黒部、夜更けの大屋根の下で。
(黒部の大屋根の下で@電鉄黒部駅)夜も更け、ネオンの店に酔客の声。一本、また一本とやって来る、黒部止まりの終列車。寒空の下、大屋根に包まれて、明日の朝まで暫しの憩い。電鉄黒部の駅の構造は、3面3線という贅沢なもの。そして、ホームを覆う大屋根がシンボル。ホームを覆う大屋根は、滞泊する列車を雪から守るためのスノーシェルター的な意味合いがあるのかもしれない。ただし、終電一本前の電鉄黒部止まりでやって来た60形は、屋根のかかっていない一番駅舎寄りの2番線で滞泊していました。そもそも、一番奥の番線に列車が入る事ってあるんでしたっけね。ホームも狭いですし。時刻は23:15。この日最後の駅前踏切の音を鳴らして、ゆっくりと気怠く車体を揺らして電鉄黒部駅に入線して来る当駅止まりの止まりの終列車。この日はかぼちゃ京阪。僅かながらの...黒部、夜更けの大屋根の下で。
2022/03/26 17:00