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  • 比島、箱庭の路地裏物語。

    (おなじみ、終着駅の前の駅@比島駅)「終着駅の一つ前は、良い駅の法則」。それをことさらに意識したのが、このえちぜん鉄道の比島駅に降り立ってからだったろうか。永平寺口から先の勝山方面はガクッと乗客の流動が落ちる勝山永平寺線、九頭竜川の右岸に広がる勝山市街に対して、線路はわざわざ(?)人の少ない山裾の左岸を細々と走っている。暴れ川である九頭竜川に架橋することを避けたルート取りが昔からこの路線のネックになっていて、福井県で一番人口の少ない都市(人口2万人程度)とはいえ、勝山市街からの乗客を拾いきれない弱さみたいなものがあるんですよね。勝山へ向かう電車が軒を掠めるように小さい集落を通り過ぎるとき、忘れないで!と囁くように佇む比島の駅。福井から30分おきにやって来る電車も、2本のうち1本しか停車しない。わざわざこの...比島、箱庭の路地裏物語。

  • ジャンジャンと 鐘が鳴るなり 永平寺。

    (かつての乗り継ぎ駅のいま@永平寺口駅)前回えちぜん鉄道を訪問した際には訪れなかった場所をゆるりと回って行くことにして、でもどこで何を見る?とか特に決めていなかったのでなんとなく永平寺口駅で下車してみる。九頭竜川が大野盆地から勝山市を流れて福井平野に出る寸前、扇のかなめのような場所にある永平寺口の駅。地鉄で言うと愛本みたいな位置にある(分かりにくい)。今でこそ、勝山に向かう勝山永平寺線の中間駅でありますが、かつてはここから永平寺へ向かう永平寺線が分岐しておりました。その時は、駅名も「東古市(ひがしふるいち)」でしたよね。永平寺線が永平寺まで走っていた頃、確か中学生くらいの頃だったと思うのだが、何故か家族で真冬の高山と永平寺と東尋坊を見るツアー?みたいなのに行った記憶がありまして、その時の観光バスの車窓に映...ジャンジャンと鐘が鳴るなり永平寺。

  • 越前福井の夜明け前。

    (福井の美味いもの晩餐@福井駅前・福福茶屋)福井の夕食は、福井駅前にある「ハピリン」という名前の商業ビルの中にある「福福茶屋」で。この日は平日で、平日では通常の福鉄の一日フリー乗車券は使えないのだ。そのため、平日でも利用可能な「福福茶屋食事券付1日フリー乗車券(1,840円)」を購入していたのであった。ただまあ、フリーきっぷで1,480円の「福井名物定食」がいただけるし、夜7時以降の入店だとグラスビールが1杯サービスになるし、実質はフリー乗車券の部分がおまけになっているような(?)なかなかご機嫌なチケットである。撮り鉄、こういうイベント的なキップがないとひたすらコンビニメシで電車撮り続けてしまうからちょうどいいのよ。大好きな越前おろしそば、ミニ海鮮丼、昼に続いてのソースカツ丼のミニ丼三つに小鉢三種。のんび...越前福井の夜明け前。

  • シン・ジャパニーズトラム、見参。

    (FUKURAMを超えろ、ジャパニーズトラム@福井駅前~福井城址大名町間)福井城址大名町で青色のFUKURAMと交換するのは、「FUKURAMLiner」こと福鉄2000形。2023年2月に導入された、福井鉄道の最新型車両。2013年からFUKURAMこと福鉄F1000形を導入し、低床型新型トラム車両の導入に舵を切った福井鉄道。生え抜きの福鉄200形や、名古屋市交の改造車である600形などのステップ付きの経年の高床車を置き換え、「ああ、200形の引退は大変残念だけど、このまま福鉄はFUKURAMを軸にした車両の導入を続けて行くんだろうなあ」なんてぼんやり思っていたのですが、FUKURAMの導入は第4編成である1004Fまでで一旦お休みとなり、この「FUKURAMLiner」が1編成追加で投入されました。流...シン・ジャパニーズトラム、見参。

