武道、スポーツ、囲碁・将棋やかるたまで、あらゆる競技に心技体の3つの要素が大事であるように、会話においてもまた心技体が大事です。では、会話における心技体とは一体どんなものなのでしょう。このブログではそれを9つの原則にまとめて書いていきます。
「いい1日だった」「いい週だった」「いい月だった」「いい1年だった」「いい人生だった」と言おう 人生は口にした言葉で成り立っています。それは、未来もそうですし、過去もそうです。過去は変えられます。なぜなら、過去は我々の記憶だからです。記憶を書き換えることが、過去を書き換えることにつながります。「いい1日だった」「いい週だった」「いい月だった」「いい1年だった」「いい人生だった」だったと口にすることで、それを耳から聞いた私たちの脳が、過去をそのように認識し直すのです。人間の記憶は不確定で曖昧なものです。「不確定」――つまり、決まっていません。だから、良いものへと変えられます。過去とは記憶です。記…
「運がいい」「ラッキー」「ツイてる」と口にしよう あなたの体が口にした食べ物で成り立っているように、あなたの人生は口にした言葉で成り立っています。よい体のために良い食べ物を口にするように、良い人生のために良い言葉を口にしましょう。何があっても、「運がいい」「ラッキー」「ツイてる」です。「塞翁が馬」のエピソードにあるように、一見不幸と見えるものが実は幸福なのです。だから、なんでも「幸福」と見れば、身の回りのこと、世の中のありとあらゆる出来事は全て幸福な出来事なのです。
知っている話にも「知ってるよ」と言わない分かっている話にも「分かってるよ」と言わない 会話の原則9「受け答える」 受け答える言葉で使い勝手の良いのは、「へえ」「そう」「わかる」 相手が、あなたの知っている話、分かっている話をしてきたとしても、「知ってます」「分かってます」と返したら、なんとなく相手はちょっといやな感じを受けるかもしれません。 別に、知らないふりをしろ、分かっていないふりをしろというのではありません。 そんなときは、「そうなんですね」「分かりますよ」と返しましょう。 そうすれば、相手にも感じ良いですし、あなたもウソをついていません。
「○○さん」名前を呼ばれると振り向いてしまいませんか? たとえ、あなたのことではなくても、道端で「○○さん」とあなたと同名が呼ばれているのを耳にすると、ドキっとして振り向いてしまったりしまいませんか。 会話の原則8「呼びかける」 呼びかけるものは、主に3つ。 挨拶。 感謝。 そして、この名前です。 名前というのは、相手にとってとてもインパクトのあるワードなのです。 会話の中に、相手の名前を入れましょう。「○○、いい天気だね」「そうだったんですね、○○さん」「○○課長、ちょっとこの書類を見ていただきたいのですが」 こんな感じで。 入れすぎだとしつこく感じます。 適度な頻度で入れましょう。
営業の電話も優しく断ろう。敵を作らないように 若い頃の私は、営業電話がかかってくると、強い調子で断っていました。 でも、それでは敵を作るということに気付き、今ではおだやかに断るようにしています。 敵の存在は対処のためにコストを要します。 それは私の人生の時間も手間もお金も浪費してしまうことにつながりますからね。 私は営業電話でものを買ったことはありませんし、多分これからも無いでしょう。 現物見ないで物を買うことは不安です。 パソコンの通販なら、まだ画像を見られますが、電話じゃ物を見ることもできませんからね。 電話がかかってきて話も聞かずに断ることはせず(前はそうでしたが)、一応相手の話を聞き、…
「へえ」「そう」「わかる」(どう受け答えればいいのか分からない時) 会話の原則9「受け答える」「受け答える」には4つあります。相槌を打つ。感嘆する。反復する。そして、共感するです。 相槌を打つとは、首を縦に振ることです。人の話を聞くときは、首を縦に振りましょう。首にはツボがあって、首を縦に振るとその動きがツボを刺激して健康にいいそうです。 感嘆とは、「へえ~~」「ほお~~」「すごーーい」などと言うことです。「感嘆」だけに「簡単」ですね(^^)あなたが心の中では本当は感嘆していなくてもいいんです。心は関係無いですよ。表現されたものが全てですから。 反復とは相手の言葉を繰り返すことです。「寒いね」…
