最近読んだ本
月の立つ林で著:青山美智子しばらくぶりに読了できました。著者の作品は、2冊読んだことがあったけれど、この一冊はかなり染みました。本屋大賞ノミネート作品って、頷けます。5つの短編が納められていて、それぞれの主人公は直接接点がない(ある人もいるけど)のだけど、同じポッドキャストを聞いていると言う共通点で繋がっている。そして、孤独感と言うか、疎外感というか、劣等感と言うか、そんな感情を抱いていることも共通点。それぞれが置かれた場所で、孤独感から脱却する場面がね、泣ける。ひとりでいることと、孤独を感じることは別なんだってことなのよ。いつも誰かにサポートされて、誰かを支えて、見えないところで繋がっている。装丁にも描かれている、竹林。そして、月の満ち欠けも、気持ちの切り替えとか、やり直しとか、例えられているんだろうな...最近読んだ本
2023/05/23 21:18