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  • ケープタウンでの選択実習 ②小児がん@小児病院

    前回の記事では4週間の総合病院での小児科の経験についてまとめましたが、今回はその後2週間実習を行った小児腫瘍科での経験についてお話ししたいと思います。 ケープタウンの小児病院 Red Cross War Memorial Children's Hospital ↑病院の後ろにはテーブルマウンテンが見えます! この病院はアフリカで最も歴史のある公立小児病院で、小児科の様々な専門治療を担っているため、南アフリカだけでなく近隣のアフリカ南部の国からも患者さんが集まっています。 多方面からの寄付金で高度医療を賄っているため、病院の正面玄関や各病棟への入り口には寄付者のリストがあり、手術室や集中治療室は…

  • ケープタウンでの選択実習 ①小児科@総合病院

    ここ数か月で南アフリカ→日本→イギリスと転々とし、先月の卒業式を経て今月頭からはイギリス南部の街で初期研修医として働き始めました! 医学部生だったころのエピソードをなるべく忘れないうちに書き記しておきたいと思います。 今回は、ケープタウンで行っていた6週間の実習のうち、総合病院の小児科で過ごした最初の4週間についてです。 実習を行ったVictoria Hospital Wynberg ケープタウン大学の海外医学実習生として、ケープタウン中心部から車で20分ほど南下したところにあるVictoria Hospital Wynbergの小児科で病棟管理や外来診察を行いました。 ↑病院の正面玄関。朝の…

  • ケープタウン近辺での屋外アクティビティ

    ケープタウンの海と山の自然を満喫するには屋外アクティビティが欠かせません。「ケープタウンでは一年の気候を一日で体験できる」と言われる程天候がころころ変わりますが、天候に恵まれて以下のようなアクティビティを楽しむことができました! テーブルマウンテンでのハイキング ケープタウンのシンボルでもあるテーブルマウンテンにはいくつか登山ルートがあります。 ↑ロベン島からの帰りのフェリーでテーブルマウンテンを一望できました!私はドイツ人の医学生グループに連れられて、Skeleton Gorgeという中々に難易度の高いコースを登りました。 道中では木製の梯子をいくつも連続で登ったり、滝の斜面の岩を登ったりと…

  • 6週間ケープタウン(南アフリカ)に行ってきました!

    4月下旬から6月頭まで南アフリカのケープタウンに滞在していました! イギリス以外の国で1か月半も過ごすのは久しぶりで、初めての南アフリカの魅力をどっぷり感じることができました。 Electiveとは? 日本語に直訳すると「選択実習」といった意味ですが、医学生の間では「海外で自由に実習を組める期間」という認識です。 大学によって期間や時期は異なるのですが、UCLでは卒業試験が終わってから8週間のElective期間が与えられ、その中で6週間以上の実習を各自組みます。 Electiveの趣旨と必要条件の理解 実習先・診療科の暫定的なプラン 確定したプラン 旅程提出・リスクアセスメント等渡航準備 と…

  • バーミンガムでの家庭医実習 ③街の様子

    普段の病院での実習から地域のGPクリニックでの実習という変化もあったのですが、私にとってバーミンガムでの実習は初めてロンドンを離れて生活する経験でもありました。 イギリス人の友達からは「ロンドンはイギリスの他の街とは全く違う」とたびたび聞いていたのですが、今回イギリス第2の都市といわれているバーミンガムで感じたことをまとめたいと思います。 車がないとなんだかんだ不便 私は比較的バーミンガムの中心に近いAir BnBに滞在していたので、一か月の定期券を購入して、実習先のクリニックへ毎日バスで通っていました。 しかし、交通量が多い朝は特にバスの時刻表があてにならず、45分ほど遅れてやってくることも…

  • バーミンガムでの家庭医実習 ②実習後半

    前回に引き続き、今年1月のバーミンガムでのGP実習についてです。 1か月の実習の後半は、自分の診察室を持って(!)、 患者さんを診察し、 その結果を指導医の先生にプレゼンし 一緒にマネジメント方針の議論を行い その方針を患者さんへ説明する という一連の流れを任せてもらえました。 5年生の時にもGPで実習を行ったのですが、まだCOVID-19が流行っている時期だったためCOVID-19感染疑いの症状のケースに電話で対応することが多かったです。 今回は、より色々な主訴を持つ患者さんを毎日診察室で診て問診や身体診察を行ったので、昨年よりさらに充実した学びを得ることができました。 いくつか特に印象に残…

  • バーミンガムでの家庭医実習 ①実習前半

    更新できていなかった6年生の実習後半について書いていこうと思います! 今年1月頭にイギリスに戻ってきてから、ロンドンを初めて離れてバーミンガムでGP(家庭医)実習を1か月間行っていました。 新鮮な発見がたくさんあった1か月だったので、実習の内容やAir BnBでのシェアハウス生活の様子などをお伝えできればなと思います。 ↑1週間ほど毎朝雪が積もっている期間がありました!ロンドンから電車で1時間半ほどの距離なので気のせいかもしれませんが笑、ロンドンより寒いと感じました。 GP実習の内容 ロンドンからバーミンガムに向かうのに鉄道会社のストライキで余計に1日かかってしまいましたが、到着翌日から実習が…

  • 卒業が無事決定しました🌸

    お久しぶりです。 先月、医学部の卒業試験(実技・筆記)が終わり、2月に受けていた薬剤処方の試験も含めすべて合格できたとの結果を受け取ったので、この夏に卒業できることが決まりました! ↑卒業試験前に行われた臨床手技(採血、尿道カテーテル、縫合など)の練習セッション 卒業試験の位置づけ イギリスでは現時点では「医学部卒業=医師免許付与」となっており、日本の医師国家試験のようなものはありません。 General Medical Councilという医師会のようなところが、イギリス全土の医学部の認可を担っており、各医学部の試験のレベルを担保しています。 しかし、2024/25年度卒業生(私の2つ下の代…

  • New year, new city!

    新年あけましておめでとうございます。 ロンドン郊外の地方総合病院での4か月の実習が終わり、冬休みを経て新年3日から授業や実習を再開しました。 ↑Birmingham new street駅から伸びる大通り 1月中は、ロンドンから北上してバーミンガムのとあるGP(家庭医)のもとで実習しています。 年明け早々電車のストライキがあり、ロンドンからバーミンガムまで到着が一日遅れてしまいましたが、親切なホストと実習先の皆さんに歓迎していただきました。 大学入学で渡英してから初めてロンドンの外に住むので、勝手が違うこともありますが、新しい地域を開拓していくことは好きなので楽しんでいます! バーミンガムに住…

  • 1か月の外科実習

    早くも一か月の外科実習が終わり、今は一般内科・内分泌代謝内科に毎日お世話になっています。 実は4年生の時にも外科を回る期間があったのですが、COVID-19が一番猛威を振るっていた時期だったので、あまり経験を積めませんでした。 今回一般外科を3週間、整形外科を1週間回った活動記録を残したいと思います。 毎日のスケジュールは特に厳しく決まっていたわけではなかったので、医学生個人の興味に応じて自由に決めることが出来ました。 毎朝の回診 外科では他の科より1時間早い8時から専門医・専攻医の先生による回診が始まります。 外科の患者さんは病院内の複数の病棟に散らばっており、専門医・専攻医・初期研修医の先…

  • Healthcare Leadership AcademyのScholarになりました

    イギリスに戻ってきて最初の週末、本当は寮でゆっくりしたかったのですが、Healthcare Leadership Academyの初回セッションに2日間参加してきました。 ↑St Paul's大聖堂近くのオフィスで開催されました。 Healthcare Leadership Academyとは? 「次世代のヘルスケアリーダーを奮い立たせ育成する」という目標のもと、イギリスの元産婦人科医の先生によって2016年に設立された団体です。 短期・長期のリーダーシップ研修プログラム イギリスの大学と連携した学位(PGCert)の提供 ヘルスケア関連のNGOに対する支援プログラム などを交えて、リーダーシ…

  • お久しぶりです、6年生が始まりました!