お礼は3回言おう(その時、帰る時、翌朝) 会話の原則8「呼びかける」「呼びかける」には3つあります。挨拶する。名前を呼ぶ。そして、感謝するです。 この内、感謝ですが、「3回言う」ことを心がけましょう。 まず何かをしてもらった時、その場で直ぐにお礼の言葉を言います。そしてその日帰るとき、「今日はありがとう」「さっきは、ほんと助かったよ」などとお礼を言います。さらに翌朝、「昨日はありがとう」「ありがたかったなあ。感謝するね」などとお礼を言います。 え、言い過ぎですって?そんなことありませんよ。人間の話というものは、話し手が思っているほど相手には伝わっていないものなのです。下手したら半分も伝わらない…
「今日まだ話してないよね」用事が無くても話しかけよう 適度に整理すべし(テレビ・気候・道楽・ニュース・生活・田舎・旅行・スター・勉強・仕事) たちつてと中に入れ(食べ物・地域・通勤通学・天気・富・名前・体・ニュース・はやり・異性・レジャー) 裏木戸に立ちかけせし衣食住(裏話・気候・道楽・ニュース・旅・知人・家庭・健康・性・仕事・衣・食・住) 楽しく話すコツ(旅・乗り物・仕事・国・はやり・長生き・スポーツ・子ども・通信) 敵に近し(天気・知人・ニュース・地域,知人・体,健康・趣味,仕事) 上記の中からあなたの好きなものを選びましょう。 そして、雑談ネタのストックをいつもいくつか頭に入れておきまし…
相手の顔をしっかり見て会話していますか 封建時代、身分が下の人が、上の人の顔を正面から見るのは失礼に当たるとされていました。だから、頭を下げたまま、顔を見ないようにして、身分が下の人は上の人に対して話をしていたのです。 でも、今の日本は封建社会ではありません。人はみな平等です。だから、会話するときだって、正面から相手の顔を見ましょう。今は顔を見ないで話をする方が失礼ですよ。封建時代とは逆ですね。 しっかり相手の顔を見て会話しましょう。
完璧に伝えるのは不可能。絵を言葉で伝えられないように。 あなたの目の前に絵があります。それを言葉だけで、電話やメールで他人に伝えることができるでしょうか。不可能ですね。百聞は一見にしかずといいますが、言葉だけで物事を伝えるというのは、限界があることなのです。 ですから、あなたの話を100%誰かに伝えて分かってもらうことは不可能ですし、誰かの話をあなたが100%受け取って理解することも不可能です。 伝わらない部分が誤解の元になったりするわけですが、それはやむをえないものがあります。そこはお互い、できるだけ想像力をはたらかせて補うのが大切ですね。 会話は、「できるだけ多く伝わればいいや」ぐらいの気…
相手の立場になりましょう 会話の原則6「合わせる」この場合の「合わせる」は、「立場を合わせる」ということです。相手の立場になるのです。 ・失恋しちゃった・失業してしまった・受験に失敗した・借金負ってしまった・病気が発覚したんだ こんな話をされたときは、自分も相手のその立場になったつもりで、親身な態度で会話しましょう。「わかるよ」という返しも有効です。こう言うと、「おまえに俺の気持ちが分かるもんか!」とキレる人がいますが、そもそも他人の気持ちが正確に分かる人など、テレパシーが使える超能力者ででもない限り、この世には存在しません。「想像でしかないけど……、でもその気持ち、わかる気がする」こんなふう…
ほめましょう。歯が抜け落ちるぐらい 会話の原則7「ほめる」ほめましょう。「ほめるっていっても、どれくらい?」と思いましたか。けちけちしないで気前よくですよ。「気前よくって、どれくらい?」と思いましたか。「歯が浮くくらい」を通り越して、「歯が抜け落ちるくらい」です。「心にも無いこと言えない」って?いいんですよ、心はこもってなくて。相手にとってうれしければ、相手にとって喜びならば、それがあなたからの愛ある言葉なのです。ここ、「あなたからの愛ある心」って言ってないでしょ?「あなたからの愛ある言葉」です。心は関係ないの。心はこもってなくていいの。言葉です。相手にとっては表現された言葉が全て。表に現れた…
