実験計画法(8)-直交表(2水準系)
これまでラテン方格やグレコ・ラテン方格について書きましたが、さらに一般化すると直交表実験に行き着きます。 直交表の概要 直交表(ちょっこうひょう)とは、実験の因子(パラメータ)のどの2つをとっても、その水準のすべての組み合わせが同数回現れるように出来ています。これを「直交している」と呼びます。 一般的な多元配置の実験(パラメータが沢山ある総当たり実験)では、因子の水準数の積の回数だけ実験数が必要になります。因子数が多くなると実験回数は膨大な数になります。ところが交互作用を考えない(正確には考慮する交互作用が少ない)場合、直交表を用いることによって実験回数を削減することができます。 直交表は沢山…
2020/09/28 04:56