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蠅取リボン(はえとりりぼん)
三夏・人事/蠅を捕るためにつるす粘着性物質を塗ったリボン。 蠅取リボン蠅の書きたる一行詩 中原道夫 蠅取リボンなんて、とりこわされた父の生家とともにこの世からとっくに消え失せたものと思っていたが、調べてみたら、いまでもしっかり販売されているので驚いた。 となると、「蠅の書きたる...
2021/06/30 14:04
梔子の花(くちなしのはな)
仲夏・植物/梔子はアカネ科の常緑低木で暖地に自生。庭木として多くの園芸種がある。6~7月、芳香の強い白色の一重または八重の花を咲かせる。 くちなしの花びら汚れ夕間暮 後藤夜半 生家の庭にはけっこういろんな木があったけれど、梔子ほど香りの強い花を咲かせるものはなかったと思う。鼻を...
2021/06/27 14:55
五月闇(さつきやみ)
仲夏・天文/五月雨がふるころの月の出ない夜の暗さをいう。この時期の厚い雲におおわれた日中の暗さをさすこともある。 すり寄りし犬の肋や五月闇 川崎展宏 静かな雨のなか、仕事から帰ると庭へまわって、シロの様子を見にいく。 暗闇に白いかたまりが動いたのでほっとする。 ゆっくり立ち上が...
2021/06/23 14:28
夏至(げし)
仲夏・時候/二十四節気の一つ。6月21日頃。北半球では太陽が一年で最も高い位置にあり、昼がいちばん長い。 地下鉄にかすかな峠ありて夏至 正木ゆう子 あ、いま下ってるな、と地下鉄に揺られながら感じたことがある。 「峠」だから、上って下る、その勾配に気づいた作者。だんだん昼が長くな...
2021/06/19 13:16
蛍籠(ほたるかご)
仲夏・人事/竹や木などの枠に目のあらい布や細かな金属の網を張った籠で、蛍を入れて愛でるもの。軒先や庭木につるして楽しむ。 蛍籠昏ければ揺り 炎 ( も ) えたたす 橋本多佳子 籠のなかの蛍が揺さぶられると本当に光るのかどうかは知らない。 知らないが、「炎えたたす」とは尋常じゃ...
2021/06/16 14:29
白夜(びゃくや・はくや)
仲夏・時候/夏至前後、北極または南極付近で、夜になっても散乱する太陽光のために薄明が長時間つづく現象。 街白夜王宮は死のごとく白 橋本鶏二 かつてイギリスの田舎町で過ごした夏、パブで飲んだ帰り、もう11時近いのに西の空が明るくて奇妙だった。 昼はたしかに去ったものの、夜になりき...
2021/06/13 15:26
釣堀(つりぼり)
三夏・人事/天然の池や河川の一区画、もしくは人工の池などに鯉や鮒を放し、料金をとって釣らせるところ。 釣堀の四隅の水の疲れたる 波多野爽波 小学生のころ一時期、父や兄と近所の釣堀によく行った。屋内に銭湯の浴槽みたいなのがいくつかあって、おじさんたちが黙って釣り糸を垂らしていた。...
2021/06/09 14:57
蛇(へび)
三夏・動物/縄のように長い爬虫類。蝮やハブなどを除き、ほとんどは無毒。冬眠のあと春に穴を出て活動し、水面を走ることもある。 空に弧を描きて蛇の投げられし 林徹 これ、どんな状況よ? スローモーションのような映像は気持ちわるいくらい生々しく鮮明だけれど、どうも状況がねえ。 たとえ...
2021/06/05 13:55
梅雨に入る(つゆにいる)
仲夏・時候/6月初旬から中旬にかけて、夏の特異な雨季である梅雨に入ること。 水郷の水の暗さも梅雨に入る 井沢正江 水郷というと母の生地を思う。地名にもその字がついており、大きな川に沿ってひらけた景色のよい明るい集落だ。 いまはもうないが、そこに江戸初期に建てられた古い家があって...
2021/06/02 14:14
2021年6月 (1件〜100件)
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