心はこもっていなくていい 「すごいね」「いつも感謝しています」「とてもありがたいな」「あなたって素敵」「すばらしい出来ばえですね」「たいへんすごいことだ」「これはあとあと残るような成果ですよ」 こういった、人がよろこぶ言葉。 口にしたほうが、相手にとっても嬉しいし、自分にとってもまた脳科学的に健康にいい。――そうは分かっていても、心にブレーキがかかって言えないことがありませんか。 「そんな、心にも無いこと言葉にできない」「思ってもいないこと言うなと親にしつけられた」「それではうそつきではないか」 そんなふうに考えてはいませんか。 大丈夫です。 心にも無いことを、言葉にしていいのです。 それを聞…
最初からいい人でいよう「最終回いい人の法則」はやめよう 「最終回いい人の法則」連ドラを見ているとよくあります。それまで意地悪だった人や、困らせる人や、悪人だった人が、なんかみんないい人に変わってきて、最後はハッピーエンドで物語が終わる。これが、「最終回いい人の法則」です。 まあ、作り話だからそれでいいんですけれど、現実の世界においてのあなたは「最終回いい人の法則」はやめましょう。「いい人」なら、最初から「いい人」でいましょうよ。よい言葉を口にし、愛のある態度で周りの人に接しましょう。 「最終回いい人の法則」は作り話の中でだけで十分。
真実を口にしなければ会話の原則に意味は無い 9つの会話の原則を駆使しても、それが全く意味をなさない場合があります。それはあなたが真実を口にしていない場合です。つまり、うそをついている場合です。 会話の原則を使い、楽しい会話を装い、相手から信用を得、そしてだまして金品を奪ったら――。それは詐欺ですね。 会話の原則は、相手と楽しく会話をすることで、より良い人間関係を築き上げ、あなた自身を向上させるために使うものです。人をだましたり、おとしめたり、困らせたりするために使うものではありません。 会話の原則、正しく使ってください。
「何かを変える相談」は、反対されるものと考えましょう。 「転職しようと思うんだけど」「起業しようと思うんだけど」「副業始めようと思うんだけど」「投資に挑戦しようと思うんだけど」「○○賞に応募してみようと思うんだけど」「退職して□□の資格を取ろうと思うんだけど」 あなたが、上のような相談を誰かにしたら―― ほぼ、間違いなく次のような返事がきますよね。 「やめておいたほうがいいよ」 何かを変えるというのは少なからずリスクをともなうものです。 でも、変えなければ、現状維持ならば、少なくとも今以上のリスクが及ぶことはありません。 だから、相手は反対します。 特に、親や配偶者などの家族はある意味、運命共…
おすすめを聞きましょう。 会話の原則3「質問する」お店に行った時など、店員さんに「おすすめは何ですか?」と質問してみましょう。あなたの好きなメニューを頼むのももちろんいいのですが、お店のおすすめを聞くことで、思いもかけない美味しい料理に出会うことがあります。お店が「おすすめ」するくらいですから、お店にとっても自信作でしょう。逆に「おすすめ」されたものが、今ひとつで、「え、これがおすすめなの?」となったら、もうあなたはそこのお店のリピーターにはなりませんよね。でも、そこのお店があなたには合わないということが分かったわけですから、成功体験をつんだわけです。
つまらない話に楽しそうに応じている。そんなあなたの周りに人は集まります。 会話は会議ではありません。多くは雑談です。極端にいえば、どうでもいいことなのです。客観的に見て、役に立たなくても、つまらなくても、前に何度も聞いたことのある話でもいいのです。要は、あなたがその話に楽しそうに応じているか。正直なところ、内心あなたの本音は「つまらない」だったとしてももいいのです。相手の人も周りの人も、テレパシーを使える超能力者ではありません。(いや、中にはそういう方もいらっしゃるのかもしれませんが……。 もし、読者の方にいらっしゃいましたら、お知らせください)表面上、楽しそうに応じているだけで、場の空気は良…
損得勘定抜きで会話しましょう。 あなたは損得勘定で人付き合いをしていますか。お金が儲かる人とは関係をもつけれど、そうじゃない人とは関わらない。中にはそういう人もいるでしょう。でも、この文章を読んでくれている人の中には、違う人の方が多いのではないでしょうか。 会話もまた同じです。「この話は得するな」「この話はおもしろいな」「この話はつかえるな」そういう時は、身を乗り出して、いかにも興味津々という態度で話を聞くのに、 「この話は何の得もないな」「この話はつまらないな」「この話はつかえないな」そういう時は、あからさまにつまらなそうな、不機嫌な態度で話に臨む。そういう人は、得するときだけ人と関わる打算…
