[100話]小説家になりたかった日

[100話]小説家になりたかった日

小学6年生の頃、仲のいい友達がいなかった。たいてい、それぞれに仲良しの子がいたけど、自分にはいなかった。仲のいい子達がいて、そこに自分も金魚の糞のようにぶら下がる形だった。寂しいのに、プライドが高くてそれを言えなかった。私の寂しさを紛らわせてくれたのがエニ