    以前の更新からかなり時間が空いてしまい、ご無沙汰しております…! 7月下旬に5年生の学年末試験が終わってから、一か月強帰国し、8月末にまたロンドンに戻ってきました。 それに伴い、7月に帰国する際に、2年生の時から4年間住んだフラットを引き払ってきました。 帰国中は、日頃よりオンラインのやり取りが主だった日本の先生方にご挨拶したり、初中高の友達と会ったり、家族と出掛けたりと忙しくしていました。 (日本の美味しいものもたくさん堪能しました…!!) 実家で丸一日ゆっくりできたのはたった一日でしたが、イギリスの医学部生活から離れて今後の進路について考えを深めるきっかけにたくさん恵まれました。 6年生の…

  • 弾丸ケニア旅 ③初ケニアの感想

    ケニア渡航について最後の記事です。 今回は、ケニアで美味しかったご飯や、キスム周辺で訪れた観光地について書きたいと思います。 ↑泊まっていたゲストハウス。雨季(といっても夕方以外一度も降りませんでした)で観光シーズンではなく、私ともう一人しか泊まっている人がいなかったので、スタッフの方ととても仲良くなりました! ケニアのグルメ まず、ケニアのご飯に欠かせないものが主食のウガリです。(下の写真の白い塊) 毎日必ず食べる日本で言うご飯のような存在です。 コーンミール(Maize)やキャッサバの粉に水を加えながら熱して練って作ります。軽く塩味もついていたので、ぎゅっと固く握った塩にぎりのような感じ(…

  • 弾丸ケニア旅 ②現地視察

    イースター休暇でのケニア旅の記事第2弾です。 今回は、実際にケニアの滞在先で何をしていたのか、ざっくりお伝えしたいと思います! 今回の視察の目的 今年3月に朝日新聞社主催SDGsアワードでグランプリを受賞した国際保健プロジェクトを一緒に進めているケニアのキスムという都市にある大学を訪ねてきました。 昨年10月ごろに連絡を取り始めてからずっとオンラインでしか会話していなかったので、 対面でメンバーや教授と関係を構築すること 現地学生がオンラインプロジェクトに参加する際の障壁やニーズを理解すること が目的でした。 また、今後の活動方針について議論を進めるために、私自身がキスム周辺での医療体制を見て…

  • 弾丸ケニア旅 ①ロンドンからの旅路

    お久しぶりです!医学部の年に一度の試験が終わり、1か月強の夏休みが始まりました。 今回は、3か月ほど遡って4月のケニア視察についてです。 コロナ禍になってから日本とイギリスの往復以外国境を越えて移動していなかったので、ケニアが最初の訪問先になりました。 私が在籍する医学部の高学年では、土日を挟んでちょうど1週間のイースター休みがあったので、弾丸でケニアに行ってきました! 書類提出やワクチン接種を済ませれば、ケニアでもイギリスでも入国後隔離は必要ありませんでした。 イギリスからケニアへの行き方 ロンドン(ヒースロー空港)からケニアの首都ナイロビまで、ケニア航空の直行便が1日1便(コロナ前は2便)…

  • 宗教や伝統と医療が交わるとき ②女性器切除(FGM)

    ロンドンは今週30度超えの日が続き、エアコンなし・熱気がこもる自室での勉強はかなりつらかったです…日本から持ってきた麦茶パックが大活躍しました! さて、前回はラマダン開催時の糖尿病や血液検査の対応について書きましたが、今回は伝統儀式が医療現場で問題になる事例として、FGMについて書きたいと思います。 FGMとは? 日本で生活しているとあまり聞きなれないアルファベットの並びかと思いますが、 Female genital mutilation(女性器切除)は、”アフリカや中東、アジアの一部の国々で行われている、女性の性器の一部を切除してしまう慣習”です。(引用:ユニセフ) 「大人の女性として社会の…

  • 宗教や伝統と医療が交わるとき ①ラマダン

    イギリスの医学部の特徴について、カリキュラムについては今まで別の記事でお話してきましたが、臨床実習中に「おそらく日本の医学部では触れることが少ないだろうな」と思った経験についていくつか紹介したいと思います。 今回は、ラマダンについてです。 ラマダンとは? ラマダンとは、イスラム教徒が日の出から日没まで飲食を控える期間で、今年は4月2日から5月1日と決まっていました。 イギリスではどんどん日が長くなる時期なので、特に終盤は朝4時ごろから夜8時半ごろまで断食しなければならず、とても大変だと思います。 日の出前に食べる食事をSuhoor、日没後に食べる食事をIftar、ラマダン明けのお祭りをEidと…

  • YouTubeインタビュー動画のお知らせ

    海外留学経験を持つ様々な日本人にインタビューした様子をYouTubeで発信していらっしゃる東猴史紘さんにお声がけいただき、全3話インタビューが公開されています。 計20分程度にまとめていただきました。 以下がざっとお話した内容ですので、お時間ございましたら是非ご覧ください! 第1話 UCL医学部6年間のカリキュラム Vision Hacker Award for SDGs 3 2021 朝日新聞社 大学SDGs ACTION!AWARDS 2022 youtu.be 第2話 医学生向け理学士号(intercalated BSc)の仕組みと意義 UCL医学部の試験 夏休みの過ごし方 イギリスの医…

  • 産科の夜勤

    他の科での実習についてまだまとめきれていませんが、先週から始まった産婦人科の実習の一環の夜勤が非常に強く記憶に残ったので、この記憶が薄れないうちに記事にしたいと思います。 夜勤のスケジュール 夜8時から朝8時までの12時間のシフトです。 産婦人科医の先生は通常月に4回夜勤に入るそうで、助産師さんの中には(例えば日中育児に時間を割くために)夜勤勤務のみの方もいらっしゃいました。 私は小児科実習以来約4か月ぶりの夜勤だったので途中眠くならないか心配でしたが、「お産は夜の方が多いからきっと忙しくなるよ」と言われ、実際その通りでした。 普段から医学部の実習では「今日の実習で何を経験・達成したいのか」聞…

  • 医学部生がリーダーシップを学ぶ1日 ~後編~

    前回に引き続き、医学部で1日かけて行われたリーダーシップ研修の様子をお伝えします! 午前中は大人数でのレクチャーや自己分析を行い、午後はグループごとに個別評価とフィードバック練習を行いました。 チームタスクにおけるパフォーマンス評価 2チームに分かれて相手のチームメンバーの担当を一人一人決めたあと、チームごとに決められたタスクに取り組む様子を観察し、全体での振り返りと個別評価をおこないました。私のチームは、最初に別室でレゴの模型を全員で30秒見た後、10分間の制限時間の間に各自15秒ずつ見に行く権利を行使しながら、できる限り手元のレゴで再現するというものでした。焦っていると10分は本当に短く、…

  • 医学部生がリーダーシップを学ぶ1日 ~前編~

    お久しぶりです…!少しブログをお休みしていた先月は、イースター休暇と三連休を使って、それぞれケニアとドイツに行ってきました。 またその様子もお伝えできればと思いますが、今回と次回は(はるか昔に感じられる💦)GP実習期間中に設けられた、Leadership Dayについてまとめたいと思います。 この日は1日病院内のレクチャーホールやセミナー室を使って、同級生と様々なアクティビティに取り組みながらお互いの特性を評価しあったり、自分の性格を分析したりしました。 医学部のカリキュラムに含める意味 現行の医学部のカリキュラムでは医学知識や臨床能力を重点的に鍛える代わりに、リーダーシップといった対人スキル…

  • SDGsアワード応援ありがとうございました!