「良かったね」相手の自慢話にはそう言ってあげましょう。 自慢話をされて、むかついたり、イライラしたり、腹が立ったりしていませんか。相手の自慢話には「良かったね」と言ってあげましょう。言われた相手は気分いいですし、相手の話に腹を立てる言動をとるよりも、「良かったね」という言葉を口にしたほうが、脳科学的にあなたの脳の健康にとってもいいのです。話の流れによっては、物事がうまくいくコツを、相手があなたに授けてくれるかもしれません。そうすれば、あなたの人生にとってもプラスです。相手の自慢話には「良かったね」一択です。
一流の人がもつ一流の周波数に自分を同調させましょう。 人間って、近くにいる人から、多かれ少なかれ影響を受けるものなのです。だからあなたは、一流の人とお近づきになるべきですね。そうすれば、あなたは一流の人が放っている「一流の周波数」の影響を受け、あなた自身も一流の周波数を放つような人間になっていけるのです。物理でいうところの共振のようなものですね。 だからあなたは、「そうでない人」とお近づきになるべきではありません。当然、良くない人からは、良くない影響を多かれ少なかれ受けてしまうからです。「類は友を呼ぶ」「友を見れば人が分かる」「朱に交われば赤くなる」古来より、こんな言葉があることも、それを表し…
命令しないで質問しよう(会話の原則3)あなたが誰かから相談をされたとします。相談への対応の基本は傾聴です。「聞くこと」に徹します。否定しない(会話の原則1)で、最後まで聞く(会話の原則2)のです。それだけで、多くの場合、相手は救われます。あなたに相談をしてくる人は、相談といいながら、実は話を聞いてほしいだけの場合が少なくありません。現状に満足しているわけでないけれど、努力して状況を改善しようというほどの意欲も無い。現状維持ですね。でも、不満は聞いてほしい。そんな感じですね。それを、あなたが、「こうした方が良いよ」「それは、ああすれば良かったのに」などとアドバイスしたらどうでしょう。相手は、本当…
代弁者には席を外してもらいましょう。いませんか? 自分で自分の話ができない人。そういう人って、近くに自分の言葉を代弁してくれる人がいつも付いている場合があります。たとえば過保護なお母さん。小さい時から、子どものそばで、子どもの代わりに受け答えをしてしまうのです。話をしている人Aさんは、その子どもBちゃんと話をしたいのに、Aさんからの問いかけに対し、お母さんがみんなBちゃんの代わりに答えてしまう。もともと引っ込み思案で消極的なBちゃんは、これではますます話をする力が育たなくなります。「Bちゃんと話をしますので」Aさんがこう断りを入れて、Bちゃんに問いかけても――10秒もたたない内に、直ぐにお母さ…
小さな子がくれる、どんぐりや落ち葉や石ころは、その子からあなたへの愛です。「これあげる」幼い子どもと話をしていると、どんぐりや落ち葉や石ころをくれることがありませんか。「なんだ、こんなもの要らない」などと思わないでください。それは、その子からあなたへのプレゼントなのです。愛なのです。子どもはお金を持っていません。小学生ぐらいになればお小遣い程度は持っているかもしれませんが、幼児に至っては全く持っていない方が普通でしょう。だから、幼い子どもたちは、大好きなあなたに「大好き」という気持ちを示したくても、お店に行って高級腕時計やブランドバッグを買ってくることはできません。でも、その代わり、どんぐりや…
「空飛ぶ円盤を見たんだ」 こう言われたら、あなたは何と返しますか。「うそ!」 思わず言ってしまいがちです。 英語でもありますよね、「アンビリーバボー!(信じられない!)」 人間が、突飛な話を聞くと、ついこういった否定的なリアクションを反射的に返してしまうのは、世界共通なのかもしれません。 でもあなたに話をしてくれた相手はどう思うでしょう。 もしかしたら勇気を振り絞って打ち明けてくれたのかもしれません。 それなのに、「うそ!」「信じられない1」と言われてしまった。 人によってはひどく傷つくことでしょう。 会話の原則1は「否定しない」です。 会話の原則9の「受け答える」にのっとって、まずは相手の言…