  • ヒゲ線今昔模様。

    (鉄軌分界点を行く@赤十字前~商工会議所前)北府駅で福鉄200形とのご対面を果たした後は、家久の駅で途中下車してJR北陸本線の日野川橋梁に行ってみたり・・・一応、北陸路を駆ける最後のサンダーバードの雄姿などを撮影したのだが、どうにも天気がどん曇りのままで冴えない写真を無駄に量産するだけに終わる。あ、そうそう、3月16日の土曜日に北陸新幹線はめでたく金沢~敦賀間が延伸開業したそうで、おめでとうございます。北陸本線の金沢~敦賀間はIRいしかわ鉄道と第三セクター・ハピラインふくいというキラキラネーム臭のする新設第三セクターが並行在来線として開業しました。今までは特急サンダーバードと特急しらさぎが毎時2本ずつ走っていましたから、線路容量の空いた分を使って増発したダイヤを組んでいて、地元密着の生活路線としての姿勢を...ヒゲ線今昔模様。

  • ずっとあなたが好きだった。

    (永遠のマイラバトレイン@福鉄200形)はい、北府駅に降りたのは、この駅で静態保存されている福鉄200形を見たかったからです。というか、福鉄に乗りに来た中の半分くらいはこのイベントで占められていたといっても過言ではない。高度経済成長期を飾った福鉄の誇る名車は、エバーグリーンな輝きを誇りながら活躍を続けていましたが、路線自体の低床化車両への統一を図るため、FUKURAM(福鉄1000形)の導入と引き換えに残念ながら平成28年に惜しまれつつ引退。その後は西武生の車庫でずーっと雨ざらしにされていましたが、福鉄を代表する車両かつイメージリーダーとして鉄道ファンや地元民から保存を望む声が非常に大きく、クラウドファンディングで資金を募った上で再塗装がかけられ、北府駅の入口の脇に保存されることとなったものです。福鉄20...ずっとあなたが好きだった。

  • 武生新からたけふ新。

    (元祖福井か、分家敦賀か@敦賀ヨーロッパ軒)敦賀の鉄道資料館のボランティアスタッフの方々に、「敦賀に来たら、お昼はカツ丼ですか?」なんて言われたので、駅の近くにあった「ヨーロッパ軒」に入ってみる。あれ?カツ丼で有名なヨーロッパ軒って福井市じゃなかったっけ?と思ったのだが、敦賀にも「ヨーロッパ軒」があった。調べると、元々の福井の店から出たのれん分けが敦賀のお店で、現在はそれぞれがチェーン展開して福井全県にその存在を見ることが出来るのだそうで・・・恥ずかしながら、ヨーロッパ軒って福井の本店の1店舗しかないのだと思っていたよ。意外に嶺北と嶺南でその味は微妙に違うらしく、福井県民的にも「どっちが好みか」みたいな話で北陸トンネルを挟んでバチバチやり合っているらしい。ヨーロッパ軒のカツ丼は、明治の時代に店主の高畠さん...武生新からたけふ新。

  • 欧州に続いていた波止場。

    (雨上がりの街を歩く@敦賀市内・気比神宮前)敦賀駅から、市内を循環する路線バスに乗ろうと思ったのだが、駅前に出る直前に行ってしまったらしい。敦賀の駅は、街の一番南端にあるので、中心部に出るには駅から徒歩10分程度の時間がかかる。駅前にいた福鉄バスのドライバーに話を聞いたら、「神宮の前は通る」ということで、ひとまず敦賀の街の鎮守様ともいうべき気比神宮に行ってみることに。バスの中から眺める雨上がりの敦賀の街、お出かけを決めた週はどこに行ってもずーっと天気が悪い予報で雨を覚悟していたのだが、雨こそ降らねど風が強く寒い。北陸道の総鎮守、そして越前の国の一之宮である気比神宮。正確には「氣比神宮」と書くらしい。創建は古墳時代に遡るというが、定かではない。相当歴史のある神社なんですねえ・・・その割に社殿がパリッとして見...欧州に続いていた波止場。