    ご報告が大変遅くなってしまいましたが、3月3日にオンラインで最終選考会が実施された、朝日新聞社主催「大学SDGs ACTION! AWARDS 2022」で、なんとなんとグランプリをいただきました!! www.asahi.com 応援していただいた皆様、本当にありがとうございました! 最終プレゼン動画も断トツの再生回数で、オーディエンス投票での皆さんからのメッセージに鼓舞されています。 youtu.be いただいた賞金を最大限活用して、今後もプロジェクトを世界中に散らばるオンラインメンバーと進めていきます。 ↑3月27日の朝刊でこのアワードが見開きで特集され、グランプリとして大きく掲載していた…

  • 医学部の調理実習 - culinary medicine -

    先日、日本の中学での家庭科以来久しぶりに調理実習をしました! まさか医学部に入ってから調理実習があると思わなかったので、この日の噂を友達から聞いた時は半信半疑でした。笑 GP実習の一環である"culinary medicine" この調理実習は、地域のかかりつけ医(GP)での実習期間に行われます。 "医師が栄養学の基礎知識を身に着け、患者さんにより健康的な食生活を促せる"ようになるためのCulinary medicine(直訳:料理の医学)のセッションです。(参照:What is CM Culinary Medicine UK) イギリスでも、culinary medicineに関する講義…

  • 楽しかった小児科実習③ 私が惹かれた理由

    小児科実習が終わってから、そして前回小児科実習に関する記事を書いてからかなり時間が空いてしまいましたが笑、私が実習を通して小児科に惹かれた理由をまとめたいと思います。 将来進む診療科を選ぶためにも、今後の他の診療科での実習を出来るだけ楽しむためにも、 私にはどんな学び方が合っているのか 患者さんや他の医療スタッフとのどんな関わり方が好きなのか を振り返ることは重要だと思います。 小児科医の仕事内容 小さい赤ちゃんから背の高い高校生まで担当する 体の大きさも、問診の際の言語能力も、同じ主訴から考える鑑別疾患も、患者さんの年齢によって様々です。 救急外来でも、次から次へと全く違う主訴を持つ患者さん…

  • SDGsアワード視聴者投票のご協力をお願いします!

    以前ちらっとこちらの記事でご紹介したように、私は、世界中でグローバルヘルスリーダーを持続的に育成できるオンライン環境の構築に取り組んでいます。 今回、朝日新聞社主催の「大学SDGs ACTION! AWARDS 2022」ファイナリストに選出され、現在オーディエンス投票が行われています。(投票期限:3月3日(木)正午)ケニア、ネパール、イタリアからのメッセージや、昨年末開催したケーススタディの様子などを詰め込んだビデオを作成しました! このリンクから、"TOMO Global Health~世界中の友と共に、保健医療の明日に希望の光を灯す~" に投票していただけると、とっても嬉しいです😊 メー…

  • イギリス医学部の学年パーティー

    先日、医学部5年生でパーティーがありました! 医学部半分終了を記念したもので、Halfway ballと呼ばれています。 本当は2020年の夏に3年生(6年間の医学部の半分)を修了していたのですが、COVID-19の影響で延期に延期を重ね、やっと開催することが出来ました。 今は5年生半ばなので、半分というより正確には4分の3終了記念ですね。笑 ↑4年生の実習グループのメンバー。今年は実習先の病院がバラバラなので、半年ぶりに再会しました! ロンドン市内のホテルの宴会場を貸し切る形で行われ、3コースの料理(前菜、メイン、デザート)を食べた後、会場はダンスフロアと化しました。 ↑メインの鶏むね肉のロ…

  • 楽しかった小児科実習② 新生児病棟

    前回は小児科実習中の外来診療(小児科サブスペシャリティの外来診察と小児救急)での実習についてお伝えしたので、今回は可愛い赤ちゃんに囲まれた新生児病棟での実習の様子をまとめます。 ↑先日通りかかったとても可愛い子ども服屋さん!私も母になったらここの洋服を着せてあげたいです… Neonatal Intensive Care Unit (新生児集中治療室) NICUでは、低体重、心臓の先天性疾患などがある赤ちゃんが人工呼吸や栄養補助を受けていました。 毎朝引継ぎのあと病棟回診に参加し、 1時間ごとのバイタルが記録された大きい表を見ながらその日のマネジメントの方針を話し合ったり 先生の診察結果や前日の…

  • 楽しかった小児科実習① 救急&外来

    6週間の小児科実習が先週で終わりました! 今まで回った診療科の中でトップ3には必ず入るほど楽しかったです。 同じ主訴でも日齢・月齢・年齢から鑑別診断が変わったり、今までに学んだことのある病気でも症状やマネジメントが成人患者さんとは異なったりして、覚える量は多いです。 しかし、「細かいことまで覚えなければいけなくて大変だな」という気持ちより「実際に患者さん(子ども)やご家族と対話しながらたくさん学びたい」というやる気が勝り、朝早い実習も楽しんで能動的に取り組めたと思います。 今回は、前回の記事でお伝えしたGOSHの他に通常の実習病院で行っていた小児科実習の様子をまとめます。 ↑ロンドンでは1月末…

  • 世界屈指の小児病院Great Ormond Street Hospitalでの実習

    6週間の小児科実習も終わりに近づいてきているので、少しずつ小児科のまとめをしたいと思います。 まず、年明け最初の1週間は、ロンドンにあるGreat Ormond Street Hospital(通称:GOSH)で実習をしました。 イギリス全土の病院から複雑な小児科のケースの紹介を受けるだけでなく、世界中から稀な小児疾患を持った患者さんも集まります。 この病院だけで、63もの小児科のサブスペシャリティを有しているそうです。 私が在籍するUCLという大学のネットワークに属しているので、5年生全員が1週間この専門病院で実習する機会があり、希望すれば6年生でも1か月ほど興味のある小児分野で実習すること…

  • イギリスにおけるオミクロン株の感染拡大に対する規制

    日本でも年明けからオミクロン株の感染者数が増え続けているので、既に感染のピークを越えた様相を呈しているイギリスの現在の状況をお伝えします。 ↑実習後久しぶりに行ったサウスケンジントンの自然史博物館(Natural history museum) オミクロン株の影響 イギリスではオミクロン株の感染がクリスマス~年末にかけて急激に広まり、多い時は1日約20万人の感染者が発生していましたが、入院患者数・死者数はそれほど増えなかったので、現在予定通り病院実習が行われています。 病院のベッド数はこれまでの感染の波に比べて逼迫していないものの、病院関係者の間で感染が広がり欠勤が増えた影響で、感染していない…

  • 今更ながら新年の抱負

    もう1月も下旬ですが、明けましておめでとうございます。笑 すっかり投稿が滞ってしまいましたが、私は年明け4日から毎日実習に励んでいます。 現在は小児科で実習をしており、外来や入院病棟で多くの子ども達・親御さんとお話する機会をいただいています。 小児科は本当に楽しくて学ぶことも多いのでやりがいがあるので、また今度詳しく実習の様子をお伝えします。 ↑昨年末にロンドンのチャイナタウンで友人が撮ってくれた写真 ブログ開設1周年! 昨年1月にブログを開設してから1年が経ちました。 更新できない時期もありましたが、読んでくださりありがとうございます! このブログを通していくつか新しいご縁にも恵まれ、感謝し…

