止まらない円安!!円安恩恵銘柄といえば半導体銘柄!?
進む円安 円安は輸出企業にとってはメリットが多くあります。 日経平均株価を支えている企業は輸出企業が多く、 日経平均株価を左右する要因としては円安は大きく影響しています。 ただ別の視点で見ると円安になって物価も高くなり、 輸入コスト高で輸入商品が高くなるので、 輸入企業をはじめ個人としてはあまり過度な円安は歓迎できないものです。 これからの円安は8月には130円台にいく可能性も考慮しています。 米ドル円は既に126円台になっており、 ここから130円を超える可能性は充分にあると思います。 15~16年前は円高で恐怖心が煽られて、 今は円安で恐怖心が煽られている人が多い現状です。 円の実質実効レートが1972年以来、約50年ぶりの低水準となっており、 円の実力低下を懸念している人も多いと思います。 しかし日銀の黒田総裁はある意味で米国に忖度することなく、 自国の都合を優先して動いているのではないかと思います。 ドル高は物価高騰に苦しむ米国の痛みを軽減しますし、 インフレ率が低い日本は円安をまだ容認できると思います。 これにより製造業の競争力が向上を促すのではないかと思います。 円安で恩恵を受けやすい半導体銘柄 円安といったら、半導体企業などが恩恵を受けやすいです。 そこで今回は弊社の本田が気になった銘柄を5つ紹介します。 まず1つ目が6857 アドバンテストです。 半導体の試験装置で世界大手となっており、インテル向けが多く、 米国を始め中国や韓国にも製品を輸出しており、円安のメリットは大きいと思います。 また1円円安になると約10億円の営業利益が増えます。 2つ目が6967 新光電気工業です。 半導体パッケージ・リードフレームの大手メーカーで、インテルなど海外向けの供給が大きく、 海外の売上比率が高いです。また野村證券のキャラバン隊の銘柄の一つでもあります。 また1円円安になると約25億円の営業利益が増えます。 3つ目が8035 東京エレクトロンです。 半導体製造装置の世界大手企業で、FPD製造装置も強みとなっています。 インテルをはじめ、大手企業に輸出しています。 ただ大企業ということでコスト高の問題にも直面しているのが気になるところです。
2022/04/17 04:34