「すみません」 お礼をこの言葉で言っていませんか。「すみません」は謝罪の言葉ですよね。 お礼を伝えるのであれば、「ありがとう」「感謝します」が正しい言い方です。「すみません」には、あなたが相手から何かをしてもらったことに対しての、「手間をかけて申し訳ない」という気持ちが入っているのでしょう。 それは分かります。 でも、だからといって、「すみません、すみません」と多用されたのでは、相手も恐縮してしまうし、何だか釈然としません。 つい、「すみません」と言ってしまう時もあるでしょうが、何度も「すみません、すみません」と繰り返すのはやめましょう。 もし、お礼を伝える場面で「すみません」と言ってしまった…
時に、あなたに関して、事実と違う、根も葉もないようなことが語られる場面に出くわしてしまうことがあるでしょう。 「○○さんとデキてるんだって?」「前の職場でパワハラしてたってほんと?」「会社のお金ちょろまかしたって聞いてるぞ」 そんな時、あなたが精錬潔白ならば、決して慌てず、淡々と「違います」と否定すればいいだけのことです。 相手は悪意をもってあなたに根も葉もない悪い話をしかけているのかもしれません。 ここであなたがうろたえたり、むきになって否定したりすることは、相手の思うつぼであり、かえって面白がられることにつながってしまいます。 ここで、変に笑って見せたり、ぶすっと黙り込んだり、おこって怒鳴…
会話の原則1は「否定しない」です。 でも、人と会話していれば、どうしても相手の間違いを正さなければならない場面も出てきます。 そんな時は、優しく、控えめに相手に言いましょう。 会話の第1原則に反してまで伝えるようなことなのですから、それぐらいの配慮が必要です。 可能であれば、周りに大勢の人がいる中で言うのではなく、呼んでそっと伝えるなどの配慮をすると、その人のメンツをつぶさずに済みます。 「正しいこと」というのは、それだけで十分強力です。 それを強い口調で言ったり、強い文面でメールしたりしたのでは、相手に過剰に強力なメッセージとなってしまうでしょう。 間違いを指摘されただけでも相手はへこんでい…
「お世話になっております」「こちらこそ」 電話での定番のやり取り。 ビジネスマナーの常識です。 相手に、「お世話になっております」と言われたら、必ず「こちらこそ」と返すのです。「はい」などと返してはなりません。 間違ってもやってはならない、失礼な対応です。「いつも、ありがとうございます」と相手に言われたら、「こちらこそ」 もっと丁寧に返すのであれば、「こちらこそ、いつもありがとうございます」と返します。「こちらこそ」と、いつも付け加えましょう。
「いつも、ありがとう」「いつも、すまないね」「いつも、助かっているよ」「いつも、感謝しています」 お礼を言う時、「いつも」と付けていますか。 はなし言葉のときはもちろん、メールの冒頭にも、「いつも、お世話になっております」と書いているでしょうか。 毎日の多くはルーティンの繰り返しです。 そして、そのルーティンを成立させるために、多くの人々が毎日毎時間働いているのです。 それらがあってこそ、日々同じことが繰り返される日常が成り立っているのですね。 ワンパターンであり続けることができる――というのは、ある意味スゴイことなのです。 お礼の言葉を伝えるとき、「いつも」と、いつも付け加えましょう。
「早くして」 言っていませんか? 子どもや夫や妻や恋人や同僚や部下や後輩や店員さんなどに対して。「早くして」という言葉は「百害あって一利なし」です。 せかされれば、当然相手は焦ります。「遅れたら怒られる」 そんな思いから、急いだり委縮したりします。 結果的にミスをしたり事故にあったりする確率も上がってしまいます。 そうすれば相手からあなたはうらみをかうことにもなってしまいますよ。 例えば遅れている相手に対して、「焦らないで気を付けて来てね」と気遣う言葉を言うことができたらどうでしょう。 どうせもう相手は遅れているのです。 遅れてきた相手を叱責したところで、その後の雰囲気が悪くなるだけ。 それよ…
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