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心の道標 https://kenpa.blue/

この世に生まれ、「心」の中に湧き出た様々な疑問の答えを、見つける人生の旅への道標です。 色々なテーマでの私自身の問いに、私自身が見つけた答えを、載せていきます。悩みや辛い時、良い方向へのお手伝いが出来れば嬉しいです。

生まれて死ぬまで、色々な疑問にぶつかります。特に自分という存在の意味を見失ってしまう時が、多かれ少なかれ、誰にでもあると思います。私は、怪我や病気になる度、考えてきました。今は精神面で病気になってしまい、より「生きる」という事の意味を考えるようになりました。あなたの疑問があれば出来る限り、私なりの答えを書いていきたいと思っています。

ケンパ
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2021/05/04

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  • ゴミから考える日本

    スポーツ観戦後のスタジアム清掃は日本の礼儀として高く評価され、ニュースやSNSで報じられます。 日本人のスター選手のゴミ拾いも大きく取り上げられ話題になったりします。 私の街でもゴミの分別が当たり前ですが、カゴ(コンテナ)にペットボトルと書いてあり、家庭にも行政からパンフレットも届き書いてありますが、ビニール袋に入れたまま無視する人が絶えません。 缶もビンも同じです。 仕事の最中、ゴミの回収されている方がビニールを破き中を確認し、分けている姿を何度も見ましたが、本当に頭の下がる思いです。 その収集人の中にはアジア系の方も多くいらっしゃいました。 彼らはどんな思いで日本のゴミの分別意識を見ている…

  • 外国人と暮らす事⦅幸せ⦆(3)

    フィリピンは14世紀後半、中国~東南アジア~インド~中東を繋ぐ航路上で海上交易を行っていたイスラム商人の影響でイスラム教が広まりました。 15世紀にマゼラン率いるスペイン船団が武力で介入し、キリスト教を強要する様になりました。その後ポルトガルが統治するようになり、その後スペインが武力により植民地化。 過去に何度も欧米諸国から植民地化されました。 15世紀には意外にも日本からも使者が派遣されたりして、日本人も入植していました。(日本でいうと豊臣秀吉がいた時代) ガレオンの貿易航路(スペイン領マニラとメキシコのアカプルコを結んだガレオン船による貿易)の寄港地でもあった為、統治していたスペインが中国…

  • 外国人と暮らす事⦅現実⦆(2)

    日本には今、多くの外国籍の人達が住んでいます。 勿論、何らかのビザ(査証)を持って来日し暮らしています。 私のフィリピン人の妻は、結婚ビザ(正式名称を在留資格「日本人の配偶者等」)を所得し、来日しました。 結婚ビザだからと言って、ずっと住めるわけではありません。 在留期間更新許可申請をして、ビザの延長手続きをしないと本国に帰るか、不法滞在として入管施設に送られる事になります。 延長には様々な条件があり、申請にはこれまた様々な書類を提出しなくてはなりません。 延長が認められても期限付きのビザで、1年~3年という有期です。 結婚ビザの場合、当然配偶者と生活を共にしている事が必要条件です。 結婚し、…

  • 外国人と暮らす事⦅マニラ・ハイツ⦆(1)

    私の知り合い、友人達は馬鹿?が多い(笑) 勿論、悪い意味ではないが、知り合い親交が続いている人達の多くが、フィリピンパブで知り合った、お客さん同士という関係なのです。 同じフィリピンというキーワード以外は、年齢も経歴もみんな全く違っている人達です。 そして、もう一つ共通しているのが、バカじゃないの?って言葉を掛けたくなるような人達なのです。 もうみんないい年なのですが、少年の様な心を持ち続けている人達なのです。 勿論犯罪等を起す人達という事ではありませんが、不倫や隠し子なんて事も。 それでも、子供達にはフォローをちゃんとしていて(良し悪しは別として)、悲壮感も感じさせない輩もいます。 違う職種…

  • 決断

    もしあなたが分岐点に立ったとしたら、 何を基準に道を選ぶ? 誰かのあとに、付いていく?立ち止まって相談? その時点で、もしかしたら答えは決まっているのでは? そう……大抵答えは決まっていて、ただ裏付けが欲しいからだけ⁉ 起点、中間点、終点。 大切なのは、その時点ではなく、点と点の間、すなわち過程にあります。 友と語らい、学び合い、師を持ち、本を読み、多くの色々な経験をする。 そして疑問を常にもつ。 多くのものを得ようとすると、多くのものを失うことになる。 手に持てるものは自ずと限られている。 言い訳の理由を考える時間はたっぷりある。 だから後回しでいい。 いつでも相談できる人がいる、親身になっ…

  • 何の為に生きるのか⦅苦⦆(2)

    このブログで人生は「苦」であると書いています。 では一体「苦」とは何のことなのでしょうか? ・苦痛・苦悩・労苦・苦戦・苦手・苦悶・苦情等など沢山の苦の付く言葉があります。 精神的なものや肉体的なものと、また両者が重なるものまで、生きている中で何度も味わうものです。 仏教では四苦と言われる ・生(しょう)・老(ろう)・病(びょう)・死(し)の4つと ・愛別離苦(あいべつりく)・怨憎会苦(おんぞうえく)・求不得苦(ぐふとくく)・五陰盛苦(ごおんじょうく)の4つを合わせて八苦となり、四苦八苦という言葉が生まれました。 一方、キリスト教では、私的解釈となるので恐縮ですが「苦」は神の存在を認め、苦によっ…

  • 何の為に生きるのか(1)

    前回、生まれた意味の事を記しましたが、では私達は何の為に生きるのでしょうか? 身体は出来る限り意志とは関係なく生きようと必死で頑張ります。 それは、人間だけでなく生物みなその様な仕組みで、死は遺伝情報を受け渡す代償として訪れます。 身近な昆虫である「蟻」 公園で蟻の動きを見ていると、黙々と与えられた事をこなしていて「何で俺だけこんな働いているんだ?」と愚痴も聞こえてきそうですが、実際には擬人化しているだけで、蟻たちにとってはどうでもいい事なのでしょう。 働き蟻はメスですが、卵を産むことは出来ません。 が、巣作りやえさの確保など重要な役割を担い、1~2年で寿命が来ます。 羽のついた蟻は、オスとメ…

  • 生きる事の意味?⦅死生観⦆(4)

    私達は奇跡の様に生れ出た。 勿論、誰もが望んで生まれた訳では無いが、生まれたからにはその意味や、何を成すのか誰しも考える時がある。 このブログ「何の為生まれたのか?1~3」でも書いたが、 生まれた事自体に意味は無い。 時代、時間や場所、環境で大きく人生が変わる可能性の中、たまたま日本に生まれた訳で、平和な国に生れた事には素直に感謝したい。 ただ「生まれて来なければ良かった」と考える人もいるのも確かだ。 私も思春期の時にそう考えた一人だった。 私に限らず、悩みや苦境、取り巻く環境で自分の居場所が見つからず、また自身の価値も見い出せない時、そう考えてしまう人も多くいるのではないだろうか。 また家族…

  • 戦争⦅日本の選択⦆(4)

    人類が誕生して以来、争い事が無くなる事は無かった。 国内での争いや他国との争い。 そして侵略や植民地化とどれも権力、利権争いが主な原因だ。 それ以外にも宗教や民族の違いによるによる争いと人類は平和とは無縁の歴史を刻み続けている。 未だに、世界のあちこちで紛争や戦争だけでなく、迫害や差別、権力争いが続いている。 第二次世界大戦後76年が過ぎた。 毎年の様にこの時期になると様々なイベントが催され、番組が流される。 忘れてはいけない事として、年に一度は振り返る時があるのは素晴らしい事だが、単なる行事化となる事が恐ろしい。 戦争経験者もほとんどの方が亡くなり、歴史的な記録や残された証言、資料でしかその…

  • 生と死の狭間⦅お盆と戦争⦆(3)

    私にはお盆で帰る家もお墓も今は無くなってしまった。 本来なら琵琶湖から数キロの丘の上に両親が眠っていたのだが、管理費が払えず撤去されると5歳下の妹から聞いていた。 私の一つ下の弟も墓標に刻まれる事無くそこで眠っていた。 父は100歳過ぎ迄長生きしたが、元々私と幼い頃から会話も無かったが、戦争の話は一度も聞いた記憶がない。 亡くなった後、いくつかの写真の中から1枚だけ兵隊の格好をした父の写真を見つけ、少し驚いたぐらいだ。 私自身教科書で習うくらいの戦争に対する知識はあったが、近代史はいつも軽く飛ばされるような歴史しか学校では学んだ事が無く、戦争は過去の話で平和でよかったくらいにしか感じていなかっ…

  • 偽りの自分がいる⦅環境⦆(3)

    人間は置かれている環境に大きく影響される。 例えば私もそうだが、お金が無い時や困っている時、心から喜んだり楽しんだりできない。 考えまいとするのだが、いつも心の片隅に残って何かの拍子に顔を出す。 「何とかなる」と自身に言い聞かせてもつい「お金があれば」と愚痴が出る。 大抵そのような場合、前述の心持でいるからおのずと行動や言動も否定的になる。 世の中、お金では買えない大切なものがある事もお金が全てでない事も、そして幸せもお金では買えない事は承知しているがどうしても卑屈になってしまう。 私はこのブログで書いているので具体的ないきさつは省略するが、アルコール中毒、すなわち依存症になってしまい、ほぼ2…

  • 偽りの自分がいる⦅選択⦆(2)

    誰でも憧れる人がいて、自分もそうなりたいと考えるものだ。 スポーツ選手や芸能人など活躍している人達だけでなく、理想とする外観や生き方。 でもたいていの場合、実現出来る人はほんのわずかだろう。 このブログ「心の道標」は、ごく一般の人達に焦点を当てて書いてきた。 TVやSNSで活躍している人達や生活に困らないほど稼いでいる人達では無く、苦労しながらも子供を育てている方々や明日の事すら考えられないような生活を送っている人達への道標として書いてきたつもりだ。 私が生きてきた中、出会った人達はそのほとんどが生きる為に苦労を重ねている人達だった。 倒産した人や精神を患った人、孤独に苛まれている人や人間関係…