  • クリスマスが近づくロンドン

    11月末からイギリスではかなり気温が下がり、外を歩いていたら雹に降られることもありました。 11月中旬から徐々に、色々なエリアでクリスマスマーケットが開かれたり、Winter Wonderlandという移動式遊園地がHyde Parkに作られたりと、去年は見られなかったお祝いモードが高まってきています! ↑有名なOxford Circus付近の毎年恒例ライトアップ ↑Charbonnel et Walkerというトリュフチョコで有名なチョコレート屋さんのクリスマス限定アソートメントボックス。お酒のきいた美味しそうなチョコが多くて惹かれます…! 不思議の国のアリスの特別展 Victoria an…

  • 精神科の実習で得た気づき

    前回に引き続き、精神科での実習についての記事です。 今回は、実習を通して私が考えたことや気づいたことについて書いていきたいと思います。 ↑先日UWCつながりで、ケニアとベルギーの友達と料理をしました! どうやって「患者さん中心」の問診を進めていくか 精神科専門医の先生は、入院患者さん一人一人と少なくとも週に1時間個室で話し合いの時間を取ります。 患者さんの同意が取れた時は、私もミーティングに同席しました。 時には患者さんの家族や他の精神科関連分野のスタッフも呼んで、患者さんの近況を詳しく確認しマネジメントプランを必要に応じて練り直します。 患者さんの精神状態を確認するにはもちろん本人に喋っても…

  • 実習を経た精神科に対する印象の変化

    この3週間、精神科の病棟で実習をおこなってきました。 今年の始めの授業で「精神科の実習では、聴診器や名札を首から下げて病棟内を歩かないでください。患者さんにもしかしたら首を絞められるかもしれないから。」と実習担当の先生に言われたこともあり、実習開始前は不安がありました。 想像していたよりずっと明るい雰囲気でした! 実際に実習を始めてみると、私が過ごした病棟では、 患者さんがそれぞれのペースで精神疾患に向き合い乗り越えていくために、どのようなサポート(治療やモニタリング)が出来るか 病棟という共同生活スペースを快適にするにはどんな改善が必要か とチーム一丸となって考える機会が多く、抱いていた精神…

  • 最近訪れたロンドンのレストラン

    真面目な医学部や課外活動の記事が続いていたので、ロンドンで最近行ったレストランを紹介します! 本題の前に少し宣伝 この9月まで代表を務めていたIDDP(英国開発学勉強会)が、今月17日発売の国際開発ジャーナル社の「国際協力キャリアガイド 2021-22:新たな形をデザインする」で紹介されています! 他運営メンバー3名と一緒にインタビューしていただいた記事が掲載されているので、是非ご覧ください! Flat iron こちらは、ロンドンでいくつか支店があるステーキ専門店です。 サイドディッシュと飲み物を除けば、メニューはステーキ1種類、ハンバーガー1種類(時々本日のおすすめも)ととてもシンプルなお…

  • Vision Hacker Awards 最終報告会

    ブログで報告しそびれてしまっていましたが、5月にVision Hacker Awards for SDGs 3 2021のシード賞を受賞し、先日そのオンライン最終報告会がオンラインに参加しました。 VHAとは? vision-hacker-awards.jp 認定NPO法人ETICがビル&メリンダ・ゲイツ財団から協賛を受けて実施したこのアワードは、国際保健課題に取り組む人材を、 プロジェクト拡大のためのメンタリング ネットワーキング機会の提供 情報発信支援 資金提供 等の形で5か月間にわたりサポートする取り組みです。 私は、5月の時点ではアイデア段階だった低中所得国におけるグローバルヘルス人材…

  • 学びが多い老年内科の実習

    この3週間、老年内科で実習をしていました。 昨年9月に病院実習を開始してから、実は初めて毎日朝から夕方まで実習がありました。 まだかろうじて病院に向かう朝も帰路に着く夕方も明るいですが、これから年末にかけてどんどん暗くなるんだろうなあと思うと憂鬱です…。 ↑先週3回目のコロナワクチン(ブースター)を接種しました!インフルエンザワクチンも同時に打ったのでさすがに腕が痛かったですが、熱などはなく1日で回復しました。 患者さん個人を大切にするアプローチ 同じ病棟に3週間毎日通い続けるなんて長すぎると考えていましたが、終わって振り返ってみるとあっという間でした。 これまで回ってきた診療科では、主訴が一…

  • 日本の高校生に向けたプレゼンもろもろ

    8月~9月に、主に日本の高校生に向けて、イギリス医学部やグローバルヘルスについてプレゼンする機会がありました! UCL Japan Youth Challengeのオンラインサマーコース これはUCLやケンブリッジ大学で毎年夏に行われる日英の高校生向けサマーコースで、イギリスの大学の授業体験、文化交流、ディスカッション等を10日間かけて行います。 私は大学1年のころから毎年運営に加わり、開催期間中は高校生と寝食を共にして過ごしていたのですが、残念ながら去年と今年はオンライン開催でした。 www.ucl-japan-youth-challenge.com 本来であれば夕食後の時間に「イギリス大学…

  • がん治療科での実習

    9月に5年生の実習が始まって、私は最初にがん治療科を回りました。 元々3年生の時に免疫学について学びながら肺がん組織に関する研究に関わっていたので、今年は臨床現場からこの分野に触れられることにわくわくしていました! 私が今年実習を行っている病院にはがん治療科専門の医師で学生指導を担当されている先生がいらっしゃらないので、1日乳がんの外来に参加した以外はオンライン授業もしくは自習だったのが残念でしたが、感じたことをまとめたいと思います。 今回は、真面目な医学部での学びに関する記事です! ↑記事の内容とは関係ないですが、有名なピカデリーサーカスのエロス像。今週ロンドンは一気に寒くなり、天気も悪くな…

  • パンデミック前の生活が戻ってきています!

    実習やグローバルヘルス関連のプロジェクトで忙しくしており更新が滞ってしまいました💦 5年生が始まってから(イギリスに戻ってきてから)早くも1か月が経ちました。 現在イギリスでは3万人/日くらいの新型コロナウイルス新規感染者が確認されていますが、病院では実習が予定通り行われています! ただ、医学生間での感染拡大防止の策として、ロンドン内に3つある実習病院の間での移動が禁止されている(皆で集まって授業ができない)ので、授業はオンラインばかりです。 UCL全体ではこの秋の新学年から対面授業が全面再開しているようで、サークル勧誘や新歓が多く開催されているのを見ると、「前はこんな感じだったな~」と懐かし…

  • イギリス医学部生の夏休み ③サマーコース編

    前回は、私が夏休み中に取り組んだアカデミックな課外活動の中から、インターンシップ系のものをいくつか紹介しました。 今回は、私がイギリスや日本で参加してきたサマーコースについて書きたいと思います。 イギリスの大学・組織のサマーコース イギリスの大学では、在籍する学生以外も参加できるサマーコースがいくつか開催されています。期間や具体的な対象者、値段などは大学や分野によって様々です。 グローバルヘルスに関するサマーコース Imperial College Londonというロンドン大学グループの中で理系に強い大学によって開催されました。 www.imperial.ac.uk 2週間にわたって、学部課…

  • イギリス医学部生の夏休み ②インターン編

    今回は、以前ご紹介した西アフリカのガンビアでのリサーチ以外に、私が医学部の夏休みに参加してきた様々な課外活動の中から、インターン系の活動をまとめたいと思います。 今後、サマーコースや夏休み中の旅行についても紹介したいと思います。 京都大学iPS細胞研究所での研究インターン (2019) 山中伸弥教授が所長を勤めていらっしゃるiPS細胞研究所では、毎年夏に大学生向け研究インターンの機会が提供されています。 日本の大学生と海外の大学生で枠が別だったので、私は日本人でありながら海外大学生として参加しイギリス人のスーパーバイザーの下研究を行いました。 基礎研究に携わるのは初めてだったので、実験器具の使…

  • イギリス医学部生の夏休み ①とにかく長い!

