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ある整形外科医のつぶやき hirochinn.work

整形外科外来と患者さんとの壁を取り除くためのブログです。 整形外科医として30年以上の経験をもとにできるだけわかり易くお伝えします。どうかよろしくお願いいたします。

ひろくん
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2020/11/22

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  • 無症候性感染

    今回は無症候性感染、無症状病原体保有者について考えてみたいと思います。 無症状病原体保有者① 咽頭にはウイルスは存在したが、その人の免疫により発病に至らない場合② 感染初期であるために、いまだ症状が出ていない状態③ 以前に症状があったが、現在は症状が消失し回復途上にある場合④ 本来は病原体を有していないが、検査の特性上陽性となった場合 無症状病原体保有者の考え方https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000628404.pdf 無症候性感染者に関しては上記のように分けられるかと思います。 ではこの人たちの割合はどうなっているのでしょうか? クルーズ船ダイ…

  • 武漢の華南海鮮卸売市場由来

    新型コロナウイルス感染症の起源について、日常の感染症対策に追われて、我々はとかく忘れがちになりますが、中国の武漢市から発生したことを否定する人は、現在はまずいないことでしょう。 過去に筆者はいくつかの記事を書かせて頂いておりますが、コロナ起源に関して、武漢のウイルス研究所由来説と海鮮卸売市場由来説の2つに集約されていると思います。 drhirochinn.work drhirochinn.work drhirochinn.work drhirochinn.work 最近の研究で、ウイルスの最初の広がりはワンツーパンチだったことがわかりました。ウイルスが動物から人間に感染したのは 2 回だったと…

  • コロナと医療費抑制政策

    筆者は前の記事で「私立病院は長らく続く医療費抑制政策の結果、十分なコロナ対応ができない」旨書かせていただきました。 これに関しては、COVID-19診療に直接的に大きな影響があり、我々医療者だけの問題ではありませんので、今回のテーマにさせていただきました。 立場の違いにより大きく意見が異なる可能性がありますが、できるだけ客観的に記事を書かせていただきたいと思います。今回の記事は月刊保団連7月号 特集「疲弊した医療現場のために」を参考にさせていただきました。 drhirochinn.work 上の記事の中で、『コロナ病床に関して、国立病院機構や地域医療推進機構(JCHO)の設置根拠法には「公衆衛…

  • コロナ感染と熱中症

    連日30度を上回る暑い日が続いているうえに、コロナ感染者数も急増しています。ここでいつも心配になるのは、熱中症かコロナ感染か非常にわかりにくいということです。 この度、日本救急医学会が『新型コロナウイルス感染症流行下における熱中症対応の手引き(第2版)』を発刊しましたのでご参考になればと思います。 新型コロナウイルス感染症流行下における熱中症対応の手引き(第 2 版)新型コロナウイルス感染症の流行を踏まえた熱中症診療に関するワーキンググループ日本救急医学会・日本臨床救急医学会・日本感染症学会・日本呼吸器学会2022 年 7 月https://www.jaam.jp/info/2022/file…

  • コロナ禍 2年半を振り返って

    中国の武漢市を発生源とする新型コロナウイルス感染症が世界や日本を襲って、早二年半が経ちました。しかし中国政府の情報隠蔽や解明妨害などがありいまだに起源と責任の所在が明らかになっていません。 drhirochinn.work drhirochinn.work drhirochinn.work 今でこそこの新型コロナウイルス感染症に関する様々な経験と多くの研究が積み重なって、様々な対応策が講じられるようになっていますが、当初はこのウイルスに対する知見が乏しく全くの手探り状態で対応せざるを得ず、未曽有の感染症への恐怖が先行していたように記憶しています。(我々は最低限の防護具もないまま、発熱者を診療せ…