  • 宗教とは?⦅自分と向き合う⦆(5)

    あれほど騒いでいた宗教関連のニュースもあまり報道されなくなった。 政治家が票欲しさに宗教団体を利用している事も、宗教二世問題も何かあやふやなまま時ばかりが過ぎていく感じだ。 新興宗教も含めて宗教と共に生き、関わりのある人達は欧米に比べ少ない事は確かだが、宗教心は誰でも持っているだろう。 節目節目の行事や冠婚葬祭時には、何らかの形で宗教というものが関わってくるからだ。 また、自然と植え付けられてきた謙虚さの表れともいえる。 動植物を殺める時や事故が起きない様に、災害が起きないようにと手を合わす事も、教祖や経典、聖書を読んでいようがいまいが自然と身についている習慣だ。 ただ、誰しもが良心と言っても…

  • 生と死の狭間⦅今何をすべきか⦆(2)

    人生も後半に迫り残りの事を考える様になった。 この歳になると訃報も増え、見送った人も多くなる。 以前の記事でも書いたが、「死」を意識したのは大好きだった叔父の死からだ。 今の様に病院で亡くなり、葬儀業者が全て用意し、棺桶に入った顔を見るといった過程ではなく、自宅に運ばれ、死装束(しにしょうぞく)に着替えさせ、遺体の周りに親族が集まり一夜を過ごす時代。 私にとって「死」は動かず、話も出来ず、硬くなる叔父を陰から見ながら、恐ろしもの、怖いものとしての認識しかなかった。 当たり前だが、誰でも「死」の事を考え、恐れを抱いき死後どうなるのかという疑問を持つ。 誰も死後の世界の事を知らないからなおさらの事…

  • 外国人の苦悩⦅嫌われる日本⦆(3)

    ある知り合いのフィリピン女性が家族ビザ(査証)で弟を日本に呼びました。 家族ビザでは働く事も出来ませんし、最高でも延長手続きが認められたとして6ヶ月です。 観光や、女性の子供相手をしたりして生活をしていました。 勿論日本語が全く出来ません。 私達夫婦の傍に住んでいたので、彼とも仲良くさせてもらっていました。 弟さんはSNSをやっていたのですが、偶然学生の頃の女性と連絡が取れ、そのフィリピン女性が日本に住み、電車で1時間半の所に住んでいる事が解りました。 弟さんは懐かしさもあり、会いにいく事になったのです。 弟さんには3人の子供がいて奥さんは病気で亡くなってしまいましたので独身でした。 同級生の…

  • 外国人の苦悩⦅在日外国人⦆(2)

    国際結婚した私の廻りには、悲し現実がいっぱいあります。 その悲しみは、当たり前ですが本人が望んで作り出したモノでは無く、考え方や価値観、そして病気等、不可抗力な事が原因になっています。 政府統計e-StatのHPによると、具体的な数字は避けますが、国際結婚した夫が日本人で妻が外国人の離婚数は5~60%にも上ります。 その妻の国籍は圧倒的にアジア圏の国。 勿論離婚理由は、日本人同士と同じ性格の不一致や、環境や食べ物になじむ事が出来なかったり言葉の問題だったりと、外国人ならではの理由もありますが、少なくとも私の廻りでは金銭的な理由が大半を占めています。 外国人との結婚を目的としたサイトもあるし、在…

  • 捨てられない

    借家の我が家が狭いので断捨離しようと思いたったのだが、なかなか物が捨てられない。 そこでまず最初に価値がありそうなものはフリマサイトに出品する事にしたのだが、やはり慣れていないと難しい。 仕方なく本屋で出品の仕方なるハウツー本を購入。 逆に物が増えてしまった(笑)。 子供の小さい頃のオモチャやレコード、DVD等をやっとの事で出品する事が出来て意外と簡単に売れてしまった。 モノを減らす目的だったので金額も低めに設定したのが功を奏したが、もっと高くしておけば…と少し後悔した。 我が家はほとんど使用しないモノはベッドの下にしまっている。 引き出しでは無いので、もう何年もベッド下を見た事が無い私は、意…

  • 生きる事の意味?⦅ジグソーパズル⦆(3)

    人生も後半戦を過ぎ、自分を振り返って色々と考えてみた。 夢だった職業を目指し幾度もチャンスもあったが、逃してしまった。 十二指腸の穿孔や急性膵炎と、助けが無ければ死んでいたかもしれない病や、交通事故で骨が見えるくらいにえぐられてしまった指のケガでの皮膚移植に腕や指の骨折と、兎に角あわただしかった青春時代だった。 そして、精神も病んでしまった。 私の母親は、常に目立つよう私を育ててきた。 写真を撮る時は必ず真ん中の一番前にいく様に言われていた。 親が頼んだのか自分でそうしたのか、その時の記憶は無いが、幼少時の数少ない写真を見ると数人で撮った写真は正にそのとおり、一番前で写っている。 記憶に残って…

  • TVでライブをやり、音程が狂い、声がちゃんと出ていなかった音楽ユニットがいました。 勿論CDや音楽配信では完璧な歌声のユニットです。 ライブ後、SNSを中心に「下手だった」という様な発言が沢山見受けられましたが、意外にも「緊張していたから可哀そう」「生のライブだから上手く聞こえていなかったから」という声も多くありました。 ン?待てよ? 音でお金をもらっているプロです。 料理人なら、即クビでしょう。 それを擁護したり、弁解の肩代わりをする人達は、逆にアーティストの首を絞めているのと同じです。 それを良しとする風潮に違和感を覚えるのです。 ならば、ライブをやらなければ良いだけで済む事でしょう。 カ…

  • 働くってなんだ?⦅お金⦆(2)

    生活費を稼ぐ為。 すなわち家族を養う為や自立に必要なお金を得るために、仕事に就いている人。 自己実現の為。 仕事において自分自身を成長させ、達成感を得る事、自分自身を高めるために仕事をする。 社会貢献の為。 教育者、医療従事者、警察官、消防士、自衛隊員等のように、社会の発展に貢献することを目的としている場合。 社会的地位の為。 仕事によっての社会的地位を確立し、高い収入や権威ある職業に就くことで、自己満足感を満たし、且つ更に財を増やす為。 項目が重なれば充実感も得られ、人によっては幸福感も増すだろう。 大体以上の事が働く事の意味になると考えるが、どれも最終的には対価であるお金を得る事が目的とな…

  • 働くってなんだ?⦅何の為に⦆(1)

    幼少期にはTVのヒーローに憧れ、青年期は実現しそうな映画の主人公やドラマに出てくる主人公に自分の未来を投影させていた。 20代、30代の頃は、それでも夢を追いかけ、実現させる為の余力もあったし、周囲の動向などどうでも良かった。 同年代が次々と就職し、結婚していく中、髪を伸ばし好きな事をやってきたのだが、自分の理想とする将来像がどんどん遠くに離れる様に感じ始め、と同時に50代以降途方に暮れている自分を想像して落ち込んだものだ。 挫折し、失望し、無力感にさいなまれた。 当たり前だが、一足飛びに自分が理想とする人物や生活様式にはたどり着けない。 まして音楽でメシを食えるのはほんの一握り。 だんだんと…

  • 見方を変えなくてはダメになる!⦅時間の観念⦆(3)

    1日= 24時間×60分×60秒= 86.400秒 私達は意識せずとも86.400秒の毎日過ごしています。 1秒で音は、約340m「マッハ1」の速度で進みます。 光は約30万kmで地球を7周半もできるほどの速さです。 時速に直すと約10億8000万㎞と、とてつもない速さです。 月までの距離は、平均38万kmなので、光の速さだと1秒少しで着きます。 見るのも、話すのも、そして聞く事も、すさまじい光や音のスピードのお陰で、リアルタイムで対応できるのです。 夜空に輝く星々の光も光の速度で地球に届いています。 太陽を除く、地球に一番近い恒星(自ら光る星)ケンタウルス座のアルファ恒星系までの距離は4.3…

  • 表と裏⦅戦争と平和⦆(2)

    今の日本の国民は、全部がそうとは言えないが、保守的なのか希望を持てないのか、外圧からの力に歯向かう事をしなくなっている様に見える。 フランスでは、今年の初め年金の支給を開始する年齢を64歳に引き上げる年金制度改革案に対し反対するデモが各地で行われ、参加者は100万人を超え大規模なものとなった。 若者にとっても、ほおっては置けない年金問題も、日本では知らぬ間に引き上げられ、デモも小規模なもので、ストライキも無かった。 勿論ネット上では様々な反対意見が見受けられたが、お上の決めた事は仕方がないと諦めているのか、国民全体のうねりの様な政府に対する圧力も無く引上げは可決した。 実際引上げを喜んでいる人…

  • 表と裏⦅人間性⦆(1)

    30代の頃、演歌のプロモーター、主催者関連の仕事をしていました。 アルバイトを探している時にふと目についたのが{音楽関係の仕事}という項目でした。 ですから演歌とは知らずに面接を受け、採用されました。 演歌に興味は全く無かったのですが、お金に困っていた事もあり始めたのです。 全国各地のホールで開かれる名の知れた演歌歌手のコンサートの主催者側のサポートという位置づけの仕事で、前売りでさばけなかった空席を埋め、当日の売り上げの数パーセントが利益となる仕組みの会社でした。 ポスター張りや宣伝カーを走らせたり、スーパー等の店に割引券を置かせてもらったりするのが主な仕事で、当日は会場のチケット売り場で割…

