相談員増員で解決できるのか
20年来続く子供の家庭内虐待による事件が起きると、とかく、人手や財源の不足が取り上げられ、今回も同じような策が論じられた。しかし,抜本的な対策にはつながっていない。「ごめんなさい」と謝りながら死んでいったという東京都内の家族については、家族の前住地である善通寺市からも目黒区へ一応情報が伝わっていたと聞く。犠牲になった養女は悲痛ともいえる訴えを、覚えたての平仮名だけで紙に書いていた。揚句に死を迎えた。どうしてこのような事態を見抜けなかったのか?この原因をしっかりと認識しなければ,事件の再発は防げない。まず、職員の数だけでなく質。真に子供の立場になって物ごとにあたろうとした大人がどれほどいたのか。「児相の職員」という意識を超えられず、決められた以上のことに,裁量が及ばなかったのではないか。警察との連携面でも、...相談員増員で解決できるのか
2022/06/12 14:06