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  • 定年

    一昔前の60歳は定年の歳である。だから私の年齢では定年を迎えて隠居生活である。 それは昭和の遠い昔の話。 貯蓄退職金年金定年後の生活を支えることが出来た経済社…

  • クロダイを引きずる

    旧盆の舟流しは八月十六日夕方海岸に家族うち揃って三日間お供えしていた果物やお菓子そして青いアケビでこしらえた馬を小さな舟に乗せて流す。 それがお盆の最終日で帰…

  • 精霊トンボ

     上から読んでも下から読んでも(ボントンボ)正式にはウスバキトンボお盆の頃大量に羽化する別名精霊トンボ。 浜の上を元気よく飛び交ってる(あーお盆も終わるんだな…

  • 水銀灯

    世界の約3億人以上の子供たち身体に(鉛)が蓄積されていると言う。 日本の水俣病に代表される有機水銀による患者はいまだに孫子の代まで辛い闘病の生活をおくっている…

  • ミラカル

    佐渡弁で絡んでしまってどうしようもないそれを言い表すとみらかるという。 髪の毛が糸が綱が釣り糸が・・。 7月28日ブログ更新できなかった。 早朝から走行距離6…

  • 2021年 芋名月

    2021年の中秋の名月は九月二十一日 昔はどこでもそうしていたようだが母たちはきっちり口ではやっけら(めんどくさい)といいながら歳事は欠かすことはなかった。 …

  • 知る

    何事も便利になった。 ググってしまえばその精度はともかくとして調べることは済む。知ることの努力の基本は早く知ることであった。 個人も社会の生活でも他人より早く…

  • あーび

    海府の言葉でアワビをいうとあーび。 江戸時代俵三珍と言われる外貨獲得のものがあった。 一つは三陸の乾燥フカヒレ一つは蝦夷の乾燥ナマコそして乾燥鮑である。 鎖国…

  • 補修する暮らし

    手に入れたものを補修する仕事はいつの時代にも暮らしのなかでは大事な仕事であった。 自分で補修することも多いそれぞれのものを専門に補修する仕事も生まれて手に入れ…

  • ムクジの味

    ダイバーに人気のコブダイ佐渡島の海府ではムクジと呼ばれる。大きなコブで厳つい歯を剥きだして固い貝殻をガリガリ食うやっぱりこいつはムクジ。村の沖合にある大島水深…

  • 尾花蛸

    尾花とはススキの穂俳句の季語としては秋のこと。この穂のカタチが少し丸まってこれが蛸の足に似てることでこの頃獲れる蛸を尾花蛸という。佐渡島ではちょうど稲刈りの時…

  • 茎わかめと蕎麦

    神奈川の葉山の御用邸向かいにひっそりとしたしもた屋の蕎麦屋があった。どこにもイチモツ何かいいたいひとはいる。 曰く葉山は湘南じゃないハヤマだ葉山を湘南というひ…

  • 沖なます

    (沖)という名前が付くくらいだから読んで字のごとく漁師が獲れ獲れの魚を船上で料理して食べる。 父が村の誰かから聞いてきた。 昼間イカが釣れるしなーいかんか。 …

  • ローズゼラニウム(蚊連草)

