なぜ、生きなくちゃいけないのか?

なぜ、生きなくちゃいけないのか?

事故や災害に病気、犯罪や過失、そして戦争や紛争と、毎日の様に奪われていく数多くの命。 とりわけ生命に満ち溢れている幼い子や若者達の死は、心が張り裂ける。 残された者の心に浮かぶのは、まだまだやりきれていない人生への悔みや無力感に対する答えの出し方だ。 誰もが納得する答えなど持ち合わせていない。 ある人は神に問いただし、ある人は自責の念に取り憑かれ、ある人は思い出にすがる。 またある人は誰かを憎むだろう。 ただ、時間のみが救いになるだけ。 この世に生れ出たという事は、死ぬ為。 切り離す事は出来ず、一体だからだ。 コインの裏表と言っていいかもしれない。 放り投げ、手の甲に出る面で当てるゲームの様に…