生き埋めになったその目ここに咲き乱れるこの花は彼らの墓に咲き乱れるこれらの花は彼らの苦い喚きなのか苦いにがい喚きなのか 私は覚えている死んだのに目が開いたままに目が開いたままに逝ってしまった人々を語りきれず伝えきれぬ言葉が彼らの目に血となって固まっている むか…

  • 夜(アブドゥシュクル・クムトゥール)

    アブドゥシュクル・クムトゥール氏の詩「夜」に作曲しました。お聞きください。 原詩:Abdushukur Qumtur 2018/8/3日本語訳詩:むかいだいすさん 2021/7/13投稿作曲:historyninjin 2021/7/14 録音2021/7/23 【むかいだいすさんの投稿】 スウェーデンに住むウイグルの知識人で詩人・作家そして歴史学者のAbdushukur Qumtur(写真)先生です。 كېچە ئابدۇشۈكۈر مۇھەممەت كېچىنىڭ چېچىمدەك قىسقا،قەلبىمدەك يورۇق بولۇشۇىنى ئىستەيمەن.ئارىمىزدىكى …

  • 血を流す言葉と共に(原題:君の言葉が私のように血を流しているのか)

    「血を流す言葉と共に」(原題:君の言葉が私のように血を流しているのか) 血を流す言葉と共に(君の言葉が私のように血を流しているのか) on Vimeo 原詩:レヒム・ヤスン・キャイナミ日本語訳詩:ムカイダイス(投稿2021/6/25)作曲:historyninjin2021/7/21録音 下記ムカイダイスさんの投稿された詩に曲をつけました。お聞きください。 ↓ 私の大切な友人の一人,ウイグルのトップ詩人キャイナミの詩を皆様に。 ‏ 「君の言葉が私のように血を流しているのか」 レヒム・ヤスン・キャイナミ‏足元で雪 氷 炎が溶ける‏君の手紙を星 風と共に読む‏階段がゆっくりと私の感覚を押しながら降…

  • 峨峨たる大地

    「ある明治人の記録に寄せて」 今から30年ほど前、会津戦争に関心を持っていたときふと手にして読み始めた。戦勝側からではなく敗戦の側からの、しかも幼子の時に体験したことから始まって壮絶な様がえがかれている。歳月が経っても心を悟道に措(お)くことができず呻吟する一人の人物(柴五郎翁)のうめき声が心の中に聞こえ、涙を止めることができなかった。 生まれ故郷の隣が会津・・・その縁が紡ぎだした歴史を探る旅の窓に写った物語(ひとつの断章)だ。 峨峨たる大地 on Vimeo 峨峨たる大地よ北の果ての 北斗の南の雪の原よ 心を悟道に措(お)く能(あた)わざりし 思いを胸に明日にむかう 我が故郷(ふるさと)にそ…

  • 牢獄の詩「戻る道はない」

    「戻る道はない」 Abduqadir Jalalidin (アブドゥカディル・ジャラリディン)氏は、ウイグルを代表する文人の一人で詩人。曲はそのジャラリディン氏の詩につけたメロディー。 ジャラリディン氏はJAIST(北陸先端科学技術大学院大学)教育学部研究生として2002年に一年間日本に学ばれた。今はウイグルの強制収容所にいる。 昨年末、彼が強制収容所内で書いたとされる詩が口伝えで海外にいるウイグル人のところまで届き、その詩に海外のウイグル人作曲家が曲をつけ、ウイグル人の歌手によって歌になり、最近公表された。 ジャラリディン氏の奥様もJAIST 修士課程を出ているが、今は二人とも強制収容所に入…

  • エフサーネ(伝説)

    ◆エフサーネ(伝説)◆ 作詩:ムカイダイス 2020/11/15投稿作曲:historyninjin 2020/11/15録音:2020/11/16 エフサーネ(伝説) on Vimeo ◆エフサーネ◆ (2020/11/15 ムカイダイス) 私の本棚にある緑の本に君の名の由来が書かれているそれが心に響かぬように愛の歌になって歌われてしまわぬように静寂と沈黙の中に深く埋められている 魂の平原に雪が降る冬の日に黒いシャツを着た笑顔の君を眺めていると傷ついた血だらけの大地に訪れる春に咲くありとあらゆる花が私の目に映る 風と陽光の中でなびく美しい一輪まであと一歩のところで 立ち止まる私は己におじけつ…