  • 自分が嫌い⦅負の連鎖⦆

    自分の事が嫌いにイヤになる事は誰でも感じる感情です。 それは、何より自分の事を一番解っているからです。 誰もが人には知られたくない一面を持っていますし、嫌いになる理由はきっと星の数ほどあるでしょう。 容姿から性格まで、毎日自分と付き合っているから仕方ありません。 この世にあなたしかいなければ心配する事も無いでしょう。 比較する相手がいないからです。 自分が嫌いと思い悩む前にまず考えて欲しい事があります。 まず直接、間接を問わず、誰もが人との関わり合いの中で生きています。 多かれ少なかれ、誰かのお陰で毎日を過ごしています。 たった一人では生きていけません。 例え家に閉じこもっていても、食べ物や服…

  • 言葉の力⦅自己形成⦆(3)

    日本語には、沢山の素晴らしい表現力を持った言葉がある。 表意文字である漢字と、それに伴う音読み訓読み、カタカナ、ひらがな、表音文字のアルファベット。 誰もが好きな「桜」も 「桜」「さくら」「サクラ」「SAKURA」 文字によって浮かぶ映像も変わって来る。 例えば「雨」を表現する、言葉は、春雨(はるさめ)、菜種梅雨(なたねつゆ)、 五月雨(さみだれ)、夕立(ゆうだち)、秋雨(あきさめ)、霧雨(きりさめ)、 時雨(しぐれ)などほんの一部だが、一つの「雨」という言葉にも沢山の表現があり、伝える側の奥にある感情が込められているように、そして景色が浮かぶように伝わる。 このような表現を用いた言葉は、天気…

  • 言葉の力⦅伝わらない⦆(2)

    始めにお断りしておきたいのですが、決して揚げ足取りの記事でも、上から目線的な意味合いも全くありません。 昨今の、余りにもひどい言葉の使われ方に、自戒も込めて一筆投じたいが故の事です。 言葉、言語は、国の宝物だと私は思っています。 私の意図をご理解の上、長文ですがお読み下さい。 日本の化学者でありノーベル化学賞を受賞した野依 良治(のより りょうじ)さんは、「日本には、美しい言葉をはじめとする固有の文化、誇るべき伝統があり、今後、国家としてその質を維持し、さらに高める工夫が必要です。」と述べておられた。 (2014年、独立行政法人理化学研究所のSTAP細胞に関わる不正論文事件時に理事長を務めてい…

  • 子供が幸せな国⦅My School Days⦆(3)

    遠い記憶となってしまった学生時代。 明らかに不良っぽい奴や気の弱そうな奴が目に見える形でいる時代だった。 怖そうな奴には近づくまいとおびえながら学校生活が送っていた事も、今は懐かしい思い出として残っている。 必死でアルバイトをしながら貯めたお金でレコードを買い、何度も何度も聞いていた。 憧れの先輩のようになりたくて部活に入ったが、怪我で挫折もした。 最後まで告白出来ずに集合写真に写る彼女ばかりを見ていた事も。 そっと抜け出して喫茶店にたむろした事も。 卒業式に一人だけ制服のボタンを欲しいと言ってきたあの子も。 全てがモノクロームのように薄れていく。 数えきれないほどの些細な瞬間が、大切な時間だ…

  • 子供が幸せな国⦅大人の責任⦆(2)

    テストが終わって、高校生の息子が帰ってきた。 「テスト、どうだった?」 「……」 「もう一つって事か?」 「……理科が全然解らない」 目も合わせず、ボソッと話す。 「あっそう!残念!」 あれほど喋っていた小学生の頃の息子は、寡黙(かもく)の人となった。 自分の小さな部屋では、友達とゲームをオンラインでやりながら、叫んでいるのに! 「まぁ、いいか!」と小さくつぶやいた。 かつての自分は、親とまともに話した事も無かった。 彼の方が、わずかだが反応する。 「まぁ、いいか!」心の中でつぶやいた。 厚労省のまとめによると、19歳以下の自殺の理由(複数の場合あり)は「学業不振」が104人で最も多く、「進路…

  • 子供が幸せな国⦅個性⦆(1)

    子供の自殺は先進国では日本が一番高い。 2020年には499人と過去最悪の数になり、横ばい状態でいる。 当たり前だが子供は成長段階であり、様々な外部からの影響を強く受けやすい。 コロナでの休業やマスク、オンライン授業と子供達の世界も狭まった。 ようやく、ほぼ平常に戻りつつあるが、何より影響を与えているのは。学校や家庭、社会といった中の大人達によってだ。 イジメが、よく問題と取り上げる意見があるが、もっと根深い問題があるのではないか? 読み書きを覚え、識字率も高い義務教育の役割は素晴らしい仕組みではあるが、高校や大学へと進学の為のハードルが余りにも高い。 学費も大きな問題で、少子化や貧困化が進む…

  • 一歩づつ

    私が音楽スタジオで働いていた時に出会った人達は、素敵な経験と、出会いという大きな財産として今も心の中に残っています。 ある日、大阪のタレントさんから自作曲のカラオケを作って欲しいとの連絡を頂きました。 彼女は、アシスタントや講演、本の出版等活躍されている方で、TVで見る歯に衣着せぬコメントでも話題になっていた方でしたが、実際に会って話をすると、穏やかな話しぶりと笑顔が素敵な人で、勝手に印象付けしていた私は後悔し、上辺だけでは人は解らないものだとつくづく思いました。 それからは、大好きなタレントさんになったのです。 その縁で、ある男性の方が自作曲を作っているのでアレンジしてカラオケ制作して欲しい…

  • パンダとペット

    幼い頃、我が家では動物好きの父がペットと称して、色々な動物を飼っていた。 犬、九官鳥やメジロ、カナリアに文鳥、ニワトリ、カメと日曜大工が得意な父が檻を作り、それは賑やかだった。 よく野良猫が侵入し、鳥をくすねていった。 父は、怒りながら破れている柵を直していたものだ。 父は猫がよっぽど憎かったらしく、一度も飼った事は無かった。 当時はスピッツやチワワが人気の犬だったが、飼っていたのは何処で拾ってきたのか解らない犬。 外で飼うのが当たり前で、ドッグフードなど無い時代、私は犬に残飯をよく運ばされていた。 私自身、動物には全く興味が無く、九官鳥に言葉を教えるぐらいで、母は「くさい」「汚い」という言葉…

  • 人権問題は戦争への近道(2)

    人権問題 は私の経験からも言えるが、教育が大きく関わってくる。 人間形成に欠かせない教育の役割は、その後の生き方にも大きく影響を及ぼすからだ。 知らず知らずのうちに刷り込んでいる危険性を、教育に携わる人達に今一度考えてもらいたい。 最近ではジェンダー平等の動きの中、制服などの見直しや着替え、トイレなどへの取り組みも一部で始まってはいるが、根底にある意識が変わっているのかと言うと疑問である。 改革は素晴らしいが、上辺を繕っている感はぬぐえない。 何故なら外観だけの話ではなく、内面、心の問題に焦点を当て、歴史が示してきた愚かさを教えるというアプローチが無さすぎるからだ。 我息子の中学時代の道徳の教…

  • 人権問題は戦争への近道(1)

    「LGBTQ」の事が取りざたされるようになって、キッカケの良し悪しは別として良い方向に少しは動き出した。 この問題は夫婦別姓問題や外国人差別、少子化問題と切り離しては考えられない問題だからだ。 何故なら、根底に流れている差別意識や植え付けられた歪んだ常識が招いている問題だからだ。 加えて手を打たず放置すれば、民主主義が犯され争いへの道に進んでしまう。 昭和の時代を生きてきた私にとってLGBTQの人達の事は全く頭に無かった。 逆に気持ち悪い人達と当時思っていた。 学校でも男であるのにナヨナヨしている友達を見るとついからかってしまう風潮があった。 「らしさ」にこだわり、植え付けられていたからだった…

  • 心の病(2)

    妻と共通のフィリピン人の友人から電話があった。 体調がすぐれないし、病院で検査しても異常が無いと言われどうしていいのか解らないという内容だった。 彼女は日本人の夫と中学生の子供を筆頭に3人の子供がいる。 食品会社にパートで毎日働いていたが、体調不良で休んでいるという事だった。 少し前から体調があまり良くないとの話は耳にしていたが、切羽詰まったその声にほおっておけなくなり、詳しく話を聞いた。 妻が現地語のタガログ語で詳しい精神状態を聞き、私の経験から一度心療内科(精神科)を受診した方が良いと話し、彼女は余り日本語が上手くなく、伝えたい事の四分の一ぐらいしか話せない事もあり、妻と一緒に付き添う約束…

  • 安かろう悪かろう⦅Made in Japan⦆

    高校に通う息子の最近の話だが、彼は自転車通学をしている。 先日「自転車ぶつけてしまいました。ごめんなさい」と帰って来るなり謝るのだ。 これには、彼の怪我を心配するより「またか!」と。 彼は数回自転車をぶつけ、カゴを変形させたりした前科があるからだ。 理由を聞くと「ボーっとしていた」という言い訳であった。 気を取り直して怪我の有無や、ぶつけたモノが人で無かった事。 もし打ち所が悪ければ、もし人とぶつかったら死ぬこともあるから十分気を付けるようにと諭(さと)したが、うなだれながら私の話を聞いていた彼の口から「自転車直さなくていいから!」と言った途端、頭に来てしまった。 ぶつける度に変形した部分を直…

  • 生と死の狭間(はざま)(1)

    私の父は再婚だった為、父方の親戚とはまったく縁が無かったし、会った記憶も無い。 以前も書いたが高校生の頃、再婚という事実を聞かされ3人の腹違いの兄がいる事を知り、ビックリしたものだ。 父は一切自分の生い立ちや親類の事を話さずこの世を去ったが、遺品整理で家系図が出てきて始めて父が養子に出された事を知った。 一方母方は、昔の家族構成である沢山の子宝だったので、母を筆頭に叔父2人を含め7人も兄弟がいて、祖父母の実家に集まる正月は本当に賑やかだった。 昨年末、尊敬し優しかった母方のもう一人の叔父が亡くなった。 人生100年時代。もう少し長く生きて欲しかった。 少年時代、祖父の家に長期の休みになると必ず…

  • 日本は何処に向かうのか?