    9月になり5年生の授業が始まりました! 最初の2週間は主にオンライン授業で、事務的なアナウンスや今年1年間の構成に関する説明が多いので、まだ夏休み気分が残っています。笑 9月中旬から5年生の実習が始まるので、最初に回る診療科の予習も行っていきます。 夏休み気分が冷めないうちに、今まで私がどのように夏休みを過ごしてきたか紹介したいと思います。 ↑インドの高校卒業~イギリスの大学入学の間の夏休みには、コソボで国際関係論や平和学に関するサマースクールに参加しました!コソボの紛争の歴史や現在の情勢を学べ、様々な国の大学生・大学院生と仲良くなれ、とても充実していました。 イギリスの大学は休みが長い! ま…

  • 年に一度の医学部試験

    先月末の年に一度の試験を経て、無事5年生への進級が決まりました! UCLの医学部では1年間学んだ内容がまとめて学年末試験で試されるので、試験範囲がとても広いです。 私は去年9月に4年生になり病院での臨床実習を始めたので、3年生までの座学とは違う学びの形式に切り替わって初めての試験でした。 パンデミックの影響で、患者さんを一度も診ることなく終了した診療科や、コロナの患者さんばかり診ていた診療科もありましたが、患者さんと対話する時間を大切して充実した時間を過ごせたと思います。 私の医学部で行われる、実技試験と筆記試験について説明します。 実技試験 実技試験では、1分間の準備時間のあと5分もしくは1…

  • イギリスから帰国(2021年7月) ③ホテル生活を振り返って

    先月末イギリスから帰国した際に、6泊7日政府指定のホテルに滞在しました。 最後となる今回は、ホテル生活の過ごし方や役立ったものについて書きたいと思います。 ホテルの部屋から一歩も出られないという生活は体験したことがなく心配もあったのですが、考えてみれば、学年末試験に向けてほぼ家にこもって勉強していた7月前半の生活とそこまで大差ありませんでした…笑 ↑飛行機の離着陸、そして遠くにスカイツリー、レインボーブリッジ、東京タワーが見えるとても良い向きのお部屋でした!向かいの部屋であればホテルの別棟しか見えなかったと思うので、本当にラッキーでした! どうやって時間を過ごすか? ホテルの自室の中でどうやっ…

  • イギリスから帰国(2021年7月) ②空港到着~ホテル

    前回に引き続き、先月末帰国した時の経験談です。 今回は晴れて日本に飛行機で到着してから、帰国者用ホテルでの生活についてまとめます。 私は羽田空港に到着し、運よく空港隣接の新しいホテルで過ごすことが出来ました。 空港や部屋の写真は残念ながら公開できないのですが、わたしの経験談が今後日本に帰国する方の参考になれば嬉しいです。 空港到着~ホテル移動 オリンピックの時期と重なっていたこともあり、国際線乗り継ぎの人→オリンピック以外で日本入国の人→オリンピック関連の人の順に飛行機から降りました。 とにかく空港の端まで歩いて、書類やスマートフォンのQRコードを見せるブースをいくつか通ったあと、唾液検査を受…

  • イギリスから帰国(2021年7月) ①帰国準備

    1か月の夏休みのため、約7か月ぶりに帰国しました。 私が日本に帰国したころからイギリスでは感染が収まってきたものの、日本では急速に感染が拡大してしまっていますね…。 2021年7月現在、イギリスから帰国した場合6日間(6泊7日)政府指定のホテルで待機し、その後8日間自宅(もしくはその他ホテル)待機が必要です。 年度末・夏休みの時期でこれから日本に帰国する方もいらっしゃると思うので、私の体験談が役に立てば嬉しいです。 今回は、イギリスから出国するまでに必要となる手続きや準備について書こうと思います。 日本の空港に到着してから様々な手続きが必要となるのですが、事前準備をしっかりしておけばかなりスム…

  • 臨床実習1年目終了、夏休み!

    お久しぶりです!やっと年に一度の医学部の試験が終わりました! 8月いっぱいは夏休みで、9月1日から(きちんと進級できていれば)5年生が始まる予定です。 1月頭に冬休みが終わってからイースター休暇1週間以外ずっと勉強に追われていたので、この1か月はリフレッシュしたいと思います。 ↑少し前ですが6月中旬にイギリス南部のブライトンに行きました。お天気に恵まれ、とても気持ち良かったです!ビーチでのんびり過ごしたり美味しいパエリアを食べたり、幸せな一日でした! イギリスの大学の長期休暇 学士課程の夏休みはとても長く、私も以前は5月中旬に学年末試験が終わってから9月末まで夏休み(もはや春夏秋休み)でした。…

  • 学年末試験に向けて大詰め

    今月頭まで続いていた消化器内科・外科での実習終了をもって、4年生のモジュールが全て終わりました。 医学部のアセスメントは大学によって時期や回数にばらつきがありますが、私が在籍するUCLの4年次では、今月下旬に対面形式の実技試験とオンラインの筆記試験があります。 UCLではすべての学年で年度末の進級試験しか試験がないので、この1年間学んだ内容が全て融合された状態で出題されます。 ↑最近お気に入りの紅茶。ビスケット味って??と思い興味半分に買ってみましたが、少しキャラメルっぽい甘くて香ばしい香りがして勉強のお供にぴったりです! どうやって対策するか? 試験までの2週間は、まとめのオンライン授業を受…

  • 西アフリカ・ガンビアの観光スポット

    子どもの健康改善プロジェクト立ち上げのための、西アフリカのガンビアでの現地調査について前回お伝えしました。 今回は、ガンビアの首都バンジュールで過ごした際に訪れた観光スポットを紹介したいと思います! 綺麗な海! 首都バンジュールには唯一の国際空港があり、また海岸に面しているため、ヨーロッパから観光客が特に秋~冬(乾期)に多く訪れます。 そのため、海外沿いにはプールやコテージがあるリゾートホテルがたくさん並んでいました。 調査を行っていた内陸部とは全く異なる一面にびっくりしましたが、これだけ綺麗な広い海岸があれば観光業に力をいれていることにも納得です。 海辺のレストランでハンモックに揺られてマン…

  • 西アフリカ・ガンビアでのリサーチから早2年

    少し前に、以下の記事でSKIPという学生主導チャリティー団体の支部代表として、西アフリカのガンビアで現地NPOと協力して学生ボランティアプロジェクトを立ち上げたという話をしました。 ma-c-s.hatenablog.com 先日Facebookのリマインド機能で、プロジェクト立ち上げに向けたリサーチ目的で最後にガンビアに渡ってから、もう2年経ってしまったことに気づきました。 私は2年前と3年前にガンビアでそれぞれ3週間程度滞在したので、その時の体験をシェアしたいと思います! 子どもの健康改善を目的としたプロジェクトを立ち上げるために、 1回目の調査ではガンビア国内の5つのNPOを回って提携先…

  • フードロスを減らしつつ美味しいご飯を格安で! Too Good To Go

    日本やイギリスをはじめとする先進国では、まだ食べられる食品が捨てられてしまうフードロスが大きな問題になっています。 イギリスではフードロス削減のために様々なアプリがあるのですが、(おそらく一番ロンドンで普及している)Too good to goを最近何回か使用したので紹介します! toogoodtogo.co.uk Too Good To Goの仕組み スペイン発祥のこのアプリでは、加盟するレストランやスーパーが、その日に売れ残り廃棄されそうなメニュー・食品をユーザーに格安で提供します。 割引率は様々ですが、定価のおよそ50~70%オフのお店が多いです。 ざっくりと「朝食メニュー」「サンドイッ…

  • 最近の英コロナ事情&病院実習

    先月中旬に始まったモジュールが、早くも半分終わってしまいます。 このモジュールが終われば年に一度の学年末試験なので、日々の実習に加え、(詰め込んだ分が抜けてしまった)1学期や(コロナであまり実習できなかった)2学期の内容を復習しなければいけません…! 実習の疲れを取りつつ、勉強時間をまずはしっかり確保しようと思います。 ロックダウンは順調に段階解除されています! 医学部の話の前に、イギリスでのCOVID-19状況を記しておきます。 イギリスではここ1か月ほどCOVID-19新規感染者数が2000人台/日で推移しており、5月になってから死者数が10人/日を下回るようになりました。 先月中旬、屋外…

  • 国際開発学にも精通したい!