  • 止まらぬ涙

    ムカイダイスさんの詩に初めて作曲した一曲目の作品です。 止まらぬ涙で私は詩を紡ぐ、そして祖国ウイグルの蒼い色でその詩を染め上げる、私は自分の言葉で詩を綴り詩を語る、たとえこの身が滅びて魂となっても、愛するあなたの墓の畔に立ち続け祈る、あなたを苦しめた闇が全地から消え去ることを。私の詩と言葉がやがて血肉となってあなたが甦る日がくることを、私は信じ待ち続ける・・・と私の心には聞こえてきた。 死を越えた熱い思いが脈打っている人だと直感した。詩を読み進むうちに心の中から呻き振り絞るようなメロディーが響いてきた・・・。ウイグルの悲劇と惨状を深く心にとめ、世界のあるべき姿に思いを馳せる契機としていただけれ…

  • 命の舞

    故ゴージャ・ムハメット氏に捧げる ◆「命の舞」◆ 原詩 : Ghoja Muhammet (ウイグル) 詩の日本語訳 : ムカイダイスさん 作曲 : historyninjin 2018年7月11日に47歳の前途ある若さで亡くなったウイグルの名詩人 Ghoja Muhammet 氏の詠まれた詩「命の舞」にメロディーをつけました。わずかに詩に手を加えましたが,ほとんどムカイダイスさんが訳された日本語訳詩のままに作曲しました。 詩の内容と音楽の曲想が符号しているだろうかという密かな自責に似た思いがありますが,ここに公開しようと思います。 historyninjin 2021/1/23 (1日置いて…

  • お日さん、雨さん

    むかいだいすさんからお便りが届いた。こんな内容だ。 2021/7/9東京 雨 お日さん、雨さん ~金子 みすゞ~ ほこりのついたしば草を雨さんあらってくれました あらってぬれたしば草をお日さんほしてくれました こうしてわたしがねころんで空をみるのによいように 金子みすずの詩、やさしさと自然や神への感謝の気持ちで編まれている。大好きです。26歳の若さでこの世を去ったこの天才詩人を雨の中で偲ぶ。ご冥福を祈る。 お日さん、雨さん お日さん、雨さん on Vimeo お便りを読んで詩に目を通した。はじめのメロディーが頭の中でひらめき始めたのでギターを引き寄せてコードを探った。15分ほどで一曲の歌が現れ…

  • 言葉が殺されてしまう国にて

    ・・・ウイグルの詩が風にのって日本の空を羽ばたくことを祈念します・・・ 「君の傍らに鳩が止まる」 (副題:あなたの言葉が塞がれてしまわなければ) 朝はいつもの通り始まる滑る小道をこころして通る時間の足取りはよたよたとして昔のように可憐に見つめる目の見えない二人は縋りつきながら互いの重みを首で感じる 時間は二人を夜に誘う夜は二人の人生そのもの物語りの本の迷路の中で見知らぬ読者がページをめくると逃げ出そうともがいても涙が溢れ二人は物語の中を彷徨う あなたの顔を私が見てなかったので歩いて行くその道が空に向かってしまったあなたのその目を見てなかったからあなたはその手を星に伸ばした あなたが空へ飛んで行…

  • 若葉が萎れる日

    ムカイダイスさんのお便りにあった「若葉が萎れる日」という詩に作曲しました。 ※ウイグル語の表記は右から左ですが、コピーすると左から右になってしまいますので、ご了承ください。すみません。 若葉が萎れる日.mp4 on Vimeo むかいだいすさんのお便り(2021/5/28) ئۇيغۇر شېئىرلىرى ياپۇنىيە ئاسمىنىدا پەرۋاز قىل !ウイグルの詩よ、日本の風にのって羽ばたけ!今日は皆さまに東トルキスタンに暮らす天才詩人の一人ムカイダイス・ヤヒヤの新しい詩を日本語に訳した。 مەن شېئىرلىرىنى بەك ياخشى كۆرىدىغان ۋەتەندى…