    年末に十代の若者達による「本音」について語り合う番組を見た。 自分の殻から抜け出せない、もしくは守りたい理由で本音では語れない子や本音で語り合う事で分かり合えるといった子達の話を聞いていたのだが、自分達の住んでいる日本に対する関わり合いの話から政治の話になると、意見が割れてしまった。 関心が無いというより自分の事で精一杯という子や夢を追いかけている中、関心が向けられないという発言の一方で、自分達の未来がかかっているからもっと政治に関心を持たないといけないという発言など、大人の私でさえ感心させられ、また考えさせられる番組だった。 私が彼らと同年代の頃の事を振り返ってみると、反省しきりで当時ただ流…

  • なぜ、生きなくちゃいけないのか?

    事故や災害に病気、犯罪や過失、そして戦争や紛争と、毎日の様に奪われていく数多くの命。 とりわけ生命に満ち溢れている幼い子や若者達の死は、心が張り裂ける。 残された者の心に浮かぶのは、まだまだやりきれていない人生への悔みや無力感に対する答えの出し方だ。 誰もが納得する答えなど持ち合わせていない。 ある人は神に問いただし、ある人は自責の念に取り憑かれ、ある人は思い出にすがる。 またある人は誰かを憎むだろう。 ただ、時間のみが救いになるだけ。 この世に生れ出たという事は、死ぬ為。 切り離す事は出来ず、一体だからだ。 コインの裏表と言っていいかもしれない。 放り投げ、手の甲に出る面で当てるゲームの様に…

  • 生きる事は苦である⦅幸せの涙⦆(2)

    最近、知り合いの訃報を聞きました。 彼は、私の妻と親しくして下さり、息子を川辺でのバーベキューや色々な所に連れ出してくれたりと、私自身お会いする事は無かったのですが、とてもお世話になった方でした。 2年ほど前に癌が見つかり既に転移しており、その時点でステージ4という辛い宣告をされ、以降手術や、放射線、辛い抗がん剤治療を続けながらも、妻に毎日SNSで冗談を言う様な優しい人柄の人でしたが、最近SNSの返事も無く心配していたところでの訃報でした。 私と同年代であり孫も含めて家族もいて、まだまだ働く事を望んでいた彼の事を思うと、さぞかし無念だったと思います。 それは、辛く苦しいのにも関わらず諦めずに治…

  • 生きる事は「苦」である(1)

    なぜ今の人類の進化は個々に自我という高度な意識を持たせ、「心」という概念を作り出したのか? そして「心」が生み出す様々な雑念や煩悩(仏教でいう所の自分自身を苦しめる心の事)を持つ羽目になったのか? アダムが蛇にそそのかされ果実を食べたから? 勿論それで納得できる事ではありません。 何度もこのブログで書いている様に、人生は「苦」であるという事が前提になっています。 他の動物の思考は本能による行動が主になりますが、人間は本能だけで行動している訳ではありません。 誕生以来、敵や狩りをする時に感情を高ぶらせたり、恐怖や驚きが結果身を守る事になったりと、衣食住や集団生活する上での問題に対処する為に必要不…

  • 誰が悪い?誰のせい?⦅正義と悪⦆基準となるもの(7)

    人間としての個々の存在の意味は、多様性に他ならないのです。 前記事に書いた人間の武器とも言える「脳」 多用な考え方や、発見、知ろうとする好奇心や未来に対する想像力など、多くあればあるほど選択肢も増え、言い換えれば進化と同じ理屈になるのです。 もし独裁者や権力者の思考だけを頼りに生き延びようとしても、いずれは滅びてしまいます。 それは人物だけでなく、体制(政治や法など)や宗教にも言える事です。 それは自然の摂理であり、歴史を見れば明らかです。 そして遥か昔から権力や富の為に犠牲になった人達の存在は、その事実を知る事で無駄にはならないという事です。 すなわち、個々が自分なりの思考で過去から学び咀嚼…

  • 誰が悪い?誰のせい?⦅正義と悪⦆その本質(6)

    前回で自然の中には「正義(善)と悪」は存在せず、そして人間だけがそれらを決めつける事をしていると、そしてその根源にあるモノは「価値」と書きました。 人間が誕生して以来、自分達にとって価値の有る無しを決め続けながら今日に至るのです。 生きる上で大切な水や塩、食べ物の重要性と価値は残念ながら、現代では同列で考える事は出来ません。 すなわち価値は人間だけが、生き延びるという本来の目的以外にも優劣を、序列のレッテルを貼る為に作り出しているモノで、この世に価値の無いものは存在しませんし、そもそも価値にランク付けするものではありません。 石ころから大きな岩、木々や花、昆虫やウイルスから細菌、微生物からゾウ…

  • 誰が悪い?誰のせい?⦅正義と悪⦆メディアの役割(5)

    職業だけで、出身地だけで、そして病気だけで差別や見下す時代が日本にもありました。 その人なりを非難するのではなく、本人には全く非が無い事まで責任転嫁させていた現実がつい最近まであり、今も形を変え誰かを傷つけながら根を張り続けています。 ハンセン病患者へのひどい仕打ちや強制収容、強制避妊手術やいわれなき差別。 「日本書紀」や「今昔物語集」にも記述があるこの病気は、昭和時代に差別や偏見がピークを迎えました。 元患者の家族たちが隔離差別等での心身共に傷ついた損害を国に訴えた裁判が決着したのは2019年夏。途方もない時間がかかったのです。 また部落差別問題では結婚や就職の際に身元調査をしたり、何処の出…

  • 誰が悪い?誰のせい?⦅正義と悪⦆メディアの役割(4)

    ブログを始めた頃、どうしてもTwitterやFacebookとの連携をしたいと思い、色々挑戦しました。 ブログもそうでしたが、カタカナ言葉には四苦八苦しました。 リツイート、シェア、プロフ、タイムライン、リポスト……。 パソコンはある程度操作できますが、知らなかったカタカナ英語に苦戦。 私にとっては、かなりハードルが高く、間違えて押してしまったり、文字数の制限も知らずに送れなかったりと失敗だらけでした。 昔ポケットベル、通称ポケベル(ポケベルの呼び出し音が鳴り番号が表示されると、相手に公衆電話等から電話を掛ける)が世に出て、ずいぶん面倒くさくて、監視されているようで嫌で仕方なかったものです。 …

  • 校則⦅誰の為にあるのか⦆

    生きていく上で必要な人としての倫理を周りの大人達が教えながら、子供達は大きくなっていくものだが、倫理=ルールでは無い。 ルールは時代によって、社会情勢によって、はたまた欲やコントロールの為に使われ変わっていくもので、不変なものでは無い。 最近の事だが、高校生の息子がスマートフォンを屋外(学校内)で見ていたらしい。 高校では、緊急連絡用としての所持は認めてはいるが、それ以外の使用は禁止されている。 校則=ルールである。 帰って来るなり息子が「先生から電話有るけどお願いします」と言われ、どうやら先生に見つかり注意され反省文を書かされたとの事だった。 「まさかあんな所から先生が出てくるとは思わなかっ…

  • 車の運転は、真剣勝負⦅知らないと事故をする⦆(3)

    このブログの趣旨、趣向が異なるのだが、長年車の運転をしてきて、いよいよ言いたくなって、いや書きたくなってしまったのだ。 車は生活する上で欠かせない人も多いと思うし、高齢になっても必要としている人達が多いのも良く解るのだが、チョット考えてもらいたい事がある。 運転している人達の中に、まるで事故をして下さいといわんやばかりの人がかなり多い。 2021年の概要・事故発生件数は30万5425件で負傷者は36万1768人、死者数は2,636人(政府統計総合窓口による)減少傾向とはいえ、大切な命が毎年奪われている。 まず、車体の外についている様々な灯火(ランプ)は、何の為についているのか?だ。 ★信号待ち…

  • 適応障害は他人ごとではない⦅自助と公助⦆

    最近のドキュメント番組では、中高年者の孤独死や引きこもり、老々介護など暗くなる現実を放映しています。 2020年令和2年における自殺者数は、厚生労働省によると2万1,081人で、「40歳代」が3,568人で全体の16.9%を占め、次いで、「50歳代」(3,425人、16.2%)、「70歳代」(3,026人、14.4%)、「60歳代」(2,795人、13.3%) 40代~の中高年でひとくくりにすると1万2,814人で実に60%に及びます。 政府の2020年版自殺対策白書で09~19年に自殺した中高年・高齢者約20万8千人の状況を分析し、 その原因は、「健康問題」が最も多く、次に「経済・生活問題」…

  • 自分て何?⦅探求⦆(5)

    誰かの為に死ねるか それは命を尊いものと知る心 己の為に死ねるか それは何があっても生きぬく信念 このブログでよく書いている事が、 「明日どんな気持ちであるか解らない自分なのだから、他人のこと等解るはずがない」という言葉です。 果たして自分の事を解っている人が本当にいるのでしょうか? 「解っているよ」という人も、よくよく考えて見て下さい。 それは自身で決めつけているだけで、「こんな部分があったのか」と思う事もあるはずです。 もしかしたら、他人の目を通しての自分を見ているだけかもしれません。 私達人間は、約37兆にも及ぶ細胞で構成されていて24時間365日、死ぬまで休みなく働いています。 特に脳…

  • 不公平という壁⦅平等と教育⦆(3)

