生と死の狭間(はざま)(1)
私の父は再婚だった為、父方の親戚とはまったく縁が無かったし、会った記憶も無い。 以前も書いたが高校生の頃、再婚という事実を聞かされ3人の腹違いの兄がいる事を知り、ビックリしたものだ。 父は一切自分の生い立ちや親類の事を話さずこの世を去ったが、遺品整理で家系図が出てきて始めて父が養子に出された事を知った。 一方母方は、昔の家族構成である沢山の子宝だったので、母を筆頭に叔父2人を含め7人も兄弟がいて、祖父母の実家に集まる正月は本当に賑やかだった。 昨年末、尊敬し優しかった母方のもう一人の叔父が亡くなった。 人生100年時代。もう少し長く生きて欲しかった。 少年時代、祖父の家に長期の休みになると必ず…
2023/01/29 19:25