  • 愛の物語

    がむしゃら応援団の動画を見ていて、あのがむしゃらさを捨象したような世界から、私だけの心に納得できるコードとメロディーを紡ぎ出し、一曲の歌が生まれてきた。 本当は「瞳」の画像をと思ってざっと見回したけど今は見つからなかったので、心象風景としてミレーの晩鐘を選んだ。 がむしゃら応援団のおばあちゃんへのありがとうと似た、愛の物語が紡げただろうか。(^_^) 愛の物語 愛の物語り.mp4 on Vimeo 瞳の奥を見つめたなら済んだ泉のよう 果てしない世界が広がりもう一つの宇宙 静かに調べが流れだしやさしい風が吹き 喜びが込み上げて歌い出す 愛の物語 瞳の奥を見つめたなら済んだ泉のよう 果てしない世界…

  • 500年の恋

    ◆500年の恋◆ 詩:ムカイダイス 2020/9/4 (原詩:ウイグル語、日本語訳詩:ムカイダイス) 作曲: historyninjin 2020/9/6 五百年の恋 on Vimeo ●作曲者より 少しだけ詩に手をくわえました。作曲したメロディーの歌詞は省略します。原詩の日本語訳を見ながらお聴きになって見てください。原詩の表題は「恋」ですが、内容を考えて「500年の恋」としました。 一つのストーリーが見えてくるように思われる歌です。しかもこの世を越えたラブストーリーの世界観に立ってその物語は延々と続いているのです。 魂の不滅という言葉がありますが、500年という限られた時間では表現しきれない…

  • ウイグル人物語

    ◆ウイグル人物語◆ 原詩(日本語) ムカイダイス 編詩・作曲 2020/4/20 historyninjin ウイグル人物語 on Vimeo 画像はおそらく荒野のイエス・キリストを描いたもののようだが、作曲者はイエス・キリストには全く拘泥せず、ただ悲しみと苦悩の象徴としてこれがいいなと思い選んだものである。原詩は日本語で綴られた短く素朴だが、落ち着いた心でしたためられた静かな詩である。 トランプ政権末期にポンペオ国務長官がはっきり、ウイグル人に対する中国の大量虐殺強制労働並びに強制的な臓器奪取移植、強制的な妊娠中絶、ウイグル語の禁止ならびに思想改造などを完全に「ジェノサイド」と認定し、ウイグ…

  • 夜の霧

    夜の霧 on Vimeo ◆アリーシール・ナワーイーの「夜の霧」◆ ・原詩:アリーシール=ナワーイー(ティムール朝時代に、トルコ語での文学作品を残した。2021/2/9が生誕580年の記念日) ・日本語訳詩:ムカイダイスさん(お便り2021/2/9)・編詩・作曲:historyninjin (録音 2021/2/13)※作曲しながら無題の詩に「夜の霧」というタイトルをつけました。 ◆ 愛する人を失った悲しみ その悲しみの中で人は何を思うのだろうか 愛する人に会いたい 愛する人のそばに行きたい と思うだろう 「今宵私はナワーイーのように 泣きながら死んでいく」・・・とは 私が死ぬことによって唯一…

  • 聖なる儀式

    ◆聖なる儀式◆ ・原詩: Tahir Hamut Izgil 氏・日本語訳詩:河合眞氏&ムカイダイスさん・編詩作曲:historyninjin 2021/3/5 ・録音:2021/3/7 聖なる儀式 on Vimeo 「聖なる儀式」(歌詞) 支配された一条の光が解けていくにつれて個々の容貌が現れてくる 支配された一条の光が解けていくにつれて個々の容貌が現れてくる 風が淫らに両手を広げて陽光を巻き込んでゆく私は黄昏を舐めまわし穴を開ける 通りの灯りは時間の一番上にいる蜘蛛たちの巣は宙に垂れ下がり私は雷と握手する 歩行者天国を行く暗闇から暗闇へと口許に鳥の羽を咥えながら樹木の枝に吊るされた乳房が微…

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