    日本の教育制度は、勿論悪い事ばかりではありません。 集団行動による通学や自ら掃除や給食配膳すること等は、掃除や食事と仕事が細分化され、日常生活の中で役割をハッキリと線引きしている様な欧米からも、児童自ら行う日本方式の良さを認めています。 すなわち、小さいうちから自分で出来る事は自分でするという事と、身の回りを綺麗に保つ事の大切さや人に迷惑を掛けないという謙虚な姿勢が評価されているのです。 妻の国フィリピンでは、運動会もありませんし、校外学習もお金が無いと参加できなく、貧しかった妻は悔しい思いを何度もした事を話してくれました。 また、何年も日本で住んでいる妻はフィリピンで道路を横断するのが怖くて…

  • 不公平という壁⦅平等と教育⦆(2)

    この記事で不公平を是正せよとも、受け入れろとも書いていません。 ただ、諦めてとも書いていません。 見方を変える事の大切さを改めて考えて欲しいのです。 平等に日は上り、時間は過ぎていきますが、「自然」は見方を変えると不公平そのものです。 人間を含めた生物に対して、都合の良い様に流れてはくれません。 時も場所も選ばず、予告なしに選択と仕分けが始まるのです。 カオスであり調和であるという事は、バタフライエフェクト (若者達へのメッセージ⦅幸せになれ⦆(3)参照してください) kenpa.blue の様にそれぞれが繋がっていて、何処かが変化すると別の何かが動き出す事であり、しかし調和の中にいて大きな宇…

  • 戦争⦅日本の選択⦆(3)

    それは、自分に無いモノを他人から得ようとし 底なしのような無力感を感じるはずだ。 そこにあるのは罪悪感に落ちる優越感。 穏やかには程遠い。 何も持てない人達の不幸と、お金や権力を持つ人達の不幸は、 選べるか、選べられないかの差だけで、不幸にかわりない。 仏像もキリストも目をみれば、幸や不幸はそこに無く、 決して、あなたに視線を合わさずに、 迷いも無く見つめている。 こうあるべきという教えも無い。 答えは自身の中にあると言いたげだ。 第二次世界大戦後77年目の夏、日本は類を見ない線状降水帯による豪雨で、沢山の方が被災されました。地震も相変わらず頻発しています。 これら天災は、地球温暖化等、人類が…

  • 戦争⦅日本の選択⦆(2)

    今の日本のGDP「Gross Domestic Product」国内総生産はIMF(国際通貨基金)が発表した2021年度世界3位で、まだ経済力は高い方ですから、そのおかげで防衛力は世界でも5位(GLOBAL FIREPOWER 2022参照)。 アメリカからの武器購入等で最新兵器を所有してはいますが、自衛隊員数は約26万人で、お隣の中国は2~3百万人もいます。(正確な数字は解りません) また自国だけで情報収集する能力は同盟国無しでは極めて低く、情報共有というシステム無しでは、電子戦とも言われる近代の戦争で勝つ事はほぼ不可能に近いのです。 また攻撃や防御するとなると必ず補給、すなわち兵站(へいた…

  • 戦争⦅日本の選択⦆(1)

    昨今の世界情勢のニュースを見る度、本当に暗い気持ちになってしまいます。 宗教や民族がらみの紛争も一向に終わる気配がありません。 権威主義と自由主義、独裁国家に民主国家とハッキリとした色分けがグラデーションの様になってしまい、人々は日々の暮らしを豊かにしてくれるという甘い言葉を話す政治家や権力者を支持するようになっています。 そしてひとたび権力を握ると、手放したくないのか強硬な手段に出る事も当たり前の様に報道されています。 「欲」という悪魔の側面がそうさせるのでしょう。 一方で、戦争というモノが身近に感じられる様な情報が日々更新され、過去の歴史からの警告を無視するかのように、防衛や軍事力強化を唱…

  • 切なくて

    どうしようもない無力感や、焦り やるせなさに襲われて 答え探しの旅はいつまでか 自分の存在が、あまりに薄っぺらで 厄介な思考は、行き場のない想いを影として 夜な夜な張り付いては、殴りかかるのだ 一体、誰と戦っているのか 自分は、何処にいるのか 自分は、何処にいくのか 空回りする心は ひたすら誰かを求めている もし、いるなら会いたい。 もし、いるなら話してみたい 心の空虚を満たすほどの 言葉の海に溺れたい 切ない想いを吐き出して 行き場を失い、 涙へとこぼれだす。 誰でも悩み苦しみ、怒り泣いたりしながら人生を生きています。 大きな存在が、それを上の方から覗き込んでいる様に思うのです。 それは、た…

  • 運とは?

    片目で世界を見ると二次元で見ている事になる。 すなわち、紙に書かれた世界。 でも、あなたは奥行きや、立体と認識している。 何故なら、脳の経験が生み出しているから。 目が見ているモノ全てが、見ている事にはならない。 脳の中に送られた情報を処理して初めて見た事になるから。 だまし絵も、脳に蓄えられた経験が無ければ、成立しない。 夜中に電柱が幽霊に見えてしまうのも、幽霊の存在を学習してきたからに過ぎない。 気配は、敵から身を守る為の脳の能力であり、人間や動物の顔をそこに見出すことで、危険や食糧確保に結びついている。 第六感もそのような事を指すのだろう。 見ている事が本当かどうかは、解らないのだ。 私…

  • 宗教とは?⦅神の存在⦆(3)

    幼い頃、 ビー玉を透かし見続けていた自分がいた 今起きている事は 本当じゃないんだと思いながら 空想好きの少年とって 神の存在を信じる事はたやすい事で 何かを叶える魔法の様に ビー玉を見つめていた先にある 虹色の光があなただと もうすっかり歳をとり ビー玉はただのガラス玉になったけど 何かに守られ見張られて 無言の助言が聞こえてくると 遠い昔に語りかけた あなたに会えた気がするよ 始めにお断りしておきますが、二度の大病と二度の交通事故での長期入院をし、「自分の存在意義」を考えた時期があり、様々な宗教にまつわる本や哲学関係の本等を読んでいましたが、何処にも満足できる答えは載っていませんでした。 …

  • 友達がいない⦅本当に必要なのか?⦆

    今、若い人だけでなく中高年の人、特に男性に友達がいないという人が増えているようです。 昔も今もそれほど変わらない比率だとは思いますが、やはり今の世の中、人との繋がりに飢えている人が多いとも取れます。 結論から言うと友達がいなくても大丈夫です。 ニュースでも取り上げられていましたが、お決まりの解決方法ばかりを専門家やアドバイザーが発言しています。 友達を持つ事は大切で、人生を豊かにしてくれるという前提の元「趣味を持つ」とか「近所の人と積極的に話してみる」「居酒屋などで声がけしてみる」「積極的になる」……等など。 やっている人は、とっくにやって楽しんでいます。 言い方は悪いですが、相変わらずくだら…

  • 心の中は、空っぽがいい⦅竹に見習う⦆(3)

    「自分を信じていますか?」 もしそんな問いかけをすると、ハッキリ「信じている」と断言出来る人は、そう多くはいないかも知れません。 よくスポーツ選手が「自分を信じて頑張ってきました」とインタビューなんかで話していますが、そもそも、「自分を信じる」とはどういう意味なのでしょうか? 信じる為には、「自信がある」と言われる「努力が実を結ぶ」の様な未来志向や経験の裏打ちがある事が前提です。 一般的には色々な葛藤を経て、自分自身でやり方や考え方の指針を見つけ、動じない一つの芯が心の中に出来た状態を指すのでしょう。 では、自分に対して自信が無い人とは、どんな人でしょう? 考えると解りますが、まず社会的な地位…

  • 孤独と独りは違う!⦅歳を重ねて⦆(2)

    人間は、当たり前だが歳を取る。 長生きすればするほど次第に見送る人も多くなる。 ただ、命が長らえるだけの話なら簡単に済むが、生きている意味にも関わってくる事で、人間としてどう生きていけば良いかという事も考えていかなければならない。 このブログ「生と死と宗教の狭間(はざま)・前編」でも書いたが、チューブに繋がれたままベッドに横たわる人達を見てきた私は、生きる事とは何かを考える意味で、その事を考える大切さをつくづく痛切した。 とにかく一人で生まれ一人で死んでいく。 生と死の狭間をどう考えて生きていくのか?という事になる。 kenpa.blue 最近、生涯現役や健康寿命という言葉をよく耳にするが、元…

  • 若者達へのメッセージ⦅幸せになれ⦆(3)

    これから先、若い人達はどんな勉強をし、どの様な生き方をすれば、自身を含め人類全体が幸せに暮らしていけるのか、残念ながら現状を鑑(かんが)みて私にはなかなか想像する事ができない。 政治情勢も不安定な国が多く、エネルギーや食糧の問題も今までずっと先送りしてきたからだ。 災害も、温暖化の影響も含め、規模も大きくなっていて、陸地の面積や森などの自然環境も徐々に減ってきている。 人間が作り出した物質が自然界に与える影響も問題視され始め、各国の諸問題に対する温度差が地球全体の課題にも関わらず一律では無い。 科学者を含めた専門家たちの研究や開発も目まぐるしいものがあるが、良くも悪くも各分野の細分化が進み、あ…

  • 日本の選択⦅選挙に行くべし⦆

    参議院選挙が始まる。 選挙が行われる度公約が出されるが、まるで小学生の将来なりたい夢の寄せ書きの様に映るには私だけであろうか? 物価高も含めた家計の圧迫、経済活性化、安全保障政策、憲法改正が主な争点という事だ。 関心が高いのは医療福祉関連と経済雇用対策となっているようだが、ウクライナの事もあり、憲法改正を含めた安全保障問題も、関心が高いと各メディアは報じている。 総務省によると、令和元年7月の参議院議員通常選挙では、10歳代が32.28%、20歳代が30.96%、30歳代が38.78%(全年代を通じた投票率は48.80%) やはり若年層の割合が低い結果となっている。 各党も有権者を取り込む目算…