  • 血清疫学調査

    感染性病原体に対する抗体を持っている集団の個人の割合は、血清有病率と呼ばれます。血清有病率調査の結果は、特定の集団の何人が以前にSARS-CoV-2に感染した可能性があるかを理解するのに役立ちます。 SARS-COV-2ウイルスに対する抗体保有率は、その国その地域での過去の感染状況を把握するのに大変有用です。また自然免疫も加味しておおよそのウイルスへの免疫(集団免疫)の達成状況も予想できるのかと思います。 アメリカCDCでは、以前から大規模な地理的血清有病率調査を、商業研究所の血清有病率調査、献血者の血清有病率調査、国立商業研究所の調査データより定期的に実施しています。 それでは、最近のアメリ…

  • 寿司よし佳とシェ松尾

    今日は妻との恒例の日曜ランチの日でした。また二人の大好きなお寿司屋さんに行ってきました。浦和でも有名な”よし佳”さんです。 12時入店の予約でしたが10分ほど早くついてしまい、炎天下の中、店の外で少し待ちました。 ちょうど12時に開店し入店しました。おかげでお約束の冷えた生ビールがこの上なくおいしく、すべて店の大将お任せのおつまみが次々と出てきました。 その都度大将がどこそこの何々ですと説明してくださるのですが、たくさんのお刺身やつまみや握りが出てきますので覚えきれません。とにかく写真は2品以外撮れましたので下にお出しします。お醤油はカウンターに置いてなくて、すべてねたや握りには大将こだわりの…

  • インフルワクチンでアルツハイマー病4割減  

    認知症は現在及び将来の日本にとって重要な問題です。 認知症の有病率は人口の高齢化を超えて増加しており、高齢化に加えてほかの要因が認知症の高齢者の数の増加に関与していることを、次の研究は示唆しています。 2022年6月26日 https://doi.org/10.1111/psyg.12865https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/psyg.12865 日本における地域密着型の完全な列挙に基づく認知症の有病率の経年的傾向:中山研究 日本において、高齢者の増加以外にも認知症患者の増加する原因があるということです。 認知症の高齢者数の増加を抑えるために…

  • 熱曝露と健康

    おはようございます。 毎日暑い日が続いていますが皆さんはいかがお過ごしでしょうか。 この暑さの原因は地球温暖化の結果であると思われます。IPCC(気候変動に関する政府間パネル)第5次評価報告書によると、気温が132年間に0.85℃上昇していることがが確認されています。2000年〜2012年には気温上昇の停滞が見られましたが、2014年以降は上昇を続け、2016年は観測史上最も暑い年となりました。日本においては、気温上昇が続いており年平均気温は長期的に100年あたり約1.19℃の割合で上昇しています。これは世界の平均気温が132年で0.85℃上昇しているというIPCC第5次評価報告書で示された観…

  • 人工甘味料

    食の安全に関しては、我々消費者側からすると安全と危険の選別からして非常にむつかしい問題です。例えば、食品添加物に関して、一般社会で広範囲に使用された後で安全性への疑問がわいてきます。 今回のテーマは人工甘味料です。 摂取カロリーを抑えて虫歯を予防するのに役立つ人工甘味料は、身の回りにある飲料や食べ物に広く使われていますが、過去の研究では糖尿病を引き起こす可能性があることや、致死性の感染症の急増を引き起こしていることも指摘されています。さらに、10万人以上を対象にしたフランスの新しい研究により、人工甘味料の摂取ががんのリスク上昇に関係していることが分かりました。 PROS MEDICINE人工甘…

  • 子供の近視

    筆者が日本医師会雑誌の内容を時々お伝えしているのは、医療の基本概念であるE B M (Evidence Based Medicine)に基づいて、広く認められている医学常識や最新情報を皆さんにお伝えしやすいからです。 医師、歯科医師、薬剤師、看護師などの医療者が発する医学情報は、受け取る側の信頼度が一般の方が発するそれとは全く違いますので、その分余計に慎重に、個人の主観や経験をできるだけ排除して情報発信しなければいけません。この意味において医師会雑誌や4大医学雑誌を中心に主要な医学雑誌に掲載されている論文、それもできるだけメタ解析論文などを選んだり、似ているテーマの論文を複数読んだうえで皆さん…

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