    わんさかわんさか(^^♪イェーイイェーイイェイ・イェイ♬とまーここまででこのフレーズを知っている人は還暦を過ぎているはず。 一時期は世界一のアパレル企業レナウ…

  • たたき

    昭和の頃の夏休み子供心に覚えている。 早朝と夕方になるとブォンブォンと船外機沖合を舟が行き交う。 二本の釣り竿を括り付け仕掛けを流す引き釣り漁。 七月の始めは…

  • 畑のチソとオリンピック

    男脳はやっぱりこの見えない時代には全く機能停止。 TOKYO 2020は前代未聞の醜態。 全く以って無責任だがだめな脳なら使わなければいい使ってはいけない!頭…

  • 仕事をする

    (仕事)には作る仕事と創る仕事があります。 (作る)仕事は今までにあったものを別のものに拵える(こしらえる)仕事。 (創る)仕事は今までにない新しいものをつく…

  • 転職のもつ意味

    昭和53年3月に佐渡島を離れいくつの転職をしたのであろう。転職するということの理由はその仕事に必要な技術が自分の好みに合わないとき。 もう一つは所得が自分の好…

  • カナガシラ

    魚の名前はなんとも面白い。何でそんな名前?なんてのもある。 通称カナガシラと言われている魚佐渡島ではシシンボ父たちはそう呼んでいる。 三枚網のような磯網にはか…

  • 父親の命日

    梅雨さなかひちりきの音もしめやかに神職君は高天原へ あれから25年が過ぎたんだー。 心配性の父の性格だから新型コロナのこの時代に生きてなくてよかった。 優しい…

  • セロームとアユカケ

    みるみるでかくなった今朝のセローム木立仕立てにしてあるがそれを解くと広さは2メートルに達する。フィロデンドロン・セロームはサトイモ科に分類され樹液にはシュウ酸…

  • 黙木!山椒の木

    山椒という植物は山奥でひっそり自生する。 里のものより味も香りもすこぶるいいそうだ。 山椒は深山に限る。 山椒の木の下で歌を歌うと木が枯れる。 そうかーそんな…

  • チョウザメの料理

    中国浙江省の役人が接待に選んだ一番人気の繁盛店の料理はチョウザメづくしであった。 親魚でなくキャビア食いたかったなー!テーブルには一人一本ハウスのワサビのチュ…

  • 逃げたサザエ

    その年はサザエが豊漁だった。海の加減でその年でやたら浅瀬にあがってくるサザエ。 小さな舟で箱眼鏡と漁具で漁をするのを磯ネギと呼ぶ。 サザエお殻に穴をあけないよ…

  • エコの暗部

    佐渡島の母から電話がった。海がとっても静かで滅多にない静かな夏の海だという。 昭和の頃の海の写真をながめていた。それでこの内容を書き始めることにした。 エコロ…

  • 熟鮓文化のない佐渡島

    佐渡島の周囲は約280kmの海外線が続く島である。 大佐渡小佐渡そしてそれを結ぶ国仲平野ざっくりそんな地形。 大佐渡の方には江戸の当時世界で一番の金を算出した…

  • 何かを生む

    60年も生きてくると色んなものが見え始めてますます人生は捨てたもんじゃない面白くなってきたかなー。 佐渡島を出たのが18歳だからもうすでに42年の月日が経って…

  • お盆

    お盆という行事の起源は定かではない。 仏教の行事とされているが日本各地に広められた春と秋のお彼岸の間にお盆があり夏の行事の一つとして欠かせない。 新暦の七月の…

  • 鯒の旬は盛夏から秋

    眞鯒の旬は夏から晩秋という。 書物による生息域の分布で日本海側は新潟以南という記述温暖化の影響もあり分布と漁獲はずいぶん様変わりであろう。 母の祖父がまだまだ…

  • 蜩(ひぐらし)