  • 想像力は未来に⦅次のステップへ⦆(3)

    想像力は、子供ならみんな持っています。 オモチャで遊ぶ時も、友達と話す時も、想像力全開で挑んでいるのです。 大人になるにつれ、忘れてしまう想像力の素晴らしさやその力は、大人にこそ今必要なモノなのです。 何故なら、未来である子供達を、居場所である地球を守らなければいけないからです。 街角で見る点字ブロックに自転車やモノを置いたままにする人。 駅のホームの点字ブロックの上に、スマートフォンを見ながら立っている事で、視覚障害者を危険にさらしている事。 スマートフォンを見ながら音楽を聴き、その結果、踏切で亡くなってしまった悲惨な出来事。 人や自転車とぶつかって、怪我や死亡事故を招いている事。 歩行中、…

  • 外国人労働者の受入れ(2)

    外国人労働者を安易に受け入れてはいけないのです。 弊害は日本人そのものにも影響してきます。 3Kと言われる仕事を始め、低賃金での働き手ばかりが増える事で、給料も上がらないうえ、今でも見かける様な、根拠も自制心無い、無教養な排他主義や民族主義者の輩(やから)が、ヘイトや差別を助長するでしょう。 外国人労働者を安い労働力、いやモノとして扱うと、結局日本人の評価、すなわち国際的信用も落ちる上、賃金も上がらない事になってしまうのです。 何より、知らぬ間に自分の心を傷つけているのです ブログを書いているので、他のサイトもよく閲覧しますが、とんでもない事を書いているブログも、たくさん目にします。こんな例が…

  • 外国人労働者の受入れ(1)

    私がフィリピン人の妻と結婚したのは、フィリピンの首都マニラのすぐ横にあるケソン市という所です。 ビザの関係もあり、現地で結婚し、日本人の妻としてビザを発給してもらい、来日という段取りでした。 結婚式は、裁判所内の市民登録事務局で裁判官の格好をした人(誰なのかよく解らなかった(笑))の前で宣誓するという形でした。 まず、結婚を証明する書類にサイン(日本人だからハンコを押せと言われ、シャチハタのハンコを押した(笑)) 牧師さんの言った言葉の後に続けて話し、指輪を交換するという映画でよく見るシーンと同じで、全てが英語なので、非常に緊張した事しか覚えていません。 学校の一クラスぐらいの部屋で、4組のカ…

  • 言葉の力⦅言葉はあなたを救う⦆(1)

    不快で不愉快な言葉は孤独と常に隣り合わせ 発する言葉に責任を取らせない 人に不幸を呼び込み 自分までも巻き込まれる 言葉を謙虚に使う事 たとえ辛くとも おおらかに言葉を出せば やがて、引きずられるように心がついてくる 口から出るその言葉は、 時として助けにもなるが 災いにもなる 言葉に意識を乗せて 注意深く 丁重に。 言葉は、あなたの精神状態を表しています。 見方を変えれば、言葉を大切にする事で、心も穏やかに出来るのです。 言葉は、時に暴力にも、武器にもなる危険な意志を持ち、 使い方を間違えると、自身と共に堕ちていく。 残った後ろめたさと後悔は、影の様に張り付いたまま、 暗黒の中だけが影の安住…

  • 若者達へのメッセージ⦅未来を動かせ⦆(2)

    目まぐるしいほど世の中は変化していて、科学や物理、歴史や医療など、ほとんどの分野で進歩し、様々な事が解ってきた。 私が昭和に受けた教育は一体何だったのだろうと思う事が沢山ある。 というか、色々なニュースで新たな発見や知らなかった事を見る度「習った事と違ってんじゃーねぇかー」とブツブツ独りでしゃべっている。 ほぼすべての分野において、習ってきた事が間違っていたり、通用しなくなっていたりする事も多く、記憶するだけの勉強に何の意味があったのか甚だ疑問に思う事が多い。 しかも、教科書には載っていない事が沢山あり、調べれば調べるほど出てくる。 この地球上で唯一、死後も情報を伝えられる言葉を獲得した人間に…

  • 来年高校受験を考えている保護者の方へのアドバイス⦅滑り止め私立高校入学編⦆

    「甘かった!」こんなにもお金が掛かるとは思いませんでした。 公立や私立高校を問わず、国や県の補助制度があるのは知っていました。 息子が3年になる頃から、この制度を利用し進学させようと思っていたので、少し安心していました。 また、先輩ママさんからも「制度があるから、公立も私立もそれほど変わらない」と聞いていたので、何とかやっていけるだろうと思っていたのです。 息子は滑り止めとして受けた私立校には合格し、公立校の入試を受ける数日前にコロナの陽性者になってしまい、救済制度の追試で受ける事になってしまいました。 本試験の答え合わせで手ごたえを感じていたようでしたが、追試では塾でも把握できなかった問題に…

  • 未来への扉⦅憲法と戦争⦆

    扉の向こうに何があるか? 扉のノブを回すのは、あなたです。 最近、どうも世界がざわつき、イライラしているように思う。 平凡な普通な人が、不健全の社会の中にいると、思っても見ない事をしてしまう。 それは、保身からくるのか、属性を確かめる為か解らないが、それほど人間は、弱いという事の表れとも言える。 特にこの、コロナ禍で色々な問題が見えてきた。 マスコミのTV報道を見ても、マスクをしていない人や、缶のお酒を飲む人を隠し撮りするように報道し、まるで裏警察のように振舞っていた。 マナー違反者を撮り、問題提起しているかのような昨今の報道にも疑問が残る。 そう、ドアの前に立たされ、扉の向こうにある景色の説…

  • 未来⦅子供達へ⦆

    子供って、幸せに一番近い所にいるんだ。 だって、ポロポロ幸せを落としながら歩いているから。 涙だって本物だもの。 寄り道だって、アトラクションに変えちゃうんだから。 ポケットに入りきらないんだね。 ほら!また落としたよ どんな未来を生きていくのか、どんな未来を作っていくのか。 いずれにせよ、「生」を楽しみ、命の歓喜を味わって欲しいのです。 それは、我が子だけではなく、世界中の子供達に願う「祈り」ともいえる気持ちです。 子供たちの笑顔ほど、幸せなものはないし、 子供たちの涙ほど、悲しいものはないのです。 小さな子供は練習中 こぼしたジュースを一緒に拭いて 笑って注いで乾杯しよう はしゃぐその手を…

  • 対人関係に悩まない⦅グラデーション⦆(3)

    夜の街を歩いていると 影がいっぱい映るんだ 本当の影はどれだろう? 僕はひとりっきりなのに 太陽の様な 大きくまっすぐな光に照らされる僕の影は はっきりと一つだけ そんな風に 誰かを照らしてあげたい あなたが誰か迷わないように 歳をとると、今迄の自分のやってきた事を振り返る事が多くなりました。 多くの人との出会いや経験、一つ一つに意味があったと納得させている自分です。 若い頃には判らなかった善悪や本音と建前、人間の素晴らしさと、醜さなどなど。 特に人間関係では、病気になるくらい辛い思いもしましたが、素晴らしい人達との出会いもあり、自分と他人との間にある良くも悪くも繋がりがあってこそ、今の自分が…

  • 人生って何?⦅努力と運⦆(3)

    20代の頃から音楽に夢中になり、自宅に小さなスタジオもどきの様な資材を置き、毎日のように打ち込みというコンピューターによる音の貼り付け作業をしていました。 昼頃から始め、気が付くと真夜中だった事もあり、振り返ってみると好きな事をやっている時間は、努力でも無ければ、勉強でも無い一種のアドレナリンの放出時間だったように思います。 結果作業も早くなり、色々なアイデアやテクニックを学んでいました。 こんな時間を過ごせたことは、私にとっては大切な青春の1ページで、と同時に夢中になる事の楽しさと、努力や勉強は別なものと理解したのです。 30代頃、素敵な彼女ができ、車の無かった時なので彼女に会いにいく為、電…

  • 信じる事、信じ続ける事

    理想と現実は生きていく中、誰しもぶつかる問題でしょう。 世の中を見回しても、なぜこんな事が許されるのか?なぜ人間同士がいがみあうのか? 日常でも、真面目に生きても報われない?正直者では損をする?というような方向に考えが生きがちです。 たった一度きりの人生 大切な時を刻みながら 毎日毎日飽きるほど 奇跡を味わって 先の見えない連続を 僕らは当たり前だと装って いったい何を求めているのか 何を期待しているのか こんなにも切なくなるほど 生きているのに 世の中には理不尽な事が沢山あります。 偉人達はその理不尽さをどう理解し、どの様な心持でいるべきかを様々な言葉で残しています。 アインシュタインも 「…

  • 今、私達が考えなければいけない事

    生きる全ての源は この星の寛大さと果てしない時間で 謙虚という秩序の下に許される なぜ、分かり合えない? なぜ、認めあえない? 憎しみや、悲しみを 生み出すのは、なぜ? この星は、そんな事の為に 時間を使う事を嫌う もういいだろう 十分だ 愚かさは血の色で 日が沈む色 悔い改める為にまた陽が沈む 昨年から始めたこのブログ、週に2回記事を更新するつもりで書いてきました。 記事の元になるテーマや内容は、20代後半から書き溜めたノートがあり、自問自答した内容を書き止めていて、それを記事として構成しながら書いてきました。 今年2022年になり、身近ではコロナに息子がかかり濃厚接触者になったり、息子の進…

  • 私達は、何の為生まれたのか?(3)

    人間以外の生物は、むやみに殺生や破壊はしません。 生きていく上で必要最小限に行うだけです。 (一部チンパンジーの中で、同種を殺す事はありますが) 予め食料を備蓄するといった知恵を持った事で、この地球上に繁栄をもたらしてきた私達人間ですから、動物のように、一日一日生き抜く為だけの生活から解放されました。 私達は多くの他の生物の犠牲によって今日の繁栄があるわけですが、特に先進国において、私達は加工された食べ物として店先に並んでいるのを見るだけで、動植物の捕獲や殺生を見る機会がほとんどありません。 それが良いか悪いかは別として、食べる為、生き長らえる為に、殺すという行為の上に成り立っている事を忘れて…