    国際開発学とは、政治学、経済学、教育学、文化人類学、医学、、、、等多くの分野を学際的に扱い、複雑な開発分野の課題を解決していこうとするイギリス発祥の学問です。 興味を持ったきっかけ 私は、インドで国際バカロレアを履修していた時にGlobal Politics (国際政治)を履修していて、様々な国から集まったクラスメイトと今日の世界情勢について議論を重ねたり、ローカルとグローバルな視点を持ち合わせて現実世界を理論的に分析したりすることがとても面白いと思いました。 (試験はすべてエッセイ形式なので大変でしたが…笑) 私は将来低中所得国での医療に何らかの形で携わりたいのですが、医学だけでなく各国・各…

  • イギリスの大学のダンス系サークル

    イギリスの大学にも、日本の大学のサークル活動のようなものがあり、「ソサエティー」と呼ばれています。 で、生徒の興味によってどんどん新設されていくので、大規模な総合大学であるUCLでは、アカデミックなものからスポーツ系、文化系まで300以上の様々なソサエティーが存在しています。 イギリスの学部課程は3年間、修士課程は1年間と短いので、毎年メンバーや執行部が入れ替わることが多いです。 そのため、私も毎年違うソサエティーに参加して、医学以外の学生との交流も深めています。 現在はコロナの影響で対面での活動は難しいですが、私が以前所属していたダンス系ソサエティーを紹介します。 チアリーディング 大学1年…

  • 臨床実習での様々な経験を振り返る Balint Group

    イギリスはかなり日が長く暖かくなってきたので、先週は夕方までのんびりお散歩を楽しみました! ↑午後7時過ぎのトラファルガー広場の様子です。噴水やモニュメントの周りに座って皆黄昏ています… 今回は、今年の1月~3月に私が毎週参加していた、Balint Groupという医学生有志のディスカッションセッションの様子をお伝えしたいと思います。 Balint Groupとは イギリスのかかりつけ医(GP)が患者さんの感情を理解して良い関係を築いていくために始まったこの活動は、現在Balint Societyというイギリスのチャリティー団体によって継続されています。 患者さんへの対応に困った事案についてグ…

  • 医学生としてコロナ対応のお手伝い ⑥お礼の数々!

    イギリスは先週月曜から、ロックダウンの規制がさらに一段階弱まりました。 屋外の席であればレストランで飲食ができるようになったのですが、夕方はまだ冷えこむ日も多くディナーは行く気にならなかったので笑、休日にランチに行ってきました! 普段はあまり外食しませんが、人と自由に会えていない分、一緒にレストランでお昼をいただいてとてもリフレッシュできました。 レストランやパブの再開ももちろん嬉しいですが、私はアパレルショップや雑貨屋さん等生活必需品以外を取り扱うお店が再開して、ウインドウショッピングを兼ねたお散歩が出来ることの方が嬉しいです! 少し薄手で素敵なものがあれば、実習に楽しい気持ちで臨むためにも…

  • 障がいのある子どものボランティアプロジェクト

    以前課外活動として、途上国での子どもの福祉改善を目的とするチャリティー団体を紹介しましたが、今回はロンドンに住む障がいのある子どもとの交流ボランティアについて書きたいと思います。 どんな団体なの? RUMS Spectrumという団体名で、RUMS(The Royal Free & University College Medical School)というのはUCL医学部の旧称なので、UCL医学部生が所属・運営しているチャリティー団体です。 UCL付近のエリアに暮らしている、身体障がいもしくは精神障がいを持つ18歳以下の子どもとその家族を対象に、年単位で継続的な支援を行っています。 私はこの団…

  • 和を感じたい自炊生活

    医学部に関する記事を書いてばかりですが、今回はロンドンでの自炊生活の様子をお伝えしたいと思います。 ロンドンは外食が高いですし、スーパーに売っているサンドイッチや簡単なパスタでは栄養が偏ってしまいそうなので、大学に入学した時から毎日3食自炊をしています。 また、もともと一人で外食することがないのですが、現在はロックダウン中で友達と会う機会が減り、レストランはテイクアウト営業のみ行っている状況なので、さらに自炊が増えています。 作るメニューは基本和食ですが、インドで暮らしていたこともあって昨年から自分の好みでスパイスを調合したカレー作りにもハマっています!笑 最近新しく試してみた料理をいくつか紹…

  • 医学部在籍中の学士号iBSc ②授業、研究プロジェクト

    前回に引き続き、イギリス医学部で1年間医学から離れて興味のある医療トピックについての理学士号を取得するiBScについてです! 今回は、私が去年免疫学・感染症学・細胞病理学のiBScを取得した際の授業や研究プロジェクトについて詳しく書きたいと思います。 医学部とは全く異なる授業 他のUCLの学部生と一緒に授業を受けたり、研究プロジェクトをレポートの形にまとめたりするので、医学部とは勉強スタイルが異なり、新しい人との交流もあったので新鮮でした。 1年間で計5つの授業を履修したのですが、特に面白かったのはViruses & Diseases(ウイルスと病気)とAutoimmunity & Trans…

  • 医学部在籍中の学士号 iBSc ①学士号取得の意義

    イギリスの医学部では、iBSc (intercalated BSc)といって1年間医師免許取得に向けた勉強から離れて、理学士号(BSc: Bachelor of Science)を取得するシステムがあります。 私が在籍しているUCLの医学部では、学士編入の学生以外3年次で全員iBScを行うことになっていて、約20ある選択肢から希望のコースを選択できます。 私は昨年Immunology, Infection and Cell Pathology (免疫学、感染症学、細胞病理学)のコースを選択し、BScを取得しました。 以下のページに私の体験談が載っています! www.ucl.ac.uk iBSc…

  • コロナワクチン接種の体験談

    イギリスでは、臨床実習を行う医学生も医療従事者として早めにワクチンを受けることができます。 なるべく多くの国民にまず1回目の接種を行うため、1回目を打った約10週間後に2回目を打つことになっています。 私は実習先の病院で、1月中旬に1回目、3月下旬に2回目を打ちました。 ↑接種会場で渡されるパンフレットと、接種記録カード(裏に接種した日時やワクチンのタイプが記載されています) ワクチン接種まで 医療従事者用のワクチン予約サイトから、好きな日時を選んでオンラインで予約します。 特に体調面で接種に向けて準備しておくことはないのですが、国民保健サービスの登録番号、病院での登録番号、かかりつけ医の連絡…