    真夏の太陽が地平線に落ちようとしている。 昭和43年の夏神社は家から見える祖父が植えたイチョウの木が青々とした葉っぱを広げている。首にひっかけた虫篭は当時は金…

  • かぼちゃ

    イモとカボチャはネショ(女性)の喰うものだ!酔っぱらいの叔父さんが言っていた。 昔は夏になると妙に食卓にカボチャ料理が出る。 当たり前で母が料理をこしらえるま…

  • ヅケは旨いなー

     承知の通りマグロと日本人の関係は結構古い古事記にシビという名前で登場する。 日本列島は回遊するマグロの内側で春先に鰹等と共に群れをなしてやってくるのでこれを…

  • 料理をする

    料理をする一つの目的は素材の持つ本来の味を引き出すことである引き出し味ともいえる。権力の小さい社会ではその土地の産物がいつも料理の素材で鮮度が高いため材料の持…

  • 秋の味覚梨登場

    走りというのは旬の始め旬は大体7日昔はそんな風に言われた。 走りは値段が高きいわゆる見栄で食う旬の香りを楽しみ円熟した味は期待できない。 そんな話は昭和で終わ…

  • 岩の塊の牡蠣

    先日秋田美人と話した。 彼女は本当は自然大好きふるさと大好きなバイリンガル女子。 本当は秋田に帰り畑を耕して暮らしたいそんなことを考えてます。 友人が古民家カ…

  • 松の木の下

    今ではすっかり防波堤とコンクリートの船着き場になっている。 車で15分程のところにあるのだがいつも舟で向かうきれいな静かな玉砂利の海岸がる観音浜と父たちは言っ…

  • 大好きなジャガイモとわかめ

    今は統廃合され校舎はなくなった。 佐渡島の北端にある外海府の中学校を卒業することになった。 赴任してきたパワフル女性教師は大学でバスケットをしていたらしく私は…

  • すっぱいスモモ

    そろそろスーパーにソルダムが並び始めた。 近年は佐渡島でもエアコンなどは必需。 昭和の頃は確かに夏の日中は暑いが朝夕は涼しく扇風機で充分過ごせた。 山からの風…

  • 卯の花

    卯の花なんて風流な料理名の呼び方。なんとも清楚で清純な真っ白い花を初夏に咲かせる空木の白い花に例え名前を付けるとはその趣は日本人らしい。 日本料理に卯の花和え…

  • 害虫か益虫か?