  • 約束

    中学生の頃、先輩に憧れて体操部に入りました。 朝早くから、夜遅くまで練習していましたが、鉄棒の種目が苦手でした。 それは、鉄棒種目には欠かせない蹴上がり(けあがり)が出来なかったからです。 それを見かねた顧問の井上先生が中一の夏休み、毎日私の為に時間を作って、マンツーマンで教えてくれました。 そして、始める前に先生と約束をしたのです。 「絶対に出来るから頑張ろうぜ!あきらめるな!」と。 そして夏休みの後半、突然コツをつかみ出来るようになったのです。 夏休み明け、先生は私の所に来て「頑張ったな!」と言い、体操用の半パンツをプレゼントしてくれたのでした。 体操部はスポーツ刈りの髪形にしなくてはダメ…

  • 孤独と独りは違う!⦅人間力⦆(1)

    孤独が、よく取りざたされている。 ニュースでも、厚労省などの調査アンケートを見ても、孤独と感じている人の割合いが、年々高くなっていて、自殺の原因の割合も高い。 人が孤立感や孤独感を感じる時は人それぞれだが、人との繋がりが無い、もしくは希薄になった時に感じる。 孤立感は、干渉されたくない、一人が好きという理由もあって、自らの選択でも可能な位置付けでもあるが、孤立から孤独になる可能性も高い。 希薄な人間関係多くなれば、相談相手もいなくなり、益々孤立してしまい、孤独感を感じるようになる。 自ら孤独を良しとするならば、ある程度孤独を感じる事も少ないであろうが、昔の様な総中流社会構造が崩れ、貧富の差が広…

  • ONLY YOU

    昭和の頃では、お見合いやおせっかいな人達がいたおかげで、年頃になると恋愛対象や、結婚する相手を見つける事は、今よりも少しは楽だった。 今は恋愛相手も、異性だけでなく様々な形態になり、対象になる人達の人口も減り、晩婚化も進んで、おまけに、社会も不安定で、なかなか出会う機会や、恋愛から結婚に至るハードルも高くなって、若い人達にとっては、受難な時代だといえよう。 特に経済的な理由で、その機会すら与えられない人も多く、一人暮らしや、親との同居が長い人も増えている。 経済格差社会では、特に男性にとっては厳しい状況で、働き手の多くが中小企業に勤めており、派遣扱いも多い中、普通に家庭を持つ事も難しいのが現状…

  • 昭和から見る未来

    若い頃というのは、車に例えると燃費が非常に悪い。 しょっちゅうドライブに出かけ、アクセルも吹かしっぱなしで、ギアチェンジ(マニュアル操作だが)も頻繁だから、おのずとガソリンも使うし、空気(酸素)の消費も大きい。 クルマ好きの方だと解るが、ギア付きのスポーツカーを飛ばすのは、たまらない魅力で、海を目指して走るならなおの事、気持ちも高揚したものだ。 燃費の悪い車をガンガン、ガソリンを使いながら走り回る爽快感は、今でもハッキリ覚えている。 しかし、歳を重ねるとだんだん省エネになっていく。 ドライブの楽しみも億劫になるし、エネルギーも余り使わなくなり、ましてかっ飛ばすこと等怖くて出来ないし、安全運転に…

  • 人は必ず死ぬ

    「裏を見せ、表を見せて、散る紅葉かな」 良寛(りょうかん)江戸時代後期の曹洞宗の僧侶、歌人、漢詩人、書家の言葉です。 「死」が訪れた時、全てを見せて死ぬ事になる、すなわち、所詮生き物にとって生死は、大きな流れの中の、ほんの些細な水滴の様なものであり、逃げようが、隠れようが「死」は必ず訪れ、さらけ出しながら終える、ただそれだけだという訳です。 昔の仏教における修行、「瞑想」の一つに、死んだ人間がどのようになっていくかを観察するというやり方がありました。 それは、所詮人間というモノは、このようなモノであるという現実を見る事で、余計なモノの考え方や雑念を取り払っていくという修行でした。 この世で生き…

  • 冬のオリオン

    異なる位置に身を置く星々は、 我星からの眺めを望み、 時を超え奇跡の形にへと、 観るものにその姿を委ねる。 冬の夜空は闇の海。 星の光に救われる。 下僕であるその冷たい風は、 雲を射抜き、 月を沈め、 塵までも追い払い、 夜はそして静かに君を迎える。 プレアデスに導かれ、 シリウスを従えてその優美な姿を天球にさらす。 我存在すら、無意味と言わせるほどの美しさで。 古より人々が伝えし君の伝説は、 遥かなる創造へとかき立て、 やがて熱く、熱く冷たい光を残し、 夜明けへと傾きながら静かに西方へ旅立つ。 再び私は逢う約束をする。 それは、ただの繰り返しではない。 私が見上げない、私が気にも留めなければ…

  • 寂しいと思う気持ちが必要⦅若者達へ⦆

    沢山の人に囲まれていても、一人で部屋にいる時でも、寂しくなる時は誰にでもあります。 その理由は様々あるでしょうし、年齢を問わず人生の中で、何度も味わう気持ちです。 私自身の事ですが、幼い頃、迷子になった時泣いたくらいで、寂しいという記憶は残っていません。 大病や事故で、一人っきりで入院した時も、上京し独り暮らしを始めたりと、色々な事がありましたが、一番寂しかったのは30代後半の頃です。 彼女とも別れ、一人暮らしの為、帰っても勿論明かりもついていないわけで、独りぼっちの様な感覚に、不覚にも涙が出てきた事がありました。 元々音楽をやりたいという夢で始まった青春時代を失いたくなくて、就職せずに、その…

  • ウイルスとは?⦅その目的⦆(2)

    人類の歴史は、ウイルスとの闘いでもあります。 天然痘や麻疹(はしか)、インフルエンザ(スペイン風邪)等、人が移動するようになればなるほど、パンデミック(世界的流行)となり、多くの命を奪ってきました。 と同時に忘れていけないのは、ウイルスという存在が認識されるまで、その病気の発生源として多くの人達が疑われ、責任を押し付けられ犠牲になったという事実です。 例えば14世紀の欧州で流行したペストの発生源として、ユダヤ人が虐殺されたり、 最近でも、COVE19コロナでのアジア人に対する差別まで、得体の知れない時から正体が分かる様になっても、愚かな責任探しと差別が今なお、世界で繰り返されている事です。 今…

  • ウイルスとは?⦅その目的⦆(1)

    「始めに」 COVE19、コロナでお亡くなりになった方々、また、様々な災害や紛争で亡くなられた方々、 苦しい思いをされた方、ご家族、友人の方、心からお悔やみを申し上げます。 以下の記事は、十年以上前に書いた記事を元に、再構成し記載しています。 不快な思いをされる方がいらっしゃる可能性も否定できません。 何卒ご理解の上ご覧ください。 生物の目的は種、遺伝子の保存だと、⦅人は、人以外の生物は、なぜ存在しているのか?(牛や豚を殺していいの?)⦆の中で書きましたが、例えば人に感染し悪さをするウイルス達の事を考えてみましょう。 kenpa.blue 彼らは人に感染しても、その人間が死んでしまえば生きてい…

  • 愛とは?(2)

    悲しみは喜びを導ける。 そして喜びは悲しむ心を知っている。 愛は力を与えるけれど、 力は愛の前では無力だ。 そして愛の反義語は無視なのだ。 誰もが生まれた時から、 その答えを知っているはずなのに。 赤ちゃんや幼児を見て下さい。 彼らは自分の身の回りに起きている色々な出来事を必死になって取り込もうとしています。 大人から見ればつまらないことでも一生懸命です。 すなわち対象になるモノを観察し、自分の中で反芻し、味わい逃さないようにしているのです。 彼らは愛という感情の意味はまだ理解してはいませんが、愛でいっぱいなのです。 自分のことが好きかどうか、愛する事の意味、与えた事による代償、そんな事は彼ら…

  • 愛とは?(1)

    愛する事、愛される事、この意味を求め世界中の恋人達が、家族が、友達が、切なく悲しく、そして悩み続けている永遠のテーマ「愛」。 その答えを求めて人々は悩み、数々の音楽が作られ、詩が生まれ、芸術が育まれ、また時には争いが繰り返され、この瞬間にも優しさや怒り、光や闇をこの世界に、この胸に生み出し続けています。 様々な解釈がある「愛」とはなんでしょうか? アメリカの精神科医『モーガン・スコット・ペック(M. Scott Peck・1936-2005) 』は、1978年の大ベストセラー『愛と心理療法(The Road Less Traveled)』の中で、 「愛とは、自分自身あるいは他者の精神的成長を培…

  • 嘘っぱちだらけの世界(3)⦅一度きりの人生!⦆

    たった一度きりの人生 大切な時を積み重ね 毎日毎日飽きるほど 奇跡を味わって 先の見えない連続を 僕らは当たり前だと装って 何を求めているのか 何を刻んでいくのか こんなにも切なくなるほど 生きているのに 以前このブログにも書きましたが、私は精神をやられ、その辛さからお酒に頼るようになり、結局アルコール依存症までなってしまいました。(注1) 最後のほうは、字がまともに書くこともできず、起きたら飲み、ロクに食べないでまた飲むという、最悪な生活をしていました。 様々な不快で苦しい症状から逃げるには、一番手っ取り早い方法だったのです。 母親や弟もアルコール依存症で、結局死んでしまった事を一番分かって…