  • COVID-19に振り回された今学期が終わりました

    1月に始まったモジュールが、今日終わりました! ちょうどイギリスが第2波に追われている時に、COVID-19の影響を直に受ける呼吸器内科、循環器内科、内分泌代謝・糖尿病内科、救急の4つの診療科で実習を行ってきたので、特に大変だったこと、身についたことをまとめておきたいと思います。 大変だったこと 病院のひっ迫による実習・授業の減少 COVID-19の感染拡大により、”Emergency”というモジュールにカリキュラムが今学期再編成され、頻繁に実習スケジュールが変わったり、オンライン授業が中止・振替になったりしました。 本来であれば、呼吸器内科と循環器内科それぞれの入院患者さんと外来患者さん両方…

  • チャリティー団体 SKIP ~低・中所得国の子どもの福祉プロジェクト~

    私が医学部の学習と並行して行っている課外活動を、これから少しずつ紹介していきます! それぞれの活動の意義や活動から得る学びを振り返ることで、今後の私の活動の方向性を考える機会にもしたいと思います。 まずは、私が大学1年の時から彼是3年以上続けている、学生主導のチャリティー団体での活動です。 イギリスでは非営利団体(チャリティー団体)の活動が本当に盛んで、Students for Kids International Projects (通称:SKIP)と呼ばれるこの団体もイングランド・スコットランドのチャリティーとして登録されています。 Sustainable - Inclusive - Em…

  • 学術ジャーナルに初掲載!

    私は今まで学会誌や医学雑誌に投稿する経験がなかったのですが、先日初めて「会員の声」として国際保健に関する学会誌に投稿した文章が採択されました! 投稿のきっかけとなったシンポジウム 昨年11月に開催された、グローバルヘルス合同大会 2020 大阪の学生シンポジウムで、パネリストの一人として登壇する機会をいただきました。 元々は大会名の通り大阪で開催される予定でしたが、昨年はオンライン開催となったので、私もロンドンから参加できました! シンポジウム前半では、3か国の医学生がパンデミックにどのように対応したかをそれぞれ発表し、後半には全体のパネルディスカッションや質疑応答を行いました。 日本の医学生…

  • ロックダウン中のイギリスの最近の様子

    ロンドンは、3月になって日が長くなってきました! 年末年始は午後3時には薄暗くなっていましたが、今は午後5時半頃まで明るいですし、少しでも日中に晴れ間がのぞく日が増えてきました。 ↑雲一つない青空だった日。といってもこの約2時間後には曇って雨が降っていましたが…。 COVID-19の蔓延状況 感染者数 変異株が急速に蔓延した1月頭には、週平均の1日の感染者数が6万人を超えることもあり、新規感染者数・死者数ともに世界ワースト1位だったイギリスですが、現在は6千人台まで1日の新規感染者数が減りました。 私の実習先の病院では、ピーク時に緊急治療室で病床数のおよそ3倍の患者さんを受け入れていましたが、…

  • 医学生としてコロナ対応のお手伝い ⑤実際に参加して

    イギリスのCOVID-19感染者数は大分落ち着いてきたものの、私の実習先の病院ではまだまだ患者さんを多く受け入れているので、医学生も実習の合間を縫って参加しています。 今回は、緊急治療室(ICU)でのコロナ対応のお手伝いに医学生として参加して、私が大変だと感じたこと、やりがいがあったことを書き留めておきます。 大変だったこと 長時間のマスク&立ち仕事 慣れない活動内容だったためにさらに大変に感じたのかもしれませんが、N95マスクを身につけて立ちっぱなしの12時間シフトはやはり疲れました。笑 マスクのゴムやフェイスシールドのゴムが頭にずっとついているので、夜には酸欠のような頭痛を少し感じましたし…

  • 医学生としてコロナ対応のお手伝い ④緊急治療室での1日

    学会発表の準備やインターン、実習に追われていて少し更新が開いてしまいました…。 ロンドンではかなり新型コロナの患者数が減ってきています!! それでも私の実習先の病院ではまだ通常のキャパシティ以上の患者数をICUで受け入れているので、医学生のコロナ対応のお手伝いは続いています。 足の怪我がほぼ治ったので、立ち仕事が長い緊急治療室(ICU)でのコロナ対応に先月から何度か参加しています。 朝から夜まで丸1日のシフトを行った際の体験を共有したいと思います。 1日のスケジュール 朝7時半から夜8時までの12時間半のシフトで、その間に交代で30分の休憩が3回ありました。 朝まだ薄暗い中病院に向かい、勤務が…

  • どうしてUCLの医学部を選んだの? ⑤大学選びで見逃していたこと

    今まで、医学部のカリキュラムや学費・学習環境という観点から、私が出願大学を選んだ際に重視していたポイントを紹介してきましたが、今回は、私が今振り返って「比較すればよかったなあ」と感じるポイントについて書きたいと思います。 大学の所在地 所在地については生活費や物価にばかり焦点を当てていたのですが、大学がある都市についてより詳しく調べれば良かったと感じています。 交通 まず、大学生活を送るうえで専攻に関係なく、交通・移動手段は大切です。 ロンドンはバス・地下鉄・電車が張り巡らされているので、車がなくても全く問題なく移動できます。 特にロンドン中心部に行く場合は、車で行くと駐車場所が難しいうえに道…

  • 救急のシミュレーション&血液ガスの採血

    私は今学期のモジュールで、呼吸器内科、循環器内科、内分泌代謝内科、救急外来での実習を行っています。 先日その一環として、実践的なスキルを身に着けるために、救急のシミュレーションと血液ガス分析用の採血の練習を行いました。 救急のシミュレーション 私の実習先の病院には、Simulation centreといって救急外来の様子を再現できる研修施設があります。 患者さんのマネキン、先生が操作できるバイタルのモニター、実際に現場でも使われている医療器具、除細動器(心室細動による心停止の際に電気ショックを与える機械)などが用意されています。 また、別室にいる先生の声がアナウンスとして聞こえる仕組みになって…

  • どうしてUCLの医学部を選んだの? ④学費・学習環境

    前回は、イギリスの医学部合格を目指すと決めてから、出願大学を選ぶ際に私がどのようにカリキュラムを比較したかまとめました。 大学選びでは、専攻のカリキュラム以外にも、学費や学習環境といった大学生活に大きく影響する要素も無視できません。 ↑雪や雨が続いていましたが、久しぶりに晴れて暖かい日でした! 学費 留学生の学費は高い イギリスの大学では、どの専攻でもHome student(イギリス人)とInternational student(留学生)と2つの学費が設定されています。 Brexit前はEUの学生もHome student扱いでしたが、今秋入学の選考からEUの学生もInternationa…

  • 初めての夜勤

    以前ご報告した足の怪我が大分治り、少しずつ病院実習に復帰しています。 先日初めて夜勤実習をこなしたので、その感想を残しておきたいと思います。 ↑初めての夜勤のお供は、日本から持ってきた貴重なソイジョイ! 夜勤中におこなったこと 今回の夜勤は午後8時の引継ぎから翌朝6時まででした。 その日はロンドンで雪が降っており、また私が到着した時にはXLサイズのスクラブ(写真で着ている病院内での活動着)しか残っておらずダボダボだったので 、一晩中とても寒かったです。 現在COVID-19の患者さんを主に受け入れている病棟での夜勤でした。 看護師さんと病棟管理 病棟の構造について簡単に説明を受けた後、 患者さ…

  • どうしてUCLの医学部を選んだの? ③大学のカリキュラム

    イギリスの大学受験では、最大5コース(そのうち医学部は最大4コース)しか出願できないので、30以上ある医学部から4つを選ばなければなりません。 様々なウェブサイトやオンラインで閲覧可能な大学のProspectusを活用して、情報を収集していました。 例えば、イギリスで医学部を設置している大学をまとめた以下のページから、各大学の医学部のウェブサイトに飛べます。 www.medschools.ac.uk 自分に合った教育・学習環境を提供してくれる大学に出願したかったので、私は大学選びの際に様々な項目を比較しました。 今回は、医学部のカリキュラムにおいて私が重視していたポイントを紹介します。 ↑UC…