    夏陽が上がる前佐渡弁ではメシメー※ご飯の前の作業もしくは陽が傾く夕方に噴霧器を背負って父と母は田圃に向かう昭和45年。稲の大敵のウンカの発生を防ぐための農薬散…

  • ニロイモ届いたよ

    年に二度ほど収穫が出来る(ニドイモ)とは越後の方言のようだダラドロデレがあいまいな佐渡弁母はいまでもニロイモ。 今年はなーなんらかちいせー!思い出すなー昭和の…

  • 梅干しと赤い悪魔

    急にあたりが暗くなったワイシャツにアイロンしてたー!ヤバ!買物してない急に雷と雨。 今日も天気予報はそんなことを言っているがしかしそろそろ干そう!初めての梅干…

  • 福の汁

    (河豚)と書いてフグと呼ばせるかーこの(河)は中国大陸由来(海豚)と書くのはイルカである日本語というのは面白い。佐渡島では大きさにより区分けがあるようで一番小…

  • 夕餉の食卓に合わないガスパチョ

    小さいころから夏といえば蚊取り線香とアカチンそして真っ赤なトマト相場が決まっているなんでアカチン? 今では使用が禁じらているこの薬蚊に刺されてはかきむしりブト…

  • マーチャンダイジングとは

    この時代はたぶん商品政策(MD)という言葉になる。 昭和53年に佐渡島から出て三つ目の飲食企業に在職し昭和56年に師匠と六本木のリヨン料理専門店で初めてあった…

  • ところてん

    ところてんを漢字で書くと心太と書く。 正倉院にある書物に心天という文字があるこころてんがところてんになった。 たぶん何の拍子か誰かが海藻を煮てほったらかしにし…

  • いい塩梅の焼きナス

     お盆の民族大移動。夜中に車を走らせ関越自動車道から北陸自動車道の長岡から目指すは新潟の佐渡汽船。 一度だけ10時間の大渋滞に巻き込まれた事故渋滞であった。 …

  • 夏の器に似合う沢蟹

    昭和45年の夏前であったと思う。 親戚の山の伐採に出かけた父が夕方早くに戻ってきた。 暑いので早めの風呂に入るという身体が痒いとのことであった。 しかし翌朝か…

  • 原型商品とは

    商品開発をするときの呪文のような師匠のことばです。 昭和60年に出版されましたがこの時代でもそしてこれから先も使えます。(自然から採る)ことから出発したすべて…

  • 佐渡の紫ウニ

    先日札幌で食べたウニはさすがに旨かった。昭和の夏サゼー(サザエ)を取りたい! 耳が痛くて深く潜れない私は浅い磯の穴にいる若いサザエをとる。 しかし穴の中には鋭…

  • 節供の一つ七夕

    日本語を学ぶ人たちは大変だと思う。 サイジという読みを変換すると沢山出てくる日本人でもその本当の意味を知っている人がどれだけいるか。 七夕などの節供や日本人の…

  • ぷっくりまんまるの牡蠣

    1995年だったと記憶してる。 世にいうグルマンなるフレンチブームがイタリアンブームに移り変わる頃。 日本人の食に対する好奇心は一言でいうと飽きっぽい横並び主…

  • 越南?

    海外の国を漢字表記したとき結構読めなかったりします。 越南と書いて成長著しいベトナムのこと。正確にはベトナム社会主義共和国。 越南備長炭をご存知の方は業界通。…

  • 飲み干せば美人

    耳元で本当は和菓子屋やりたんだよねー。 昭和58年頃世の中はバブル東京に3店舗を出店してたイケイケの話である。京都において老舗と言われる条件は少なくとも30年…

  • (史観)と(史実)

    プランニングには史観型プランニングが大切だと考えている。 情報過多の時代に史観を持っていることが重要。 どのような事実が実在するかが得意人名年代等正確に沢山知…

  • イゲー

    佐渡島の私のムラではそう呼んだ貝がある。 外洋を航行する船舶の船底バラスト水に多くが紛れ込み世界の沿岸に漂着して旺盛な繁殖力で広がり続けるのはムール貝という外…

  • 学問的に体系化し戦略的に選択する

    私が仕事を進める上で失礼を承知の上生年月日を男女問わず伺ってみる。でも初対面である程度決めているかもしれません。 人は何かを瞬間的にこの人いい人!この人好き!…

  • 磯場の風呂

    昭和のシティーポップが世界に広がっていると言う確かに流れてくるリズム歌詞は何か懐かしさ改めて日本語の持っている色々なイメージの広がりを感じている還暦過ぎの男で…

  • ギンポという奇妙な魚

    店頭に姿を現すことはほとんどない。 その存在すら知らない人の方が断然多いのが(ガツナゲ)※外海府ではそう呼ばれていた。 正式な名前はギンポ江戸前の天ぷらネタと…

  • 番外編 札幌の鮨店

    中標津に本店を構える店知人の紹介で札幌に行ったら是非行ってほしい! 鮨わたなべ北海道中標津のこだわりの鮨・和食わたなべ。職人の技でおもてなしsushi-wat…

  • 番外編 札幌二条市場

    イチの起こりはムラで一番先に獲れた一番新鮮なモノを物々交換する一番分かりやすい場所で最初は不定期で後に定期的に開かれるようになり周辺のムラからモノと人が集まっ…

  • あめふらし

    海のウサギ?英語では Sea hare 佐渡島の海府ではオンベコウサギとは程遠い。梅雨の頃が繁殖期大きさは15センチ程でくねくね何とも嫌な奴それがオンベコ。 …

  • 昭和の響き

    今日現在の札幌の気温は18℃くらいだが小雨で風があるので体感では16℃であろう。 昨夜は久しぶりにビール園でジンギスカンにクラフトビールを堪能昭和54年に社員…

  • 鮎とお米

    七月は佐渡島のムラ外れの川の鮎解禁。といっても実はその前から密猟しているまー子供のいたずら程度の鮎の大きさと数だから目くじらをたてるほどもあるまい。 七月はま…

  • 十日町の先輩

    越後湯沢に降り立ちレンタカーを借りて一路十日町。 峠越えをして向かった。 トンネルを抜けるとそこは雪国だったいや違う暑かった。 1952年の生まれだから昭和2…

  • ムールにあらずセ

    (セ)と呼ばれるには二種類カメの手とクロクチとはたぶん佐渡島特有の呼び名かはたまた出身の地域だけかも。フジツボとセナコジ(ヒザラガイ)グメ(日笠貝)は論外と父…

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