女装小説「アルバイト」4
【4】私は初めての経験ですが、まさか女として男性に連れて行かれるとは、考えてもいませんでした。逆らうことを諦めている私は、俯いて彼に従いました。部屋に入ってもどうしていいかもわかりません。ソファーに座った彼が、「ビールを出せよ」と言うので私はあわてて冷蔵庫からビールを出し彼に注ぎました。「お前も飲めよ」「あたし、飲めないから」「あたしか、本当にお前は女っぼいな。まあいいからコップを待ってこっちへ来いよ」横に座った私にもビールをついだ彼は私の肩を抱き寄せるようにします。ビールをこぼさないようにテーブルに置こうと身体を前に曲げたので彼の腕を振り解いたようになりました。「あ、お前、俺が嫌なのか、そうかお前大学生だものな、女の恰好してても高校生に負けるわけないよな」「違います、コップを置いただけよ、お願い、いじめ...女装小説「アルバイト」4
2025/03/31 06:25