エリクソン『幼児期と社会 1 』
2021-1-24 E. H. エリクソン『幼児期と社会 1 』(仁科弥生訳、みすず書房、 1977 年)より。経済の原則 (p.157) 。 スー族の世界では、「金銭を自分だけのものにしておく者」という悪人呼ばわりを一旦うけると、裏切者としての彼や彼の家族は、社会的に葬られてしまうのである。これはスー族経済の最古の法則の一つ――寛容性――に反するからである。 長い期間にわたってものを貯えておくという考え方は外来のものである。とに...
2021/01/24 14:13