道元禅師の「普勧坐禅儀」について学ぶ①「普勧坐禅儀」の「普勧」とは?
「普勧坐禅儀」に入る前のご挨拶 「普勧坐禅儀」とは道元禅師によってしるされた嘉禄三年(1227年)に成立した書物で、当時の身分や生まれに関係なく、あまねく人々に「坐禅」の意義、行法を示した書物です。 中国の如浄禅師の元で、「身心脱落」をし、真実の仏法に巡り合えた道元禅師は、日本にお戻りになって最初に深草の安養寺、深草の興聖寺においてこの「普勧坐禅儀」を著しました。 その「普勧坐禅儀」には、道元禅師が中国からお戻りになって一番最初に書かれた「嘉禄本」、現在永平寺で所蔵されていて国宝にもなっている「天福本」、そして現代に我々が読むことのできる「流布本」、この3種類があります。 詳しくは 「坐禅」を
2021/05/29 13:12