  • どうしてUCLの医学部を選んだの? ②国選び

    「どうしてUCLの医学部を選んだのか」という質問に対する答えとして、前回は海外の医学部に挑戦する決断に至った経緯をまとめました。 今回は、海外とひとくくりに言っても様々な国の選択肢がある中で、私が留学先として検討した国や、最終的にイギリスの大学に出願することにした理由を紹介したいと思います。 ↑医学部の面接でリーズに行ったとき。冬のイギリスの気候&アクセントに困惑しました…笑 大学留学で一番メジャーなアメリカ 私が通っていたインドの高校では卒業生の多くがアメリカの大学に進学しましたし、日本でも留学というと真っ先にアメリカが頭に浮かぶ人が多いのではないかと思います。 アメリカには医学や公衆衛生で…

  • 医学生としてコロナ対応のお手伝い ③病院外でのボランティア

    イギリスでは、ロックダウンのおかげか1月上旬から徐々に感染者数が劇的に減っており、また最近になってやっと死者数も減少に転じています。 病院への負担もピーク時に比べると軽くなりましたが、依然として緊急治療室では人手が不足しているので、医学生の病院でのお手伝いは今後も実習と並行してしばらくの間継続される予定です。 ↑先日朝7時半ごろの朝焼けがとても鮮やかでした! 今回は、特に最初の感染拡大の際(昨年春~夏)に盛り上がった、病院外やオンラインでの医学生のボランティア活動について紹介したいと思います。 病院外のボランティアの必要性とメリット 医療は、病院内だけでは決して完結しないもので、特にパンデミッ…

  • どうしてUCLの医学部を選んだの? ①日本か海外か

    「イギリスの医学部に在籍する日本人なんてあまり聞かないけれど、どうしてUCLの医学部に進学したの?」 これは、初対面の方にほぼ必ず聞かれる質問です。 私は小学生から「将来はお医者さんになりたい!」と思っていましたが、高2でインドに留学するまでずっと日本で過ごしていたので、当たり前ですが日本の医学部合格を目指して勉強していました。 実は、海外の医学部への出願を具体的に考え始めたのは、インドの高校卒業1年を切り、イギリスの医学部の出願締め切りまで3か月を切った時期でした。 「どうしてUCLの医学部を選んだのか」という質問に対して、 日本の医学部受験を考えていたが海外の医学部に出願した理由 イギリス…

  • オンライン授業でも臨床手技を習得したい!

    新型コロナウイルスの感染が再拡大したことを受け、政府の方針で大学の対面授業は2月下旬まで中止されています。 医学部等実習を必要とする一部のコースはこのルールの例外とされていますが、それでも学生間での感染拡大を防ぐために、講義やチュートリアルは出来る限りオンラインに移行しています。 私も、オンラインのケースディスカッションや講義に出席していますが、clinical skills (臨床手技)のオンライン授業がとても独特なので笑、その様子をお伝えしたいと思います。 オンライン授業で扱った臨床手技 臨床手技の授業をオンラインで行うために、年度初めに必要な医療器具一式が配布されました。 しかし、処置を…

  • 海外旅行保険で病院受診

    渡英してから3年以上経ちますが、幸いなことに私は今まで一度も体調を崩したことがなく、イギリスで病院にかかったことがありませんでした。(もちろん実習では何度も行っていますが笑) 1月中旬に家で足をひねり、足の甲の真ん中の外側にあるcuboid bone (立方骨)の周りの靭帯を損傷してしまいました。 イギリスの医療サービスに患者としてお世話になった体験をまとめておきます。 イギリスの医療制度で海外旅行保険を活用 ひねった後少しずつ腫れが増していく足を見ながら、「コロナ対応で今忙しい病院で診てもらえるのか」という不安が頭をよぎりました。 怪我から一晩経ってもdorsiflexion(背屈:つま先を…

  • 医学生としてコロナ対応のお手伝い ②参加の決断とサポート

    日本では医学生がコロナ対応に当たることはまだあまり現実的ではないと思うので、私一個人の視点から、イギリスの医学生がどのようにパンデミックを受けた医療現場の最前線で活動しているかまとめておきたいと思います。 ①では、集中治療室(ICU)等でコロナの患者さんを診る前に私が行った準備について書きましたが、今回は、医学生がそもそも参加を決断する理由、また参加する場合医学部や病院から受けられるサポートについてまとめます。 コロナ対応は志願制 「学徒動員」に感じる違和感 「医療が逼迫したヨーロッパでは、医療系学生の学徒動員が起こっている」といった表現を日本のメディアで何度か目にしました。 しかし、戦時中に…

  • 医学生としてコロナ対応のお手伝い ①準備

    ロンドンの感染状況はまだまだ回復の兆しが見えません...。 私の大学の附属病院の様子がBBCで取り上げられていました(日本語字幕付きです)。 病院のキャパを拡大して対応しているため、医療従事者もかなり身体的・精神的に疲弊している様子が伝わってきます。 www.bbc.com 医学生がどんなお手伝いをするの? 拡大する病床数や増加するコロナ入院数に対応するため、私の実習先の病院では、12月後半から医学生も志願制で主に集中治療室(ICU)でお手伝いをしています。 ICUの他にも、 コロナの患者さんが入院している一般病棟でのお手伝い 患者さんの家族とする役割 ワクチン接種のお手伝い などの募集が随時…

  • コロナ禍での病院実習

    コロナウイルスのパンデミックを受けて多くの学校がオンラインに切り替わりましたが、実習時間が卒業要件に含まれている医学部のようなコースでは、完全オンラインとはいきません。 これまでのUCL医学部での病院実習の状況の変化について、時系列で簡単にまとめます。 ↑私の実習先の病院です、こんなに晴れていた頃が懐かしい...! 2020年3月~7月 2月下旬「3月末からのイースター休暇で感染拡大地域(主にアジア)に向かうと、休暇後の講義や学年末試験に支障が出るかもしれない」と大学から連絡が来て、「春休み帰国できないかも」とガックリしていたのも束の間、イギリスで感染が急速に広がった結果、3月中旬には大学が閉…

  • イギリスへの入国記録(2020年1月)

    日本に年末帰国していて、当初の予定より1週間ほど遅れてロンドンに戻ってきました。 ほぼ2週間の自己隔離で終わった冬休みでしたが、ゆっくり過ごしていたので精神的にリフレッシュできました。ロックダウンに加えてmajor incident(重大事態)が宣言されたばかりのロンドンですが、身体・精神の健康を大切にしつつ、実習やコロナ対応頑張ります! www.theguardian.com 私が羽田からヒースローまで移動した際の1月上旬の状況について記録しておきます。 事前準備 どの国から入国するかや国籍・ビザの種類に関わらず、渡英者はPassenger locator formをイギリス入国48時間以内…

  • ブログ始めます!

    はじめまして、まーしーです。 自己紹介 私は現在イギリス・ロンドンのUniversity College London(UCL)で医学部4年に在籍しています。 ↑去年の冬、コロナ禍が到来する前にオックスフォード近郊のブレナム宮殿へ旅行に行きました。また早く自由に旅行したいなあ… 「小さいころからイギリスで暮らしていたの?」と時々聞かれるのですが、海外生活は高校2年の夏から、渡英したのは大学からです。 私は高校2年の時に、経団連が窓口を担っているUnited World College(UWC)の留学プログラムに合格でき、全額支給奨学生としてUWCインド校で2年間国際バカロレア・ディプロマ・プロ…

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