  • 鉄路の要衝、昔もそしてこれからも。

    (開業を待つ@敦賀駅コンコース)敦賀駅コンコースには、開業を待つ北陸新幹線の延伸区間の路線図が大きく掲示されている。今回延伸となるのは金沢~敦賀間のおよそ130km。今までは、特急サンダーバードで最速1時間10分程度だった同区間が、50分程度と約20分短縮されます。敦賀から東京までがシームレスに繋がることで、特に福井県の嶺北地域に与える影響度は非常に大きいものになりそうです。2月以降、北陸新幹線の延伸を伝えるテレビコマーシャルなどもかなり多くなってきましたよね。内容はまあ、延伸される地域の観光のアピールみたいな「どっかで見たな」系のものなのですが、BGMに使われているスカパラの「愛の讃歌」がよい。このブログを書いている時点で開業まであと一週間、開業後の敦賀は、どのように変わるのでしょうか。北陸新幹線の敦賀...鉄路の要衝、昔もそしてこれからも。

  • 北陸の翼・日本海縦貫線を駆る。

    (羽ばたく「THUNDERBIRD」@北陸本線・金沢駅)今回の旅行は、金沢ではなく福井への旅。かがやき501号から乗り換えるのは、北陸本線の特急列車たち。手にした「北陸応援フリーきっぷ」は、フリーエリアでは特急列車の自由席が乗り放題ということもあるのか、乗り継ぐ「サンダーバード14号」の自由席列はかなり長い。頭上の電光掲示板に踊る「THUNDERBIRD」の文字。何だか、アルファベット表記にすると、日本の列車ではなく、欧州の国際特急にでも乗り込むような不思議な感覚がある。日本海縦貫線を走るのも、残りあと一ヶ月となった特急サンダーバード。北陸と関西・中京を結ぶ動脈としての特急群、首都圏に住んでいるとなかなか使う機会もなく、使ったことがあるのは新幹線乗り換えで名古屋~米原回りの「しらさぎ」だけなんですよね。正...北陸の翼・日本海縦貫線を駆る。

  • 君が思い出になる前に。

    (北陸敦賀の一之宮@気比神宮)2月の半ばに、過日休日出勤をした代休を消化するということで天皇誕生日と合わせて5連休があったのですが、さすがに5連休も貰って何もしないのも勿体ないことこの上ない。2月の閑散期なので、飛行機なんかを取って四国とか九州とか行ってみたかったんだけど、正月に発生した能登半島地震で観光需要が収縮してしまった北陸地域への客入れを応援するべく、JRで「北陸応援フリーきっぷ」なるものが発売されているのを知る。東京都区内から北陸三県(富山・石川・福井)のJR・第三セクターが乗り放題で2万円ポッキリという好条件に乗っかって、3月16日に北陸新幹線の敦賀開業を控える福井県へ行ってきました。新幹線の開業により、敦賀から金沢までの「北陸本線」は、県営の第三セクター「ハピラインふくい」と「IRいしかわ鉄...君が思い出になる前に。

  • 信州の、メトロはレトロ。

    (ナガノメトロを滑るよに@権堂駅)元東急の8500系が滑り込む、夜の権堂駅。特徴的な地下駅の構造を支える細かい柱をスリットに見立てて一枚。権堂と言えば、昔も今も信州長野の最大の繁華街。長野電鉄の本社がある基幹駅でもあります。以前の権堂駅には、駅直結の商業施設として「イトーヨーカドー長野店」がありましたが、そのイトーヨーカドーが何年か前に撤退。善光寺に向かう大通りに建つ大きな建物もいつの間にか減築が行われ、現在はヨーカドーの後には綿半が入っています。最近、流通業界の大きなニュースになりましたが、イトーヨーカドーの店舗戦略が大きく見直され、北海道から東北、甲信越にかけての店舗は基本的に撤退方針という話が伝わって来ました。弘南バスの弘前ターミナルに隣接する弘前店や、同じ長野県内では上田電鉄の千曲川の鉄橋のそばに...信州の、メトロはレトロ。

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