  • 嘘っぱちだらけの世界(2)⦅解き放て!⦆

    生きる事に不器用でも、 人付き合いが苦手でも、 例え夢を叶えられなくても 辛くて、苦しくとも 海のように 空のように 森のように 大きく深い人でありたい 小さな事なんか どうでも良くなる 包み込む優しさと 秘められた強さとが ただ、そこにあるだけ そんな人でありたい 海という血を引き継ぎ 空という心を持ち 森という魂を宿し 僕らは生まれたから 世の中、きれい事が多すぎて、皆が仲良く幸せになる事は、正直厳しいし無理でしょう。 噓っぱちな事が多いのもみんなもう解っていて、それでもやめられないんです。 その為か昔から、人生を生き抜く知恵や戒めの言葉が多く語られてきました。 その言葉、名言や名句は、何…

  • 嘘っぱちだらけの世界(1)

    親ガチャというイヤな言葉があります。 容姿や環境を選べず生まれ、スタートラインがハズレという訳です。 逆もしかりで、親が思うような子供を産む事も出来ません。 この言葉から、諦めと噓っぱちの匂いがプンプンします。 みにくいアヒルの子は、実は優雅な白鳥になるという話や、ウサギとカメの話の様に、ゆっくりでも歩みを止めなければ、ゴールには早く着く話など、ぜーんぶ嘘っぱちです。 アリとキリギリスだって、備えの大切さや怠けていると、大変な事になるという教訓も、ぜーんぶ嘘っぱちです。 まして白馬に乗った王子様も、靴を忘れたシンデレラもみーんな嘘っぱちです。 あなたの周りを見渡して下さい。 上辺だけ見せて、本…

  • 死ぬまでの時間に(2)⦅老いと向き合う事⦆

    このブログ『死ぬまでの時間に(1)』で取り上げた「老い」という事を、掘り下げてみましょう。 人生100年と言われるようになり、定年も引き上げられたり、廃止する企業も出て、昔であれば55歳定年で、60歳は老人扱いでした。 勿論医療や食べ物、環境が、寿命を伸ばしている要因が大きいのですが、特に日本は、その意味で先進国でしょう。 ただ、前述の要因は、いつ崩壊するか解らない、危なっかしい上での話しです。 世界的に考えてみると、政情不安や飢餓、医療の遅れや、貧乏による不平等で、若くして亡くなる人が大勢いるのも事実です。 最近、どうも世の中がざわつき、イライラしているように思います。 特に、中高年の信じら…

  • 親子関係を考える大切さ

    TVのCM、芸能人で見かける様な、友達みたいな親子関係。 そんな関係はやめたほうがいい。 何でも話せる間柄を本当の友達と作る方が良いのです。 人間は社会というコミュニティの中で生活をしなければいけないのですが、他人との関りが大切になってきます。 同級生や同じような歳の友達だけでなく、親以外の他人と関係性を築くべきです。 親と子は距離を置いて学び、そして学びあい、自分の置かれている立場から話し合う関係でいないと、いつまでも精神的に「独り」としての強さが、お互いの中に生れません。 「独り」は「孤独」とは違います。 「孤独」の埋め合わせに、親子関係を築いてはいけないのです。 相手の立場になってものを…

  • 誰が悪い?誰のせい?⦅子供達へ⦆(3)

    ヤングケアラーという言葉が、最近認知されるようになってきました。 親や祖父母、同居する家族の病気などで、介護する子供達の事を指す言葉です。 公共による援助は、介護される方に向いてはいますが、 介護する子供達の方には、援助するようなシステムが、未だ日本には整っていない、 もしくは何の支援も無いのが現状で、学業や進路など、ただでさえ人生の目標などを決めるような大切な時期に、介護という問題が重なり、多くの子供達が小さい胸を痛めているのです。 それに加え、家事や、介護に時間を取られ、友達とのコミュニケーションも希薄になり、本来の若い時期に味わえるような、友達との交流や部活動に支障が出て、満足に学生生活…

  • 誰が悪い?誰のせい?⦅因果応報と輪廻転生⦆(2)

    因果応報(いんがおうほう)という言葉があります。 自業自得も同じような意味で、よい行いをすればよい報いがあり、悪い行いをすれば悪い報いがあるという意味で使われています。 自業自得も同じような意味になりますが、「恩を仇で返しやがって!あいつは自業自得だよ」という どちらかというと悪い意味に使われます。 しかし読んで字のごとく、悪い事だけでは無く、良い事も、自分の行為によって起きるという意味にもなります。 考えてみましょう。 「良い事(行い)」と「悪い事(行い)」とは、何を物差しに決めているのでしょうか? 良かれと思ってやった事が、かえって悪化させてしまう事もありますし、よこしまなな考えで、成功す…

  • 誰が悪い?誰のせい?⦅心の持ち方⦆(1)

    誰のせいでもありません。自分のせいです。 でも、だからと言って自分を責める事ではありません。 その気持ちは、やり場のない気持を一時的に避難させ、先延ばしにしているだけです。 たとえ理不尽、一方的な言葉や要求であっても、一旦立ち止まり自らを省(かえり)みる事は、短絡に考える事への警告となります。 まずは自分の非、至らなかった事を考えるきっかけとし、誰かのせいにしない事です。 決して自身を否定する事ではなく、むしろ自身を高める事になるでしょう。 ただし… 一時的な避難は心を楽にしてくれます。 聖人君主でもない限り、誰にでも起きる感情です。 そんな時 1、人間に与えられた想像力をかき立て、頭が混乱す…

  • 対人関係に悩まない(2)

    どうしても、この社会の中で生きていく上で、対人関係は悩みの一つになります。 この手の問題解決法として溢れているのは、常に自分に対する対処法、すなわち、悩ませる相手では無く、自分を変えていく事がメインになって話が進んでいます。 考えてみると、自分自身の課題にする事には、無理があるのです。 考え方を変えたり、あしらい方や付き合いの距離などのほとんどが、悩まさせられる当人に向けての言葉です。 「お前にはイライラするな!」「グズグズするなよ」と言われて、 たとえその場で我慢出来たとしても、後から愚痴るのが本当のところでしょう。 無視したり、会話を控えたりしても、家に帰れば愚痴がポロポロ出てきます。 問…

  • 想像力は未来に!(2)⦅アインシュタインに想いを寄せて⦆

    (Ferdinand Schmutzer Public domain, via Wikimedia Commonsより) このブログに、よくアインシュタインの言葉を使わせてもらっています。 私がアインシュタインに興味が湧いたのは、1991年の4月から12月にかけて放送された、NHKスペシャル『アインシュタインロマン』を見た時からです。 番組のコメンテーターをミヒャエル・アンドレアス・ヘルムート・エンデ(Michael Andreas Helmuth Ende)がしていたのに、まず驚きました。 エンデの小説『はてしない物語』の映画化された作品、1984年の『ネバーエンディング・ストーリー( Th…

  • 宗教とは?⦅囚われるな⦆(3)

    聖典や教典と呼ばれる書物は、マスター達が直接書いたものではありません。 弟子達が、のちに記したものです。 すなわち、弟子達のフィルターを通しての言葉です。 マスターが、本当に伝えたかった言葉とは限らないのです。 なぜ、同じマスターからの言葉が、様々な宗派に別れたかを考えれば、判る事です。 言葉や言語の解釈の仕方や、聞き間違え、そして力や権力が解釈を曲げてきたのです。 まるで、伝言ゲームのように。 マスター達は、それぞれやり方は違えど、同じ教えをされてきました。 最近、家のポストに宗教関係のチラシが入っているので、読んでみると二極化の事ばかり書いてあります。 信じればこんな良い事があり、信じなけ…

  • 心の中は、空っぽがいい(2)

    まっすぐ生きてる竹は 空間の積み重ね。 細くとも上へ上へと身は軽い 中身が無くとも側が曲がりを許さない それは心とよく似てる 心は空(くう)である 持ち込むからこそ曲がっていく 重みで支えられなくなる 空(くう)の積み重ねこそ 見事な一本になる 節は節目であり その上にまた 心を乗せていく 信念という側が曲がりを正す あなたが生きている中で、心に持ち込んだものを考えてみましょう。 自分で持ち込んだり、教育や学習で持ち込んだりしてきました。 それは、生きていく為の知識であり、社会の中でのルールやマナーもあるでしょう。 単純に食べ物を得、毎日を過ごしているなら、持ち込むものもそんな多くは無いでしょ…

  • 心の中は、空っぽがいい(1)

    「努力すれば報われる」「悪い事があっても必ず良い事がある」 「嫌われる人間になれ」「人とうまく付き合う方法」 「ポジティブに生きる」「必要とされる人間に成れ」 「過去にこだわるな」「人と比べるな」 「人のせいにするな」 こんな言葉が、山ほど溢れています。 ハッキリ言って、こんな言葉は、ほとんど役にも立たない言葉であり、出来る訳が無いのです。 どんなに努力しても、自分の思い通りの結果のならない事や、頑張っても、頑張っても思いが叶わなかったり、自己啓発本を読んでやってみたりしても、上手くいかなかったりと、それが現実です。 「運命を切り開く」とか、「行いで変わる」なら、もっと世の中良くなっていいはず…

  • 車の運転は、真剣勝負・後編

    トラックドライバーの経験での、エピソード! その日も、埼玉県や都内の医療廃棄物の収集を終え、横浜の処分場まで、車を走らせていました。 首都高速道路のC1環状線を5号池袋線から入り、横浜方面に行く為、走っていました。トンネル内の霞が関入り口に差し掛かった時、急に混みだしたのです。 電光表示盤で、いわゆるVIP 対応の為、一時通行規制がかかる事を見ていたので、 「あ~引っ掛かった~」とつぶやきました。 そして、まさに入り口の所に来た時、お巡りさんが、私のトラックの前に! すると、持っていた棒を振って、行けと合図をしました。 後ろをミラーで見ると、車が止められていました。 「良かった!ギリギリセーフ…

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